人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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視点:


【人】 成瀬 瑛



  ラーメンかぁ……


[ 豆乳とか、キャベツとか。
  真偽は知らないけど、そういうのが効くらしいとは
  聞いたことがあったから。
  彼女の答えは、少々意外だった。

  あたしだって社畜の端くれだから。
  インスタントヌードルにはよくお世話になっている。

  しかしエナドリやカロリーメイトで
  食事を済ます日もある。
  単純に摂取量が足りないのかもしれない。 ]


  ありがとう、お姉さん。  
  あたし、もっとラーメン食べるよ。


[ 科学者の苦悩には気付かぬまま、
  気合を入れるべく、拳を握る。

  全ては明るい社畜業のために。
  一層の決意を固めたら、湯船から身体を起して。 ]
 
(5) 2020/07/26(Sun) 0:20:04

【人】 成瀬 瑛


[ 風呂場でお姉さんと別れて、部屋に戻ると
  早速ルームサービスでラーメンを頼むべく、
  受話器に向かおうとしたけれど。

  ……何だか、少し眠くなってきたみたい。
  その前に仮眠を取ろうと、ベッドに横になったのなら

  目覚めたあたしを迎えるのは
  レースカーテン越しの、柔らかな朝の日差し。 ]**
 
(6) 2020/07/26(Sun) 0:20:13
成瀬 瑛は、メモを貼った。
(a7) 2020/07/26(Sun) 0:23:14

【人】 成瀬 瑛



  ん……あと5ふ、

  ………………5時間。


[ 降り注ぐ朝日と小鳥の鳴き声に顔を顰めると
  あたしは往生際悪くベッドのシーツを掴む。

  微睡の中、睡魔と戦いながら
  鈍い思考で、それでも休暇であることを思い出せば、
  ちゃっかり単位を変更して。 ]


  空、青いなー


[ 5時間ではないけど、
  決して少なくない時間をベッドで過ごしてから。
  欠伸をしながら、寝癖でボサボサの頭で窓際に立つ。
  あたしにとっての朝は、
  3分で身支度、1分で化粧、30秒で朝食。
  そんなタイムアタックに挑戦する場所だから。

  こうしてゆっくりと空を眺めるなんて
  何年ぶりだろう。 ]
  
(150) 2020/07/26(Sun) 19:31:23

【人】 成瀬 瑛


[ 顔を洗い、男子学生の部屋着みたいな服に着替えたら。
  梳かしたばかりの髪が、鏡の中でぴょんと跳ねる。
  
  まあいいや、とそのままに。
  今日は仕事でもないし。
  あたしを怒る人は、ここにはいないはずだから。 ]
 
(152) 2020/07/26(Sun) 19:31:51

【人】 成瀬 瑛


[ やることも、思いつかないから、
  ぼんやりした顔のままベッドに腰掛ける。
  …… 昔は真っすぐな髪でなければ許されなった。

  両親の顔を思い浮かべようとしたけれど、
  記憶の中の彼らの像は、何故か上手く焦点を結べなくて
  はっきりとしないまま。
  諦めて、別のことを振り返る。
  両親と共に過去へ置いてきてしまった、
  今となっては遠い青春の日。

  …… あのままあそこにいたら、恋や友情とか
  そういう感情に一喜一憂することもあったのかな?

  何だか想像もつかない。
  ここ数年、あたしは仕事しかしていなかったから。
  異性と知り合う機会なんて、現場しかないけど。 ]
 
(156) 2020/07/26(Sun) 19:33:44

【人】 成瀬 瑛


[ 何でも屋は何でもやる。
  害虫も倒すし、迷い猫も探す。

  ただクリーンとは言い難い職場。
  所員は訳ありが多くて。
  そういう女の人は、夜のお店に行くことが多い。
  だから、数少ない女性所員である
  あたしに求められる依頼は
  、、、、 、、、、、、、、、、、
  必然的に、そういうものが多かった。

  望まれたのなら、演じられるよ。
  甘えた声もねだるような仕草も
  きちんと覚えたからね、男の人を悦ばせる方法。

  それがあたしの仕事だから。 ]
 
(159) 2020/07/26(Sun) 19:35:41

【人】 成瀬 瑛


[ ─── 彼女になってほしい。

  恋人の振りをするのも、それがお仕事だから。
  でも、勘違いする人はどうしても出てきてしまう。

  熱を孕む声も、蕩けた眼差しも。
  自分一人だけに向けられるものだって。 ]


 「 いいよー。
   いつでも、お金払って依頼してね! 」


[ 契約外の望みには、
  あたしは決まって同じ答えを返すから。
  結末は大抵、禄でもないものだけど。 ]
  
