Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a5) 2022/12/16(Fri) 0:44:24 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a21) 2022/12/16(Fri) 12:07:48 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:人生相談 ── やあ、フォルス。 この店は人生相談とかやってるかい? [ 面倒な客が面倒なものを所望してきた。 客足が少ない時間を選んだつもりではあるが、 彼の懇意にしている人がいるなら、それはそれでの心算。 相談料1時間いくらかな、なんて言いながら返事も待たず ずかずか入り込むが、断られたら大人しく退散予定。 もし「相談ならカルクドラに」と促されたなら、 「彼には懺悔をしてる」と、ならセットでやればいいのに と言いたげな返しをしただろうか。 ] お題はいくつかあるんだけれど、 そうだな、一番最後のは…… 多分、君に頼むのが一番いいと思ったんだ。 [ 付き合いは5年。細くてちょっと長い。 だからそれまでのどこかで初めてのお買い物だった ]メルロンを食べた彼の顔の感想を>>0:536、と 約束していたのには、「可愛かったよ」という おまえの中ではそうだろうなという感想を述べている。 まあこれは別のお話。 (64) 2022/12/16(Fri) 12:41:24 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 続きを促されたなら語り始めるだろう。 ] 君の、友達って……………どんなひと? [ 滅茶苦茶気まずそうな顔が「誰」かを物語っているが、 聞かれれば素直に『魔術師』と答えるだろう。] いや、わかってるんだ。 きっとこのまま知らないまま、 見ないままの方が多分お互いにとって楽だって。 でも、こう、知らないまま嫌いなものがあるって、 知り過ぎて嫌いって人に対して 説得力がないかなって思って……それで。 よければ、聞きたいな、と。 [ 自分のことを何と言っているかだとか、 本心でいつでもあんなに楽しそうにしているのかとか、 最終的に本人に聞いた方が早いようなあれそれ。 実際にそう言葉にされたかは、さて。 ] (65) 2022/12/16(Fri) 12:41:40 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 次は何を聞こうか。 色々と話をするつもりで来てみたけれど、 1時間(と勝手に枠取りした)では少々心許ない。 ので ] ……人生相談にフリートークのオプションってある? [ とボールを投げてみた。 なんでもいいから喋って!ととても他力本願。 オプションがあったかどうかは、店主次第。 ] (66) 2022/12/16(Fri) 12:41:59 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベルじゃあ、最後の相談。 君、あの子と仲がいいよね? 『悪魔』…ゼロと。 [ 店も常連みたいだし、前にデートにも行ったって? 好青年風のさらりとした笑顔だが後半はちょっとおこに 聞こえたかも知れない。多分気のせい。 ] もしあの子が一人になったら、 気にかけてあげてくれないかな? [ それはまるで遺言のように響いたので、 ああ、死ぬわけじゃないけど……いや死ぬのかな? なんて他人事のように言い添えつつ。 ] 君にだって君の事情があるだろうから、 無理にとは言わないんだ。ただ…… わたしたち、あの子のことだけは諦めが悪くて。 [ 頼んだよ、なんて託した気になった。 でもなんだかんだ面倒見がいい(と思ってる) 彼のことだから、きっと思いを受け止めてくれると。 信じていい気がしていた。 * ] (67) 2022/12/16(Fri) 12:42:37 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a23) 2022/12/16(Fri) 12:49:07 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a24) 2022/12/16(Fri) 13:06:00 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:続・未知との遭遇 ── [ 仲良くして欲しい>>0:394、とは願い出たものの。 子供が未知の生態であることには変わりない。 自分を物差しに、は土台無理な話なので早々に諦めて。 わたしたち の説明>>0:392にとんと理解が及ばず、 あどけない仕草で背後に隠れた人を探すところなんて >>0:524思い出すだけで……頬が緩んだ。 成程、これが子供というものか。と得心を得るに至る。 変わったものを怖くない、 嫌いじゃない、と見つめ返す瞳に嘘はなく、 ……いや、嘘というものを持ち合わせないような無垢さ を疑うこちらの方が申し訳なくなる。 子供が来る、という話を聞いて、何となく甘い物が好き だとか、カラフルで楽しいものに惹かれるだとか、書物 に並ぶ情報だけで用意してみたけれど、どうやら刺激が 強かったようで、それは失敗したと思った。>>0:525 そんな砂糖菓子分の贔屓を知ることがあれば>>70、 ]困ったように「ありがとう」と笑っただろうか。 (104) 2022/12/16(Fri) 15:39:38 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ なのでリベンジにと、 そういえば持ち物に数冊の絵本があったので、 本来の年齢にはそぐわないかも知れないが 丁度字を学び始めたとのことだったので>>0:74>>0:149 後日進呈することにした。 表紙絵が綺麗で気に入っていた三冊の絵本を見せて、 よるくまシュッカと夜空へ小旅行をするお話。 針がチョコで出来た不思議なハリネズミのお話。 黒猫の……は、一瞬躊躇ったけど、 自分の名前があるものなら気に入ってくれるだろうと。 膝に乗せて読む…のはどうだろうか(物理的に) 無理なら隣で、読み聞かせでもしようかなんて。 ──……それは、本当に小さな小さな昔の話。 ]まぼろしよりも薄ぼんやりな記憶。 温かく包まれながら子守唄のように聞かされた、 なけなしの愛みたいなものの思い出。 * (105) 2022/12/16(Fri) 15:40:32 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 余談だが誕生日プレゼントについて。 これまで実家では部屋に山の様に積まれた、 選ぶという行為を伴わない誕生日プレゼントを 受け取っていた身として、 そして自分の為にと選んでくれるプレゼントの尊さ を知っているので、 彼がそれがいいと思った物を受け取る心算であった。 ので、白くて丸い片手サイズの可愛らしい羊が二匹、 皮肉にも 双子の様に並ぶことになった…かもしれない。>>0:529>>0:530 * ] (106) 2022/12/16(Fri) 15:41:06 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a27) 2022/12/16(Fri) 15:48:03 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a32) 2022/12/16(Fri) 19:24:32 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:薬師の君へ ── [ >>1:121おどけて言ってみたのだけれど、 まあ当然誤魔化されてなんてくれなくて。 怒られたには怒られた、けれど。>>125 心配。それもあるだろうけれど…なんだろう。悔恨? 誰あろう自分の所為だとは、いくら鈍くても察した。 貴女がそんな風に感じる必要なんてないのに。 ] ごめん、大事な君の薬を、よくない使い方して。 傷つけることになるなんて考えてなかった。 軽率だったよ。それは本当に謝る。 でも自傷のつもりはなかったんだ。誓って。 [ 傷つけたことを否定するなら、それでもいいけれど。 見ていられないくらい……なんだろう。そうだ。 寂しい。 見ているだけで、凄く寂しくなる顔をしてたから。 許されるなら、そのたおやかな手を掬い上げ、 自分のそれを重ねる。 ] (171) 2022/12/16(Fri) 22:16:00 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 自傷のつもりは、本当になかった。 飲んでも飲んでも頭痛が止まなかった。 どうしてどうしてと、泣いても叫んでも許されなかった 痛みの記憶が鮮明に思い出されて。 アリアの薬なら、なんて 馬鹿なことを考えた。私の罪だ。 だから、今から語るのは彼女への誠意。それから、 …………多分、聞いて欲しかったんだと思う。 友達、だと、勝手に思っていたんだよ。貴女のことを ] ……ええと、わたしたちの家のことは話したんだっけ。 中央の名家で、とても恵まれていたと思う。 ただちょっと……折りが合わなくて。 物心つく前からの大反抗期でさ、親も手を焼いてた。 それでもなんやかんや落ち着きはしたんだけど、 まあ今から家族やりましょう、なんて言えない空気で。 腫れ物扱いの上に外に出られない生活で、 まあわたしたちはそれでもよかったんだけど…… ってそれはいいや。 この洋館に来て、それでも細々とやりとりがあってさ。 誕生日も、数日遅れてお祝いしてくれたりして。 この人たちもきちんと家族をやり直ししてくれようと してたのかなって。思ったんだ。 (172) 2022/12/16(Fri) 22:16:19 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル……馬鹿だよね、子供を捨てるまで 思い詰めてたなんて知りもしないで。 [ それを告げる書類が、奇しくも誕生日の朝── 一度目の喪失に重なった。 ああ、私はまたなくすんだ。 そして、どうしても諦められないものまでなくすんだと、 思って、しまった。 ] それで…………頭痛が酷くて。 痛くて痛くて、いっぱい飲んじゃったんだ。 本当に、ごめん。 [ それでも、本当のことだけは、 決して言葉には出来なかった。 言葉にしたら全て失う気がして、言えなかった。 ごめん、と、手を取ることを許されていたなら、 押し頂くように強く握り締めて。 ] (173) 2022/12/16(Fri) 22:16:55 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル…………まだ、わたしたちの先生でいてくれるかい? [ 薬師を指して『先生』と。 貴女が辛抱強く付き合ってくれたから、 痛みを憂うことも少なくなったんだよ。 生き易く、なってたんだ。 洋館に来て初めて訪った人。受け入れてくれた人。 