元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a9) 2022/07/27(Wed) 9:48:45 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a13) 2022/07/27(Wed) 12:29:05 |
辺世 流は、蛇ヶ原 清姫に軽く手を振って仕事に戻った。 (a15) 2022/07/27(Wed) 12:47:10 |
【人】 元子役 辺世 流須藤さんも休憩に行きたいのはやまやまらしい>>41けれど、中々そうもいかなさそうだ。 時間が経って少し暑さも緩んでくれば、泳ぎに行く人が増えて少しは手が空く…はずなのだけど。 とりあえず、かく言う自分も隙を見て側のペットボトルの麦茶を一口。流れる汗をタオルで拭う。 「あ、はい。早乙女さん、無理はしないで…いけそうならいいんだけど。」 ガッツポーズまでして大丈夫とアピールしてくれる早乙女さん>>39に軽くうなづく。ミスも割とあるけれど、やる気がすごいのは頼もしい。 バイトの女の子達はなんだか全員えらく可愛いのだけど、彼女はそれに加えて物腰とか、随分育ちが良さそうに見えた。 早乙女商事の令嬢だとは知らないし、僕の方も素性は聞かれないと答えはしないのだけど。 (42) 2022/07/27(Wed) 17:47:32 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a17) 2022/07/27(Wed) 18:02:42 |
【人】 元子役 辺世 流「ずっと働いてるとね。扇風機はかかってるけど、それだけじゃやっぱり暑いし… あ、どうぞ。」 テイクアウト用のスペースはカウンターと隣り合っているけど、少し入り込んでこじんまりとしているから、早乙女さんを匿うと割と狭くなる。 これでも中学あたりまではまあまあモテたと思うけれど、そう言えば最近は女の子と近づく事もなかったな、とふと思った。 もちろん年頃だ、健全な欲求もある。 けれど、例えば人生を共に過ごすような人なんてものは、今の自分が探すべきではないんだとも思う。 もっと一夏の割り切った関係みたいな、そんなもの… (63) 2022/07/27(Wed) 19:44:32 |
【人】 元子役 辺世 流ー元親記ー 10年ほど前に放送されていた、長宗我部元親を主人公に据えた大河ドラマ。 色白で軟弱な「姫若子」と揶揄される少年が、成長して猛将の「鬼若子」となり、四国の片隅から力と策謀を駆使して、信長や秀吉といった中央の英傑達に挑んでいく物語。 最近の説を反映して本能寺の変の黒幕として描かれたことで当時は評判になった。また、子役時代の 『姫ではありませぬ!弥三郎は鬼となりまする!』 の台詞は当時しばらく流行した。 主演の平泉陽はこの作品を機に人気俳優となり、昨年は紅白の視界を務めるなど、国民的スターとなっている。 (69) 2022/07/27(Wed) 19:58:32 |
【人】 元子役 辺世 流[回想 日常] 僕はオーナーの計らいで、夏の間常勤スタッフとして雇ってもらっている。 だから海の家が開かれてほとんど初日から働いていた。 バイト自体初めてみたいなもので、だから去年もいたらしいオスカーや清姫ほどには最初はフロアも接客も全然上手くできなかった。 最初の頃はそんなに少ない客足でも一日終わるとぐったりして、部屋に帰って寝るばかりで。 ようやく慣れてきた頃、夕陽の海を眺めるのが好きになった。 (76) 2022/07/27(Wed) 21:29:20 |
【人】 元子役 辺世 流海水浴客が帰り、砂浜が空くと海と浜を自分一人のものにしたようになる。煩わしいことを忘れられる。 そんな時にぼうっと海を眺めたり、たまには人のはけた海で泳いだりすることがよくあった。 よほど忙しくなければ毎日そうしていたから、あるいは、バイト仲間達とそんな時間を過ごすこともあったかもしれない。 誘われれば他の遊びにも積極的に加わっただろうけれど* (77) 2022/07/27(Wed) 21:29:26 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a24) 2022/07/27(Wed) 21:30:58 |