(160) 2020/07/26(Sun) 19:36:03

【人】 成瀬 瑛


[ 仕事に追われる日々は何かとめまぐるしくて。
  夢を見たくないわけではないけれど、
  夢を見る暇がない。

  あたしのような小娘が一人で生きていくには、
  この世界はなかなか大変な所だから。

  心を亡くすと書いて、忙しいと言うらしいけど。
  …… あたしは心を、
  どこになくしてしまったんだろうね? ]*
   
(161) 2020/07/26(Sun) 19:36:41

【人】 成瀬 瑛


[ そんなお仕事をする上で、
  男性受けはいいに越したことは無いから。
  あたしはラーメンを豊胸アイテムと勘違いしている。
  だから朝からラーメンをキメようとして。 ]


  …… 無理!


[ 不摂生なんてとうに極めた。
  朝は栄養補給ゼリーで済ませる人間が、
  寝起きでラーメンを食べるなんて、ハードル高いよ!

  せめてもの抵抗とばかりに
  ホテルのコンビニに向かうと、春雨ヌードルを購入。

  レジで支払いをしながら、情けない弟子でごめんねと。
  昨日お風呂で会ったお姉さん、
  勝手に師匠と崇めて謝罪する。 ]*
 
(164) 2020/07/26(Sun) 19:49:53

【人】 成瀬 瑛


[ 部屋に戻ってお湯を沸かすのも億劫だ。
  なので購入した春雨ヌードルには、
  コンビニに置いてあるポットのお湯を入れて。
  食べ頃まで3分。よーい、スタート。
  
  私の部屋は5階だから、階段だと厳しいけれど。
  エレベーターが空いていれば
  十分間に合う算段。 ]*
 
(240) 2020/07/26(Sun) 22:40:08

【人】 成瀬 瑛



  あれ。


[ 無事エレベーターに乗れて、フロアに着く。
  食べ頃まで残り1分30秒くらいかな。
  キーを取り出しながら、自室へ向かう途中。
  
  前方から衣服を抱えて歩いてくる青年を見て、
  目を細める。>>238
  昨夜は薄暗かったから、向こうはあたしのこと
  わからなかったかもしれないけれど。
  商売柄、人の顔を覚えるのは得意な方だったから。 ]
 
(241) 2020/07/26(Sun) 22:41:39

【人】 成瀬 瑛



  おはよう。


[ あたしの手にはリミットが近い春雨ヌードル。
  残り時間は限られている。
  なるべく早足で近づいて。
  突然だけどと前置して、早口で説明を開始する。>>0:621
  そのうちに、あたしが誰なのか気づいて貰えたかな? ]


  というわけで、このチケットは
  君に権利があると思うんだ。
  ペアだし、誰か誘いたい人と行ってきて。


[ 仕事熱心なあたしは、
  早くもホテルマンの神業を見習って
  言うが早いか、有無も言わさぬ速さで、
  チケットを青年の手のひらに握らせる。 ]
  
(242) 2020/07/26(Sun) 22:43:00

【人】 成瀬 瑛



  それじゃ、残り15秒だから。
  じゃあね!


[ 使命を果たすと、ちょうど自分の部屋は
  目の前で。
  あたしは謎のカウントダウンと共に、
  ひらひらと手を振って、
  取り出したカードキーと共に自室に入り込んだ。 ]*
  
(243) 2020/07/26(Sun) 22:43:47
成瀬 瑛は、メモを貼った。
(a60) 2020/07/26(Sun) 22:51:04

【人】 成瀬 瑛


[ 部屋に着いて、
  テーブルの上に春雨ヌードルを置く。
  袋を開けて割り箸を取り出す、
  先端に力を込めれば、ぽきっと小気味のいい音。

  時間はジャスト0秒。
  スープの匂いが鼻腔を掠る。
  両手を合わせて、いただきまー…… ]
  
(267) 2020/07/26(Sun) 23:36:28

【人】 成瀬 瑛


  何事!?


[ 耳に飛び込んできた大きな声に、
  割り箸を持つ手がびくりと跳ねた。

  本職顔負けの迫力。>>259
  所長、あたし名義でお金借りてないよね!?
  ついそんなことを考えて。

  声の主が、先ほど廊下でチケットを渡した
  青年だと気づけば、
  春雨を手にしたまま、恐る恐る扉を開く。 ]
 
(268) 2020/07/26(Sun) 23:37:23

【人】 成瀬 瑛


[ ゆっくりと戸を開きながら、何だろうと考える。

  スイーツビュッフェが気に入らなかったかな。
  昨夜はアイス買ってたし、食べてたし。
  甘いもの嫌いじゃないと思うんだけど。

  あれかな、お礼が足りなかった?
  まあ、そうだよね。
  あたしはアイスやらクラブサンドを貰ったけど
  さっき渡したあのチケットだって
  あたしがお金を払ったわけじゃない。

  そう考えると、きちんとしたお礼はできていない。 ]
  
(269) 2020/07/26(Sun) 23:37:51

【人】 成瀬 瑛



  ……春雨ヌードルも食べたかったの?