薬だけじゃない貴女の真心が支えてくれた。 だからやめるなんて言わないでと、 縋り付くような気持ちを隠して、そう訊ねてみた。 彼女の、答えは ──── …… * ] (174) 2022/12/16(Fri) 22:17:24 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ >>126 ノックの音が微睡みに差し込む。 “彼”のものではない。 というより、彼以外で自室まで訪問する人の方が珍しい。 軽い、華奢な手で鳴らされた音が、夢に沈む思考をゆるり と呼び覚ました。 誰だろう。 ……いや、誰なんて考えるまでもなかった 女性陣とは殆ど個人的な付き合いはなかった。 彼女らと並ぶと自分との相似を感じさせ、 また彼女らを羨ましいと感じる心がどこかにあったんだ と思う。何となく、居心地の悪さを感じていた。 でも風に乗り届く彼女らの声を聞くのは楽しかった。 憧れて、遠くから眺めるだけで満足な気がしていた。 全てはもう遅いのだけれど。 そんな華やかな姿が過ぎりながら、 凪いだ水面のような彼女、本当は沢山の優しさを湛えた その人が その後ろ姿を見た気がして ベットを跳ね起き、沈黙を答えに立ち去る彼女を 捕まえようと──── ] (175) 2022/12/16(Fri) 22:18:08 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル待って!!! [ 扉の前にいなくてよかった。翻る蒼布はまだ遠くない。 咄嗟に彼女の手首を掴めただろうか ] ……あ、ごめん。 びっくりさせてしまった、よね。 どうしたんだい? こんな時なのに、君が来る場所はここじゃないだろう? [ いつもの顔で告げて、 それがもう必要のないものだと思い出す。 ] (176) 2022/12/16(Fri) 22:18:33 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル…………ああ、いや。 もう、嘘つく必要なかったんだった。 ごめんね。 私、先生に嘘ついてた。駄目患者でごめんなさい。 [ いつか語り損ねたこと>>173を、彼女に伝えた。 わたしたちが、ただ生きることを許されたかった少女の 幻想だということを。>>0:106 そしてその幻想は神の前に敗れ>>1:271、 そうまでして失いたくなかった人の手を振り払い>>1:315 何もかもが終わってしまったのだと。 ] (177) 2022/12/16(Fri) 22:19:34 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル私のことはもういいの。 私、諦めるの得意だから。 貴女の優しさが必要な誰かのところへ行ってあげて? 先生………………アリア。 来てくれてありがとう。凄く嬉しかった。 [ なくしたというには晴れやかで。 きっと、肩の荷が降りたような。 それがどれだけ厭わしくても大事なものだったか。 でも偽らざる顔で彼女と向き合えて良かった。 世界が滅びるなら、これが最期かもしれないから。 * ] (178) 2022/12/16(Fri) 22:20:12 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a39) 2022/12/16(Fri) 22:25:59 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a41) 2022/12/16(Fri) 22:27:56 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ アリアの訪問を受ける前。 >>126 他ならぬアリアの薬を飲み、うつらと揺蕩う。 鎮痛剤と、眠れない時の為の薬を少し。 眠りたいわけじゃない、ただ何も考えたくない。 いつまでも考えが巡るだけだ。 ただ彼が大切で、幸せでいて欲しくて、失いたくなくて、 独りにしたくなくて、離れないで欲しくて、彼が好きで。 ……彼はどちらを選ぶのだろう。 …………世界が滅びることを、選ぶのだろうか。 中央の華やかさが生み出す闇の中で独り、 世界の暗いものを知り過ぎてしまった彼が、 世界を呪いたくなる気持ちは、多分、理解していて。 でも、わたしに世界を見せてくれたのはあなただった ] (236) 2022/12/17(Sat) 3:12:45 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 鳥籠の外なんてどうでもいいと 嘯いていた私を連れ出してくれた。 結局洋館の中でも篭りがちな私だったけど、 ここでの生活は面白くて、楽しくて、 そして彼がいたから好きになれた。 ……だから同じ気持ちを返せればなんて夢物語。 名前を呼ぶ権利もない私には何も出来ない。 ずっと彼のことを考えている。 呼べない名を想う度に息が詰まる。 世界も箱庭も私自身もどうなろうと構わない。 彼がいないなら、なんだっていい。 ────何も考えたくなくて、目を閉じた。 *] (237) 2022/12/17(Sat) 3:12:46 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a56) 2022/12/17(Sat) 3:20:16 |
(a58) 2022/12/17(Sat) 3:30:42 |
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