【人】 薬屋 テレベルム― 祝祭一日目:イクリールと ― [基本的に殆どの日々は温暖で、希に雪が降る郷里。 眺めは良いし過ごしやすいが、戒律が厳しい地域だった。 女店主もまた背景は察せぬにせよ 男にとって善良な人物のひとりで、詮索は諄く無く>>25 練習不足でも不器用では無いと>>26フォローをくれる分にも 彼女の気遣いを節々から感じる。] 酒が美味くなる魔術か。 そいつは素晴らしい研究成果だな。 学会に届けて大金でも貰って、――…酒代にでもするか? [善良なだけでは無く、彼女は知恵も備わっている。 面白い観点だと、冗句には冗句で乗り>>27 但し表情筋が生真面目な性質である所為か冗談らしくならず。] (42) 2021/12/12(Sun) 10:19:39 |
【人】 薬屋 テレベルム……すごいな。 買ったばかりの時みたいになった。 [固まったクリームソースも、粘性を失ったマカロニも ほくほくと仕上がっていたのに冷えたことで 魅力を失っていた馬鈴薯も、実に美味そうだ。 ぐくう、と、わかりやすい腹の音が 彼女の耳に降参を訴えるのと 彼女の夕食への誘いかけはどちらが早かったろう。] ああ、それにトマトも食べたいし――…、 うまそうなワインを一人で空けようとは言うまい? [いくらか彼女の文句>>1:179に対する意趣返しも籠めて 出店の戦利品の相伴に与りたいと口にし、 案内されるまま、カウンターの先>>0:392へと歩もうか。] (45) 2021/12/12(Sun) 10:20:56 |
【人】 薬屋 テレベルム…ああ、と。 肉料理はすまないが遠慮しよう。 性分で、肉だけは避けている。 [すまなそうに謝罪だけはしておき。 丸椅子を貸して貰えるようなればそこに腰を落ち着ける心算*] (46) 2021/12/12(Sun) 10:21:06 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a9) 2021/12/12(Sun) 10:32:27 |
【人】 薬屋 テレベルム― 真珠堂 ― [祝祭の二日目は稼ぎ時であるから、店を開けるべきなのだが 少なくともこの状態で訪客を受け入れる訳に行くまい。 朝食を取るどころでは無いが>>53不思議と腹は減るもので。 けれど今胃が求めたのは出店が常では無い出店の ちょっとしたオードブルや好物のパイではなくて、 喧嘩とも呼べぬみっともない有様を見せたくない恩人の 滞在期間に口にした、心尽くしの手料理であった。 長寿の人魚が死の予兆めいた記憶辿りをするなどと 春を求める渡り鳥では無く、不吉な鴉でも哭きそうだ。] …、…まだ、開店、前 [床に転げた無様で、傍らの扉が傾ぐ音を聞く。>>54 訪客の顔を見る前の制止であったが、 魔術師の張り詰めた声>>55を聞き、息を飲む。] (59) 2021/12/12(Sun) 12:20:05 |
【人】 薬屋 テレベルム ……ラヴァ。 [伏せかけていた瞳を緩慢に開いて、黒衣の女を視界に収め、 情けなさと気を病ませはしないかと危ぶむ感情から 苦痛よりも心が痛く、きゅっと眉を寄せたが いっそ彼女の方が悲愴なかんばせで>>56 大丈夫だと言いたげに細い肩を軽く慰撫する。] ―― あぁ、待て。膝が汚れてしまうぞ。 あんたの家みたいに、床が綺麗ではないから。 [魔術の行使で整頓された家>>1:17とは異なり、 膝を床に臥して介抱の手を翳す彼女に忠告はするも 流れる血の力のみで自然に治るのを待つよりは、 不得意でも彼女の力を借りる方が早かろうから、 跳ね除けるような真似事はせず、苦く微笑むのみ。 猫たちは心配そうに鳴いていたものの、 兎の血を引く彼女を引っ掻こうと躍起になる訳でもなく 邪魔にならない距離感に霧散して、様子を遠巻きに窺う。] (60) 2021/12/12(Sun) 12:20:44 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a14) 2021/12/12(Sun) 12:27:51 |