[ 違うだろうな、って思いつつ。
  今渡せるあたしの物は、これくらいだったから。

  開いた扉から、問いかけて
  湯気が漂うインスタント食品を突き付けた。 ]*
  
(270) 2020/07/26(Sun) 23:38:17

【人】 成瀬 瑛


[ ざわと集まってくる人の気配。>>275
  その中には、師匠のものもあったような?>>273

  用事が何であれ、人様にお聞かせするような
  ものではないと思ったので……。
  青年を招き入れて、戸を閉じる。 ]


  恥ずかしくて……?


[ 手柄と言われた内容に>>277
  どこか釈然としないものを感じながら。 ]
 
(287) 2020/07/27(Mon) 0:05:17

【人】 成瀬 瑛



  ……逆に聞くけど、
  あたしに誘いたい相手がいるように見える?


[ まあ、不要なら仕方ないよね。
  ポケットに押し込まれたチケットに
  ちらと視線を落とすと。

  癖毛に部屋着という気の抜けた格好のまま
  ぽんっとシングルベッドのスプリングを揺らしながら
  腰掛けて。

  冷めたら美味しくなくなっちゃうとばかりに、
  春雨を一口啜った。 ]*
  
(288) 2020/07/27(Mon) 0:05:31

【人】 成瀬 瑛


[ 別に罪悪感を覚える必要なんてない。>>298
  デートに誘いたい相手はいないけど、
  デートしたいと依頼してくれる相手はいるんだから。

  残念ながらあたしはエスパーじゃないから、
  溜息の理由なんて、わかるわけがないけれど。 ]


  えっ、いいの?


[ 提案に、しばらく黙って春雨に向けていた
  視線を上げて。>>299

  いらないなら仕方ないけれど。
  やっぱり正統権利者は君だって思っているから。
  あたしだけ楽しむのは、気が引ける。

  だからそう言ってくれると、気持ちも随分軽くなる。 ]
 
(303) 2020/07/27(Mon) 1:04:00

【人】 成瀬 瑛



  ふふっ
  何だか君のおかげで、
  あたし、一人でご飯食べる暇ないね。


[ 昨日もそうだし、今だって。
  一緒にとは言い難いけど、
  一人ホテルで春雨をすする事態は回避できている。

  何だか嬉しいね、と素直に告げてから。
  にんまりと微笑んで。 ]
 
(304) 2020/07/27(Mon) 1:05:22

【人】 成瀬 瑛



  あたしは、この部屋に宿泊しているよ。
  名前は成瀬瑛。

  スマホ持ってないんだ、羨ましい。


[ あれは便利だけど、
  家族も友人もいないあたしに来る連絡は、
  仕事絡みでしかないからね。
  着信音を聞く度に、少し疲れてしまうから。 ]


  質問?そうだね ……

(305) 2020/07/27(Mon) 1:06:05

【人】 成瀬 瑛



  羽凪くんの本当に欲しいものって何?


[ 知ったばかりの名を早速呼んで。
  あの時は初対面だから聞くのを躊躇った。>>0:604
  だから二度目の今で、なんていうのは
  ただの詭弁だけど。

  言いたく無さそうだったら、
  諸々了解だよー、とだけ告げて。
  あたしは食事に戻るけど。

  早食いは得意だから、春雨はもう空っぽ。
  だからその時は、具のないスープを食べる振り。 ]**
   
(306) 2020/07/27(Mon) 1:06:25
成瀬 瑛は、メモを貼った。
(a83) 2020/07/27(Mon) 1:10:55

【人】 成瀬 瑛



  そうだね。
  食べやすいご飯は助かるよね。

  頼りすぎていると、
  胃が食べ物の受け付け方忘れちゃうけど。


[ ご飯付き合ってくれるのかな。
  動かない様子に、あっ、このいい人だねって。
  不躾にならないくらいの間
  じっと視線を向けて。>>308 ]
  
(351) 2020/07/27(Mon) 10:01:01

【人】 成瀬 瑛



  …… あたしも、電源消しておこうかなぁ。


[ テーブルの上に置いた端末に目線を移すと
  軽く溜息を吐く。
  
  実際、いつ休暇やめて帰って来いって言われるか
  わからないしね。……しないけど。

  必要とされている証。
  もし実際にその話を聞けたのなら、
  面白い考え方だねって笑ったと思う。

  あたしの仕事は誰かの代わりをすることが多いから
  誠意を込めて取り組んではいるけれど。
  自分しかできない、なんてことは、きっとない。 ]
 
