人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 巫女 ユピテル

>>28 ミズガネ

少しだけ息苦しくはあったけれど。それだけ想ってくれているのだと思うとそんな苦しさすら愛おしさになります。
こうしてただ純粋で真っ直ぐな愛情に"離れたくない"なんて気持ちで抱きしめられたのも、ユピテルは初めてですから。

「うん。1日って大切ね。
その日しかない1日の大きさを身を以て知ったから……もっと大切にしていきたいの。もう触れられなくなっても後悔しなくなるくらい触れて、これから沢山幸せにしたい。……あなたが幸せと思ってくれるなら、私、これから何度でも好きって言うわ」

きっと何度触れても後悔しなくなる日なんて来ないでしょう。
それでもそう言わないとずっとこうしていたくなるので、少しだけお姉さんぶってそう言いました。実際の年は、実の所こちらの方が低いかも知れませんが。

「寒くてももう少しここがいいな。
私にとっては数日振りでも、
貴方にとってはもう1年振りくらいの夜空でしょう?
……寒くなっても、ちゃんと温め合える人が隣にいるもの」

ゆっくりと身体を名残惜しくないとは言いませんが、
一度離してから夜空を指差してから、
噴水に腰掛けようと今日も少し冷たい手で誘います。
(30) 2021/10/25(Mon) 1:18:59

【人】 巫女 ユピテル

>>34 >>35 ミズガネ

「ふふ、じゃあ幸せにWし合いWましょうか。
私、誰か一人を幸せにしようと頑張るのは初めてだから、沢山失敗するけど多めに見てね?
そしてそれはコトハも同じだろうからうまく行かなくても気にしないし、落ち込むなら私、支えるわ。悩むなら一緒に考える。
それでも治らなかったら……」

「二人で自棄酒するか──不貞寝しましょ?」

冗談めかして、でもその提案は本気のにっこり笑顔。
酒も行為も、逃避の為に使う事を悪とは思いません。
少なくともユピテルは、大事なのは使い方で、依存しすぎない方がいいのは誰だって理解している筈と考えています。

だけどそれを止められる相手ができた時、二人でもどうしても苦しくなる時なんて、長い人生沢山あるでしょうから。
そんな時は、全然良いと思うのです。
心配なら互いに止め合う約束をしましょう?ねえコトハ。

「暫く……そう言えば、いつかは朝が来ちゃうのかしら。

 ……ねぇコトハ。
 コトハはこれからどうするつもりか決めている?」

何となく、私も貴方も感覚で分かるのでしょう。
“今望めば元の世界に帰れる”と言う事を。
──期限はきっと、夜明けが来るまで。
(38) 2021/10/25(Mon) 3:32:18

【人】 巫女 ユピテル

>>39 >>40 ミズガネ

 “館にいたいと思っていた”

凄く昔で、凄く近くに聞いたのと近い言葉。
でも、あの時追いかけて、逸らされて。
それ以上追わないで止めた視線が、
自分から覗きに行かなくても自然と合う。

続けられる言葉に、何人かの顔を思い出す。
静かに聞いて頷いて。自然と聞き入るように目が閉じられた。
もう彼は目を逸らす事はないだろうから。

「……変わったね、コトハ。私だけじゃなく、色んな人と沢山の出会いと出来事の上でその結論を出したのよね。

だって、日々自堕落に生きたがってた貴方が『周りの人の為に』って言い切ってくれたんだから。私より凄いよ」

「結局、この館が何だったのか。
ただの悪趣味なのか、善意なのか。何にもわからないけど。

少なくとも長くいる人達がいて、また起きる可能性があって。……うん、私ももう、貴方を独りにさせた時には誰かを味合わせたくな……、い……?
ぅ……?」


ここまでは、素直に頷けて肯定もできたお話。
予想外ではあったけれど、今まで起きた事を考えれば自然に聞けた話です。だけど。

 ▼
(42) 2021/10/25(Mon) 4:47:19

【人】 巫女 ユピテル

>>39 >>40 ミズガネ

「わ、……え、
私、の?」


閉じていた目が開かれて、……ここまで動揺するのは、部屋で数回見たのみでしょう。それくらい意表を突かれたような、想像もしていなかったというような顔で、答えが返せず何度か口を開いて、閉じ手を繰り返しました。答えたくても、答えがでないのです。

