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【人】 アルカード―――漸く目が覚めたか。 [ひょいと、視界を遮るように娘の顔を覗き込む。 途端、言葉にならない悲鳴と共に、我の頬へ 娘の掌が飛んでいた] …。 (47) 2022/05/20(Fri) 11:43:40 |
【人】 アルカード恐らくは過労だろう。あるいは心労か。 [ベッドに座らせたままの娘にマグカップを渡す。 それから、自分は勉強机から椅子を彼女のベッド近くまで引き出してくると其処に腰を下ろした] 案ずるな、毒は入っていない。 (61) 2022/05/20(Fri) 12:21:40 |
【人】 アルカード何をやっていたかは知らないが これまでずいぶん無理をしていたらしいな? [呆れ半分、といった体で溜息ひとつ。 久方ぶりの人の子の喚ぶ『声』に応じて姿を現してみれば。 其れは一目見てわかる光の子で、しかも世界を滅ぼしたくない、滅ぼさないでときたものだ。 嘗て、此の地に我を呼び寄せる者は皆、世の破滅を願う者ばかりだったのだが。 挙句、此方が何もしていないのに眼前で倒れられたとあっては。 ……全く、何もかもが前例のない事態だ] (62) 2022/05/20(Fri) 12:28:36 |
【人】 アルカード一先ず、理解できていないようだから説明をしてやろう。 昨晩、我が貴様に話していたことは覚えているか? まず話はそこからだ。 [足を組み、頬杖をついて娘と向き直る。] 我は千の名を持つ者。 昨夜貴様が我に問うたように 『闇の精霊』と、我を呼ぶ者も在るな。 他にも魔王だとか、万物の礎であるとか。 そう呼ぶ者もあるな、 我として特に名そのものに思い入れはないが。 故に、貴様の呼びたいように呼ぶがよい。 我が何者であるかを決めるのは、 我ではなく貴様ら人の子、光の子であるのだから。 (63) 2022/05/20(Fri) 12:31:43 |
【人】 アルカード[さて、ここまでは理解できたか。 此方としては本題は此処からだ] 我は貴様の声に応じ、此の地に召喚された。 [尤も、この娘にその自覚はなさそうだが。 さて、どのように説明したものか。 ――…頬杖をついていた手を解くと 両の指先を揃えるようにして合わせて、暫し考える] ……昨夜、貴様は泣いていただろう? 誤魔化すなよ? どの途無駄なことだからな。 貴様のその涙が、我を呼び喚せた。 悲しみであれ怒りであれ、苦しみであれ。 その想いの強さが我を此の地に喚び寄せた。 (64) 2022/05/20(Fri) 12:35:28 |
【人】 アルカード尤も、貴様は我に世界を滅ぼしてほしくないらしい。 [あれだけ出会い頭に拒絶されたのは それなりに長く生きた我でも初めてのことで全く印象深い。 あのとき気づいていなかっただろうが、 何も震えていたのは握りしめた掌ばかりではない。 その細い肩を、瞳を震わせながら、 それでも娘は我と向き合おうとしていた。 ――…我が齎す破滅を止めるために] (65) 2022/05/20(Fri) 12:38:59 |
【人】 アルカード……なら、人の子。光の娘よ。 貴様は、我に何を望む? [椅子から立ち上がり、娘のほうへと距離を詰める。 昨晩よりいくらか良くなった顔色と、杏子茶色の瞳が近づけば その頬に手を添えて問いかけよう]** (66) 2022/05/20(Fri) 12:40:08 |
【人】 闇の精霊 アルカード世界を滅ぼす理由? [それなりに長く生きたが、そんなことを聞かれたのは初めてだった。>>81] 別段、我にそのような望みなどない。 少なくともこの世界に置いて、 人の世と人の子の破滅を願うのは、 いつだって人間そのものだ。 我は、我を此の地に喚び寄せるに至るだけの強い想い、 若しくは願いに応じているに過ぎない。 [其れは嘘偽りのない事実。] ……或いは、世界や他者の破滅を願うこと以上に、 人の子が強い想いを抱くこと等 有り得ないということなのかもしれぬな? [尤も、此れは我の憶測に過ぎない。 だが、……眼前のこの娘は真に受けそうだ] (84) 2022/05/20(Fri) 23:01:40 |
