────僕を呼んだのは誰？
お前？

喋る黄色カピバラなんて初めて見たな。

>>4 カピバラ
楽しめと言われても、此処には酒も煙草も無ければポーカーテーブルの一つも無い。────退屈だな。

>>5
……………………。

こんばんは。
お前も、呼ばれて此処に？

[この娘ではカードゲームの相手にもなりそうにないなと密かに溜息を吐いた]

>>8
つまり、お前もそこのカピバラに
"なんでもひとつ願いを叶える権利"
とやらを餌に"誘われた"、と。

────じゃあ僕らは敵同士ということになるのかな。

僕は、ジェイド。
お前は？

>>10 コトネ
矢鱈長い名前は勘弁だけど、"そこの青髪の娘"と呼び続けるよりは合理的だろう？固有名詞は。
それだけだよ。

ふうん。
……"コトネ"、ね…………。

■1.
名前：ジェイド
年齢：自称21歳

■2．設定や性格、ものの好みなど
実年齢は19歳。酒と煙草を嗜むため表向きは21歳で通している。
遊興娯楽の類は大概のものを経験済だが、最近は何をしても退屈に感じている。
人の話をあまり真剣に聞かない上、何も考えていない風に見える時は大体何も考えていない。
そこそこのコミュ障。
そこそこの人見知り。
そこそこの社会不適合者。

────ねえ。誰か、僕の退屈を消し去ってよ。

>>16
────………………。
[突然"オニーサン"と呼びかけられ、僅かに眉根を寄せた]

…………そう。
あいにく僕、人の美醜は良く解らないし興味も無いんだ。

>>15
ねえ、カピバラ。
僕が争う相手はこの子供２人なのかな。
もっと居るの？５人とか、10人とか。

[まあ、何人居ても退屈は紛れないだろうなと興味なさ気に視線を宙に漂わせる]

…………そう。
つまり、カピバラが集めた"役者"はこれで全員って事なんだね。

コトネへの感情取得： (1)^1d6
キネイへの感情取得： (4)^1d6

────……じゃあ、

コトネ→執着（−感情）
キネイ→好敵手（＋感情）

というところかな。
あんな子供相手に好敵手も宿敵も無いだろうとは思うけどね。

>>22 コトネ
[……煩いのが来た、と密かに思いつつ]

今年は"笑わない男"が流行語大賞候補だったんだろう？
つまり僕のようなのも今の世に合ってるという事だよ。

悪いけどギャンブルの類はそれなりに経験してきた。
この手の勝負で子供には負けないよ。

>>27 コトネ

["ほらその顔"と唇を尖らせる表情と、腕組みをする姿。
なんだろう。遠い遠い昔に、似た事があった気がする。

ころころと鈴が転がるように続けられていく言葉は、もう耳には届いていなかった。

　　────"あの人"の、血縁？

　　いや、この娘が"人"なのなら、
　　幾世代も昔の事になってしまう。

それほどには遠い縁ではないのだと本能が告げてくるのに。]

────ねえ、お前、さ。

もしかして、"人"では無いのかな？

[そう。例えば僕が吸血鬼であるように。]

>>30 コトネ

────…………そう。

[己は人だと言った娘の瞳に嘘は無いように思われた。

ならば、隔世遺伝のように伝わる何かが、僕の琴線に触れたという事なのだろうか。
僕の知るあの人は、間違いなく"人"だったのだし。]

僕？
僕は────"人"じゃないよ。

もう、そうだね、500年は生きてるかな。

[信じようと信じまいとどちらでも良いけれど。]

>>32 コトネ

…………そうだね、割と長生きしてると思う。

[　　脅えるでもなく、反応するのはそこなのか。
　　 思っていたより面白い娘なのかもしれない。

ふ、と吐息のように小さく笑った。]

陽の出ていない時に出歩くのは嫌いじゃない。

────泣いてる子供？
９割くらいの確率で素通りするだろうな。

[見るに見かねて、はあるかもしれないし、あったかもしれないけどね。]

>>34 コトネ

────500年、このままだよ。
その前までは"人"だった。

僕はずっと、19歳のまま、変わらない。
君らが老人の見てくれになるくらいの年月が流れても、ね。

[あったかもしれない。
泣いている子供に手を差し伸べた事が。

粉雪がちらつく冬の日の夕方に。
突然コートの端を掴まれて、お母さんが居ないのだと見上げてきた子供の瞳が、どこか懐かしい人を思い起こさせるものだったから。

少し沈んだ少女の瞳にふとそんな記憶が蘇ったけど、口に出すのは面倒だなと捨て置いた。]

"自分から関わる"？
君たちは、僕にとっては"餌"でしか無いのに？

………………いや。

少し喋りすぎたな。

…………舌と唇がひりひりする。
毒でも食べたかな。

>>37 コトネ

握手、していただかなくて結構。

子供のくせに僕の事を子供みたいだなんて、そういうところが子供なんだよ。君は。

────そもそも僕は、"関われる相手"なんて欲していない。

>>38 キネイ

………………？
"チュウニビョー"……？

[どこの言語だろうかと一瞬思うも、どうでも良い事だと思考を放り出し]