だって、彼が既に決めているのだって、本当は驚いたのに。
それが、“私”の選択で、まさか異国に来てくれるなんて、想像だにしなくて。

「……ご、ごめん。びっくりしちゃった。
その、私の世界は全然いい世界じゃないし、何よりコトハには全くの知らない事だらけで、辛いことしかないのに……」

嗚呼、これは。彼の提案が嫌な訳でもなく。
自分の世界に来て欲しい・欲しくないという訳でもなく。

──それだけの覚悟を抱いてくれた事への、嬉しさが心を締め付けてくるから。それが苦しくて何も言えなくなったのです。
(43) 2021/10/25(Mon) 4:49:03

【人】 巫女 ユピテル

>>45 アマノ

「レンジ!」


「レンジ!!!」



聞き覚えのあるとある娘が、全力でその名を叫んでます。
貴方は情報収集するタイプではないでしょうから。

伝えたい事と、渡したい事を抱えて、
何とか消える前に引きとめようとしています。
(46) 2021/10/25(Mon) 13:41:17

【人】 巫女 ユピテル

>>47 アマノ

「あるわよ!死んだような顔して!
もう全部終わったみたいに燃え尽きてる……」

ペイ、と勢い良く経口補水液ちっくなものが投げつけられます。どうせ顔色と言い、飴をあげて以降も大して食べてなかったからと思ったからです。

「レンジ、絶対聞いてないだろうから教えてあげる!
あのね、ここでは5日くらい経ってるけど夢の世界。
だから現実はほとんど経ってないかもだし──」

曰く、以降の緑髪の不思議な少女から聞いたことを伝える。

『そう、時間経過がない場合もあれば、数カ月、数年経ってる場合も──ああ、戻ってる場合もあったね。とある国の王子がやっていたかな。まあ勝手に誘った分の礼、補賃みたいなものかな。ただ多少は出る時空を考えておくほうがいい。成功率は上がるさ』

「……って事で!ちゃんと帰る時にせめて時間経過してませんように!とか、少し前がいいな!とか祈っとくのよ!もう世界が終わった顔しないの!」
(48) 2021/10/25(Mon) 14:10:19

【人】 巫女 ユピテル

>>49 ミズガネ

「私、は……」

改めて考えます。実は質問をした時、自分の答えを既に決めていましたが、余りに貴方が真摯に考えてくれるものだから。

「コトハの言葉を聞く前、私、何と言おうとしていたと思う?

 “コトハについていく”
 “それで貴方が元の世界に帰ろうとして、私がついていけないなら”
 “私、元の世界に戻って貴方の世界に行く方法を探すわ。
  例え、何年かかっても”」


「だから、一緒に館に残ろうか。コトハのやりたい事もここにあるなら尚更。……でも、もしいつでもここから出られるのなら……いつか、コトハの家族に会いに行ってみたいかな。

あとは館で詩人を再開しても、いつか聞かせる人が足りなくなる。そうしたら旅を再開したくなる日が来るんじゃないかって」

才能がなくて折れて努力が続かなくてどうしようもない
っていきなり畳みかけて、でもきちんと自分を見つめているミズガネ。
それでも頑張ってくれると言ってくれた、大好きなコトハ。

私、もしも貴方が己の世界に戻ろうって思う日が来たなら。
──コトハの世界でコトハの詩を聞きたい。
……その時は、私を最初のお客さんに混ぜてね?」
 
さて、なんのことやら。ユピテルは根には持ってませんが、すこし。すこーーしだけさみしいと思ったので、それを付け加えておきました。 ▼
(58) 2021/10/26(Tue) 2:45:20