【人】 闇の精霊 アルカード先に言っておくがな、 貴様は我に「世界を滅ぼすな」と言ったこと 忘れてくれるなよ? 今まで数多の命に、この世界の破滅を望まれた。 貴様はそのなかで初めて我に破滅を望まなかった娘だ。 [詰まる所、この娘の存在こそが 我が世界を崩壊させるだけの機構でないことの証左。] 故に、問うているのだ。 「貴様の望みは何か?」と。 世界の破滅を望まないにも関わらず、 貴様は、我を此の地へと誘った。 [其れはつまり、この娘にとっての切望する想いが在るということだ。 そして、我は其れを知りたいと思う] (85) 2022/05/20(Fri) 23:04:19 |
【人】 闇の精霊 アルカード (132) 2022/05/22(Sun) 0:14:26 |
【人】 闇の精霊 アルカード誰かに『選ばれる』とか『選ばれない』とか そんなことは些末なことだ。 お前にとって大切なことは お前自身が『選ぶ』か、『選ばない』かだ。 それがなんであれ。 その意志こそが、お前の物語を紡ぐ。 ひとつ具体的に挙げるなら、 「我を選ぶか選ばないか」だな。 お前自身の生きる道に、我が必要か否か。 [先の問いに関しては、 ほぼ、答えは得たようなものか>>100] (133) 2022/05/22(Sun) 0:16:06 |
【人】 闇の精霊 アルカード…重ねて言うがな。 仮に我と「ともだち」になりたいと望むのなら、 お前の物語を、他の誰かの選択に委ねようとするな。 我は「ともだち」という概念に詳しくはない。が。 人の子は己の「ともだち」を悲しませたり、 傷つけたいとは思わないものなのだろう? [尤も、歴代の我が召喚者たちに、 そういった類の者たちはいなかったゆえ。] (……やはりよくわからぬな、うん) (134) 2022/05/22(Sun) 0:16:48 |
【人】 闇の精霊 アルカード―――…まぁ、いい。 汝の願いを叶えよう。娘よ。 [世界に破滅を齎す程、心惹かれる想像は浮かばないが。 それでも、我と共に在ることを この娘が望むというのなら その望みを叶えることとしよう。]* (135) 2022/05/22(Sun) 0:18:53 |
【人】 闇の精霊 アルカード……名前? [>>140以前も言ったが好きに呼べばいい。 名前そのものに拘りなどない…と思っていたが。 『ハムエッグ』的命名センスは他に活用されるならいざ知らず、そのセンスが我にも適用されるのは、些か困る] (143) 2022/05/22(Sun) 7:12:15 |
【人】 闇の精霊 アルカード[とはいえ、 人の子が個体名と認証するような名前とはなかなか面倒だ。 ……いや、一つだけあったか] …アルカード。 以前、我を此地に喚んだ人の子が我をそう呼んでいた。 [遥か昔、我と契約を交わした人間が我にその名を与えた。 今のこの姿も、あの女が我に求めたカタチだ] (144) 2022/05/22(Sun) 7:13:35 |
【人】 闇の精霊 アルカードああ、約束しよう。 あと二、三日も休めば回復するだろう。 だからそれまでは静かに身体を休めよ。 それと粥も置いてあるから温めて食べるように。 [指を絡め合って不思議な歌を歌う、奇妙な契約の仕方を終えれば。>>141 身を横たえて身体を休ませる、娘の邪魔にならないように>>142 我もその身を大気に溶かして朧気に姿を消した]** (145) 2022/05/22(Sun) 7:18:15 |
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