(352) 2020/07/27(Mon) 10:02:16

【人】 成瀬 瑛



  それは残念だったね。
  あたしにとっては羽凪くん
  すごく役に立つんだけどなぁ。


[ サンドイッチとアイスくれたし、
  おかげでデザートビュッフェも行けるし。
  あれ?食べることばかりだコレ。

  なんてことを大真面目な顔で呟けば、
  呆れられてしまったかもしれない。

  聞き出してした彼の言葉は、全部過去形で。>>311
  昨夜もハズレって言ってたから。
  …… おそらく、そういうことで。

  あたしの仕事は、
  誰かの代わりをすることだけど。

  “ 大事な人”。
  そうだね。多分この場合だと、
  代わりも務まらないんだろうな。 ]

(353) 2020/07/27(Mon) 10:03:37

【人】 成瀬 瑛



  …… 羽凪くん、余計なこと覚えてるね。
  まぁ、これはお互い様か。


[ ドレスコードを匂わされれば、>>311
  ぐっと息を詰まらせて。
  あたしが何故常にラフな格好をしているかというと、
  それしか持ってきていないからだ。

  まあ、社会の歯車の端くれだからね。
  TPOに合わせた装いくらいは、するよ。 ]


  ああ、そうだ。オプションで
  性格も設定できるけど、希望は ───
  

(354) 2020/07/27(Mon) 10:03:55

【人】 成瀬 瑛



  ─── っと、今は休暇中だったね。


[ せっかくお金を払ってレンタルする彼女。
  それなら理想の彼女がいい。
  そう考えるのは至極当然のこと。

  清楚系?可愛い系?ツンデレ系?妹系?
  …… お姉ちゃん系はあたしの体型だと
  向いていないけれど。
  ( バストサイズを求めたのはこの辺りが理由 )
  依頼されたのなら、演じることはできる。 

  でも、これは仕事じゃないんだって。
  きちんと自分で気付けたので、
  言い掛けた台詞は、何でもないよって蓋をして。

  閉じる扉を見送った。>>312 ]*
 
(355) 2020/07/27(Mon) 10:04:26

【人】 成瀬 瑛



  ……仕事に使うワンピース、
  何着か持ってくるべきだったな。


[ 春雨ヌードルの後始末を終えて。
  本当なら、このままもう一眠りと行きたかったけど、
  あたしに与えられた新たな課題。

  どうやら思ったより午前の時間をベッドで
  過ごしていたみたいで、気付けばお昼も近かった。
  なら春雨ヌードルは、朝昼兼用ということにする。

  やるべきことは済ませておこう。
  あたしはスマホと財布をポケットに突っ込むと、
  課せられたドレスコードを順守すべく
  ショッピングエリアへ。 ]
 
(356) 2020/07/27(Mon) 10:30:38

【人】 成瀬 瑛



  ── ショッピングエリア ──



[ 仕事なら、簡単だった。
  大抵のお客さんは性格を希望するから
  それに合わせた服を選べばいい。

  エリアをぐるっと一周したけれど。
  何だかピンとこない。
  あたしの役目は、いつだって“誰か”の代わり。 ]



  マネキンが着ている服  
  てきとうに選べばいいかな。


[ ショーウィンドウ越しに店内を覗いて呟く。

       だから“成瀬瑛”が似合う服なんて、
              わかるはずがない。 ]**

 
(357) 2020/07/27(Mon) 10:32:27
成瀬 瑛は、メモを貼った。
(a96) 2020/07/27(Mon) 10:37:01

【人】 成瀬 瑛


[ 似合う似合わないなんてわからない。
  ならば値札を見て、
  ドレスコードに問題ない金額の服を買えばいい。
  よし、それで行こう!

  結論を出せば、店に入ろうとした。
  ─── その時。 ]


  ……へ?


[ 知り合いなんていないはずだから。(二度目)
  きっと呼ばれたのは、別の成瀬さん。
  そう思ったけど、馴染んだ名につい振り向いて。 ]
 
(413) 2020/07/27(Mon) 19:07:06

【人】 成瀬 瑛


[         ……ねえ。はげるよ。将来。


  ひらひらと手を振る姿に、
  体操服を着た女子高生時代の彼女が重なった。

  体育祭の準備のために
  石灰で地面にラインを引いていた日。
  残暑の下、額から滴り落ちる汗の感触を思い出す。 ]

(414) 2020/07/27(Mon) 19:07:18

【人】 成瀬 瑛



  えっと……


[ 交わる視線に思考する。
  あたしは彼女とどんなふうに会話していたっけ。
  あの頃は真面目ぶっていたからね。
  ご機嫌よう灰原さん、オホホ……とか、
  そんなテンションだったかもしれないね?

