人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 従者 ヨシュア


[ 己は、二度と歌うべきではないのだろうと思う。


      ならば、嫌いになるのが手っ取り早い。 ]*

(284) 2020/09/23(Wed) 21:43:36

【人】 従者 ヨシュア



  …… お嬢様がまだ戻られていない?


[ 酔っ払いを憲兵に引き渡して。
  随分遅くなってしまったと、屋敷の門をくぐると。
  迎えたのは、予想外の報せだった。

  アメリアお嬢様にとっては、
  時に外気も毒となる。
  日はとっくに沈んでいる。
  冷たい風にあたるのは、望ましくない。 ]
  
(285) 2020/09/23(Wed) 21:44:10

【人】 従者 ヨシュア


[ 手紙が届いたのはそんな頃か。>>@11
  いつの間にか側にいた旦那様と共に文面に目を通し。

  「お前はどう思う?」

  視線で問いかける旦那様の眼に、
  険しい表情のまま、首を横に振る。 ]  


  体調を崩されたのなら
  落ち着いた頃に迎えを呼ぶでしょう。
  宿のベッドはお嬢様にとって
  寝心地がいいとは言えません。

  出先では、薬の備えにも限りがあります。
  そして主治医を始めとして、
  お嬢様を守る者は、皆この屋敷にいる。
   
 
(286) 2020/09/23(Wed) 21:45:20

【人】 従者 ヨシュア



  お嬢様にとっては、この屋敷が最も安全なのです。


[ それは18年間。
  ご自身の身体と付き合ってきた
  アメリア様が一番ご存知だろうと。 ]


  何かあったと考えるべきです。
  取り越し苦労なら、それで構わないのですから。

  …… 何より。
  門限を破られるなんて、
  淑女であるお嬢様らしくありませんからね。
 
 
(287) 2020/09/23(Wed) 21:45:58

【人】 従者 ヨシュア



  夜道は危険です。
  お迎えに行って参ります。


[ そう残して、外套を被り剣を携えれば。
  同意見だったのだろう。
  こちらを見ながら、旦那様がゆっくりと頷いた。

  まだ何かあったと決まったわけではない。
  憲兵への通報や、陛下の耳に入れるかは、
  旦那様が判断するだろう。
  ならば自分は、自分ができることをするだけだ。

  そうして帰ったばかりの門を再びくぐれば。
  男は夜の帳の中を駆けて行く。 ]** 
  
(288) 2020/09/23(Wed) 21:46:55

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 誰かと共に音を紡ぐということは
  初めての経験でした。
  その伴奏がピアノという楽器なのはもちろん、
  こんなにも大勢の前で歌うことも、
  音が畝るように共に響き合い、
  竜巻のような突風を起こす感覚を知ることも。

  加えてその方が奏でるピアノの音色は、
  人の悲しみや喜び、怒りや楽しみに
  そっと寄り添って、まるで母が広げる
  毛布のような、そんな心地良さがありました。

  
   
この時間が終わらなければいい
  と、そう願うほどに愛しくて
   
 ]
 
(289) 2020/09/23(Wed) 22:05:06

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ …けれど当たり前に訪れる、終わりの時。
  最後の音を連れて去ってしまう風を、
  じっとりと汗に濡れた掌で掴めたらと
  無意識に手を伸ばせば、茜から藍に変わる空に
  星が輝くのが見えました。>>269

  あぁ、やっぱり掴めなかった、と
  ぼんやりしている頭に、遠くから迫りくる
  地鳴りにも似た歓声が聞こえ来て。

  こちらに手を伸ばして、抱きしめてくれようと
  する姿>>272が見えれば、私もおずおずと
  両の手をその方の背に回して。
  
( 人に抱きしめられたのは、一体いつぶり
  のことでしたでしょうか…)


  送られる言葉を一言も聞き漏らすまいと、
  その方の胸に包まれたまま、うん、うん、と
  頷いていました。  ]
 
