37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】
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| [ 君と一緒に食べるなら、 何だってすごく美味しいから。 ]*
(455) 2020/08/03(Mon) 23:32:22 |
| [ ごめんなさい、許して下さい。 雷おこしまでもらったら あたしは死んでしまいます。 >>438 ] はっ、はい! [ 薄氷さんの言葉にこくこく頷いてから >>438 あたしは恐る恐る和室に入る。 多分初日は、本当に仕事をしなくていのかって、 気もそぞろな様子。 お饅頭一つを飲み込むように、食べ終えて 直ぐに店に戻ってしまったと思う。 ] (460) 2020/08/03(Mon) 23:42:08 |
| [ そんなことを、何回か繰り返して。 ]
あっ、あの……薄氷さん。 和室にあった羊羹、美味しかったよ。
[ しっかりと味わって、感想を言えたのは もう少しだけ、先の話。 ]*
(461) 2020/08/03(Mon) 23:42:10 |
| [ 何と言うことでしょう。 こんなに努力を続けているのに。
── あたしの胸は、ちっとも大きくならないんだ。 ]
(466) 2020/08/04(Tue) 0:12:59 |
| [ 羽凪くんの好みはどうだろう。 灰ログを読めないあたしはわからない。 >>-780 ただきっと、無いよりはあった方がいい。 それが男性間の共通認識ではないだろうか? 今の生活では、あまりジャンクなものは 食べないようにしている。 >>411 自分のためというよりは、羽凪くんに きちんとしたものを食べさせるため。 ( 料理の腕は前の仕事で家事代行したこともあるから 全く経験ない人に比べれば、あると思うよ。 ) ] (467) 2020/08/04(Tue) 0:14:00 |
| [ そんなわけで、ラーメンもご無沙汰なんだけど たまたまバイト先の近くで 美味しそうなラーメン屋を見つけたから。
週一のバイトの前の時間だけ。 あたしは豊胸に効果があると勘違いしたまま こっそりラーメンを食べている。 ]
(468) 2020/08/04(Tue) 0:14:11 |
| あれ?師匠! [ 再会の日は突然で。 素っ頓狂な声をあげたあたしの口元で ちゅるんと麺が跳ねた。 >>439 師匠認定はあたしの心の中での話だから、 困惑させてしまったかもしれないけど。 ……確証はないのに何故か、 すんなり受け入れてもらえたって思うよ。 ] (469) 2020/08/04(Tue) 0:14:40 |
| なるほど、豚骨ラーメン! [ 貴重な情報だ!と、喜んだけど。 あたしがきちんとインプットできたのはそれくらい。 後半になるにつれ、脳の容量には限界が訪れる。 増え続ける情報量に、 >>442>>444 あたしの目を白黒させて。 TVカメラの存在なんて、どこかに吹き飛んだ。 ] (470) 2020/08/04(Tue) 0:14:56 |
| [ ああ、でも貴女のおかげで。 もう一つ大切なことを思い出せた。 ]
…… そうだね、師匠。 あたし胸の大きさに囚われて、 大切なことを忘れていたよ。
ラーメンは、美味しいんだね。
[ そう言って、微笑んで。 幸せそうな顔で、レンゲですくったスープを飲んだ。 ]
(471) 2020/08/04(Tue) 0:15:37 |
| [ 師匠と連絡先を交わすことはしなかった。 それは、以前のような恐れが理由ではなくて。 単にあたしと彼女がラーメンを愛している限り 遠からず再会できると、信じていたからで。 ] そこまでだよ! バイトヒーロー、如月ブラック、参上! [ それから数十分後。 悪と対峙し >>445、決めポーズをとるあたしの髪が ぴょこんと跳ねた。 ] (472) 2020/08/04(Tue) 0:16:51 |
| [ ほら、薄氷さんの書店って土日祝日休みだから。 >>-697 なら、ニチアサヒーローもできるよねって。 とりあえず正義のヒーロー如月ブラック アルバイト採用にて、ここに見参。 師匠と弟子の戦いは、始まったばかりで。 ……とりあえず、 4クールくらい続くんじゃないかな! ]** (473) 2020/08/04(Tue) 0:17:58 |
| [ 探すの大変だった。 >>487 その言葉に、浴衣の広がらない歩幅で それでも浮き足立つのを示すように、 はしゃいだ様子で提灯の明かりを踏んでいた足が ぴたと止まって。 ] …… ありがとっ ふふ、お礼に次、はぐれたら 今度はあたしが羽凪くんを見つけるね。 [ 何かを探すのは得意だよ。 >>0:2 羽凪くんがちくわに釣られてくれるかは わからないけど。 ] (519) 2020/08/04(Tue) 23:56:56 |
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ああ、でもやっぱりはぐれたら大変だから。
…… もう少し、手を繋いでいてもいいかな?
