【見】 最上 雪─回想・思いが篭ってしまった経緯─ [こうまで感情が乗ってしまったのは、 もう一人の友である『兄』の方の電話。 その内容を思い起こしてしまったのもありました。 水曜の深夜に突然掛かった電話。 そこで聞かされた、一つの告白。 義弟を、家族を、職場の方々を、私達を。 守るために練っていた計画のことを。 そして、それを達成するために必要な 材料の一つが自身の命であったということ。 その場所に、海を選んでいたことも。 ─────それが、友である義弟より 思いの丈を打ち明けられ、心揺さぶられたせいで 実行が出来なくなりそうだという 消え入りそうな声で呟かれた彼からの本音でした。] (@20) 2019/04/17(Wed) 0:59:00 |
【見】 最上 雪[嗚呼。この友たちは、兄弟は。 どうしてこう次から次へと 私に絶句するようなことばかり 打ち明けてくださるのですか! ─────良かった。 貴方が海に攫われてなくて本当に良かった。 友よ、貴方の勇気は決して無駄では無かった。 もし、間に合っていなかったら…………。 気付くのが。思いを伝えるのが 間に合っていなかったら──────ッ。 何やら熱いものが込み上げて 目頭も同じように燃えるような熱さを覚えましたが その思いと正体は自分自身が よぉーく知っておりますとも。] (@21) 2019/04/17(Wed) 1:00:28 |
【見】 最上 雪 ……友よ、よくお聞きなさい。 貴方より年下の身ではありますが 私は今、この身の内に強い怒りを覚えています。 ───── お 分 か り で す ね ? [ヒェッとか一瞬聞こえてきたけど問答無用。 こればかりは私も言わずにいらいでか。 そしてそれはそれはもう懇々と、懇々と 親切丁寧懇切豊かに教えましたとも。 貴方の義弟である我が友は今までずっと (無自覚に)貴方への想いを抱え続けていたことを。 貴方が褒められるたび(無自覚ですが) 嬉しそうにしていたことを。] (@22) 2019/04/17(Wed) 1:00:46 |
【見】 最上 雪 そして、彼が貴方に思いを伝えた後。 彼は私にこう言いました。 「あいつが、俺の側に居てくれて良かった。」 ……そう言って、静かに泣いたんですよ。あの人が。 私の前では滅多に泣かなかった、あの人が。 [その一言にどれだけの思いが込められたのか。 側で相談に乗り、お話を伺っていたからこそ そこに込められた万感の重さを理解出来たばっかりに。 今の貴方へ抱く怒りはもう、ええ。 はち切れんばかりに溢れるほどでした。] (@23) 2019/04/17(Wed) 1:01:07 |
【見】 最上 雪 友よ────蘭志郎さん。 貴方、常々私にこう仰ってましたよね? 「────あいつに、家族を二度も失わせてたまるかよ。」 ……どの口でそれを仰ってたんですか?? 家族を失わせたくないとのたまった貴方が 何故勝手に一人で計画立てて 勝手に家族や私たちの為だと言って 勝手に一人で消えていこうとするんですかね? それこそ貴方の言う“家族を失う”に 当て嵌まるんじゃございませんかね 何さらっと友に一生物のトラウマを与えようと しているのですかこのお馬鹿さんが。 [嗚呼、友相手にここまで怒ったのは初めてですね。 何か絶句してるけど知りません 私は私で言わせていただきますとも そうでなければこの怒りが可哀想です。] (@24) 2019/04/17(Wed) 1:01:35 |
【見】 最上 雪 …………友は。ある日突然。 何もかもを奪われたのですよ。 その苦しみを……本人の次に知るのは。 ─────12年間側にいた、 貴方自身ではありませんか…………っ。 [ええい涙よ、鎮まりなさい。 今はまだ、その時ではございません。 まだ、まだ伝えていない言葉が山程あります。] …………私、嫌ですよ。 友が貴方の遺影を見つめる瞬間も。 そんなことで貴方の弔辞を読むのも。 貴方を見送る友の姿を想像することも。 貴方と会えなくなるのだってねえ、 全部、ぜーんぶ嫌ですよ。ねえ。 (@25) 2019/04/17(Wed) 1:01:57 |
【見】 最上 雪 …………何とか、言ってくださいよっ………! [最後は八つ当たりに近い言葉をぶつけてしまいました。 嗚呼、これは後日謝らねば。 しかし友を思って怒ったつもりが 気付けば自分のエゴで怒ってしまいましたね。 けれど、貴方を突然失う友の姿を想像すると それこそ胸が張り裂けんばかりの思いですよ……っ。] 生きてて…… 本当…………良かった…………っ。 (@26) 2019/04/17(Wed) 1:02:14 |
