人狼物語 三日月国


149 【R18身内村】LOVE OR ALIVE

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【恋】 雨宮 瀬里

 


 この暖かな気持ち忘れていた気持ちはなんだろう。


 
 
(?4) 2022/05/30(Mon) 8:22:42

【恋】 雨宮 瀬里

 


   これはきっと私にとって
   二度目の、初恋だった。


 
(?6) 2022/05/30(Mon) 13:09:16

【人】 雨宮 瀬里

 


 部屋のあちらこちらに貴方のものがあること
 気づいたのはもう少しだけ後の話。


 
(113) 2022/05/30(Mon) 13:09:32

【人】 雨宮 瀬里

 

 その日の夜か、翌朝か。
 貴方と別れてからというものの
 貴方のことがどうしたって頭を離れず
 どこか熱に浮かされたような心地は続く。
 
 溜まっていた写真や、メールのやり取りから
 どうやら週末だけ私たちは会っていたようだし
 彼のことを、蓮司、と呼び捨てにしていたようだ

 貴方が居ない部屋で「蓮司」と呼んでみて
 なんだか恥ずかしくなって顔を赤らめたのは
 貴方が知らない私だけの秘密。

 
 『 また週末、会ってくれますか 』


 貴方に一文メールを送るだけでも、心が跳ねた。

 
(114) 2022/05/30(Mon) 13:10:04

【人】 雨宮 瀬里

 


    貴方に再び恋をした今、
    記憶なんてなくてもいいと思う自分がいた

    だけど

    貴方に再び恋をしたからこそ、
    貴方との過去を取り戻したいと思う自分がいた
 
    お見合いで出会ったのだろう人々との
    縁を思い出したい、そんな気持ちもあった


    それに ──────

 
(115) 2022/05/30(Mon) 13:10:38

【人】 雨宮 瀬里

 


 貴方は、何を言おうとしてたんだろう。
 手紙の最後に書かれている文章を目で追う。

 それから何か ── 私たちは約束を交わしたような、


    ………そんな気がずっとしていたんだ。 *


 
(116) 2022/05/30(Mon) 13:10:56

【人】 雨宮 瀬里

 

 諦めなかった。
 記憶を喪ってしまったこと。
 恋心を喪ってしまったこと。

 わからなかったことが悔しかったんじゃない。
 忘れてしまったことが悔しかったんじゃない。

 1年経っているはずの私は随分と変わっていた。
 以前のはっきりした記憶の中の雨宮瀬里は、
 もう、私の要素のどこにもなかった。

 これだけ人を変えてしまうほどの恋を。
 これだけ私を変えてしまうほどの貴方を。

 忘れたまま、生きていくということが
 私にとって、望ましくない。

 私の理性はそう思った。


 
(123) 2022/05/30(Mon) 15:08:11

【人】 雨宮 瀬里

 

 それと同時に、理性じゃない部分が
 貴方を喪うことを、恐れていた。
 貴方と離れることを、強く拒んだ。

 涙を流した理由は、
 悲しみも悔しさでもなくて

 きっと貴方と離れることに対する恐怖だった


 
(124) 2022/05/30(Mon) 15:09:00

【人】 雨宮 瀬里

 

 貴方に恋をすることが、
 必然だったような、気がしていた。

 貴方との記憶を喪っても、なお。

 靄が晴れるきっかけは、
 まだ私には、訪れなくとも。
  
 週末のデートまでの日数を私は指折り数えている *

 
(125) 2022/05/30(Mon) 15:10:26

【人】 雨宮 瀬里

 

 私にとって初めての週末デートの日。
 その日私は家にいて、
 貴方が来ることを今か今かと待っていた

 
靄はまだ晴れていなかった

 貴方がすでに記憶を取り戻したことを私は知らない
 私が、いつ取り戻せるのかも、分からない


 だから、貴方を迎えたときに


 「 蓮司
さん


 
 と。私は呼んだ。

 
(128) 2022/05/30(Mon) 21:17:31

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 待ってた。遠いところまでありがとう。
   ……ご飯……かな?このあとどうする? 」