  まあ、あのあたしも根っこはあたしだろうから、
  今と大して、変わらなかっただろう。 ]
    
(415) 2020/07/27(Mon) 19:08:26

【人】 成瀬 瑛



  久しぶりだね、灰原さん!
  会えてすっごく嬉しいな!
  それじゃ、あたしはこれで!


[ もう成人しているから、
  鬼ごっこは流石にしないけど、
多分。

  捲し立て、彼女に倣うように、ひらひら手を振れば
  じりじりと後ろ足で後退の姿勢。

  いなくなったあたしに気付いてくれて
  連絡をしてくれた唯一の人。
  別に両親に告げ口するかもとかは、考えていないけど。

  巻き込むのは嫌だなって、
  連絡を絶ったのはあたしだから。
  ここでもそれを貫くのが、筋だと思ったんだよ。 ]

(416) 2020/07/27(Mon) 19:09:57

【人】 成瀬 瑛



  …… 灰原さん、前髪長いよねー。
  前、見えづらくない?


[ 久しぶりに会った彼女を見て。
  去り際に、ついぽそりと落とした言葉。
  別に彼女のヘルメットに対抗しての
  どっちが失礼か対決!……というわけではなく。

  当時のあたしはそんなことすら気付かないほど
  周りが見えていなかった。
  ………… ただ、それだけの話。 ]**
 
(421) 2020/07/27(Mon) 19:11:06

【人】 成瀬 瑛



  えぇ〜……


[ 綺麗なツッコミに、
  今度はあたしが困惑する番。>>433
  隠したいものがあるなんて、夢にも思わず
  あたしは彼女の主張に唇を尖らせた。 ]


  見えにくいなら切ればいいのに。
  これから暑くなるし。
  
  そっちの方が可愛いよ。


[ いいホテルなら、長期滞在するお客さん用に
  美容室だってあるんじゃないかな。
  視力だって落ちそうだしね、なんて気楽な提案は
  事情を知らないからこそ言えること。 ]
 
(440) 2020/07/27(Mon) 20:31:30

【人】 成瀬 瑛



  お、お誕生日……?
  それは、おめでとう。


[ 逃亡を試みている身だけれど、
  誕生日だからと言われれば、
  流石に祝福の言葉くらいは、言う。

  さらにプレゼントを請求されたら
  立ち止まって、
  どうすればいいか考えることもある。 ]


  あたし、そういうのやったことないからなぁ。


[ 困ったように、頭を掻きながら。

  人より短い女子高生生活。
  女子同士でプレゼントを贈り合う、なんて
  経験しないで終わってしまった。 ]
 
(442) 2020/07/27(Mon) 20:33:25

【人】 成瀬 瑛


[ 髪の毛の話題をしたんだし、
  ヘアピンでも贈れば良かったのかもしれないけど。

  今、あたしの目の前に並んでいたのは、>>357
  先程トランペット少年よろしく眺めていた
  ドレスやワンピース達。

  …… 社畜はお金を使う暇がないからね。
  お金はそこそこ貯まるんだ。 ]
 
(444) 2020/07/27(Mon) 20:34:03

【人】 成瀬 瑛



  え〜〜
  じゃあ、プレゼントするからさ。
  好きなドレス選んでよ。


[ どんな店のドレスコードもクリアできるだろう
  ラインナップを、手のひらで指し示す。

  同性に贈るものとしては、
  金額やチョイスがおかしい?

  だから言ったよ、そういうの慣れてないって! ]**
 
(445) 2020/07/27(Mon) 20:34:53

【人】 成瀬 瑛



  変わった目の色?
  そうだっけ?


[ どうにも記憶がはっきりしないのは
  当時のあたしは頭痛が酷くて
  いろんなことを曖昧にしたまま、逃げたから。

  ただ、変だなって思った覚えはないから。
  普通に可愛くなるとは思うけど。 ]


  灰原さんは、自分の目の色が嫌いなの?