【人】 元子役 辺世 流フロアは色々忙しくて彼女とは日中あまり話をしないから、そんな気がするのかもしれない。僕は泳いでいたりする事も割とあるから、毎日そんな風に言葉をかわすわけではなかったけれど。 「海、好きなの?」 黙っていると少し気まずい気もして、そんな風にこちらから聞いたりすることはあったと思う。* (109) 2022/07/27(Wed) 23:04:53 |
【人】 元子役 辺世 流すごい連中の集まりなのだろうか。 早乙女さんもそうだろうか。彼女の方をちらちらと見た。 あちらは交代して、清姫が火の番を任されるらしい。 こちらもこちらで、まだ割とソフトドリンクの注文は絶えなかったりする。 「そう言えば早乙女さん。 えっと…フロアってどう、やっていけそう? いや、例えば… 呼び込みとかこっち側の担当とか、どうだったりするのかなって。 あ、できてないからとかそういうのじゃなくって! やりたい事とかあったりするのかな…って。」 話ついでに、そんな事を尋ねてみた** (120) 2022/07/27(Wed) 23:50:09 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a29) 2022/07/27(Wed) 23:51:14 |
【人】 元子役 辺世 流歴史に興味、というよりは僕を目当てに見ててくれたのだろうか。 そう言われることは、昔は珍しくもなかったし割と流しがちではあったけれど、最近は滅多になくなっていたし、言われるとしてももっと年上の年代層からだった。 だから、彼女の喜び方は>>141逆に新鮮で、今の自分には嬉しくもあった。 客足が空いたのをいいことに、そのまま熱弁する早乙女さんをしばし眺めていた。 「そんなに喜んでくれたの、久しぶりだな。 …すごく久しぶりだ。嬉しいな。 あ、でも…仕事中、そうだね。」 割と声が大きくなっていたけれど、店内はBGMも流れて賑やかだし、聞きとがめられることはないだろう。 (162) 2022/07/28(Thu) 12:19:27 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a37) 2022/07/28(Thu) 12:27:24 |
【人】 元子役 辺世 流「ああ…ありがとう。助かるよ。」 近くの丸椅子に腰掛け、保温されていた焼きそばを受け取る。大量に人が来たら出られるようにはスタンバイしてだから、休憩というほどのものではないけれど。 「体力はまあまあのつもりだったんだけどな… 足がパンパンパンだよ。 …なるほど。湿布か。すごいな、準備万端だね… もらっていいかな?」 手際は知っていたが改めて感心する。 さすが2年目というべきか、けれどそれだけではないだろう。 「蛇ヶ原さんは…すごいね。 いや、最初はちょっと身構えてたんだ。 ちょっと苦手なタイプな気がして。 うん、ここだけの話だけど。」 本人に言うのは失礼な気もしつつ、そう口にしたのはある種の尊敬とかそういうものの裏返しのつもりではあった** (167) 2022/07/28(Thu) 15:18:55 |
【人】 元子役 辺世 流少しの間焼き場も見るけど、幸いそちらには注文は来なかった。 戻ってきた清姫からサルンパスを二枚受け取る。 (そう言やこれのCMも昔出てたんだよな… サッカー中の捻挫って設定で…) 「休憩中と寝るときか。ありがとう。大事に使う。」 休憩に入ったらさっそく貼ってみようと思いつつ、ポケットにしまいこんで。それから…そう、ギャルの話だったんだった。 ギャルへの先入観をギャルの前で口にするのは気が引けたけれど、理解は得られたらしい。 まあ…そう。怖そうみたいなイメージはあったかな。 (181) 2022/07/28(Thu) 17:39:03 |
【人】 元子役 辺世 流『あー、あれヘンゼルじゃね?』 『うわ初めて見たマジヘンゼルじゃん』 『ウチらとどっか遊ばな〜い?』 『やめなよほらー、ビビってるじゃんww』 『キャハハハハハハ』 (182) 2022/07/28(Thu) 17:45:41 |
【人】 元子役 辺世 流「まあ、そう。怖そうなイメージはあったかな。 いや、あの。昔、ちょっとね………」 少し遠い目になった。 「いや、でも今は全然苦手でもないし、でなきゃこんなとこでバイトしないしさ。 それに、蛇ヶ原さんはそういうのでもないし。 ここ、遊びついでにしてはまあまあガチ目のとこだけど、今年も来てるわけだし、楽しそうに仕事してるよね…何かいい事とかあった?」 不躾かなと思いつつ、ふと聞いてみた。まずければ彼女ならあっさり流してくれそうだし** (183) 2022/07/28(Thu) 17:52:53 |