 週末デート。この後いつもどうしていたんだろう。
 私はこの町のこと、知っているようで何も知らない。
 きっと住み慣れた町、だったはずなのに。

 
(129) 2022/05/30(Mon) 21:17:47

【人】 雨宮 瀬里

 

 私の瞳に映る貴方は、
 もう一度私に恋をしてくれたひとのはずだった
 
 貴方の瞳には、
 上手くいったあとのお願い事も、
 貴方との日々も、忘れてしまった私が映る

 だけどきっと貴方が誰であっても。
 忘れてしまったころの貴方も、
 これから先の貴方のことも、全部知りたいと私は願う。 *

 
(130) 2022/05/30(Mon) 21:17:59

【人】 雨宮 瀬里

 

 貴方と過ごす時間なら、きっとどこだって楽しい。
 …こんな気持ちで、今までの雨宮瀬里は、
 貴方と一年も過ごしてきたのだろうか。

 それとも恋矢を受けた恋と、
 今の恋は、何かが違うのだろうか。

 恋をしたことがない≠ゥら
 これが恋なのかどうかも確かめられずに
 私は初めての週末デートを迎える。


 そういえば。と、私がきっと提案したのは
 この町にきて貴方と最初に行った店=B

 
 「 この間見かけて、気になっていたの 」


 と、きっと私は一年前と同じことを言う。
 それを私が気づいていないだけで。


 ふいに囁かれた言葉には、
 真っ赤になって、頷いた。
 
これを一年続けてきたというのか、私は。


 
(133) 2022/05/30(Mon) 23:19:05

【人】 雨宮 瀬里

 

 同じメニューを頼み、同じ感想をいう。

 お店の人が「ああ、」という顔をしていたから
 もしかしたら何度も訪れたことがあるのかも、と
 そう気づいてからは、貴方に向かって苦笑した。
 私たち、どうやら来たことがあるみたいね、って。

 貴方が思い出したなんて知らないもの


 それからまた少しだけ車を走らせて
 といっても都会ほど、夜景が美しいわけじゃないから
 きっと、それはそこそこに。

 
(134) 2022/05/30(Mon) 23:19:22

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 蓮司さん、 」


 それはそれからだいぶ時間が経った後。

 身体が幾度貴方を求めようと、
 まだ記憶を取り戻す前の私は、
 薄いタオルケットにくるまりながら
 薄暗い部屋の中、肌を貴方に寄せている
 

 「 あれから暫く、
   記憶を思いだそうと、頑張ったんだ 」


 どうだった?って聞かれたら
 首を横に振るだけだけど。ご存じの通り。
 
(135) 2022/05/30(Mon) 23:19:47

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 家にある服とか、
   随分、昔の私と、違うの。
   昔の私がどうだったか、っていうのは
   ……蓮司さんには、内緒。
   今と全然違って、びっくりしちゃうから 」


 知ってる、ってネタ晴らしされない限りは
 私はその話はしないつもりで。
 見てみたいとか言い出されても
 ほらまた、私は首を横に振るだけ。二回目。

 
(136) 2022/05/30(Mon) 23:20:02

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 でもきっと蓮司さんが変えてくれたんだなあって
   だって変わった記憶が、ないんだもの。

   つまらないことは案外覚えてるのよ。
   蓮司さんと関係ないこと。
   ここの町の人間関係だとか、
   私の師匠にあたる人のおでこ掻く癖とか。

   でも私の中から、蓮司さんとの記憶だけが
   すっぽりと抜け落ちちゃってるの。 」


 多分きっと、貴方もそうじゃない?って同意を求める
 ……その返事がね、どうであれ。
 私はそれ以上に、貴方に言いたいことがあったの。

 
(137) 2022/05/30(Mon) 23:20:16

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 でもひとつだけ完全にわからないものがあった

   私が、着けるはずのないものが、
   家に置いてあるの。 」

 
(138) 2022/05/30(Mon) 23:20:50

【人】 雨宮 瀬里

 

