人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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視点:


【人】 大学生 廣岡 珠莉


[握られた手の熱さに。その安心感に。
 意識を手放す瞬間、聞こえた褒め言葉に。
 幸福感に包まれて、そのま?ま落ちた。

 ぼんやりと揺蕩う意識の中、
 あたたかなぬくもりが私の体を
 包んでいるような気がして───

 目が覚めて、ぱちり、ぱちり、瞬きを。
 一瞬、ここがどこだか分からなくて、
 二秒ほどあけて、気づいた。

 夢ではない、その温もりにゆっくりと体を
 動かそうとして、その痛みに顔を歪める。
 だけれど、そこにいる人を知っているから。
 おはようございます、と挨拶をしようとして
 声が掠れて、うまく出なかった。

 ゆっくりとその腕の中で身を捩り、
 包まれたまま、顎先にキスをすれば
 挨拶しようとしたのだと気づいて
 もらえただろうか。]

 
(28) 2021/07/15(Thu) 6:40:06

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[くすくす、笑い声が降ってきてわたしは笑む。
 寄せられた唇を追うように閉じかけた瞼を
 ゆったり開いて見つめ返し、数度啄むような
 口づけを交わした。
 こく、と唾を飲み込んで、呼吸するその人の胸板を
 とんとん、と優しく2度叩いた。]


  ん………いま、なんじ、ですか?


[自分でも少し驚くくらい枯れた声に、
 困ったように眉を下げて、その答えを待つ。]*

 
(29) 2021/07/15(Thu) 6:40:31

【人】 大学生 廣岡 珠莉



[甘い抱擁。伝わる体温で、同じだけ熱を持つ
 体が触れ合うのが、心地よくて。
 啄むような口づけの合間、差し込まれた舌が
 ゆるく唾液をこぼすから、飲み込んだ。

 とんとん、と二回合図。
 軽いキスだったはずなのに、少しだけ
 息が上がりそうになって、深く吐いた。
 
 それから、尋ねた時間。
 20時だと返ってきたから少し安心した。
 完全に寝落ちてそのまま何時間も
 待たせていたわけではなかったらしい。

 ほ、と息を吐いたらまた掬い取られる。
 触れ合った唇が微かに音を立てて。

 「よかった」と紡ごうとして、
 また出なくて、眉を下げる。
 彼の表情も同じように曇るから、
 なんだかおかしくて、伸ばした指先で、
 その眉間をつん、とつついた。]

 
(52) 2021/07/15(Thu) 22:50:08

【人】 大学生 廣岡 珠莉




   はい、そうしましょう

   わたし、お腹すいちゃいました。


[と微笑みかけながらいうと、初めの約束が
 果たされるようだとわかって。
 ふわ、と花開くように笑んで
 肯定を数度の頷きで返す。

 すると彼が何やらごそごそと足を伸ばすのが
 みえたから首を傾げてしばし、待つ。
 今度は何かを口に放り込むから。]


   ───それ、 っ……ン、


[何ですか、と聞こうとした唇が
 塞がれて、甘酸っぱいものがころん、と
 口内におちると、じゅわ、と唾液が
 ひろがるのがわかった。]
 
(53) 2021/07/15(Thu) 22:50:28

【人】 大学生 廣岡 珠莉




    ん、 ぁ、飴?


[ころん、と口の中でころがして、
 こくんと唾を飲み込むと、甘くて酸っぱくて
 レモンの味が。───昔、本で読んだ、
 ファーストキスの味を思い出した。
 きゅ、と心根が掴まれる心地がする。]



   ……ふふ、おいし


[そう微笑みかけながら、両手を広げて、
 彼の首元に回して引き寄せる。
 そのまま数度口づけを重ねれば]


   おふろ、連れてってくれますか?


[とおねだりを。]*
 
(54) 2021/07/15(Thu) 22:50:50

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[至近距離でゆらゆら見つめながら、
 また交わしたキスははじめての味。
 柔らかな微笑みを向けてくれるから、
 それが嬉しくて首をすこし傾けて、
 もう一度重ねて、ちゅ、と音を立てた。

 からん、と口の中で鳴った飴玉は甘くて、
 だけど少し喉に絡む。
 じわ、と口内をうるおす唾液を飲み込んで、
 その問いかけににっこり笑って頷く。
 
 忘れてしまいそうになる、この関係が
 今日、このとき限りであることを。
 男性にこんなふうに甘やかされることは、
 今までなくて。はじめての心地は、なんだか
 中毒性すらあるように感じた。]

 
(67) 2021/07/16(Fri) 19:47:39

【人】 大学生 廣岡 珠莉

[彼が、ルームサービスをコールしているその間
 一人、ベッドの上でその姿を見つめる。
 ずっとくっついていたから、なんだか
 一人でいることが、違和感で。すこし、寂しくて。
 はやく帰ってこないかなって思いながら
 体を包む薄い布の中で、ころころしていた。

 何が食べたい?と聞かれても、すぐには
 思い浮かばなくて、とりあえず、スムージーが
 飲みたいとお願いしただろう。
 あとは、彼が注文したサンドイッチに、
 わたしも、と同調して。

 やっとこちらに向いた視線に至極嬉しそうに
 微笑みかけて、頷く。
 すると、その腕が背中と膝裏に周り、
 ふわりと持ち上げられるから、
 首に腕を回して、引き寄せて頬にキスをひとつ。]


