【人】 綴 千翠…私もお風呂に入りたいと思っていたので、 ゆっくりして頂いて大丈夫です。 用意が出来たら、私から連絡しますね [鞄を取りに戻った店で、鹿賀さんが何度かスマホに メッセージを送ってくれていたのは確認している。 迎えに来て貰って待たせてしまっては申し訳ないので そのように提案し、今度こそ、彼が自室に戻っていく 後ろ姿を見送った。]* (157) 2022/08/01(Mon) 16:48:49 |
【人】 綴 千翠[身体も髪も、涙に濡れた顔も全部洗って、 肩までお湯に浸かると、私は芯から解れるような 心地よさに目を閉じながら、そっと胸の中心にある 手術痕に触れる。] …ちゃんと話さなきゃ [隠したままではいられない。 ひとめぼれだと鹿賀さんは言ってくれたけど 彼は私にこんな傷があることは知らない。 もう痛みがあるわけではないけれど、私自身、 どれ程時間が経ってもこの痕を見慣れるという事は なかった。] (169) 2022/08/01(Mon) 19:01:15 |
【人】 綴 千翠[お風呂から上がると手早くスキンケアを済ませ着替える。 鏡を見て、少し考えて軽くお化粧を施した。 そうして、シルバーのバレッタで緩く髪を束ねると、 スマホを手に取り、鹿賀さんにメッセージを送る。] 『鹿ちゃんさん、支度出来ました。 待ってます。』 ** (170) 2022/08/01(Mon) 19:01:21 |
綴 千翠は、メモを貼った。 (a40) 2022/08/01(Mon) 19:15:06 |
【人】 綴 千翠― 鹿賀さんと ― [メッセージを送るとすぐに返信があった。>>174 その返信から程なくして、ドアがノックされる。 早いくらいなのに、お待たせしました、という 鹿賀さんに微笑んで、私は部屋を出た。>>175] …ありがとうございます 鹿ちゃんさんのシャツも 綺麗な色で、素敵ですね [誉めてくれる鹿賀さんに恥ずかしそうにしながらも 私は彼を見上げ、そのシャツの主張し過ぎない上品な 黄緑色を眺める。 全体的に素材の良いもので整えられていて、また 鹿賀さんもそれらを着こなしていて本当に素敵だった。] あ、はい… [ご飯に行こうというのには勿論頷いて、] (178) 2022/08/01(Mon) 21:58:56 |
【人】 綴 千翠鹿賀ちゃんさん、よくご存知ですね [彼が事前に周辺情報を調べてくれているとも 知らず、近くにお店があると言う彼に 感心していた。]** (179) 2022/08/01(Mon) 21:59:00 |
綴 千翠は、メモを貼った。 (a44) 2022/08/01(Mon) 22:14:37 |
【人】 綴 千翠───…あ、ありがとう、 ございます… [最初、その所作に戸惑いつつもお礼を言うと 私は彼の手に自分のそれを乗せる。 けれど、心の中でエスコートなのだと何度言い聞かせ ても、慣れないことに緊張して。 恥ずかしさに顔が熱くなることは、止めることが 出来なかった。]** (203) 2022/08/01(Mon) 23:32:13 |
【人】 綴 千翠― イタリアンレストラン ― [鹿賀さんが連れて行ってくれたのは、路地裏 にある一軒家の隠れ家的なイタリアンレストラン。 ネットなどでは、非常にわかりにくい場所にあるため 「隠れ過ぎ」などと言われているが、そのメニューは どれも絶品。 2階の席からは海が見えると知る人ぞ知る評判のお店 だった。 鹿賀さんから名前を聞いた人の良さそうな柔和な女性は 上の予約席へと私達を案内してくれた。>>235] ───雰囲気の良いお店ですね… [手作りのメニューを受け取りつつ、私は鹿賀さんに 感想を告げる。 料理の種類はそれ程多くはなかったが、それはそれだけ 一品一品が丁寧に作られているからだと思った。] (248) 2022/08/02(Tue) 19:33:58 |
【人】 綴 千翠…こちらのお店のメニューはどれも美味し そうなので迷うのですが、普段は今の季節は 大体、冷製パスタを好んで注文します [冷製パスタにトマトは欠かせないことを考えると、 今の季節はトマト系が好みということになるのかも しれない。 だからと言って、クリーム系や和風が嫌いという訳で はなく、チーズもどちらかと言えば好きなほうなので 特別匂いを気にしたことはなかった。]** (249) 2022/08/02(Tue) 19:34:00 |
綴 千翠は、メモを貼った。 (a59) 2022/08/02(Tue) 19:52:39 |
【人】 綴 千翠いつか、カルボナーラも食べてみたいです [注文した冷製パスタを美味しそうという鹿賀さんに 彼が注文したものもそうだと私は微笑む。 そういう要望があるのか、後に料理が運ばれてくると それぞれ取り分けて、食べられるように小皿が 付いており、互いの料理を味見出来るように なっていた。] (258) 2022/08/02(Tue) 22:52:13 |
【人】 綴 千翠― イタリアンレストラン ― …入院、してたんです。近くの病院に [私は鹿賀さんに視線を戻すと、やるせない笑みを浮かべ 鞄からケースに入れた錠剤を取り出し、そっと、テーブル の上に置いて見せた。] 話しておかなければと思っていたんです。 …私の身体のこと、私の、病気の事 [鹿賀さんが私に好意を寄せてくれていると言うなら 尚更、話しておかなければいけないこと。 私の事を何も知らないままにひとめぼれをしたのなら 今、最初に。きちんと伝えておかなければ いけないこと。] (271) 2022/08/03(Wed) 1:34:52 |
【人】 綴 千翠3年前の冬、 私の身体に腫瘍が見つかりました─── [私は、ひとつひとつ、鹿賀さんに話していく。 摘出手術を受けたこと、身体にはその大きな痕があること。 治療は今も続いており、お薬を飲んで生活していること。] …このお薬は病気が再発しないよう抑える薬 10年服用して再発がなければ、その時点で完治と 判断するそうです 逆に言うと、10年の間はいつ再発しても おかしくないということ 私は…普通の身体じゃないんです (272) 2022/08/03(Wed) 1:36:26 |
(a67) 2022/08/03(Wed) 1:43:30 |
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