[ そんな問いは、隣から聞こえた小さな咳払いが
  かき消してしまったかも。 ]
 
(470) 2020/07/27(Mon) 21:35:04

【人】 成瀬 瑛



  嵩張るって……
  そんな我儘言うと、指輪とか贈るよ。
  あたしの給料を3ヶ月分くらい使うから、覚悟して。


[ ジュエリーショップも、きっと近くにあるよね。

  もともと自信がある案ではなかったけど
  すげなく却下されれば、
  わかりやすく拗ねて見せて。>>448 ]


  ─── ふぇっ


[ それから、唇の端から、素っ頓狂な声を洩らし。
  指先を絡め取られれば、引かれるまま店内へ。 ]
  
(473) 2020/07/27(Mon) 21:35:30

【人】 成瀬 瑛


[ 彼女が合わせてくれたワンピース。>>449
  シックで可愛らしさを兼ね備えていて

  あたしには似合わないんじゃないかな?
  つい、そんな風に言ってしまったけれど。
  一度見たら、目が離せなくなってしまって。

  もともと何でもいいと思っていたから、と。
  自分自身に言い訳しながら、支払いを済ませてから。
  
  店員さんから手渡された、
  その、……成瀬瑛のために選んでくれた服を。
  紙袋ごと、ぎゅっと抱きしめた。 ]
 
(474) 2020/07/27(Mon) 21:36:46

【人】 成瀬 瑛

  

  ありがとう、詩桜ちゃん。


[ 店を出ると、彼女の目を見て。
  自然と浮かんできた下の名前とともに、
  へらり、少し照れくさそうな顔で笑う。 

    …… 薄情なあたしは、当時の感情のことなんて
         すっかり忘れていたけれど。>>0:234
         渡しそびれていた何かをやっと返せた、
                  そんな気がして。 ]

(476) 2020/07/27(Mon) 21:37:23

【人】 成瀬 瑛


[ 服を選んでもらったんだし、
  あたしもちゃんとプレゼント選んだ方がいいよね。

  そんなわけで、考えを改めたけれど
  それですぐに何か思い浮かぶなら苦労しない。

  …… まあ、決まらないようなら指輪でいいか。
  
                 えっ、駄目? ]**

(477) 2020/07/27(Mon) 21:38:00

【人】 成瀬 瑛


[ そんな会話を交わしているうちに
  声を掛けてきたのは
  いつかトイレで見たお姉さん。>>471

  丁寧な挨拶に、
  こんにちはって頭を下げて。

  何だか詩桜ちゃんに用事があるみたいだから。>>472
  ( おねだりポーズがとても可愛かったので、
    仕事の参考にしようと思う。 )

  あたしの用は済んだんだし、そのまま二人と別れて
  ショッピングエリアから立ち去ったかな。 ]*
 
(478) 2020/07/27(Mon) 21:45:31

【人】 成瀬 瑛


[ 本当に、誕生日なのに。
  逆に貰ってばかりだよ、あたし。>>486

  パンプスとストッキングももちろん嬉しかったけど。
  どちらかというとあたしの心は、
  以前手放してしまったメアドが再び手の中にある。
  その事実の方に気を取られていた。

  しかし、結果報告と言われても……
  ケーキの感想で大丈夫かな。 ]
  
(507) 2020/07/27(Mon) 22:33:56

【人】 成瀬 瑛


[ 渡したい物がある。>>498

  その言葉を聞けば、察することはできる。
  誕生日の人からプレゼントを貰うような間抜けは
  きっと、あたしくらいだ。

  市村さんが詩桜ちゃんの誕生日を知っていたか、
  あたしは知らなかったから。
  勝手にそう判断して。

  場違いだなって思ったから
  同行は遠慮することに。>>489>>498 ]
 
(509) 2020/07/27(Mon) 22:34:09

【人】 成瀬 瑛



  いきなりごめんね、市村さん。
  二十歳くらいの女の子って、
  何が欲しいかなぁ。


[ その去り際。
  女心に詳しそうな知り合いなんていないから。
  藁にもすがる思いでこっそり尋ねるのは二十歳の娘。

  でもあまり時間をかけると、
  詩桜ちゃんを待たせてしまうし。
  なので答えが返ってこなくても、待つことはせずに
  あたしはその場を後にする。 ]**
  
(510) 2020/07/27(Mon) 22:34:38
成瀬 瑛は、メモを貼った。
(a126) 2020/07/27(Mon) 22:39:13

【人】 成瀬 瑛



  お化粧品かぁ。
  あたしにはない発想だった。
  ありがとう、市村さん。


[ 顔を寄せて、こそこそ。>>516
  ささやかな秘密の共有。

  お洒落で、それでいて使いやすい。
  的確なアドバイスをくれる市村さんは、
  最初に見た印象から感じたように
  頼りになるお姉さんといった感じで。

  トイレのトラブルの処理方法とか
  そういった方向の知識ばかり蓄えないで。
  あたしも彼女のような経験の重ね方、
  できたら良かったのかな? ]
  
(589) 2020/07/28(Tue) 10:06:53

【人】 成瀬 瑛


[ どちらにせよ、メイクは自分用にも必要だ。
  だから彼女達と別れたあたしの足は、
  コスメショップへ。 

  瞳の色が嫌いかと尋ねた時。>>485
  返ってきたのは否定だったから。
  じゃあ、見てもいいよねって
  自分ルールでこっそり覗いた彼女の色は、
  とても綺麗な琥珀色で。
  やっぱりというか、全然変ではなかった。