【人】 薬屋 テレベルム[エオスのアイドオルの顔や、相応の価値もありそうなローブを 緋色の酒で汚す前に喉を鳴らして耐えただけでも 男は帰り道で刺されずに済む事だろうとも。] ……あのな、不意打ちで息を止めにかかるのをやめろ。 年寄りが相手なら心臓が止まる。 [何処から何処まで彼女は勘を冴えさせているのか。 想像でしか測れぬことだが、きっと彼女も男と同様に 大年寄り仲間なのであろう事だけはなんとなしに察している。] (74) 2021/12/12(Sun) 13:18:17 |
【人】 薬屋 テレベルム[高尚な力を持つ魔術師らしかぬ表情はただの女で>>76 誰しもが守りたいと願うのではないかと夢想する仕草だった。 そうでなければ虫に刺された程度では無い己の怪我よりも 彼女の膝が汚れたり冷たい床で足元を冷やさないかと 心も騒ぐことは無いのだから。] 痛いと泣き叫ぶ必要は無かろう。 あんたは俺が泣き言を零さなくても そんな顔をするのだから。 [草食動物が不機嫌さを示すのを彷彿とさせる睥睨なら いくらでも受けて困らぬものであるけれど>>77 泣かせたくないと主張しながらも男として不甲斐ないものだ。 彼女が案じてくれたように裏街での商売はリスクが付き纏い 万が一の事態を招かぬとも限らず。>>78] (89) 2021/12/12(Sun) 14:11:40 |
【人】 薬屋 テレベルム……ありがたい申し出だ。 [心の柔らかい場所に染み入るような、安堵感。 自力で腰を上げる事は出来そうだが、 男の頬に触れた指は酷く、暖かいもので執着を沸かせるのと ――それから、 ひとりにしたら死んでしまいそうだという 迷信とも古語ともつかぬ喩え話を思い出したから。 魔術師の嫋かな手を握り込み、床から身を起こす。] (93) 2021/12/12(Sun) 14:13:35 |
【人】 薬屋 テレベルムラヴァには、面倒な落としものを拾わせた。 すまない。 …それと、ありがとう。 [この街に来た日、彼女が居なかったら男は恐らく死んでいた。 今も、彼女に心配をかけまいと祭の期間耐えていたら 死ぬまではいかずとも魔力が絶え絶えになり 最悪を想定すると、泡になっていたかもしれない。 だから、彼女が魔術師で救われたいのちは此処にあって、 彼女がただの人間では無いからこそ、救われたのだ。 その意味を伝えたいと思いはするが、 今は、まず、場を移すのが先決であろう。] (94) 2021/12/12(Sun) 14:13:56 |
【人】 薬屋 テレベルム[貴重品の類をよせあつめて布の鞄に詰め、 店を後にし、雪のはらつく銀世界へと出かけようか。] …寒い…。 朝が冷えるのは当然だが… 今日はとくに。 あ、 [ふと、手を取ったままであった事を思い出し、 ばつが悪そうに離してやろうとして。*] (95) 2021/12/12(Sun) 14:14:18 |
【人】 薬屋 テレベルム― 回想:イクリールと ― [五十歩百歩な若作りである事は言うまい。>>84 これでも千年は生きる人魚の中ではまだ若い部類であるから。 なんとも気まずい胸のうちを事実手を当てて胸を抑え] 安心しろ、あんたは若くて美しい。 魔女の鏡に身を写しても同じ言葉を受けるだろう。 [誤魔化している女、とは見えない、と主張しておく事にして。 香ばしく料理された肉が食べられていくのを見ると>>85 身がすり潰されているような心地で心が痛いが 極力顔に出さないよう、グラタンを取り分けて ビスケットに付けて口に運びながらワインで喉を潤し。] (96) 2021/12/12(Sun) 14:31:29 |
【人】 薬屋 テレベルム 言っておくが、喧嘩は弱いぞ。 [捕食者に目をつけられる立場であるのは理解していて、 最低限の護身手段は一応、用意しているものの。] ……考えておこう…。 あんたが腕利きに顔が聞くなら今度でもいいから 紹介してくれたら助かるがな。 [トマトも取り分けにかかり、口に運ぶ。 護衛のアテに心あたりは無い為、頼る先を見つめて。*] (98) 2021/12/12(Sun) 14:33:19 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a19) 2021/12/12(Sun) 14:37:16 |
