【人】 流星の騎士 ヌンキ>>515 アンタレス 「……前の代表はとてもいい方だったんでしょうね」 呟くように言い、持っていたグラスをテーブルに置く。 無事に戻ってきたからとて、その男が元の鞘に収まることはないだろうけれど少しだけ、どういう男だったのかなと考えてしまう。 それでも顎を捕らえられれば、目を丸くするだろう。 「はは、ささやかな反抗が大きな過ちになってしまっては困りますよ。でもそうだな……俺が揺るがないくらいの立場を得る事ができたら、その時は自分への褒美に素敵な一夜をいただいてもいいのかもしれない」 だけどからかいには苦笑で返した。 興味がないわけではないが、今はとてもそういう時期ではないのだ。 (517) 2021/04/17(Sat) 12:27:37 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>538 ヘイズ 「叶えたい願い? もちろんあるさ。 立場が変われば色々制約もかわってくる。俺は……少し自由に憧れてね」 ヘイズにとって夢のある話ではないだろう。 けれどこれから大人になれば減っていく自由をどう確保して楽しんでいくかはこの子次第だ。 「なるほど。いい人に拾われたんだな、君は。 君のギルドはとても温かくて良いところなんだろうね。 子供に会議を押し付けるのは褒められた話ではないが……子役の君にこんな大役を任せてくれるんだ、君はギルドにとって信用に値する大事な子なんだろう」 ヘイズはえらいな、と微笑んだ。 (544) 2021/04/17(Sat) 16:07:33 |
ヌンキは、「全部頼まなければいいのでは?」と訝しんだ (a134) 2021/04/17(Sat) 17:14:52 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>557 サダル 「いや、これくらいはお安い御用さ。 この辺の地理に明るくないのだろう? 気にすることはないよ」 サダルにペースを合わせゆっくりと歩き始めると、新たな文字。 先程より長めの文をじっくりと読むとなるほど、と考え込んだ。 「そうだね……、最善は生きたまま逮捕して謎を解明することだけど。そうは上手くいかないかもしれない。相手が知性を持つモンスターのようなものなら倒す必要もあるだろうし、人間であってもやむを得ず殺さねばならないこともあるだろうね。 大事なのは再犯が起こらないようにすること、これ以上被害者を出さないようにすること、それからここに住まう人たちを安心させることさ」 (562) 2021/04/17(Sat) 19:49:28 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>559 ヘイズ 「はは、父が厳格で厳しい人なのさ。父の命令には絶対服従なんだ。 今は騎士団にいるから家を出ていてね、父の顔を見ずにすんでるってこと」 ね? 自由が少しだけあるだろう? と言って笑った。 騎士団は規則が色々あるけれど、それでも実家よりはマシなのだと聞かれれば答えるだろう。 「あぁ、なるほどそういう話か……」 伏目がちに目線を落とす。 色々思い返しているようだが、少しの間をとったあと顔を上げて貴方をまっすぐに見た。 「初めて魔物を斬った時は怖かった。初めて人を斬らねばならなかった時は目を背けたくなった。 でも、自分に正義があると信じて戦ってるよ。 人はどうしても何かと争わねばならない時があるけれど、せめて自分の手が届く範囲は守りたいからね。それでも……怖いと思ったり泣きたいと思った心は忘れないようにしてる……かな」 でないと、死んだ者への餞にもならないから。 (565) 2021/04/17(Sat) 19:59:30 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>566 サダル 懸命に書かれた文字。 それをじっくりと読み、貴方の目線に気づくと苦笑して返した。 「そうだね、そうできたら良いけれど……俺は騎士だから。自分ひとりの判断で処罰を判断することはできない。でも、犯人が今まで起こした事の罪を償わなければならないのは確かだよ」 それが死か、重い刑罰か、それとも他の何かかは自分にも判断は難しい。 だけど。 「それでも……もし、相手に知性があって話が通じるのなら。俺は話をしたいし何故こんな事件を起こしたのかちゃんと聞きたいと思う。それがわかれば減刑出来る可能性もあるのだしね」 心優しい貴方の希望に添えるかはわからないが。 ただ何よりも、ここに住まう人を守らねばならない、その立場だけは崩せなかった。 (567) 2021/04/17(Sat) 20:38:04 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>569 ヘイズ 「君も演者なら、ロミオとジュリエットの戯曲とか知らないかな。 あれ、家に引き裂かれて結婚できなかっただろう? 貴族にとって結婚ってのは家と家で行うようなものでね、そこに本人たちの気持ちなんて関係ないことが多いんだ」 悲しげな目線を感じ苦笑する。 立場によって制約は変わるものだ、わからなくても仕方がない。 「そうだね、殺すのに慣れはどうしてもでてきてしまう。 昔よりも、楽にそれを行うことができてしまう……そこに正義があるからといって殺人であることには変わりないんだ。