【人】 白瀬 秋緒か、み、さま…… 、 [ やがて発せられた言葉 分かってしまう、白くて、綺麗な、昨夜会った、 あの“幽霊”が、絵音にとっては“神様”なのだと 神様には、願いを掛けるもの 神様には、縋るもの 昔発表会で弾いたアヴェ・マリアの旋律が思い浮かぶ もうとっくに手放したものなのに、何で今も覚えてるんだよ、クソが ] (557) 2022/10/16(Sun) 20:34:04 |
【人】 白瀬 秋緒…………っ、 [ でもその後、何でもないように言われた言葉に、息が詰まった ――それが昔の、兄みたいに優しかった「絵音くん」みたいだったから 絵音と話した、最後の方の記憶 己が「絵音さん」と呼んだ時、変わらず接してくれた彼みたいだったから “誰”に“何”を聞いたのか、までは分からない でも、鬱陶しいと思うよりもそれは、 妹分に世話を焼くみたいに聞こえた 楽しいよ と、恐らく誰にも素直に言えたことのない答えを言葉にはせず転がして、 ]……絵音くん、は、 (559) 2022/10/16(Sun) 20:35:28 |
【人】 白瀬 秋緒……………… [ 冗談に似た、どう考えても嘘の答え>>589 ここで「信じる」という程の情は、疾うの昔に置いてきてしまった ただ「信じない」とも否定出来ない ……絵音がそれで話題を終わらせたいなら、仕方ないと思ってもいたから それでも、聞きたいという願いを捨て去れずに、 肯定も否定も出来ず、黙った 打って変わった優しくない声>>590 そこに感じてしまうのが、やはりどうしても疎外感なのが情けない そうだよ、あたしは、絵音くんの願いを知りたいし、 だけど、今更関係性を戻そうなんて思ってない ……じゃあなんで、聞いてしまったんだろう 彼の願いを聞いて、どうするつもりなんだろう 聞いて同情する? 聞いて喜ぶ? それは別に、絵音も望んでないだろうに ] (609) 2022/10/16(Sun) 23:06:59 |
【人】 白瀬 秋緒え、…… [ 逆に、問い掛けられた言葉が、 痛いところをついて、言葉に詰まった 絵音が自分の言葉を聞いていたこと、その言葉を聞くまで、気付いていなかった 双方遠ざけていたから、何もかも分からない相手の事情を、 月の光が、何かあるということだけ、中途半端に引きずり出してしまった 聞いていたのは己だったはずなのに それが、今、こちらを向いている ] あたし、は…… [ 逃げなきゃ、と思った 絵音は逃げなかったのに、さっきは教室から出ていかなかったのに、勝手だけれど 別に普段と同じように「姉が嫌い」と口にすれば良いことで、 それを言いにくいことなんて、ありはしないのに ] (611) 2022/10/16(Sun) 23:08:02 |
【人】 白瀬 秋緒……姉貴がいるから、あたしは、 ……あたしは [ だけど、体は絵音の方を向いたまま、動かなかった 本当は、……聞いて欲しかったのかも、しれない ] 比べられてばっかで、 怒られてばっかで、 憎まれるし、 ……何も期待されなくて、 そのくせ姉貴は……ああだから それが、余計、嫌で、 [ 上手く言葉にならないな 現在の己の事情を全く知らない絵音に聞かせても、何のことか分からないかもしれない ] (612) 2022/10/16(Sun) 23:08:42 |
【人】 白瀬 秋緒[ 己を追い詰めたのは姉だと、 それは半分だけ正解のようなもので、 正答するなら、それは姉と己を何にしたって比較して こちらに哀れみの目を向ける 両親や環境なんだろう ] (613) 2022/10/16(Sun) 23:09:26 |
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