【人】 薬屋 テレベルム[彼女の告ぐ道徳心>>103は善良な民が持ち合わすものであり、 オーナメントで喜ぶちいさな子供とて学ぶようなものだ。 彼女から聞いた話では無く、客との世間話で知った事だが 魔術師というものは大凡そこまでお人好しでは無いらしい。 それは男にも心あたりがある。 人魚を人間に変えた>>1:16魔女は、大事なものを奪うという 謂わば、悪魔と人の取引めいた『親切』を掛けた。 傷つく、苦しむ者を目の当たりにすると 自分の事のように悲痛な表情を浮かべるのは ―――彼女自身が、傷つけられ、苦しんで、 もしかすると、その時には手を差し伸べてくれる者が 居なかったのでは無いか、だから手を伸ばしてくれるのか。 ―― なんてのは、あくまで想像で、確信では無いけれども。] (113) 2021/12/12(Sun) 16:50:17 |
【人】 薬屋 テレベルム あんたには助けられている、感謝は尽きない。 …だから恩は返させてくれよ。 ――思いつめる事があれば、いつでも打ち明けて欲しい。 [詮索はせず、けれど、善意に肖るのなら、これだけはと。 手を取る力は魔力を失い精気が足らず 大したものでも無いが>>106然と伝えて。 荷作業は二人で行えば須らく進み、出立も滞らず。>>107] …ん。 ……こうしている方がいい。 [照れているのだ、とまで真意を語る事も無かろう。 相変わらず、彼女が連れ帰るのは猫犬ではなく、 男性なのだが、と心配したくなるような隙が不安だが 願いを打ち明けやすくなったのは、確かだ。 勧められるまま外套を深めに被り、 祝祭二日目となれば異様な早起きの習慣も少なく 人気が少ない路地を行き、懐かしさを覚える一邸へ。>>108] (115) 2021/12/12(Sun) 16:51:20 |
【人】 薬屋 テレベルム[読んでみたい、と思うも、中身を読むほど刻は無く。 否、読んだところで魔術の専門的な内容であるのなら 男には理解できぬ代物であろうが。 まだ、体の表面には彼女の気遣いである魔術の名残>>107が 朧に残っている気配があり、寒さは薬屋より相当和らぐも 暖かな光を宿す両手>>109が此方に向けられたので 与えやすいようにとローブのフードを下ろして、 ターバンを乱雑に結った豊かな長い髪を晒し、 白く柔らかな十指と、掌を受け入れる。] 飲料もありがたいけれど、願い事をしていいか? [魔力に包まれる心地に甘く浸りながら。 月を想わせる彼女の柔らかなかんばせを見つめ。] (117) 2021/12/12(Sun) 16:52:40 |
【人】 薬屋 テレベルムひさしぶりに、あんたの作ったものが食べたい。 ……相変わらず、肉は食えないんだが。 [この祝祭の日に、態々料理をしろと望むのも大概だが、 この家は居心地が良く、酷く、暖かい。 ラヴァンドラが、居るからだ。*] (118) 2021/12/12(Sun) 16:54:16 |
【人】 薬屋 テレベルム― 回想:イクリールと ― [どうやら、男自身が人魚である、とまでは 女店主には知られてないようで>>100安堵を覚えもするが 恐らくはそのうち、こういった酒の席で明かしてしまうかも。 魔術師の大切な友人、というだけで一定の信頼がある。 不老不死のようなもの、と打ち明ける機会が 彼女にこれまで何れ程あったかは解らないが そうか、と一言で。表情に変化が一切無く頷いてみせる人物は 男の他に果たしているものか ――それは彼女だけが知る事。] 長く生きるのも苦労するだろう。 別れが多い。 [苦労、と呼ぶよりは虚しさ、が意味として通る気がするが 男の周囲はすべて同じ長寿の生命体であったから 完全に理解るともいえないものの。 死に逝く生物たちを看取る側で在り続けるという事だから。] (121) 2021/12/12(Sun) 17:16:36 |
【人】 薬屋 テレベルム次は、ラヴァンドラと三人でも良いかもしれない。 ……俺は人の話を聞くだけの時間も好きなんだ。 [魔術師の家へ滞在する期間、 彼女の名は本当に良く聞いた気がする。 なんとなしに花が咲くような二人の談合を想像をしては、 うん、と、ひとりごち。 あまり遅くならないうちに向日葵の店を後にし、 また飲む暁にはワインは2本、いや3本ある方がいいと 贅沢な予定を立てながら、酒気帯びる体は冷えを忘れて**] (123) 2021/12/12(Sun) 17:17:31 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a23) 2021/12/12(Sun) 17:21:53 |