 体を起こしてちいさな棚へと手を伸ばす。
 一番上の引き出しを開けて、中から取り出したのは

    ── 見覚えのない、
いマニキュア。

 
(139) 2022/05/30(Mon) 23:21:10

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 陶芸をするときね。
   ネイルって基本だめなの。
   作品に爪が刺さったら台無しだし
   納得いく作品は絶対にネイルをしてたら作れない
   だから、私は、これ、使わないはずなの

   でも憶えてないってことは、
   貴方との記憶の何かに、関係するんだと思う

   ……って言われても困っちゃうか。

   見覚え、ないよね。
   あるはず、ないよね。 」


 私は記憶を喪っているはずの貴方≠ノ問いかけた *

 
(140) 2022/05/30(Mon) 23:21:24

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 これを? 」


 ベッドサイドにはちいさなランプが灯り
 赤いマニキュアを僅かな光の中で翳してみせる
 殆ど使っていないゆえなのかほとんど減っていない赤を
 そっと目の前で揺らして


 「 似合うかな… 」


 …などと。

 どちらにしろ週末が終わったら剝がさねばなるまい。
 一日、二日くらい指先が赤でも、
 なんとなく悪くはない気がした。

 
(144) 2022/05/31(Tue) 8:42:13

【人】 雨宮 瀬里

 

 一糸纏わずベッドに寝転がりながら。
 灯りは相変わらずあまりないまま
 私は爪に色をのせる

 
 「 不思議ね。
   前もなんだかこんなことがあった気がしたの
   暗い場所だとマニキュアが塗りにくい、って
   私、なんだか知ってる気がする 」


 大人になってからネイルなんてしたことないのに
 どうしてか、この感覚を私は知っている

 「 でも、普段指に色がついていないから
   なんだか不思議な感じ。
   まるで、別の私になるみたい。 」


 色づき艶めく左手の小指と薬指。
 二本塗って光に翳して、そうして私は首を傾げる

 
(145) 2022/05/31(Tue) 8:42:38

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 あれ?この赤、最近どこかで、 」


 薄れてしまった記憶の中とかじゃない。
 最近、どこかでこれと同じ色を私は見た気がする

 
(146) 2022/05/31(Tue) 8:42:58

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 蓮司さん、私…… 」


 戸惑いながら私は貴方を見る

 
         
ぱちん


         どこかで小さく音が弾ける


 
(147) 2022/05/31(Tue) 8:43:37

【人】 雨宮 瀬里

 


         ぱちん、ぱちん、ぱちん
         時計の秒針のように
         規則正しくリズムを刻む、

 
(148) 2022/05/31(Tue) 8:43:54

【人】 雨宮 瀬里

 


   ああ、そうだ、あの時だ >>79


 
(149) 2022/05/31(Tue) 8:44:09

【人】 雨宮 瀬里

 



     『 私ね、変わろうと思って 』


     それは確かに私の声。
     透明な歌声、跳ねるような指の音。
     ちいさな灯りが照らす暗がり。
     明るい光が私の手元を照らしていて
     私の指先が、ひとつひとつ色づいていく

 
(150) 2022/05/31(Tue) 8:44:37

【人】 雨宮 瀬里

 


  明るい光に目線を向ければ ──── 、

         思考は
途切れない
>>80
         考えるための猶予は幾らでもあって、


 
(151) 2022/05/31(Tue) 8:45:10

【人】 雨宮 瀬里

 


   ぱちん。
   催眠術師が眠りから観客を揺り起こすように
   ひときわ大きな音が、耳の中で鳴り響く

   世界に、色が



 
(152) 2022/05/31(Tue) 8:45:54

【人】 雨宮 瀬里

 


   赤く塗られた左手の小指と薬指

   見慣れた部屋と匂い いつもの週末
   肌で感じる貴方の体温

   隣には恋をしている相手がいて、
   私は、貴方に向かって


         「 蓮司? 」


        ……と。一言だけ呟いた。 *

 
(153) 2022/05/31(Tue) 8:46:26
 




情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

注目:瀬里 解除する

生存者 (2)

瀬里
32回 残----pt

ずっと蓮司の左隣

蓮司
14回 残----pt

ずっと瀬里の右隣

犠牲者 (1)

???(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

──(3d)
0回 残----pt

 

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.13 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa