103 【身内RP】森奥の工房【R18】
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| [ぴたりと合ったものを作るためには どんなものを求めて 此処にいらっしゃったのか?…だけでなく その人自身のことを知るのも、 とても大切で。
だから、
いつものように ひとつも聞き漏らすまいと 真っ直ぐに見つめて 耳を澄ませていたのだけれど、
そんなことをせずとも 自然と聞かずにはいられなくさせる何かが 青年には在った。] (1) 2021/10/26(Tue) 20:59:23 |
| [工房に入っていただく前から感じていた その何かの正体は カリスマ、と呼ばれるものだろうか。 暁光を背に 付添いを断る仕草にも 上に立つ者の、威厳が溢れていた。 >>0:26 歳など関係ないと 黙らせてしまうような、従いたくなるような。 雰囲気、声、存在感。 弓の名手たる絶対的な自信も 青年の核となり 力強く支えてきたものの ひとつだったのかもしれない。 >>0:28 それを失ったことを まるで感じさせはしないけれど 元の姿は、きっと、 もっと────…] (2) 2021/10/26(Tue) 21:03:59 |
| [腕を取り戻した彼が 鹿を射抜く姿を見てみたいと、
純粋に、そう思った。] (3) 2021/10/26(Tue) 21:05:39 |
| わかりました。 必ず、あなたの腕を 元通りに戻して差し上げます。 [彼の願い >>0:30に深く頷き、 全身全霊を注ぎ込んで 作り上げることを約束する。] (4) 2021/10/26(Tue) 21:06:03 |
| [対価の有無など どうでも良いという気持ちになっていたが、 折角、準備してくださったものを 受け取らないというのも また失礼にあたるだろうから。] とりあえず お預かりさせていただいて こちらから材料費を出させていただきますね。 …っ、! すみません、 [革の袋を受け取れば、 軽々と持ち上げていた彼とは違い 予想外の重みに耐え切れず ゴツリと机にぶつけてしまい、慌てた。 >>0:29] (5) 2021/10/26(Tue) 21:08:38 |
| [傷が付くものなら大変だと 中を検めようとして 息を飲む。] こ、… これは…?! [素材を集める上で 培われてきた目が告げている。 やばい、と。 今まで見たことも、触れたこともない。 使ってみたいと考えることすら 烏滸がましいほど高価で良質な魔法石。 >>0:29] (6) 2021/10/26(Tue) 21:10:44 |
| [どく、どく、どく、どく… 心臓が煩い。]
これを、貴方の腕に 使わせていただいても構わないのですよね?
あぁ…… 凄いものが、作れますよ
魔力を受容し 動きに変換する部品として組み込めば ほとんど負荷無く、ロスも無く…
縮小化を見込める分、他の機能も組み込めそうだ
[貯まる唾液を こく、と喉奥に流し込んで 話し出した声は、興奮に掠れてしまっていた。] (7) 2021/10/26(Tue) 21:12:39 |
| [職人魂を揺さぶられ 熱くなった勢いのまま 長椅子に座る、彼の方へと歩み寄る。 >>0:27 頼りに思ってもらえるように これまでずっと 穏やかで落ち着いた対応を心掛けてきたというのに 止まらない。] 腕の断端 …切断面を見せていただいても? [すぐにでも はだけさせてしまいたい気持ちを かろうじて良識で押さえつけて、尋ねるに留めた。]* (8) 2021/10/26(Tue) 21:15:17 |
| [今すぐ、見せて欲しいという 性急すぎる要求に 青年は快活に応じて立ち上がった。 >>11 生まれ持っての気品か、 それとも、見られることを意識している内に 自然と身についた所作か、 日に焼けた肌に持つ 粗野なイメージとはかけ離れた 流麗な動作で装束が脱ぎ落とされていく。 普段なら、衣装の精巧な作りなどにも >>0:7>>11 目を留めるところだが、 焦がしそうなほど熱い眼差しで凝視するのは 指先が開いていく、布地の合間。] (13) 2021/10/29(Fri) 17:43:52 |
| [そうして、顕になった半身に >>11 ほぅ…と 感嘆の息を漏した。 神が妬んで 片腕を欠けさせたのかと 疑いたくなるような、美しさだ。 無駄なところのまるでない引き締まった肉体は 失って、尚、生命力に溢れ 内から輝いているようにすら見える。 この芸術品とも言うべき体の再建に 携わることが出来るなんて なんという幸運だろう。 職人冥利に尽きるとしか言いようがない。] (14) 2021/10/29(Fri) 17:47:03 |
| [魅入っている私に向け 見えやすくなるよう持ち上げられた患側肢に >>12 目的を思い出し、小さく頷いた。 関節が硬くなっていると 義手を付けた後のリハビリに苦労するのだが 無理なく自然に動かせていて、その心配はなさそうだ。 傷の処置の方も 医術の知識のある者が施したらしく 腫れや化膿などもなく予後良好のようで、 断端の形状さえ整えれば、型取りに入れるだろう、と まずは目視で確認していると 彼からもうひとつの要望を告げられる。] (15) 2021/10/29(Fri) 18:08:13 |
| [この見事な体躯が 未だ成長途中だというのだから驚きだ。 成人を過ぎて、更に存在感を増しているらしい。 どうやら、その伸びを 予想しての製作を希望されているようで… >>12 いつもの自分ならば、 依頼主のご意思ならば、と 過程の不揃いには不本意ながらも目を瞑り 同意することもある選択肢だけれど。] 腕の伸び具合を見ながら 調整、もしくは作り直しをしていく形になります。 [許容出来ずに却下した。 この均整の取れた美しさを 一瞬でも損なわせるものなど作る気がしない。 その度に足労を掛けさせてしまうことになるのだから 身勝手な判断だと知りつつ、どうしても 譲れなかった。] (16) 2021/10/30(Sat) 6:35:54 |
| [世界一の腕を作る、と 約束した瞬間に彼が見せた あの眩しい笑顔 >>9に応えられる品ならば 何度だって作りたい、作らせて欲しいと思う。 だが、自分の作る装具は 他の装具士が作るものより耐用年数が長い。 身長の伸びに託けないと頻回に携われはしないから 一体どのくらい関われるのだろうかと] 失礼ですが、お歳をお聞きしても…? [訊ねた、その答えに目を瞠る。] (17) 2021/10/30(Sat) 6:50:50 |
|
────っ、!!
[己の半分しか生きていないなどと到底信じ難かった。
壮年者でも、 これほどの威厳を醸し出せるのは 選ばれたほんの一握りに過ぎないというのに
どうすれば、そんな若さで この威風堂々とした 佇まいを身に付けられるのだろう。
何処までも規格外な青年が これまでどんな風に、何を思って生きてきたのか…] (18) 2021/10/30(Sat) 7:32:57 |
|
でしたら、3、4年ほどの間、 年に1回の頻度で お越しいただく感じになるでしょう。
[リハビリの期間も含め、 これだけお会いすることができれば おそらく、お話を伺う機会もあるだろう。] (19) 2021/10/30(Sat) 7:41:38 |
| [けれど、もっと────]
お代は、先程ので十二分に足りていて 問題ないのですが、 遠方からお越しなのですよね?
製作に2週間ほど、 初回は義手に慣れていただくためのリハビリに 1ヶ月ほど掛かる見込みなので……
お嫌でなければ、此処に 寝泊まりしていただくことも可能ですよ。
[通常、リハビリは専門家に任せているし、 普段遣いの装具ならば 調整にもそれほど時間が掛からないので 最寄りの町宿で一泊していただければ事足りている。
こんな提案をしてしまうのは、初めてだった。]* (20) 2021/10/30(Sat) 7:57:54 |
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