  しばらく店内を歩いて、手に取ったのは
  透明感のあるブルーアイシャドウ。
  彼女の瞳と合わせれば
  夜空を思わせる色合いに、吸い込まれそうで。

  自分でも驚くくらい、すんなりと決まった。 ]
 
(590) 2020/07/28(Tue) 10:07:25

【人】 成瀬 瑛


[ すんなりといかなかったのは、その後。
  買ったはいいけど、さてどうやって渡そうか。

  メアドをもらっているから、連絡は取れる。
  ……取れるんだけど。

  こちらから連絡すれば、
  必然的に彼女はあたしの連絡先を知る。
  それに不都合があるかと問われれば、
  …… 別に、ないはずなんだよ。ただ、 ]
   
(591) 2020/07/28(Tue) 10:08:04

【人】 成瀬 瑛


[ あたしのスマホにかかってくるのは、
  仕事の連絡だけ。>>305
  それしか登録していないから、当然。
  だからスマホが鳴ると、少しだけ疲れてしまう。
  けど、それは大丈夫。
  今までだってそうやって生きてきたんだしね。

  ……でもね。
  もし詩桜ちゃんが、あたしの連絡先知ってたら。
  振動するスマホに、詩桜ちゃんかも?って。
  あたしはほんの少し、期待してしまうかもしれない。

  でもあたしに来る連絡は
  やっぱり「仕事」の件だろうから。

  期待した分、これまで以上に疲れてしまいそう。
  そんな自分勝手な理由。 ]

(592) 2020/07/28(Tue) 10:08:27

【人】 成瀬 瑛


[ 悩んだ結果、アイシャドウは鞄に潜ませた。
  持ち歩いていれば、また偶然会うかもしれないから。
  そうしたら渡そう。……なんて、いい加減な計画。

  そうこうしているうちに
  随分時間が経っていたから。

  あたしは鏡に向かうと、アドバイス通りに>>449
  髪をハーフアップに結い上げて。
  それから一緒に買った化粧品で、頬に色を差す。
  この辺りは仕事でたまにやるから、
  自分でもできる範囲。
  
  …… こうして大人になってみれば、
  髪を固めなくても、癖毛を隠す方法なんて
  いくらでもあるんだと知る。 ]
 
(593) 2020/07/28(Tue) 10:12:26

【人】 成瀬 瑛


[ 窓の外に見える空の色で時間を確認すると
  シフォン生地のワンピースを揺らしながら
  集合場所のラウンジへ。>>299

  あたしの方が先についていたら、
  先ほどまで誰かがいた席に座って>>576
  メニュー表を見る。 ]
 

  あっ、マテ茶あるんだ。
  じゃあそれお願いします。


[ 飲むサラダなんて異名を持つお茶。
  手軽に栄養取れそうだって、
  一時期嵌ってよく飲んでた。

  そう言えばいつか取材にきたアイドル君にも
  問答無用で渡してしまったけど。
  食べ盛りの男子に、飲むサラダは
  いまいちだったかもしれないね……? ]
 
(594) 2020/07/28(Tue) 10:13:45

【人】 成瀬 瑛


[ そんなことを考えながら、
  茶葉の独特な香りに酔いしれて。

  しばらくはきちんと待っていたけれど
  相手がなかなか現れないようならば。

  うつらうつら、船を漕ぎ始めたかもしれない。 ]**
 
(595) 2020/07/28(Tue) 10:13:54

【人】 成瀬 瑛



  あっ、ごめんね。
  あたし寝てた……?


[ 肩に触れる感覚に、ゆっくりと瞼を開くと。
  相手が誰かも確認しないまま、>>643
  反射的に謝罪する。

  いつもより睡眠は取っているはずなのに。
  気を抜くとすぐに眠くなってしまう。

  普段は眠くなっても、
  仕事とカフェインで誤魔化しているから。
  久しぶりの休暇に、身体がこれでもかと
  休息を求めているのかもしれない。 ]
   
(656) 2020/07/28(Tue) 21:09:05

【人】 成瀬 瑛



  そうだね、待ち合わせ中だけど
  来れなくなった可能性もあるし。

  もう少し待ったら、部屋で寝直すよ。


[ 硝子越しに見た空は何色だっただろう。
  ごしごしと、軽く目元を擦る。
  あーでも、ちょっと眠いなぁって。
  何度か瞬きを繰り返した後、
  そこでようやく、目の前の人と焦点を合わせる。 ]
 
(657) 2020/07/28(Tue) 21:09:22

【人】 成瀬 瑛



  ……真っ直ぐで綺麗な髪だね。


[ 自然と、口に出していた。

  さらりと揺れる黒は、
  癖毛のあたしとは、大違い。
  彼女みたいな人が娘だったなら。
  あの人達も喜んだんだろうな。

  彼女の家庭事情も、鬘だってことも知らないから。
  そんな無責任な感想を抱いた後。 ]


  ね。お姉さん。
  奢るから、一杯だけ付き合ってくれない?