【人】 巫女 ユピテル

>>49 ミズガネ

「──私は、巫女を、巫女の役割を放棄するわ」

後悔なんて一欠けらもないと言うように、貴方を心配させないように、巫女の誇りにかけて真っ直ぐ伝えます。

「この館で色んな人も見たわ。みんな大好きよ。強い人も弱い人も、在り方が近い人も相容れない人もバラバラだから」

「神と人の間の縁は切れるでしょう。でも神の支えを必要としなくても生きている人をこの館で沢山見て私気付いたの」

「我が国民は──もう“親離れ”しなければならない。
私も人も、神から。そして神は“子離れ”を。
科学技術は恐らく私の国は進歩している。その上で今の有様は歪んでいるのよ。甘えているのよ、私の国は私を含めて、皆」

「だから離れます。私はお別れするわ。
 “選ばない”を私は選ぶわ。どの選択肢も最悪だもの」▼
(59) 2021/10/26(Tue) 3:06:04

【人】 巫女 ユピテル

>>49 ミズガネ

「身勝手って言われるかしら?
でも私、民だってそれぞれ好き勝手に生きてるんだから。
私だって好き勝手に生きたい。許してくれる人ができたから」

「あ、でもこの選択は貴方のせいじゃないわコトハ。それは気に病まないでね。どうせ私、どれか一つは選んでいたもの」

すかさずフォローを入れておきました。
話が無駄に壮大なので、下手に気負わないか心配です。
色々重すぎて、話すと引かれる不安だってあって今も消えません。怖くても、隣の彼には伝える義務があるでしょうから。

「だから、残りの人生は“ただのユピテル”として、
 全部コトハと生きる時間に捧げたい。
 ……あ。……コトハが、貰ってくれるなら、だけど……」

気付きました。そう。実は私達、一生添い遂げるつもりで会話をしていましたが、プロポーズどころか、告白や付き合うとかそういう話を、一度もしていません。
(60) 2021/10/26(Tue) 3:06:49

【人】 巫女 ユピテル

>>61 アマノ

「ここの謎を私達は解明できなかったんだし、
逆に言えばその人達がいうならいけるんじゃない?タイムパラドックスでも未来よりはマシだよ。願うだけ願うといいよ」

と、ここはまあ思案され聞き流されてもいいのですが、
続けた言葉は聞いて貰いたいので思い切り揺さぶります。

「で!レンジ!」

「これあげる。これで証明するといい。
起きた時に君が何故かこれを持ってるなら、ここは夢だけど真実でもあったって。多分そっちにない素材で加工してるし」

特産品〜。と軽いノリで渡される、普段頭につけてる装飾具と似たシンプルなブレスレット。木彫り風に見えていたそれは、実は材質は木ではありません。世界の科学発展度によっては、鑑定しても謎の物体でしょう。

「はい、私の技術の結晶であるお守り。
『感情に直接語りかけて対話できる』効果がある。
植物状態であっても、妹さんは話せないだけで意思はあって聞こえてるはず。声帯と口が動かないだけ。それを助けるわ」
(62) 2021/10/26(Tue) 12:36:42

【人】 巫女 ユピテル

>>67 >>68 >>69 ミズガネ

「ほら、また下がった。コトハの癖ね。可愛いけど私以外に見せるのは少しヤキモチ焼いちゃうわ。……でも、ここまでコトハが言ってくれてるのにヤキモチ焼いちゃうのは、凄く贅沢で強欲な女になった気分。ふふ、罪な人ね?

……でも、だからこそ好きよ。そう思うくらい好き。私に嫉妬という感情を教えてくれたコトハ。大好きよ。ずっとあなたのそばにいるわ。そして、……非情とも言える私の国への選択を受け入れてくれてありがとう」

恥ずかしげに眉を下げたのを見て、背伸びして指で押さえて上げようとしています。甘えるようなスキンシップです。言った内容通りの。

特等席にいつも座る娘でした。でもそれは用意された席で、何一つ望むものも見れない、触れられないし与えられない場。

でも、今は違います。それが全部得られるのです。なんて素晴らしいことで、ユピテルは初めて、これが本当の特等席なのをようやく知ることができました。

(79) 2021/10/27(Wed) 4:54:02

【人】 貴方と分かち合う、ただの ユピテル

>>67 >>68 >>69 ミズガネ

あなたの答えを静かに聴き終えて、その熱と輝きが灯る翠の瞳に吸い寄せられるかのように、あなたの頬に手を添えて、柔らかく啄むような温かさのの口付けを、瞼から頬、そして唇に落とします。