【人】 薬屋 テレベルム[体の外側から魔力を注ぐのは本来は非効率な手法であるのは 嘗てもこうして魔力を分けて貰った為存ぜぬが>>129 あの日は意識が薄かったのもあるが 大人が子供にするような仕草に人魚としては 300年は生を受けている手前気恥ずかしさは皆無では無いが。 熱心に力を分け与えようとする姿は陰湿な魔道士と程遠く 何処か、聖母や神聖な聖職者を彷彿とさせる。] ……だめか? [力を失い、急な暴行に晒された身の上の男が、 いの一番に求めるのが炊事であるのは珍妙だが>>130 居候で居続けたいと執着を沸かせたうちのひとつでもある。] (146) 2021/12/12(Sun) 20:35:43 |
【人】 薬屋 テレベルム[ ――キッチンの方で物音がする頃合に。>>133] ……騙した訳でも無いがな。 [実際に、いのちが魔力と共に流れていく危機感に包まれた時 妹との再会を押しのけて、彼女の家で飯を食いたいと 願ってしまったのだから、本意の『欲望』だ。 だが――…それだけでも無かった。 偉大なる某かが記した魔道書よりも、 彼女が何を過程として人間に成ろうとしているのか、 そういった経緯に触れたかった。 欲を言えば、もっと前段階の、根本も聞きたいが。 男は、グリモワールに触れるような恭しさで 彼女手製の、これまでの軌跡を記した手帳に手を伸ばす。] (149) 2021/12/12(Sun) 20:36:38 |
【人】 薬屋 テレベルム[思案の海に気をやり … は、と我に返った切っ掛けは、 彼女からの投げかけられた確認であった。>>157 甘いものと合わせるのは紅茶が好きだがココアの時もある。 まるで日記でも覗き見た気分が少し。 魔法では無く、>>155彼女の善意を、情そのものを 胃袋に詰めたいという願いも真実であるなら 桃のコンポートより甘そうな羞恥の仕草すら>>154 注がれる魔力以上に胸の内側が温まる心地だったが。] っ、悪い。 ……盗み読むような真似をした。 [反射で謝意を伝えてしまう。 炊事を口実にした訳では無い弁明もしたいが、 今はフードが無い彼女の耳もしおれた花のようで>>158 料理を所望する男に向けられた笑顔>>155を無にしそうで。] (161) 2021/12/12(Sun) 21:51:43 |
【人】 薬屋 テレベルム俺は、ずっと気になっていた。 あんたはどうして人間になりたい? [その気になれば郷里の魔女と交信を測る事も出来よう。 人魚を二人も人間にした存在であるから 彼女の夢の実現に対し、有益が手がかりもあるかも知れない] 人間になれたら幸せだと考えているなら。 ……人間になって、どうしたいかも、聞いてみたい。 (164) 2021/12/12(Sun) 21:52:46 |
【人】 薬屋 テレベルム[どんなものでも良かった。 彼女の心を、深い場所を、もっと触れてみたかった。 男はいつか、そう問いかけてしまうのが不安で、 彼女を知ることでこの地を離れる想定が削れるのが不安で、 身体の一部を売ることを選んでまで ―――この家を発つ事にしたのだ。*] (165) 2021/12/12(Sun) 21:53:48 |
【人】 薬屋 テレベルム …… あのなあ。 俺は、あんたにいのちを救って貰った男だぞ。 [一度死んだも同然で、流れ、流れたこの地が死に場所なら 死にかけた人魚を救った者に、人魚の生死を委ねても それは、彼女の自由である、とまで言わなければ きっと彼女は、本気で男が魔術の材料になると その覚悟を持っている真意は解らないだろうから。>>195 これが無ければ願いが叶わぬ、と彼女がいうのなら、 嘆くなら、 どれでも、なんでも、与えてやりたかった。 泪も、血も、肉も、 … 唯一の星を探す頼り(スター・ゲイザー)である 残った右目ですら、 希望になるのなら。] (215) 2021/12/12(Sun) 23:38:36 |