[ 会場が近付くにつれ、祭りの喧騒は顕著になる。
太鼓の音と屋台の白熱灯を背負って 宵闇に逆らうような人の賑わいの中、 あたしは指先に力を込めた。 ]
(520) 2020/08/04(Tue) 23:57:03 |
| へー、冷やして…… [ 二人並んで歩き、屋台の暖簾を見る。 なら二つ買ってもいいかも。 >>487 そんなことを考えていたら。 ]
あたしの!!りんご飴が!!!
[ あたしが何かを言う前に >>489 艶やかな赤い表面に、綺麗な歯形がつく。 本当に、羽凪くんは子供っぽいんだから。 と、ぷりぷりと頬を膨らませて。 ……二十歳になってりんご飴一つで騒ぐあたしも 大概だと思うけどね。 ] (521) 2020/08/04(Tue) 23:57:16 |
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…………
[ 気を取り直して、甘酸っぱい飴を堪能しようと 口を大きく開けて、気付く。 間接キスだよ、これ。
…………いや、もう中高生でもないんだし。 レンタルとは言え、それなりに経験してきたんだから 今更、騒ぐことのことでも……。 ]
(522) 2020/08/04(Tue) 23:57:22 |
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なら、あたしにも、権利があるよね?
[ にやり、笑う。 言うが早いか、りんご飴から目標を変更。 かき氷を食べようとする羽凪くんの腕ごと スプーンを動かすと、 ぱくり。綺麗な檸檬色がかかった氷を口に入れる。 しゃりっと涼しげな音が、耳の奥から響いた。 ]
うん、冷たくて美味しい。
[ その後は、素知らぬ顔で、りんご飴に向き直る。 でも、視線はちらっと、隣の君へ。
……平気な顔でかき氷食べ始めていたら 髪の毛をわしゃわしゃ撫でてしまおうね! ]**
(523) 2020/08/04(Tue) 23:57:32 |
| ん? [ 一行メッセージの送信という大仕事。 なんとか終えて息を吐くと同時に。 くいっと服を引かれる感覚に合わせて振り返る。 >>529 正面に見える羽凪くんの顔。 なんと言うか、いろいろと心臓に悪い。 ] ………………… 見た? [ 彼の目が画面に向けられていることに気づけば >>529 たっぷりと時間をかけて、それだけを口にした後。 ] 今見た内容を公言してみるといい。 あたしは、ありとあらゆる手段を使って、 君のスマホからも情報を抜くからね……! [ 将来正義を志す人間とは思えない、前職の技術の悪用。 呪詛の如く続ければ、 逆に関心を引いてしまったかもしれないね。 ] (541) 2020/08/05(Wed) 11:08:43 |
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[ それでも、増えた連絡先がもたらしたのは。 危惧していたような、 疲労や恐れといった感情とは、別のもの。
今後、通知音を鳴らすスマホ画面を覗くあたしの顔は、 きっと何かを待ちわびるように、そわそわしている。 ]
(542) 2020/08/05(Wed) 11:09:01 |
| [ うーとか、がーとか、 意味のない言葉を呟きながら返信を打つ。 >>*4 この時点では、詩桜ちゃんの恋人の存在を あたしは知らないけれど。 一緒に飲みに行ったのなら 不思議な縁はそこから繋がったのかもしれないね? >>391 そうなると、私がホワイトカラーに就職できたのは 彼女のおかげなんだから。 今後も誕生日プレゼントは奮発しなければいけない。
今年は給料何ヶ月分にしようか。 そんな悩みは、毎年尽きない。 ]*
(543) 2020/08/05(Wed) 11:09:19 |
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── IFかもしれない話 ──
わあ、しまった! 正体がバレたら給与査定に響くのに! [ ある日、思ったより長引いた戦闘に、 へろへろになりながら帰路につけば。 憩いの場であるはず家、その玄関口。 敵四天王顔負けの威圧感で、 あたしの前に立ちはだかるのはラスボス ─── ではなくて、羽凪くん。 >>535 それを見て、頭の中で算盤を弾きながら、 悲痛な声をあげたのだった。 反対されて、それに了承したのに続けたのはあたしだ。 彼を怒らせるのは、当然だった。 ] (544) 2020/08/05(Wed) 11:28:37 |
| あたしが働いているのは如月町なんだけど…… 覚えてる?あの、リゾートホテルの。 あたしにとっては、 羽凪くんと会わせてくれた大切な場所で…… これから先、あの地を訪れる誰かにとっても そうなって欲しいから …… だからね、守りたいって思うんだよ。 [ 弁明?が身を結んだのかは分からないけど 結局羽凪くんは折れてくれて。 >>536 あたしは相変わらず、彼の優しさに甘えている。 ] (545) 2020/08/05(Wed) 11:28:56 |
| …… ひゃっ ぅうん [ 首筋を這う刺激に、身を捩らせる。 >>537 虫除けの意味はわからなかったけど。 解放されたはずの身体は、 何だか物足りなさそうにそわそわして。 「これで終わりかな?」とでも、言いたげな 様子を伺うような、上目遣いで問いかける。 ] (546) 2020/08/05(Wed) 11:29:20 |
| [ 週一バイトの仕事が増えるのは困るけれど。 古書店のお客さんが増えたことには、 やりがいを感じていた。 ただ、それが“お客さん“から外れてしまったら、 ] あっ、ごめんね! あたし彼氏いるから…… って、ちょっと待って!