言葉で返すよりも、咄嗟にそうしたいと体が動いてしまったから。その証拠に、自分で触れた癖に、随分気恥ずかしそうに俯き出しましたから。耳まで真っ赤な上で、消え入りそうな声で伝えます。

「……うん。WただのユピテルWは、WただのコトハWと最後までそばにいるわ。おはようもおやすみも、ただいまもおかえりも全部聞きたいの。そんな関係が、憧れで言いたかったの。

……私の初めての家族になってくれて、初めての気持ちを教えてくれてありがとう。世界で一番あなたを愛してるわ、コトハ」

「……ところで、その。これって、お付き合い、の告白、なのかしら……?私そういう事があると思わなくて、疎くて……」


これは最早プロポーズの類なのですが、距離感がおかしな上に好意を互いに伝え合っていたので、その辺りが曖昧です。
(80) 2021/10/27(Wed) 4:59:32

【人】 ただの ユピテル

>>@50 トラヴィス

「ええ、Wまた明日W、ちゃんと来たでしょう?」

手の甲への口付けを大人しく受け取る。
あの時は本当に動揺していたけれど、
今は穏やかにその親愛を受け取る微笑みで見守る。

「W終わりWって、案外早かったのね。
終わってしまえば、少し寂しい気がするけど……
でも種明かしがない時は毎日必死だったわ!
皆、本当に死んじゃったかと思ったし……」

きっと貴方は夜が来るとこうなるのを知っていたのでは。
そんなジト目をしつつ、少ししておかしそうに笑った。

許されるなら、そっと背伸びをして貴方の両頬に手を。
顔がよく見えるように軽く引き寄せます。

「……トラヴィスこそ、宴はW楽しかったW?
もう大丈夫、って思えるような良い顔になってるわ。
褒められたのかしら、怒られたのかしら。
トラヴィスの周りにはそうさせてくれる人が沢山いるのね」
(81) 2021/10/27(Wed) 14:04:18

【人】 ただの ユピテル

>>82 アマノ

「私の力を込めておりますので。これでも科学が発展した国の上に立つ巫女だったのよ、お姉ちゃんは。もう過去系だけどね、っ……
にゃー!?」


頭を鷲掴みにされて、変な声を上げた。
ぴいぴい鳴いてるが、説明はしてくる。

「使い方、簡単よ〜!テレパス位そっちの世界も単語あるでしょ?あれをするイメージでやるだけでいけるわよ!
……適当に何か口を使わないで私に伝えようとしてみて?それ、そのままなんて思ってたか答えてあげるから」

試そうとするならユピテルの言葉通り。
貴方が肉声にしていないことも、ユピテルは聞こえたようにそのまま口にしました。立場を逆にして試しても、同じ結果が得られるでしょう。

「あ、でも今は私がいるから再充心したけど、元の世界に戻ったら2、3回が限度だわ。時間は1回10分程度……終わったらただのお守りよ。使いどころは考えてね。

……それじゃ、私はこれを渡したかっただけだから。帰ったら妹さんとお話してあげて」
(90) 2021/10/27(Wed) 19:38:14

【人】 ただの ユピテル

>>91 アマノ

「そうよ。レンジの世界は神は存在していない?でも、『いない』証明なんてできないわよね。つまり貴方達がまだ見つけられてないだけ、と私は考えるわ。

だって、じゃあ私達はどこから来たの?って考えれば考えるほど、外が不思議で解明できていないんじゃないかしら」

「まあそんな訳で、うちの国は早くから大地や大気を作った存在が判明して、それと会話できるのが巫女という感じね。うん、使い方はわかった?」

三倍くらいの解説が帰ってきました。
効果はユピテルの言うとおりだとわかるでしょう。
(92) 2021/10/27(Wed) 20:25:50

【人】 ただの ユピテル

>>@51 トラヴィス

「ううん。信じてくれるようになったのなら、それが一番の報酬だわ。私にとっても、……今までトラヴィスの傍にいた人たちにとっても、きっと」

シトゥラとプルーの事を思い浮かべながらそう告げます。きっと彼らは前のままのトラヴィスでもずっと傍に居たでしょう。それでも、信じてくれるようになる事を嬉しいと思うのは別と思ったからです。