そう。ありえないお話だよ。

お前は、良いね。実に"人"らしい。
お前を見ていると安心するよ。

世の中、お前のような人ばかりだったら、

赤い木の実で空腹を紛らわせる必要なんて無いのにな。

>>43 コトネ

…………っ。

つんけんしてみせているとか、してない。
そう勝手に取っているのは君の方だろう？

[　　なんだ、こいつ。
　　 あの人に似ているとか、一瞬でも思った僕がばかだった。

　　 全然似てない。
　　 子供だし。失礼だし。

半ば呆然としていると勝手に手を取り振り回された。
ぶんぶん、って、握手はそういうものではないだろうに。]

────……気は、済んだ？

[とても久しぶりだった人の体温の温もりには気付かない振り]

>>47 キネイ

[…は"チューニビョー"がなんたるかを知った]
[…は"ヒキコモリ"なら知ってる。知ってるとも]

[しかし何故に自分がチューニビョーでヒキコモリ？キネイの言っている事がさっぱり理解できず、無表情のまま固まっている]

────な!?

撫でて、いらん！いらない！！

[無遠慮に肩掴まれるわ、頭まで触られるわ。こいつの行動は僕の許容量を遥かに逸脱していた]

お前も、そう、コトネもだ。

僕たちは友人じゃない。敵同士だ。
そんな馴れ合いは不要だろうが……っ！

[ああ全く話が通じない。そんな絶望感を抱きつつ]

[…はキネイを見てコトネを見てキネイを見て、そして深く深く深く深く溜息を吐いた]



────もう、それでいいよ。
お前たちが思ってる、それでいい。

でもあまり触れて来ないで欲しい。
それは本当に、慣れてないから。

伝えるべきは伝えないと、と、思ったんだ。
ただ、それだけなのに。

>>55 コトネ

────いや。
先刻程度なのは、まだ、大丈夫だから。

[なんで僕は、遥か遥か年下の少女に宥められるような視線を送られているんだろう。
疑問に思うも、その誤解の解消方法も皆目検討がつかないわけだが。]

あと、陽の出てる時の外出も駄目なんだ。
それは、本当に。

[言葉を紡げば紡ぐほど、２人の子供から"大丈夫だよ"って視線が返って来る。

それをどうにかせねばと思うのに、僕にはどうすることもできないまま、"ゲーム"は無慈悲に進もうとしていたのだった。

"昼夜逆転"なんてものとは関係ない。ジリツシンケー云々も。

日光アレルギーなんてものでもない。
太陽を直視すれば瞳は焼け落ち、肌は瞬時に砂となる。

日傘などというものも、当然ながら全く意味を成さない。

そも、大体、僕は悩んでなど居なかった。
指の間をただ滑り落ちていく日常に倦んでいただけ。

でも、何をどう判じたものか、２人の子供は"仲良くしよう"とか、"仲良くできる"とか。

意味不明な事を幾度も繰り返しては僕に近付き、これなら大丈夫？とそっと触れては囁きかけてくるのだった。

　　────なんなんだ。
　　なんなんだよ、お前たち。

　　僕は、お前らの捕食者なのに。

そうは思うも、不思議と憤りの気持ちは生まれなかった。
人に触れられたのも久方ぶりなら、人に間近に笑いかけられたのも数百年ぶりだったのだから。

>>61 >>63 キネイ

────その。
死んだ肉は、食べられない……んだ。

りんごは……食べられる。

[さすがにそろそろ解ってくる。
こんな事を告げると、また憐れみを帯びた風に見られるって事が。
でも実際、口にすると吐いてしまうから、嘘は混ぜずにそう告げた]

紹介…………。

まだ、人は、怖いから。
そのうちな？

[この言い方で伝わるだろうか？
そも自分は何故こんな事で悩んでいるんだろうか。

目眩がしそうだった。]

────あの……ただ、いま……？

[この状況下、果たして"ただいま"が正しい挨拶で良いのかどうか心底悩みつつ]

……………………。

────あ、りが、と……。

["ただいま"も"ありがとう"も己にとっては全く身近ではない言葉。

判っている、そういう己の言動全部が全部"ヒキコモリ"の特徴そのものになってしまっているという事くらい。

でも、だからと言って、これまで全くしていなかったものをそつなくこなせるほどには、僕は器用ではなくて。

ぽそもそと呟きながら、僕はコップを受け取った。]

[えらいと言われたところで嬉しくなど、ある筈も無い。
断じて、無い。
でも、この子供２人がそうして笑っているところを見るのは、そう嫌なものでは無かった。]

　　…………豆？

[食べた事があっただろうかと首を傾げる。
"蛋白質"なるものは、常なら生き血で充分なのだから。]

　食べた事はない。
　食べられる……とは、思う。

[だから正直に答えた。
もう、相手がどう拾おうと、どうでも良いと思いつつ。]

…………でも、今日はもう寝るよ。
すごく、疲れた。

[それはもう。
心底、疲れた。

僕は吸血鬼であることを知られないよう生きてきたというのに。
意を決して告白してみれば、ヒキコモリのチューニビョー呼ばわりで全否定され、"社会復帰"へ向けた謎のレールを敷かれ子供２人に世話を焼かれている。]

────ねえカピバラ。
これが"楽しむ"って事なの？

[自室に横たわり、誰も居ない中空に向かって問いかける。

とんだ災難だ。
とんだ喜劇だ。

だって彼らは、２人共が敵でしか無いのに。]