(290) 2020/09/23(Wed) 22:08:22

【人】 花屋の主 メルーシュ

[コンペの賑わいの中、小ぶりな花束を入れた籠を抱えて、メルーシュはまるで散歩でもするように宮廷の近くにある通りを歩いていた。

時折、花を求める客の声も聞き逃すことがあるのは、それぞれに趣向を凝らした花束の花たちが、聞こえてくる音楽に合わせて、それはそれは幸せそうに歌を歌っているから。

しんと静まり返った聴衆の気配の中、その声が、旋律が、風に溶けていくように響いた少女の歌声。

そしてそのあとの、ひときわ大きなざわめき。

庭園の外にいても聞こえた。

それは紛れもなく、自分の内なる声と響きあう音楽だった。

メルーシュはただただしあわせだった。]

(うん、わたしはやっぱりこの国が好き)
(291) 2020/09/23(Wed) 22:09:30

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 辺りを見渡せば、皆が立ち上がり拍手と歓声を
  送ってくださるのが見えました。

  けれどあの、異国の演奏家の姿は
  見つからなくて>>277
  …ほんの少し、残念に思ったのです。

  そうして暖かい懐を、名残惜しい気持ちで
  離れれば、微笑みと共に伝えられた、
  彼女の名前。>>273
 
(292) 2020/09/23(Wed) 22:10:14

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    …メイレン様。
    私はエヴィと申します。
    本当に、本当にありがとうございました。
    一生の想い出が出来ました。

    お気遣いありがとうございます。
    大丈夫、教会まではすぐですから。



[ そう、伝えて。

  もう一度、その胸に飛び込んで抱きしめて
  貰いたいと思う気持ちをぐっと堪えて、
  深く頭を下げて、くるりと踵を返しては、
  人混みの中をすり抜けるように。

  宮廷を、夢のような時間を、後にするのでした。 ]
 
(293) 2020/09/23(Wed) 22:11:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ



[ 私が神に感謝していたその同じ頃、

  私の大切な方に、
  
  他でもないその教会で、

  何が起こっていたのかなど>>@34

  知ることもなく
   
   ]


 *
(294) 2020/09/23(Wed) 22:14:45

【人】 花屋の主 メルーシュ

[コンペに参加することまではできなくても、通りや街角の様々な場所で、歌や楽器の奏でる音楽が聞こえている。
メルーシュは、咲き乱れる花の間をひらひらと舞う蝶のような軽やかさで、宮廷の出口付近の通りを歩いていた。

丈の長いくすんだ色合いの作業着は、音楽祭にふさわしい華やかな街並みの中ではすこし地味にみえるかもしれない。だけど腕に抱えた籠いっぱいの彩とりどりの花は、もしかしたら宮廷から出てくる出演者の人々の目にとまることもあったかもしれない。]*
(295) 2020/09/23(Wed) 22:24:36

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─幕間・歓声の裏で─


[舞台が歓声に包まれた頃、
それが従者の方のお耳に入った頃。>>247


  かの日に慰問で訪れた演奏の際、
  まさか私が心に秘めていたことが
  相手から見抜かれていたことまでは

  双眸が合わさった瞬間、あの時は
  さすがに見抜けておりませんでした。
  >>249>>250>>251


私の存在が「コンペは問題なく成功するだろう」
そう感じさせる評価が
ご本人の中にあることも。>>249]
(296) 2020/09/23(Wed) 22:39:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[たとえ言い訳が心中であったとしても
私に直接であったとしても>>251

私は無礼とも思わなかったでしょう。
むしろその心をご自身で誤魔化さない
その点に私は潔さを感じたことでしょう。
(知ったならば)

例えその背景を知ることなくとも。
>>282>>283>>284]
(297) 2020/09/23(Wed) 22:40:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その裏で、従者の方とご主人である御令嬢。>>@22
音楽に関して(私は知らねど)
まるで似たような考えを持つ者同士という
(知ったのなら)印象を感じるでしょうお二人に


何やら異変が起こったらしいことは
審査員席の私が、日が暮れた後も
その日は知ること──叶わずに。]*
(298) 2020/09/23(Wed) 22:40:46

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―コンペ会場―
  
―視線を感じる―



[ 不思議な興奮に満ちた会場。
   ――とある審査員が自ら名乗りを上げ、舞台の娘と
  共演を果たしたことは、一部の人々に
  かなりの衝撃を与えたようだ>>237――


