【人】 サーチャー ゼクス[ もしもネスに許可が得られたなら、 痛み止め等の苦すぎる薬については 味の改良が出来ないかを一緒に研究しないか言ってみよう。 まぁ俺は味見係しかできないし、 今すぐ言うことでもないけれど。 無事に洞窟から宿まで帰れた俺達は、 その後すぐに腕の治療へと移って。>>75 俺の主治医となったネスに全てを預ければ、 軽率に自身を傷つけた代償として よく効く代わりに少しばかり染みる治療を施された。 ぐったりと治療後の倦怠感に脱力していれば、 ネスが頭を撫でてくれて。それだけで嬉しくなってしまう。 ──…こうして見ると、俺が喜ぶからか ネスは付き合ってから よく頭を撫でてくれるようになったと思う。 俺が強請っているのもあるけれど。 ] (81) 2023/11/29(Wed) 17:15:11 |
【人】 サーチャー ゼクス[ そもそも、誰かを抱きしめるのはいつも俺の方で 何かを…愛情表現を「向ける」というのは 自分の役割だと思っていた。 家族も、生まれた時の繋がりも何も持たなかったから 誰かに愛されている事がわかる仕草を向けられたのは ネスが初めてのことだった。 だから、ネスが同じ温度で俺を愛してくれて。 甘やかしてくれて、頭を撫でてくれるのが とてつもなく嬉しくて堪らないんだろう。 俺が甘える相手は、安心して傍で眠れるのは きっと今後もネス一人だけなのだ。 ] (82) 2023/11/29(Wed) 17:15:37 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 痛い治療を頑張った褒美として、 ネスに甘いココアを強請る。 常日頃甘いものばかり口にしているわけではないが、 酒を飲む時やこういう癒やされたい時には ついつい好きな甘いものを口にしたがった。 ネスがココアを準備してくれている間、 自分の腕の怪我について口にする。 腕を切る必要はなかった事。 その代わりに取れた選択肢。 俺としては、ゴブリンとのキスなんて 想像上ですら笑い話だと思っていたのだけど。 俺の言葉を聞いた時のネスの声色に、 そうではなかったのだと思い知った。>>76 ] ……しないよ。 [ 嫌がってくれるネスに、きちんと言葉で否定を返す。 ] (83) 2023/11/29(Wed) 17:16:05 |
【人】 サーチャー ゼクス[ マシュマロ入りの甘いココアは、 ほんの少し前までの血の気の引くような出来事を 忘れさせてくれるほどに柔らかくて優しい味がする。 もちもちと溶けかけのマシュマロを頬に入れつつ どこか浮かない表情をするネスを不思議そうに見た。 ] …ネス? [ 席を立つ彼が此方に来る。 俺もカップの中身を飲み干してしまってから、 此方を見るネスと瞳を合わせて首を傾げた。 どうしたのだろうか。 さっきの今で、まだ拭えない不安に包まれているのか、 それとも他の何かが理由か。 怪我をしていない方の手が取られ、 ネスの胸に充てがわれる。 布越しに伝わる心音がどこか切なげで、 俺を見るネスの瞳から──目が離せない。 ] (86) 2023/11/29(Wed) 17:17:20 |
【人】 サーチャー ゼクス[ するすると、何度か往復させられる俺の手。 そこは、あの時 ]ゴブリンたちの汚い手が這い回り、汚していた場所。 …………………。 [ 幾らローブで拭っても、抱きしめても。 触れられたという事実がネスの中に残ってしまっている、と 気づいた時にはもう体が動いていた。 立ち上がり、ネスの腕を掴むと ぐいぐいと風呂場へと引いていく。 思えば思うほどまた頭の中に怒りが蘇ってきそうで 何度か落ち着くように深く呼吸を繰り返した。 ] (87) 2023/11/29(Wed) 17:17:53 |
【人】 サーチャー ゼクス……次は俺の番。 [ 脱衣所についた所で、引いていたネスの手をそっと離し 自分の衣服を上だけ器用に片手で脱ぎ始める。 棚の上にあった掃除用の防水シートを一枚拝借すると 腕の傷を覆うように巻いて。 ] ネスの体、俺に洗わせてくれる? [ そう言って、ネスの服を軽く捲り 先程撫でた胸から臍までを 優しくなぞるように撫でた。 ] (88) 2023/11/29(Wed) 17:18:54 |
【人】 サーチャー ゼクス俺と石鹸の匂いしかしなくなるまで、 綺麗にするから。 [ 本音で言えば、今すぐまた抱きたい所だが 流石に腕の怪我の治療の直後だ。 少しは自重するとして。 俺の手でネスを清める権利をもらったっていいだろうと 彼の返事を待ってみよう。 ] (89) 2023/11/29(Wed) 17:19:19 |
