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【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>14 テオドロ 「ええー。だってえ、どれを気に入るか分かりませんからあ。」 たくさん並べた中にひとつでも気になるものがあるなら僥倖。 それくらいの感覚とのことだが出力されたものが情報の渦であることに変わりはない。 「ごめんなさあい。」 「お詫びに今日1日い、がんばりまあす」 非番である。 なあんて、とからころまた喉を鳴らして、ピスタッキオを口の中で溶かす。 「んふふ。やったあ。」 「それじゃあ署内でもお、間食したくなったら教えてください〜」 「…って、みんなに言ってもいいんですねえ。言いまあす。」 などと宣う手元では、スプーンがカップの底を撫でる。 寄せ集めた欠片を最後に口の中に入れて、ごちそおさまでしたあ、と小さく口にするのだった。 (28) 2023/09/15(Fri) 6:09:09 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>66 ロメオ 「あれえ」 「こんにちはあ、お兄さあん」 よく見る顔が、全然見ない場所にいる。 遠巻きにその長身を見つけた女は、軽く手を振って寄ってきた。 …足元に何かいる。 猫とあなたと見比べた後、小首を傾げ。 「…何してるんですかあ??」 (69) 2023/09/16(Sat) 23:17:20 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ「あー。ありますよねえ、そういうことお。」 「ついつい美味しそうで、買いすぎちゃってえ。」 なんの騒ぎだろう、と寄ってきた女。 どうやら見ただけで全てを察したらしい。 したり顔でうんうん、頷いている。 #警察署 (80) 2023/09/17(Sun) 17:23:17 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ (90) 2023/09/17(Sun) 18:39:14 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>89 ロメオ 「はあい。せーかいですう。子供舌のお。」 へらりと笑う。 そうしてもう少し近寄――ろうとして、足を止め。 「あー。」 「あたしはあ、お仕事中でえ…。」 「……お困りなんですねえ。」 何となく、時勢柄職業を口に出しにくい。 誤魔化すつもりで話を戻して、うーん、と唸る。 「あー。そうだあ。」 「ちょっと、待っててくださあい。」 にこりと笑うと、その場を離れた。 暫くすると、ビニール袋を2つほど揺らして、戻ってくるだろう。 そのうち1つの中身は猫缶だ。取り出してみる。 (91) 2023/09/17(Sun) 18:55:06 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>93 ロメオ 「おー。作戦せいこーう、ですねえ。」 がさがさ。袋の音を立ててしゃがみ込む。 開けた缶を地面に置いた。 ゆっくりと離れて、あなたの掛けるベンチの傍へ。 「…改めましてえ。」 「ご無事で何より、ですー。」 大袈裟だ。 あなたは猫にまとわりつかれていただけのはずである。 楽しそうにへらりとした顔で言って、もうひとつの袋の中身を取り出した。 カップのコーヒー。 蓋を開けると、ミルクと砂糖はとっくに溶かされているらしい。 つまり、おまけだ。 (96) 2023/09/17(Sun) 20:54:39 |