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【人】 花信風 トット昨日よりはいくらか軽い足取りで食堂に来たけれど、 見回して、それから何も言わずに食事を取りに行った。 食べる量も昨日よりは多い。 食べたくなくても食べなきゃいけないのだし、無理やり詰め込んでいると言えばそうだろう。 (7) 2022/05/04(Wed) 21:26:20 |
トットは、その声を聞けば 眉を下げて少し微笑んだ。 (a2) 2022/05/04(Wed) 21:36:59 |
【人】 花信風 トット「……おっきくなったかー?」 「ちゃんとさいたかー」 朝食のあと。 園芸部の管理している花壇で花に水をやっていた。 こんな状況でも、花はそんなの知らないとでも言うように綺麗に咲くものだ。 ムスカリ、チューリップ、ヴィオラ、スイセン。 ひとつひとつの様子を見てはジョウロを傾ける。 「んー。おまえらはだいじょうぶそー」 (14) 2022/05/05(Thu) 0:00:10 |
【人】 花信風 トット>>22 エルナト 「あったかくなったもんねー!おれもうそろそろはんそででもいいかも……」 陽射しも優しく、吹く風は随分暖かくなった。 もう一つ園芸部が管理している畑では作物も育ち始めている。 雪から顔を出し緑を取り戻してからしばらく経った芝生も、そろそろ刈り揃える時期だろう。 どうぶつもねー、とトットは頷く。 「すきだよ!ちゃんといきててえらい」 「おっきいどうぶつこわいけど、ちっちゃいのすき。うさぎとか……」 こんくらいのどうぶつすき……と手でサイズを表した。 サイズだけで言うなら、犬猫も当てはまるのだろう。 「ん〜〜」 「おれねー なにになりたいかわかんないんだよなー」 「みんなのやくにたちたいとおもってるけどー……」 ジョウロを両手に持ち、難しい顔をしながら左右に揺れる。 トットは将来の事をあまり考えたことがなかった。 ちゃんと生きているのかわからないのだし。 (23) 2022/05/05(Thu) 14:56:32 |
【人】 花信風 トット>>24 エルナト 「え!! めんどくさい……」 「でもかぜひくほうがめんどくさいか。んむう」 不服そうな声を出すもののちゃんと言う事は聞くらしい。 ちなみにトットも野菜カレーの日は誇らしげにしているが、にんじんのみは許せないらしい。甘いと思わせておいてたまに土の味がするからとのこと。 「そう!じつはおれもえらい」 「そしてエルナトもえらいし、みんなえらい」 「まーおれ たしかにみんなすきだからな……」 にんげんだったらでかくてもすきかも……。と謎の納得をしていた。 トットも園芸部か飼育部か迷ったが、病気の事もあり園芸部にした。 こちらの方が怪我も少ないだろうし。花は嚙みついてこないから。 「おいしゃさん……」 「……たしかにみんなのきずとかなおるとうれしい」 「……、………………」 少しの間。 「あ!でもでもそれならっ おれおくすりつくるひとになりたい」 「なんだっけ! なんかなまえあったよね チョーザイ?」 (25) 2022/05/05(Thu) 17:47:17 |
【人】 花信風 トット>>26 エルナト 「あそべなくなるのはやだ!」 「ふけんこうになりそう」 動いている方が落ち着く自覚がある。 ベッドでじっとしているのは逆に病気になりそうだ。 「んへへ〜。わかるかも……」 「ねこみたいにきまぐれなこもわんわんいうこもいる」 うんうん、と頷いて、自分は犬かな、とか思ったりした。 いっぱい元気だし、動き回るし。猫って感じじゃないなあなんて。 問いかけられると、「んむ」と少し下を向いた。 「…… ふつうのけががわからない から〜」「ちがでないのはわかるけど!」「あとびょういんこわい」 「おくすりだったらびょういんじゃないし」 「わたして、げんきになってね〜っていえるから」 (27) 2022/05/05(Thu) 20:54:20 |
トットは、自分の部屋の鍵を掛け忘れたなぁ、とぼんやり思い出した。 (a28) 2022/05/06(Fri) 19:15:05 |
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