あたしって羽凪くんの彼女でいいのかな? そりゃ、あたしは羽凪くん好きだし、 一緒に暮らしてるけど…… お付き合いは………??? [ レンタル彼女は、彼女がスタート地点だったから。 そこに至るルートがわからない。 ぐるぐると混乱しているうちに、騒ぎを聞きつけた 他のお客さんも合流し始めて───? ] (547) 2020/08/05(Wed) 11:30:19 |
| [ 何故か最初に告白してくれた人まで協力しての、 恋愛相談が始まったかもしれないね。 店内に薄氷さんもいたなら、 いつしか話題は彼の大切な人へも言及し。 美味しい羊羹をくれた薄氷さんの“大切な友人”。 >>492 もし三度目の出会いを果たした彼も 場にいてくれたなら? >>0:178 わいわい、がやがや。 ひょっとしたら、とある写真集の話題を交えて >>481 話はさらに盛り上がったの、かな? ] (548) 2020/08/05(Wed) 11:30:54 |
| [ 勤務時間中に談笑なんて、従業員としては失態だ。 以前のあたしならば、 とんでもないと目を丸くしただろう。 ]
さーて、今日もお仕事頑張ろう!
[ 爽やかな朝の日差しを浴びながら、 あたしは、元気よく店先のシャッターを持ち上げる。
……それでも優しい人達と巡り合えたおかげで、 今のあたしは、ご飯を食べて、寝て、 楽しく仕事をしている。
大切な、君の隣で。 あの夏の出会いに、感謝しながら。 ]**
(549) 2020/08/05(Wed) 11:31:28 |
| [ ─── 祭りの間。繋いでいた手は、ずっと熱くて。 あたしの体温を君に直に伝える。 ……その理由には、まだ気付かないふりをして、 濃藍の下。祭囃子が響く塗装のない道を、君と歩く。 ]
(603) 2020/08/05(Wed) 23:53:13 |
| [ 食べたり、食べられたり。 時には、抗議の声と共に頬を膨らませる。 それでも、君と食べるご飯はやっぱり美味しくて。 あたしはきっと、りんご飴もかき氷も好きになった。
胸を叩くような爆裂音。空を見上げた瞬間。 夏の夜空を彩るべく、 火花が空に打ち上げられ、儚く消えていく。 ]
(604) 2020/08/05(Wed) 23:53:18 |
| [ 隣り合って大輪の花を見ながら、歓声を上げる。 紅 藍 虹 杏 草 空 色。 祭客の目が空へと向けられる中、そっと視線を傾けて。 とめどない色彩の変化に照らされている そっぽを向いた、 >>-1146 少し拗ねたような君の横顔を見つめていたら。 ─── とくん、心臓が大きく鼓動を打ち。 そのまま早鐘に変わっていく。 (605) 2020/08/05(Wed) 23:53:21 |
| [ 花火を打ち上げる音が、かき消してしまう前に もう、蓋をする必要はないと気付いたから。 ぽろり、零れた気持ちを自然と言葉にしたのなら、 夏の夕べで、あたしを見つけてくれた人へ向けて。 …… 周囲が花火に夢中になっているうちに。 瞳を合わせ、どちらともなく唇を近付けると 触れるより先に、吐息を混じり合わせる。 ファーストキスはレモンの味って言うけれど、 実際のところはどうだろう? …… ひょっとしたらそれは、 >>523>>577 かき氷のシロップの味をしていたかもしれないね。 ] (606) 2020/08/05(Wed) 23:53:27 |
| [ 再び唇が離れると、 気恥ずかしで眼元をほんのり染めながら。 あたしは幸せそうに微笑んだ。 ]**
(607) 2020/08/05(Wed) 23:53:32 |
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