【人】 元子役 辺世 流過去の思い出について詳しく語ったわけではないが何となく察したらしい。たぶん大体合ってる。 「ノリか……悪気はなくて今楽しければいいみたいな? パリピとかそれなんだろうな…それはそれで少し羨ましい。」 ウェイ系も、周りの客や店員の女の子達に迷惑かけなければ大事な客だ。見るからに楽しそうだとは常常思っていた。 側で見ていると、なんだか自分一人ぼんやり冴えなく生きているような気がしてくるくらいに。 「蛇ヶ原さんは…うん。なんかわかる気もするけど。」 (190) 2022/07/28(Thu) 19:03:52 |
【人】 元子役 辺世 流楽しい事と聞かれて考える姿をしばし見ていた。 出てきた答えはちょっと意外>>185な気もしたけど。 「確かにカップルとかいっぱい来るけど… つまり、見てるだけで幸せな気分になるってこと? 自分がイケてる相手と知り合いたいとかでなくて。 …あ、いや。全然ダメとかじゃなくて! いいと思うよ。 確かに蛇ヶ原さん見てると、少し仕事するのも楽しくなる気がするし。」 などと言ったところで、オスカーがちょうど戻ってきた。>>186 水が滴っているが、稀によくあるし彼に限って仕事のパフォーマンスに影響もしないだろう。 「僕もそろそろ一回休憩入ろうかな。」 と呟いた** (194) 2022/07/28(Thu) 19:05:48 |
【人】 元子役 辺世 流[回想/早乙女さんの初日] 「あれ?今日から入ってくれてるあの人…早乙女さん、休憩中でしたっけ?」 僕の方も毎日疲労困憊しつつ、なんとかある程度一通り仕事をこなせるようになってきた辺りの頃。 今日から入ってくれる事になった彼女>>157は見るからに不慣れで、注文の取り間違いとか、グラスを割ったりとかもあって、ひょっとして熱中症じゃないかと別の意味でも心配してしまったものだった。 万里が見かねて休憩に入っていたはずだったのだけど 「結構遅い…?」 控えスペースで休んでいるわけでもなさそうだし、外に出たにしても、結構長いなと思う。夏の海だから暑さにやられたとかトラブルに巻き込まれたとか、そんな可能性もあって 「探しに行った方がいいのかな…」 と、休憩を真近に控えながら案じていた。誰か、なんなら自分が休憩がてら行くべきか、とか* (201) 2022/07/28(Thu) 20:32:54 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a42) 2022/07/28(Thu) 20:57:25 |
【人】 元子役 辺世 流[いつかの夕暮れ>>202] 「いや、そんな邪魔なんてこと… えっと、気づかなくてごめん。」 彼女は確かに気がついたらいる、という感じで主張は強くないイメージだったけど、これだけ畏まられるとさすがに悪い気がしてくる。 「確かに店は大変だけど…まあ、生活のためだからさ。働いてお金稼ぐのってやっぱり大変なんだって再確認してる。 綴さんも、うん。働いてお金もらってるのは同じ。だから同じくらいすごいんだよ、絶対。」 特別なことではないけど、すごい事だ。今こうなってきちんとわかった。それだけは、今自分が得たものの中で一番大事なことなのだろう。 (228) 2022/07/28(Thu) 22:16:39 |
【人】 元子役 辺世 流「あ…待って!えっと…」 離れていこうとする彼女に慌てて、何と言うべきか考える。 あたふたとして、口を開いて 「僕は…夕方はここにいるけど。 本当きれいだからさ…夕陽。 今度来た時は、一緒に見よう?」 せめてと、そう声をかけた。** (230) 2022/07/28(Thu) 22:19:29 |
【人】 元子役 辺世 流[休憩前 早乙女さんと>>208] 「小さい頃はそんな風になるよね。 僕も、実際現場で他の大人達の言ってることは難しくてあまりわからなかった気がする。」 主役が交代してからの話を全部見られるようになったのは中学に入ってからだった。その頃はもう仕事も大分減って、両親の仲も…ああ、あまり思い出したくはない。 「へえ。結構すごいドラマファンだったんだ。 あの頃の子役…そっか。結構いたんだけどな。 あ、でも有名な奴はもう子役じゃなくて普通に俳優になってるか…」 うまく子役から脱皮して立ち位置を再定義できる人間は意外と少ない。それができるのは本物だ。僕は違った。それだけだ。 でもまあ、そんな事はもう今は関係ない。 (232) 2022/07/28(Thu) 22:36:55 |