「……それが聞けて安心したわ。
苦しい事は悪くはないし、他の感情も全部あって、その上で最初に出てくるのが『楽しい』なら、もう言うことはないの」

擦り寄せられる頬を少し指で撫でたりしながら、(やっぱり貴方も寂しがりやさんなのね)と内心思う。私も、貴方も。あの人も。

「そのことなんだけど、」

「私、館に残るわ。ミズガネが残ってやりたい事があるって言うの。そして詩人復帰するなら、彼のことを誰も知らないここ程、練習に向いた場所もないと思うの。だから付いていく……と結果的にここに残る事になったわ」

「あ、でもいつかは出ていくつもりよ。ミズガネが自信を持てて、彼の国に言ってもいいと思える日があるなら、その日踏み出そうと思うの。外へ」

「……だから、これからも暫くはいっぱいまた明日、しよう?よろしくね、トラヴィス!」
(93) 2021/10/27(Wed) 20:40:57

【人】 ただの ユピテル

>>@57 トラヴィス

「ええ、勿論よ。どんな所に居ても常に何かしらの危険とは隣り合わせな事は忘れないわ。
……と言っても、私の故郷よりは正直、遥かに安全とは思うけれど……


でもお酒や性行為に溺れるのだって、溺れるから危ないのであって節度を保って用いるなら良い事でしょう?ここが楽園で箱庭なのも、それに近いと思ってる」

結局のところ、どのようなものも、人も、存在も。使い方と、在り方で大きく左右されることを、今回で実感しました。

「でも、今貴方の言葉、しっかり覚えておくわ。
貴方が私との約束を正しく守ってくれた通り、ずっと。

今の巫女ではない私はみんなの言葉で形作られてるの。『素敵な人』と先ほど言ってくれたなら、それは私を作ってくれた皆が『素敵』だったの。……貴方もよ」

大事にそうにその言葉を添えてから、手をゆっくりと放しました。巫女を止めると伝えたのも初めてでしょう。でも今は詳しく説明しません。だってこれから幾らでもその話をする時間だってあるのですから。

「……でも、私に言うからにはトラヴィスもちゃんと自分でそうしてね?人には優しくできるのに、自分に優しくできないのは駄目よ?」

 ▼
(104) 2021/10/28(Thu) 1:53:52

【人】 ただの ユピテル

>>@58 トラヴィス

「劣っている、とかじゃないのよ。
トラヴィスとミズガネは全くの別人で比較しようもないわ。
勿論それは全員に言える事だけれど──わ、トラヴィス?」

抱き寄せられて触れられて、この館の当時なら真っ赤になっていた場面。勿論驚きで多少赤くはなっていますが、それでも随分落ち着いたもので、どちらかと言うと親愛の友人にダンスを誘われた感覚に近いもの。

ただ、貴方の問いに真っ直ぐ応えようと、そのままの体勢で言葉を紡ぎます。貴方がそれ以上深い事をしない、という信頼もここには含まれているのでしょう。

「一番は、私を巫女でなくしてくれたから、かしら。
“ただのユピテル”を求めてくれた。互いに傷があって、共感して。その上で、“互いに支え合おう”と伝えてくれた。
求めて、求められる事も。どちらも可能と教えてくれたの」

「……ふふ。言葉にすると、本当にストレートね。でも、その当たり前の普通が、私もミズガネもなかったから」

ただ、求められる事なら幾らでも経験はあります。
それも“巫女のユピテル”がほとんどで、そうでなくても、求められるだけでその先はありませんでした。けれど、与えたいと。支え合いたいと言ってくれる人が居たから。

「私、きっとヤキモチ焼きだったんだわ。
ひとりの“私だけ”を見て欲しかったの。その感情も、教えて貰った。だから……私も、“あの人だけ”を愛するわ」
(105) 2021/10/28(Thu) 1:55:42