    んー……お父様に小さい頃、
    運んでもらったことはあるけれど……

   こんなふうにしてもらうのは、はじめて。


[と答えてもう一つ、今度は唇に、キスを。
 彼が歩むたびに少し揺れる体。
 そのリズムが心地よくて、自然と口元は綻んだ。]
(68) 2021/07/16(Fri) 19:48:05

【人】 大学生 廣岡 珠莉


 
[たどり着いた浴室は、自宅にあるものと
 似た作りになっていて、ふむ、と頷く。
 ガラス張りの壁の向こうは、夜景がよく見えた。
 けれど、彼の感想はどうやら違ったようで。
 困っている様子の彼を見ながら、
 楽しそうに笑っただろう。
 ぱらぱら降ってくる温かな霧雨。
 少し上を向いて、汗をかいていた額を流す。]


   ふふ、そうかも。
   なんか……体に良さそう……?


[くすくす笑いながらそんな返事をして、
 心地よさに目を細めた。
 清潔感のある花の香りが鼻腔をくすぐる。
 彼の問いかけに、「んー」と間延びした
 思考時間のあと ]


   とくには、ないです


[と答えると、その指が耳裏をなぞる。
 急な刺激にゾクゾク、としたものが
 駆け巡ってびくん、と体が震える。]
 
(69) 2021/07/16(Fri) 19:48:22

【人】 大学生 廣岡 珠莉





   くすぐ、ったい


[閉じかけていた目蓋を開いて
 見つめれば、目は合っただろうか。
 合ったならば、じぃ、と見つめよう。
 彼の手のひらが体を滑って
 洗ってくれるから、その度に微かに震えながら
 その瞳の奥を、覗き込むように。
 前面が洗えたのがわかれば体を捻り、
 首に腕を回して軽くその胸板に擦る。
 ぬる、とした石鹸で滑った素肌同士
 胸の蕾がひっかかって、その刺激に
 また主張を始めるのが自分でもわかった。]


   ……はじめさ、ん


[体を滑っていた指が敏感な箇所に触れるなら、
 びくん、っとまた跳ねて、同時に、
 見つめた瞳がとろりととろける。

 舌を差し出すようにして近づけば、
 それを吸ってキスしてくれないか、と。]*
(70) 2021/07/16(Fri) 19:48:43

【人】 大学生 廣岡 珠莉



[触れてくれない乳房に、もっと触れて欲しくて。
 じれったくて、彼の身体で塗りこめるように
 体を動かしては、首に腕を回した。

 まだ、と続けられた言葉にふにゃ、と
 頬を緩めてじっと見つめたまま。]


   はい


[と一言返事をして、舌を差し出した。
 ちろ、と先端が交わった後、
 ぬるりと滑って絡まった。
 だらしなく開いたままの唇から、
 つつ、と唾液が垂れるのがわかった。]

 
(86) 2021/07/17(Sat) 1:07:54

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[次に目が覚めたのは、あなたの腕の中
 だっただろうか。
 少しスッキリした体だけれど、
 どうしようもないほどだるくて。
 重い瞼をゆっくり上げて、首をかしげた。]


    ん ……はじめさ、…ん、
    ……わたし、 また……


[そう尋ねて眉尻を下げれば、
 そのまま彼に抱きついた。]


    ………強く、抱きしめて、ください


[そうお願いをして、胸板に頬を擦り寄せる。]

 
(108) 2021/07/17(Sat) 22:38:14

【人】 大学生 廣岡 珠莉




   ……おなか、すいたけど、
   くっついてたくて、それに、ねむくて
   ……抱きしめて朝まで、眠って?


[終わりが見えるまではどうか、
 わたしの未来からは目を逸らして。
 わからないの。どうしてこんな気持ちに
 なってしまうのか。お父様は正しいはずなのに。

 だからね、もう少し、目を背けさせて。]


   ───………


[決まりきった結論を享受する前に
 もうすこしだけ、この気持ちを。]*

 
(109) 2021/07/17(Sat) 22:38:30

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[きっとわたしの瞳は揺れていた。
 知らぬ初恋が胸をときめかせる感覚に、
 とく、とく、と心臓の音がする。

 何も知らない生娘だから?
 始めてくれた男性だから?

 ええ、そうかもしれない。
 ただ、この熱を話すことが寂しいと思うのは
 きっとそう、間違いなく、わたしの意思で。
 
 乱された心に、うまく返事ができないまま、
 わたしはその胸に顔を埋めて眠ったのだ。]


 
(120) 2021/07/17(Sat) 23:58:06

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[ねえ、先生。
 何もかも、不自由なく暮らしてきたわたしなのに、
 どうしていまこんなにも
 こんなにも、不自由を、───
 この身のままならなさを呪っているのだろう。

 ───答えは出せない。わたしには。
 まだ、なにも、わからない、触れられない、
 ただ、芽生えたこの気持ちだけは、
 わたしにとって大切なものだから

 ───だから。]

 
(121) 2021/07/17(Sat) 23:58:20

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[わたしはなにも返事ができないまま
 きっとあなたに笑顔で別れを告げるでしょう。

 でもね、忘れてないの。だからきっと───]


   星条先生


[大学で会ったら、そう声をかけて。]


  ………はじめさん


[そう、耳打ちをして。]


   ………


[もう少し、まって。
 もうすこしだけ、誰かのものにはならないで。
 わたし─── わたしね]

 
(122) 2021/07/17(Sat) 23:58:50