【人】 薬屋 テレベルム[人魚という生命体の価値は彼女がおしえてくれて そのリスクを今日分かりやすく突きつけられた>>196が 知らぬ何者かの欲望の為ではなくて、 命の恩人の輝かしい夢の為なら、悪くない。 一瞬でも、害を怯える苦悩の表情は たとえ愛らしくとも見ていたいとは思わない。 腕の中に収めては、>>197一時紛れる欲。 然れど、触れても触れられぬものを求めて。] ……、………そうか。 [彼女は酷く過保護だが、同時に琴線に触れるほどに 庇護欲を掻き立てる、愛玩の血統を継いだ。>>198 それは欠点では無く、何よりの長所だと男は知っている。 大空を仰ぐかのように耳の張った兎族の誰もが知らずとも。] (216) 2021/12/12(Sun) 23:38:57 |
【人】 薬屋 テレベルム[ ふぅ、と、 そこで漸く、口を挟まずに居た男の口が開く。] ラヴァ、あんたの人になりたい理由は分かった。 あんたの生涯の目標を、愚かなどとは思わない。 [夢の結晶とともに玉砕しようとした事は …嫌、だが。] (218) 2021/12/12(Sun) 23:40:15 |
【人】 薬屋 テレベルム[彼女が世界を愛せないのではなく、 世界が彼女を愛せないのなら。 男は、この世界の生き物では無く、 海の奥の、別の領域に潜む神話の一部だ。] (219) 2021/12/12(Sun) 23:41:36 |
【人】 薬屋 テレベルムだから、なぁ。いいか。 …… 別のものに、成らないで欲しい。 [彼女の頭部を抱く力を少しばかり緩めて、 人間になるな、という意味というよりは 夢と心中するなと、男は乞う。] (224) 2021/12/12(Sun) 23:43:06 |
【人】 薬屋 テレベルムこの街はどんな願いも見合う代価で 交換を叶うというのなら、 … どうか。 あんたの夢を、俺の使命で売ってくれないか。 [彼女のもとを離れない代わりに、不幸へ進むなと。 男は彼女を大切に思う、自分だけだとは言わなくとも 彼女の味方であり、仲間のつもりでいるし、 束の間の――…かりそめの家族では無く、 本当に家族で居たいと望んでいるから**] (225) 2021/12/12(Sun) 23:43:29 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a37) 2021/12/12(Sun) 23:51:55 |
【人】 薬屋 テレベルム ………、 [彼女の言う通りで>>261男は妹を探す為に人になった。 無言の肯定に、ローブを掴み、訴えかける彼女の温もり。 夢の代わりに孤独から救うと誓いを立てれば 彼女もまた、幻想では無く、男の欲する願いをくれた>>262 彼女にとっては嫌で仕方が無かったのであろう 疎ましかったのであろう>>0:322肉体の一部。 人らしかぬ、そして一般的な兎族らしかぬ 垂れ耳が揺れる様も>>261酷く、愛おしく。] 確かに、妹に逢いたいと思っていた。 [嘗て彼女の問いかけた言葉>>0:293に 否定も肯定もしなかったが、 … ] (293) 2021/12/13(Mon) 19:40:47 |
【人】 薬屋 テレベルム今は、そうだな、今も…妹には、逢いたいとは思う。 目的に背く事にはなってしまうが、殺すつもりは無い。 ただ ……幸せで居てほしいと、伝えたい。 [誰にも明かさぬ話を伝えたところで、少しばかり… 肩の力が抜けたような心地を得て。 頬を合わせ、ぽん、と彼女の背を撫でよう。] もしも、あんたが嫌でないのなら。 この街から少しだけ旅に出てみないか。 (296) 2021/12/13(Mon) 19:42:13 |
【人】 薬屋 テレベルム探す方法を得たから、そう遠い旅にはならない。 ちゃんとあんたをこの街にかえすし、 ……俺もここに、 あんたの生きるこの街に、帰りたいと思う。 許されるなら、…俺の傍に、居てほしい。 [彼女がどうしてもひと時すらこの街を離れたくないなら 男はささやかな願いも諦めるつもりで居る。 家族を残して遠くに行くのは、辛いからだ。*] (297) 2021/12/13(Mon) 19:43:05 |