【人】 ただの ユピテル

>>85 >>86 ミズガネ

「……い、今おかしいって思ったでしょ」

嫉妬が初めてなので思い切り今言葉にして伝えましたが、相手の反応を見ているとどうにもこれは“恥ずかしいもの”ではないのかと、じわじわ実感が湧いてきました。

とは言え手遅れです。今私は拗ねていますと言わんばかりに口を尖らせていましたが、髪を掻き分けられる相手の手の感触も、額への口付けも、そしてその先の言葉も。全部聞き終えた頃にはもう、

 
嗚呼もう!これじゃあ本当にポーズじゃなくなっちゃうわ!


「……問題はない、けど。
……急に格好良くなるのは、
ずるいのよ。……拗ねちゃうわ、私」


今までが格好いいと思ってない訳では当然ありません。
言葉にしたのはかわいいの方が多かったかもしれません。

勿論、かわいいも『愛しい』の表現なのですが、今まで励まし励まされてきて、“私の唯一のコトハ”と愛しいと思っていた所に、突然新たに“格好いい男性”の一面を詰められたようなものですから。脳が混乱するのだって、おかしくはない。はず。

 ▼
(108) 2021/10/28(Thu) 4:05:00

【人】 ただの ユピテル

>>85 >>86 ミズガネ

「──私でよければ、喜んでお受けします。

“私”を見つけてくれてありがとう、同時に“貴方”を見つけられてよかった。貴方の夢を叶える瞬間を、私の夢を叶える瞬間を。互いに特等席で、見つめて行きましょう?」


「貴方が何度自分を見失っても、何度でも、貴方を見つけるわ。
 ……お転婆なお嫁さんでも、許してね?
旦那様
?」


──今まで私が死んで悲しむ“人”はいなかったから。
正確には幾らでもいたけどそれは巫女だから。巫女の役目を放棄すると宣言したらそれは全部逆に変わる程度のものだったわね。

 嗚呼、今やっと“私”、ここに立ってる。
 大切な存在である大地ではないけれど、

 ここに、立ててるよ。貴方と同じで違う大地を歩き出すわ。
 ──見ていてね、
大切な“ ”
。私と
大切な人
とのこれからを。

 
(109) 2021/10/28(Thu) 4:09:16

【人】 ただの ユピテル

>>107 アマノ

「あの男?……わっ」

一体誰の事を言っているのだろう。想像がつかないなんて考えていたら──鷲掴みだった時から突如撫でられて、頭に手を置いて思わず「???」と混乱しています。嬉しい、という感情が来る前に、相手の手は離れてペットボトルを拾い上げていました。

「……うん!」

「次に会ったら、私の世界のお話を今度はちゃんと聞かせるから──貴方の妹のお話も、聞かせてね。だから、」


  「“またね”」


貴方の小さな小さな礼も、この状況での「また」という言葉も。それがどれほど重みがあるかはユピテルは知っています。だから嬉しさのまま、再開を信じて大きく手を振って見送りました。

──貴方と妹さんが幸せであるように。また会えるように。
私はいつでも、願っているわ、レンジ。
だから貴方も願ってくれるならきっといつか“また”は来る。
 
(110) 2021/10/28(Thu) 4:24:08

【人】 ただの ユピテル

>>@59 >>@60 トラヴィス

「必ず振り向かせたい人……」

トラヴィスの口からそんな事が出るのは少し予想外で、でもすぐに「きっとトラヴィスもこの数日で変わったから、もっと素敵になれるわ。頑張って」と。

「眩しい?……私は、演劇をしてるトラヴィスも眩しく思えるわ。きっとライトが当たっているから、そう見えるのかもね」

ユピテルにとってはどちらも眩しい人。眩しいが自分かミズガネを指してるのかはわかりませんが、後者なら間違いなくそう言えます。二人が否定しても、彼らの輝きは──そう。空を彩る星座のように、数多の一人美しさと、良さがある。それをいつか知ってくれたら、そう願いました。