だからこそ忘れないようにしてるんだよ、ただの殺人鬼と同じにならないようにね」 (584) 2021/04/17(Sat) 23:12:39 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>598 ヘイズ 「そう……つまりはそういうことさ」 ロミオとジュリエットの有名なセリフの一つだ。 自分にそういう相手がいるわけではないが、出来たとしてその時どう動くだろうか。 父は厳格で子供を道具とでも思ってるかのように縛るが、かといって家族に愛されていないわけではない。父にも愛されていないわけではない。 家と自分の将来を考えてくれていると、そう思って受け入れられたらいいのに。 昔はそうして生きていたはずなのに……だんだんと歩いてる道が違ってきたのだ。 自分には、よくわからないけれどそのように思う。 「はは、ありがとう。 誰かの手本になれるなら光栄だな。今日の話が君の演技の役に立つといいけれど……あぁそうだ。今度、君の舞台がわかれば観に行きたいな」 (605) 2021/04/18(Sun) 0:39:14 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>609 ヘイズ 「仮死毒の薬か……いやいや、俺はまだ自由になる道を諦めてはいないからね」 それに、愛する人に後を追ってこられても困るのだといって笑った。 「そもそも今の俺は愛する人など居ないしね。 君は? 誰か気になる人とかいないのかな。君くらいの年になれば初恋の一つしていてもおかしくはないんだけど」 ふふふ、と少しからかいの色を込めた声。 それでもお辞儀を受け戦い方を教えてくれと請われれば目を丸くするだろう。 「えぇ……君がかい? あまり興味本位で知るものではないのだけど……そうだね、護身術の類でよければ、かな」 あくまで身を守るための術。 それ以上を年端も行かぬ子供に教える気にはなれない。 (618) 2021/04/18(Sun) 2:20:38 |
ヌンキは、もくしゃみした。 (a157) 2021/04/18(Sun) 2:20:56 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>626 サダル ペンくらい自分で買える。 全員に食事を奢った自分が人に何か買ってもらうなど。 だけどお礼をしたいというのを断るのは気が引けて、手にとったのは揃いのペンだった。 「……おっと、大丈夫かい?」 落とされたスケッチブックを拾ったりしつつ、書きかけた文が気になってしまったが。 スケッチブックその他購入後、別の文が沢山連ねられてしまい気になったことは聞けそうもない。 「そうだね、このペンは今日の記念だ。 会合が終わってそれぞれギルドに帰っても、俺もこれを見ると君を思い出すだろうね」 うんうんと頷いて、大事そうにペンを懐にしまうだろう。 (640) 2021/04/18(Sun) 8:48:25 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>636 ヘイズ 「おや、失礼。 俺は君はまだ子役で、そうだな……カウスとかとそう変わらない年だと思っていたよ」 つまり10代前半だと思っていたらしい。 違うのかな? それなら失礼したねと首を傾げつつ。 「ぇえ、俺かい?」 自分の名前が出されれば、これはかわされてしまったなと笑った。 「わかった、護身術でよければ教えよう。 敵はいつ君を狙ってくるかはわからない、武器ありきの戦い方を教えるよりよほどその方が良いんじゃないかな。けれど体力もつけなくてはいけないよ」 見かけの年齢に似合わない意思の強さに感服しながら、申し出に了承の意を示すだろう。 (641) 2021/04/18(Sun) 8:57:16 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ>>649 ヘイズ 「……? え、今」 何歳と言った? そこだけが、全く別の言葉になってしまったかのように聞こえわからなかった。 声が小さくて聞き取れなかったのとは全く違う。 少し眉をひそめたが、ヘイズがあまりにも普通なようだから、何も言えない。 「そう、君は色んな人に興味があるんだね」 わからないならいいよ、と笑って返したがそれよりも先程の年の話の方が気になってしまった。 それに目の前の子役が気づいたかはわからない。 「あぁ、普段からここにいるのか。 じゃあ分かりやすいね。 ……ところで、君の年齢を他に知っている会議メンバーはいるかい?」 (704) 2021/04/18(Sun) 20:28:36 |
ヌンキは、ひとり、窓の外を見ながら考えている。 (a196) 2021/04/18(Sun) 21:39:25 |
【人】 流星の騎士 ヌンキ「……俺は人形じゃありませんよ、父上。 必ず、やりとげてみせますとも、団長。 俺は騎士、ヌンキ。 伯爵家の次男としてここにいるわけじゃないんだ……俺には、俺の意思があるんだ、ここに」 小さく呟いた言葉は、誰にも聞き届けられず宙に消えた。 (714) 2021/04/18(Sun) 21:43:20 |
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