【見】 最上 雪[嗚呼。深夜午前2時丑三つ時。 互いに電話越しでわんわん泣いてる男二人だなんて 馬鹿ですよ、最大級の馬鹿ですよ。 端から見ればきっとただの馬鹿ですよ。 女性陣に「男って馬鹿ね」って言われたら 否定出来ない姿ですよ、ええ。 女性陣よ。 男ってね、単純なんです。 単純だけど面倒くさくて結構遠回りして。 だからね、そういう時は 優しく指摘してあげてください。 相談したくても色んなことが邪魔して 素直に言えない生き物達ばかりですから。] (@27) 2019/04/17(Wed) 1:02:42 |
【見】 最上 雪[宇宙の大局や『人理』と呼ばれる人の歴史から見たら きっと話にすらならない埋もれゆく事柄なんでしょう。 ですがね、私は、私は。 そうして生きてきた貴方がたのことが 心の底から好きだったんですよ!] (@28) 2019/04/17(Wed) 1:03:36 |
【見】 最上 雪 ────貴方達はね、言葉が足りません。 もっと相手の心を知ろうとなさい。 何のためにその舌と耳はあるんですか。 少なくとも、対話を試みるのを諦める。 一人で何でも解決しようだなんて それこそ手数も少ない愚の骨頂ですよ。 (@29) 2019/04/17(Wed) 1:03:59 |
【見】 最上 雪 貴方達はね、単純なんです。 話せば8割方が解決するような そんな内容ばーっかりですから。 [あ、この話は友にするべきでしたね。義弟の方の。 まあでも今はこちらの方が重要なので これはこれで良しとしましょうか。] それで何ともならないならば、 こうしてまたお話ししてくださいな。 ────貴方がまだ、 私を友だと思ってくださるのであれば。 (@30) 2019/04/17(Wed) 1:04:31 |
【見】 最上 雪[その後、もう一人の友との約束により この夜の出来事は友へ一切語っておりません。 これが、後僅かなところで 想う者同士が永遠の別離になりかねなかった。 そんな小噺にもならない記憶の端くれです。]** (@31) 2019/04/17(Wed) 1:04:50 |
【見】 最上 雪[己が感情が乗ってしまった言葉。 心情乱れ口にしてしまったかの一言が 届いたのでしょうか、それは……分かりませんが。>>192 もう一人の友とどことなく似たと感じたからこそ>>66 出た言葉ではあったのでしょう。] ────ふふ、良いひと時を。 (訳:ご馳走様です。) [ 白夜くん?白夜くん?? >>1:@41さらりと告げられた恋人の名に妄想大爆発すること数秒。 お相手の方、喜んでくださると良いですねえ。 立ち上がる相手へパフェが届いてないことを伝える前に 私達二人で食べるよう仰る悠人さん。>>193 手を振り、またなの声に 「ええ、またのご縁に。」 晴れやかな笑顔で私もそう告げたのでした。] (@45) 2019/04/18(Thu) 19:13:47 |
【見】 最上 雪[扉から外に出るのを見送った後] …いいですねえ、こういった恋のお話も。 あのお二人のこれからが、 仲睦まじく幸せであれば良いのですが。 [「私、田嶋さんと悠人さんに 幸せのおすそ分けを沢山頂いてますね。」 気付けば田嶋さんに対し幸せそうに呟いていたのでありました。] (@46) 2019/04/18(Thu) 19:14:05 |
【見】 最上 雪[その場合は田嶋さんに対しどうぞと微笑んで お譲りしたのでありました。 断られるようであれば分かりましたと言って 私がそれをお引き受けするのでした。 いずれにせよ店員さんには事情をお伝えし、 届ける相手の変更をお伝えするのでありました。]* (@48) 2019/04/18(Thu) 19:15:27 |
【見】 最上 雪 (!?) [一瞬呆気に取られた後、 呆然としながら頭の回転を始めます。 灰色っぽい癖っ毛で 片目が隠れ気味のちょっと胡散臭い外国人ぽい人……。] ……ええ、と。 その方がどうかは存じませんが。 片目が隠れ気味の男性であれば 先ほどまであちらの席にいらっしゃいましたね……。 [と、困惑しながら その方にお声がけするのでありました。 もし話の詳細を求められたら お見せした方が早いと言い、 ポケットから取り出した手帳サイズのクロッキー帳に これまた愛用の黒ボールペンでさらさらと ラフスケッチを書いて見せたのでありました。] (@50) 2019/04/18(Thu) 19:16:35 |
【見】 最上 雪[ なお本日持ち歩いたクロッキー帳は新品ですので うら若き未成年の方々にお見せ出来ないあれそれは まだ一枚も描かれておりません、どうかご安心を ]** (@52) 2019/04/18(Thu) 19:18:12 |
(t4) 2019/04/18(Thu) 19:30:44 |
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