その想いが実るかはわからずとも、エールを送っておきました。相手は誰か知りませんが、いつか知ることになるでしょう。さてその時どんな反応をするかはまた別のお話。

「それじゃあ、私そろそろ──」

言いかけて、動きが止まりました。
唇ではなく頬でしたが、一瞬唇に来たのかと思うと驚きで鼓動が早まります。

初めて「また明日」が言えない日になりましたが、こんないたずらをされたらおあいこか、それ以上にそちらが悪いもん!とユピテルは主張したことでしょう。……さて。
(112) 2021/10/28(Thu) 5:08:52

【人】 ただの ユピテル

>>111 ミズガネ

「わわわわわわっ!!コトハ!?!?」

物凄く大袈裟に驚きました。と言うのも、この時ユピテルもまた何をされたのか、何でそんな事をされたのかは完全には飲み込めてなかったからです。

しかし、この気まずさは何でしょうか。

「ユ、ユピテルです!」

名前を呼ばれたことを思い出して、慌てて返事をしました。挙動不審にも程があるでしょう。
(113) 2021/10/28(Thu) 5:11:31

【人】 ただの ユピテル

>>114 ミズガネ

「トラヴィスとは仲がいいけどコトハも仲良くなかった?
竪琴託していた位だから私よりも仲良しと思ってたわ」

首を傾げました。自分達がそれなりに(友人として)仲がいいのは、てっきり知られている事で、そんな改まって聞かれる事かと不思議に思ったからです。

「……?どうしたのコトハ、何だか調子……え?」

『唇にする』と言われた発言で「?」と思い切り頭にクエスチョンマークが浮かんでいます。ぽくぽくぽく。

考えた末に、ようやく出る結論。

「……も、もしかして唇にキスされてたと勘違いしてる?
えっと、あれ、頬だよ。
ギリギリの位置といえばそうだけど……
急にトラヴィスがしてきたから、私もびっくりして……」

言いづらそうにもごもご答えてますが、別段嘘をついてる様子はありません。それより、貴方の様子の方に動揺しているのがひしひしと伝わっているかもしれません。
(115) 2021/10/28(Thu) 5:32:53

【人】 ただの ユピテル

>>116 >>117 ミズガネ

「そっか、その辺りも今度お酒飲みながら聞こうかな。
約束した飲み比べまだしてないもんね。
……ふふ、家族……」


単純に仲がいいと言える訳でもなさそうで、今聞く内容ではないと悟ったのかその日の話用に取って置こうとしました。

なお家族以外、はしっかり通じてるようで、そんな大切な物を当時思い切り抱えてしまっていた申し訳なさが少しあったのですがそれももうここで落ち着きました。きっと許されていると。

「……こ、コトハ?し、したくないよ?いえトラヴィスが嫌とかそういう意味じゃなくて、私もう貴方の傍にいるって決めたのもあるし、……えっと、」

一歩踏み出し落ち込んでる気配の湿っぽさをなんとかしようと、そして証明しようと、ショックを受けてそうな傍に近寄って、軽く両袖を引っ張って無理やり屈んで貰ってから、下から口付けを交わします。──ちゃんと、唇同士が触れあうように。

 「私、コトハじゃないと嫌よ。コトハだから嬉しいのよ」

眉尻を下げて少しだけ寂しそうに笑いました。信じて貰えなかったのが寂しいのではありません。貴方にそこまでショックを受けさせてしまった事と、もう一つ。ちらほら言葉の端に出ている一つの誤解です。

 ▼
(121) 2021/10/28(Thu) 10:10:05

【人】 ただの ユピテル

>>116 >>117 ミズガネ

「……つ、伝わる?伝わって、もう!
一人称「僕」に戻っちゃってるわよ!可愛いけれど!
そもそもそんなショック受けるほど落ち込んでるならちゃんと「嫌」って言っていいのよ〜!!

……もう、ちゃんと言葉で伝えるわね?」

なお一人称の変化でのメンタルの変化はもう気付いてるらしいです。僕の時はそれはそれで可愛いから好きとのユピテル談。

「あのね、コトハは『私がこうしたい』事を教えてくれたし、尊重してくれてるのは凄くわかるわ。それ自体は私も嬉しいけど……一つ誤解してるわ」 ▼
(122) 2021/10/28(Thu) 10:23:29

【人】 ただの ユピテル

>>116 >>117 ミズガネ

「私がやりたい事を尊重するって思ってくれるのは嬉しい。

だけど、それで本来コトハが嫌なことを「嫌」って言わないで「好きにさせたい」って言うのは
……良い夫婦、
じゃないと思うの。他の関係でもそうだけど、夫婦なら一層だと思うし
……私も少し寂しいよ」


全部許容されると言うのは、そんな事はないと分かっていてもそれだけ興味がないようにも思えて。束縛を沢山されたい訳ではないのですが、逆に彼はもう少ししてもいいのだという程にこちらに全部譲ってくれるから。

そしてそれは、目指そうとしている「支え、分け合う」と少しずれているように感じたから、ユピテルは寂しいのです。

「私、大切なコトハの嫌なことはしたくない。
 これが一番の私のしたい事なのよ。それを忘れないで」

「『私がこうしたい』を尊重してくれるなら、一番嬉しい事はコトハが前の事とか性格とか全部変に気負わないで、「嫌な事は嫌」って遠慮なく伝えて欲しいわ。これは私を我慢させる事とも違う。貴方が傷付く方が何倍も辛いから」

だから。と、そっと背伸びをして、帽子を被っているなら一度取って、その頭を柔く撫でようとします。

「……ごめんね、きっと嫌ってさっき思わせた」
(123) 2021/10/28(Thu) 10:27:48

【人】 ただの ユピテル

>>129 >>130 >>131 ミズガネ

「……私もよ。私も逆だったらきっと凄く苦しいの。
 醜くなんてない。もしそうなら、私も一緒に醜くなるし、
 コトハと一緒ならそう言われても別に構わないわ。

 貴方の想いと本音が聞きたい。
貴方の音色
を聞かせて?」

コトハも恋や愛の嫉妬は初めて?きっとこれがそう?
苦しそうなのにそれを嬉しいと思ってしまってごめんね。

でも、これが人に近づく事なら。
コトハへの思いで形作られて行く自分を、私、肯定できるわ。

これまで輪は足枷と、その痕しかなかったけれど。
まだ目に視えなくても、確かに薬指に新しい誓いの輪を。

「 はい。ユピテルは最後まで、苦楽も全て共に。
   ずっとコトハの傍にいる事を誓うわ。」


 ▼
(139) 2021/10/28(Thu) 20:55:45

【人】 ただの ユピテル

>>129 >>130 >>131 ミズガネ

 この場に視える証人はいないけれど、
 “私には”見えない証人がいるのもわかる。

「……“おやすみなさい”、言いたいな。
 子守唄でも歌ってあげるわ。今なら上手く歌えるの」

そっと貴方の手を引いて月夜の下から二人の部屋に誘う。

 
“また明日”は、明日までは会えない言葉だけれど、
 “おやすみなさい”は、宵が明けても傍に居続けられる魔法の挨拶。


ずっと、おやすみの後も貴方の傍にいるわ。
          これから毎日、永遠に。

そしていつか、子供達に聞かせられるような
          
私達の詩
にできますように。
(140) 2021/10/28(Thu) 20:57:27

【人】 ただの ユピテル

 
 
「────……♪」

小さく呟く子守唄。この館に響くのは、私だけの声。
けれど私には、もう一つの“音”が聞こえる。

私に聞かせてくれた神の子守歌。この宵だけに聞こえる親子の歌。いつかこの歌を、私も子供に伝えられるかしら。


何処かの世界では明日の事を、
 『日が昇り月が出て、また日が出る』と書くらしい。

それならば、館の主が目を閉じている宵にしか会えない。
そんな私達に最も近しき挨拶を。

 
次の待宵館をお楽しみに。

 月と共に、貴方と語れることを。貴方に紹介できることを。
 彼と月見酒でもしながら願っているわ。

 「──また“明日”」

 私の最初の人ではなかった、家族神様
 ──
次の待宵館で会いましょう



『ええ。また“明日”、ユピテル』 

 
(141) 2021/10/28(Thu) 20:59:54
 




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