  未だその熱は冷めぬままに、
  会場を後にする聴衆達。
  なにやら浮ついたような、恍惚としたような
  そんな空気は、彼すらも包み込む。
 

  観客エリアの最前列を離れ、
  審査員席の横を通り、
  その後方の王族の席を抜け、


  ……そこで、
  ひやりとした視線を、感じた。]
(299) 2020/09/23(Wed) 22:45:27

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ひたと立ち止まり、視線の正体を探す。
  会場内は、見渡す限りの笑顔。笑顔。笑顔。


   ここじゃない――。
  王族席に視線を移す。


  王族の中に一人、音盤とおぼしき物を持った
  目立つ風貌の若者
   ――前髪を伸ばし、後ろ毛をすぐにそれとは
   分からないように逆立てていて、
   はっきり言って王族らしからぬ髪型だ――
  がいたが、その者はこちらに気づかない様子。
  
  
  その、対岸の王族席に、>>38
  正体はいた。


  長い距離を超え、間を行き交う人々に
  阻まれようとも、
  ただ一点、ただ自分一人だけを射貫くように、
  ジットリと湿り気を帯びた視線を
  動かさない、双眸が。 ]
(300) 2020/09/23(Wed) 22:46:52

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 第二王子レイズ――彼はその名を知らない。


  しかしその男こそが弟たる第三王子リジィから
  『雑音』との罵声とともに
  6人組の音盤を奪って捨て、>>0:102

  また今回の招聘でも、
  その人望から失敗に終わったとはいえ
  裏でリジィの願望を挫くべく画策していた
  帳本人で。


  男はちらりと、対岸にいる目立つ髪の若者の
  様子を窺うように一瞥すると、
  こちらに歩を進めてきた。 ]
(301) 2020/09/23(Wed) 22:47:40

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 切るような視線が、
  いつか見た目の前にそそり立つような
  針葉樹の枯れ木を想起させる。
  

  出演が決まった時にマスコミに書かれた。
  メンバー達はくだらないと笑い飛ばした
  ゴシップ記事の下品な色彩が目にチラつく。 

  
――お前のやってきた事を俺は知ってるぞと
  己を見透かし、嗤うそんな目を、

  ―――覚えている。
 ]
(302) 2020/09/23(Wed) 22:51:19

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ …脳内で何かが警鐘を報せた。

  逃げるように視線を外し、場を離れようとする。


  しかし辺りは恍惚とした人間達がひしめき合い
  思うように進めない。

  男はずんずんと近づき、
  しかしすんでのところで視線を外し、
  
   ――横切った…?

  しかし、奴はすれ違いざまに
  小さな、小さな声で言葉を残し、
  去って行ったのだ。]



   
――『貴様のような下賤な人間が
     高尚たるこの一族を穢すな。』




 [ ……と。]*
(303) 2020/09/23(Wed) 22:52:47

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 小さな楽器工房にて ――


[ >>279
  ああ、すみませんと、
  彼から最初に聴こえた声は
  どこか戸惑いがあった。

  それから、
  この街で本当の素晴らしい音を奏でたいと言う
  彼の声音は温柔なものだった。

  
  彼の手にあるヴァイオリン。


  厳選されたヴァイオリン材で
  ヴァイオリン職人が丹精込めて作ったものと
  一目で分かる。

  彼が愛おしそうに撫でる指に伝わる
  木の温もりまでも想像ができた。 ]
  
(304) 2020/09/23(Wed) 22:53:26

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
  分かりました。
  見せてもらえますか?


[ >>281
  ヴァイオリンを受け取る。
  それは使い込まれているが
  手入れが行き届いていた。

  毎回の拭き取りを丁寧に
  欠かずにしているのであろう。
  弓は反り、弦の調整もいい。
  ケースを見たところ、よく持ち歩いていそうだが
  温度、湿度の管理にも
  気を配っていることだろう。 ]


  そうですね。
  弓毛がそろそろ取り替え時期です。
  お取替えいたしますか?
  