[ 誰かいないと、あたしまた寝ちゃいそう。
  そんなおねだりを聞いてもらえたら
  グラスが空になるまでの間、
  たわいもないお喋りを楽しめたかな。 ]**
 
(659) 2020/07/28(Tue) 21:09:32

【人】 成瀬 瑛


[ お姉さんに頷いてもらえたのなら、>>659
  あたしもほうじ茶drinkを追加でお代わりする。

  喉を潤しているうちに、
  次第に意識もはっきりしてくる。

  まだかな、って辺りを見渡せば、
  同じく彷徨う視線と重なった。>>674 ]
 
(680) 2020/07/28(Tue) 21:41:39

【人】 成瀬 瑛


[ えっと、今日はどんな設定だっけ。

  目的の姿に、無意識に考えてた。
  求められる人格を形成しようとする。
  でも、まだ寝ぼけていたのかな。
  リクエスト内容が思い出せなくて。

  ようやく、あたしのままでいいんだと気付いた。 ]

(681) 2020/07/28(Tue) 21:42:07

【人】 成瀬 瑛



  あれ?羽凪くん、きちんと格好つけてる!
  気を抜いた服で着たら、
  揶揄ってあげようと思ったのにな。

  さ、お腹は空かせてきた?
  今日はいっぱい食べるよ。


[ お姉さんに、眠らずに済んだことを感謝すると。
  椅子を引いて、羽凪くんの方へ近付いてから
  着飾った格好で、にっと白い歯を見せて笑った。 ]*  
 
(682) 2020/07/28(Tue) 21:42:13

【人】 成瀬 瑛



  ……羽凪くん、失礼なこと考えてない?


[ 言葉の端々から零れ落ちる内容に>>711
  不満げに唇を尖らせる。 ]


  んー、
  大丈夫だと思うけど。


[ 今日はまだ、春雨ヌードルしか食べてないしね。
  いっぱい食べた経験なんて記憶の遥か向こうだから
  自分の胃袋の許容量は掴みかねているけど。 ]
 

  そう言えば、ラーメン食べ損ねてるな。


[ デザートビュッフェには流石に置いてないよね、と。

  だからあたしの胸は小さいままなんだ、
  ……なんて呟きは、
  聞いても聞かれても困るだろうから。
  独り言にとどめておいて。 ]
 
(728) 2020/07/28(Tue) 23:25:27

【人】 成瀬 瑛


[ お姉さんに振った手で、
  行こうかって、そのまま羽凪くんを手招きする。

  ビュッフェ会場にはサンドイッチなんかの
  軽食も置いてあっただろうから、
  夕飯の役割も果たせたと思う。

  でもあたしはまずは、と
  ムースを使った、苺のケーキを皿の上に乗せた。
  フォークで切り分けて口に入れると、
  甘酸っぱい苺とクリームの上品な甘さが口内に広がる。

  羽凪くんも席にいれば、
  美味しいねって笑いかけて ───。  ]
  
(730) 2020/07/28(Tue) 23:25:56

【人】 成瀬 瑛




   [ ……なのに、どうしてだろう。

     それから、二口目を食べようとしたのに、
     フォークを握った手は動いてくれなかった。 ]*
  
(731) 2020/07/28(Tue) 23:26:17

【人】 成瀬 瑛



  なるほど、お金を払ってでも
  お姉さんと一緒にいたいって人が  
  あたしを含めて3人いたんだね。


[ 3番目か、出遅れたね。
  なんて、我ながら身も蓋もない言い方で返す。>>723

  そんなわけで、奢るのはあたしの権利だと
  思うんだけど、どうかな? ]
  
(733) 2020/07/28(Tue) 23:36:49

【人】 成瀬 瑛



  あたし、会ったばかりでお姉さんのこと
  詳しいわけではないけれど。

  お姉さんと一緒にいたいって思う人
  この世界にはまだまだたくさんいると思うから
  覚悟しておいた方がいいよ。


[ やがて羽凪くんと合流すれば、
  確認に対して、小さく頷いてから。>>724
  そう言って悪戯っぽく笑った後、大きく手を振って
  空っぽのほうじ茶を背に、お姉さんと別れた。 ]**
   
(734) 2020/07/28(Tue) 23:37:25