【人】 サーチャー ゼクス[ マーキング、なんて形で向けた独占欲を受け入れられて なんだかホッとしてしまう。>>92 変な話だ。 常日頃からネスへの嫉妬心なんかは隠していないし、 大好きだというアピールも欠かさないのに。>>91 隠れてやっていたとなると、なんというか一気に 度を越してないか心配になったもので。 そしてネスが入れてくれたココアを飲み終わった頃。 俺の傍に立ったネスが、俺の手を掴んで 彼の胸や腹を撫でさせるように、動かして。 最初こそその意図が掴めなかったものの、 先程からのネスの浮かない表情や 触れさせられた位置にされていた事を思い描けば このまま何もしないなんて無理だった。>>93 こんなにも丁寧に傷を診てもらって、 こんなにも心配をかけて。 俺への愛を真っ直ぐ向けてくれるネスが そんな風に気にしてしまっているのを 黙って見ていられるほど大人しい男では居られなかった。 ] (98) 2023/11/29(Wed) 22:08:10 |
【人】 サーチャー ゼクス[ ネスは時々、思ったことを言わない事がある。 して欲しいことは基本的に口にしてくれるし、 気持ちだって隠さない。 けれど、時々…… 自分の中の不安だとか、そういうものを口にするのを 怖がる時がある…と感じていた。 だから、自分の中の消化しきれない気持をどうにかしようと 何も言わずに俺の手だけを求めてくる今のネスを見て 思わず何も言わずに、 そのままネスを風呂場へと引っ張って行ってしまった。>>94 幾度か名を呼ばれても、 頭の中は今日のゴブリン達への苛立ちと 自分の不甲斐なさと 、ネスへの想いでとっ散らかっていて。風呂場について立ち止まって漸く、 ネスの顔を見ることが出来た。 ] こんなに丁寧に、俺の体も診てもらっただろ。 だから…次は俺が見る番。 [ 脱衣所で服を脱いで傷を守ったなら、 そう伝えてネスに触れる。 小さく反応する彼の体に、優しく笑った。>>95 ] (99) 2023/11/29(Wed) 22:11:03 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 考えたくもない事だが、 仮にネスがあのままゴブリン達に犯されて 散々匂いをつけられてしまったとして。 それでも俺は、ゴブリン達の存在こそ嫌悪しても ネスの綺麗さは失われないと思っていた。 当然あいつらの手でネスが触られて汚されるのは嫌だし、 匂いだって全て取り去りたい。 けれど、そうされたからといって ネス自身はずっと綺麗で大好きな存在のまま。 だから──だからこそ。 今、きっと必要なのだ。 彼の心の曇を取り除くように、 彼自身を磨かせて貰うことが。 俺以外の匂いを取り去って、 汚いと感じる全てを拭うことが。 ] (100) 2023/11/29(Wed) 22:11:30 |
【人】 サーチャー ゼクス[ そうして手伝ってもらって裸になったなら ネスの居る浴室への自分も入っていこう。] んじゃ、早速やらせてもらおーかな。 …座って。 [ ネスを浴室にある椅子に促すと、 暖かな湯の出るシャワーを手にとって、 まずは彼を洗う前に自分の体をざっと流す。 ネスを洗うにしたって、 俺にまだゴブリンの血が残っていたら嫌だったし 軽く表面を流すようにして。 それからそっとシャワーをネスの足元にかけ、 正面に跪いて彼の全身を流していこう。 良い香りの石鹸を泡立てて、モコモコと泡を作ったなら ネスの体に乗せ、 肩からゆっくりと手で泡を塗り拡げよう。 ] (103) 2023/11/29(Wed) 22:13:11 |
【人】 サーチャー ゼクス[ 片腕が塞がってしまっている… 否、正確には塞がっているわけではなく動くのだが 恋人にズボンを脱がしてもらうチャンスを逃がすかと ネスに頼めば、小さな唸りが帰ってきて。>>105 嫌がられているようには見えなかったから、 なんだかその反応にニマニマと嬉しそうにしてしまった。 ……俺でドキドキしてくれたのかな、なんて ネスを前にすると俺はすぐに些細なことで浮かれてしまう。 そして二人して裸になったなら、浴室へ入って。 椅子に座ってもらったネスの前で泡を立てながら その体をモコモコの泡で包んでいった。 ] ふは… まーな。俺器用だからさ。 [ 泡の立て方を褒められて、可笑しそうに笑う。 言われてみれば、細かく泡を立てるのが得意かもしれない。 ] (107) 2023/11/29(Wed) 23:58:23 |
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