【人】 薬屋 テレベルム― 祝祭二日目 ― [表の街での不祥事は邏卒が片付けてくれるのだろうが、 裏街での騒動となると動く事は無いだろう。 できれば知古となる商売先には売りたいものだがと 思案を巡らせていると、来訪があったようで>>238>>270 姿を見せずにいるべきだという促し>>271を受け 別室にでも行くべきかと奥へと歩んでいたものだが。 尻目にした魔術師への訪客>>271は前夜祭の出来事を 思い返すのも難しく無く、その場に一時足を縫いとめ。] あの時のチビじゃないか。 …観光名所の掲示に此処が載っている訳ではないよな。 [不思議な場所で再会したものだと訝しく思うも、 男が渡した薬が、彼女にとって 役立つもの>>1:82>>235であると知れることがあれば、 店から持ち出した在庫を少し譲るのも良いと考えそうなもの。] (301) 2021/12/13(Mon) 20:04:09 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a51) 2021/12/13(Mon) 20:08:44 |
【人】 薬屋 テレベルム ……ああ、本当に、 [彼女は一人前どころか、弟子を取ってもおかしくない 立派な魔術師でありながら、砂漠に一輪咲いたような 乙女そのものであり、可憐な少女のようだ。>>310 好きだと繰り返す代わりに、偽り無く。 ―― 愛い、と やんちゃに跳ねたり暴れたりする>>311耳へと口元を寄せ 囁きながら、自然に頬が緩む。 用意してくれたオムレットをまだ頂けてないが 彼女の泪のほうがより甘いと、比較するほどに。 彼女に多くを望むことは無い。 ただ、耳を傾けて貰えれば充分だった。>>313 彼女に寄り添うと決めたからには、 秘匿>>312は極力減らす方が良いと、そう思った。] (320) 2021/12/13(Mon) 21:47:35 |
【人】 薬屋 テレベルム[白絹めく頬の膚は、指で触れるよりも柔らかく>>314 感情の昂ぶりもあってか暖かいを通り越し熱く感じる。 不思議そうに傾いた首と共に耳がふわりとするのも 場違いに愛らしいなと思うも、指摘は胸の内だけで。] 構わないさ。 …なにも今日明日旅路に発とうとも言わない。 あんたの体質に関しては知ってはいるが、 俺が力になれる事はなんでもする心で居るし、 ――…、支えさせてくれ。 [今朝を思えば頼もしいとはいえない自身ではあるが、 発つまでに注意すべき事… 彼女の体質をもう少し熟知しておく必要があれば 熱心に耳を傾ける気でいるし。 事前に準備する事がある程度万全と固まるまで時を待とう。] (321) 2021/12/13(Mon) 21:47:49 |
【人】 薬屋 テレベルム― 祝祭二日目:夕刻 ― [許しを得た>>347為、それ以上の立ち聞きも プライバシーを思い、避けるべきだろうと キッチンに向かって男は消えた。 朝食>>156の甘い残り香がまだ微かに鼻腔を撫ぜるも ココアやチョコレートミルクなどといった 甘ったるい飲料の類はやめておこう。 真剣な声色を聞いたあたりで>>331辞した故に 縁結びの咒いやらといった甘い話に結びつかない。 レモンバームの乾燥茶がストックの瓶にあった為 それを煮出して、二つ分のカップへ注ぐ。 朝食の材料の一部ともなった蜂蜜を好みで足せるよう 硝子のシロップピッチャーに注ぎトレイで運び。] (363) 2021/12/14(Tue) 0:06:34 |
【人】 薬屋 テレベルム どうした?幽霊でも見る顔をして。 …ああ、微温めにしたが合わなかったら代わりも淹れるが。 [驚く表情と丸い瞳はやはり猫っぽいな…と感想を抱く。 彼女のお陰で男もまた店に放置した猫たちにも 何か食べ物を後で持っていこうと思い出せたが、 『薬』が体質に合ったらしい旨を聞き、薄笑を浮かべ。] そいつは良かった。 …気に入ったなら、在庫を持参しているし 土産にしようか? [茶菓子を付け忘れたのもあるし、会話を邪魔する気は無い。 もし『白の真珠薬』の所望もあるのなら 茶に合う菓子を見繕うついでに持ってくる心算で。**] (365) 2021/12/14(Tue) 0:08:06 |
(a65) 2021/12/14(Tue) 0:11:12 |
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