  
(305) 2020/09/23(Wed) 22:58:39

【人】 楽器リペアマン ティグレ


[ 彼が承諾してくれるのなら、
  ティグレは彼と向き合うローテーブルに座り
  彼にコーヒーを用意して
  毛替えを行うだろう。


  その時に、
  彼にこの工房に入ってきた時の戸惑いの理由を
  聞いてみようか。>>304

  彼がどこでこの楽器を手に入れたか
  そんな話にも興味があった。


  ティグレは楽器のリペアを行いながら
  いつも奏者の声音に耳を傾けていたから。 ]*
  
(306) 2020/09/23(Wed) 23:03:15

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─コンペ会場・舞台─


[腕を伸ばした51歳の抱擁に>>290
おずおずと回された両の手。
彼女は私の言葉に一字一句耳を傾け、
真面目に聞き入れているように見えました。


この国にいる方々に、>>291
あなたの歌声はちゃあんと、届いておりましたよ。]
(307) 2020/09/23(Wed) 23:04:15

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  エヴィ……良い名前ね。
  こちらこそ、楽士として
  奏者としても最高の経験だったわ。

  そう、分かったわ。
  暗くなってきたから気を付けて帰ってね。



[本人の大丈夫という言葉を信じ>>293
その裏にある出来事は知ることなく



  頭を下げ、踵を返して人混みの中を
  まるですり抜けて行くかのように
  その場を後にした少女を見送って


……嗚呼、でも。せめてもう一度抱きしめて
「あなたは自分が思ってる以上に凄いのよ」って
伝えておいた方が良かったかしら。]
(308) 2020/09/23(Wed) 23:05:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[呆然と余韻に浸るかのように
舞台へ突っ立っていたら、


出場変更要請のあった参加者と
話をした結果>>241>>242
伝えに来た裏方の言葉に耳を傾けて


了承の指示とあちらの裏方陣についても
立ち入り出来るよう通行証などで便宜を図るよう
指示を出す楽長の声が僅かに聞こえる。]
(309) 2020/09/23(Wed) 23:05:36

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 『メイレン、いつまで舞台に突っ立っている。
  夜の出場者がいなくなった今、
  本日のコンペは終了だ。

  この後は会議もあるのだから
  さっさとこちらに来い。』



  ────承知しました。



[私ったら、あの時間が過ぎ去ってしまったことを
こんなに寂しく思っているとはね。

大人しく指示に従い、楽長が本日のコンペの
閉会宣言をして外での1日目は終了。
宮廷内で行われる1日目の総合合議のため

彼女が無事に戻れるよう祈りながら
場の皆さんへカーテシーをし
宮廷内の会議室に向かうのでした。]
(310) 2020/09/23(Wed) 23:06:19

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その一方で、彼女も私もその存在を知る
一人の御令嬢が>>@30


何かに巻き込まれたらしいことを
知らぬまま────]**
(311) 2020/09/23(Wed) 23:06:38

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−宮廷入口付近


    女性1人で、こんな夜にどこへ帰るんだ?


 [

    コンペの色々を従妹から聞こうかと
    彼女がいるであろう、宮廷内に戻る時。

    いつかの少女のような誰かが、
    彼が目指す場所のほうから歩いてきた。>>293
    近くには誰もおらず。


    ここでその人物を1人で返せば、
    従妹に軽蔑されるだろう。
    そんなことを考えながら、

    よければ家まで送ろう

    などと手を差し伸べただろうか。

                      ]*
(312) 2020/09/23(Wed) 23:08:22
宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a51) 2020/09/23(Wed) 23:17:53

鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a52) 2020/09/23(Wed) 23:18:25

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a53) 2020/09/23(Wed) 23:20:12

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 1日目の夕時 ――



[ 三本のバネとお釣りを持って
  エリクソンに指定された宿へ向かう。


  橋を渡ろうとした時、
  夕暮れに染まる空から
  1人の少女の歌声が聴こえた。


  官邸から?
  いや、聴こえる距離ではないか。

  
  その声に足を止めてしまったティグレは
  まあ夜までって言っていたしいいだろうと

  橋の欄干に背を預け、
  川から聴こえる秋の音色に交じる
  その歌声を聴きながら
  煙草を吸った。 ]
  
(313) 2020/09/23(Wed) 23:49:18