【人】 元子役 辺世 流「来た甲斐あるとまで言われると、なんか照れちゃうな。 こっちも頑張らないとね。 うん、休んできて。今度は迷わないようにね。 僕も、もう少しして人がはけたら休憩するつもり。 さすがに少し足も痛いし。 うん。話はぜひいつでも、また。 そっか。じゃあ、引き続きフロアよろしくね。 僕が言うのも何だけどみんないい人達だしさ。 お互いフォローしてやってけると思う。」 どうやら凹んでるとかそんな心配はなさそうだ、とほっとする。実際初日からは格段に成長してるのはわかるし。 というところで、思いがけない提案>>212に 「えっと、でも僕の方が下じゃあ… いや、えっと。じゃあ、名前で呼ぶね。珠梨……さん。」 僅かに気恥ずかしげになってしまったけどそう伝えて休憩に行くのを見送った** (233) 2022/07/28(Thu) 22:41:35 |
【人】 元子役 辺世 流「おーーーい。どこーーー?……あ。」 結構広い海水浴場の隅々まで探すことになるかと思いつつ声をかけて歩いていると、階段のあたりに見覚えのある姿があって 「早乙女さん…?どうしたの、こんなところで。 戻らないから探しに来たんだけど……大丈夫、歩けます? っていうか疲れてそうだけど…何か飲みます?」 日傘で日差しを遮りつつ、些か不安げにそう声をかけた* (238) 2022/07/28(Thu) 22:57:35 |
【人】 元子役 辺世 流「出会いは求めてなくて…ああ、バリバリ稼ぐんだ…すごいな。 僕も同じだけどさ。万里に強く勧められて来てる。 お金はどうしてもいるからね。」 両親がいた頃に自分名義で購入してくれたマンションの家賃が多少あるけれど、それだっていつまであるかわからない。 生活費はどうしたって働いて稼ぐ必要がある。 ヘビハラの社名は聞いたことがあっても、清姫の真の目的には気づくはずもない。 そのうちにオスカーが戻ってきて、入れ違いに休憩に行くがてら、試しに足裏に貼ってみた。 (241) 2022/07/28(Thu) 23:16:16 |
【人】 元子役 辺世 流「うわっ何これめちゃめちゃスーーってきた!!」 「あ…ありがとう蛇ヶ原さん!!これならまだまだ現役で戦える気がする!!何かお礼したいくらい! じゃあ、休憩……いってきます。」 本当に何か奢るとかそのくらいお礼する価値はあるな、と思いつつ、日陰に休憩しに行ったのだった** (242) 2022/07/28(Thu) 23:16:31 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a48) 2022/07/28(Thu) 23:20:33 |
【人】 元子役 辺世 流「あー…ちょっと待ってて!すぐ戻るから。」 持っていた折りたたみの日傘を渡し、近くに見えた自販機にダッシュ。麦茶とスポーツドリンクのペットボトル5本を買って急いで戻ってくる。財布を持っててよかった、とこれほど思ったことはない。 「お待たせ。…飲んで。両方でもいいけど。 立てそうになるまで待ってるから、それから帰りましょっか?」 最悪熱中症か?とも思ったけど、そこまでひどく当てられたのではないかもしれない。 ただ心配は心配だったから、冷たい飲み物を渡し、隣に腰掛けて少し休むことにした** (260) 2022/07/29(Fri) 0:18:16 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a51) 2022/07/29(Fri) 0:19:16 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a61) 2022/07/29(Fri) 12:33:08 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a67) 2022/07/29(Fri) 14:52:06 |
【人】 元子役 辺世 流「子どもたちが主役………やっぱり『契約のドリームランド』かな。孤児院から抜け出すために主人公と協力し合う結構いい役だったけど、肝心なとこでウミユリ型の怪物に襲われたやつ。 他にも色々見てるってことは、ドラマの『ヘンゼルとグレンデル』は見てたのかな…遠縁の女子プロレスラーに引き取られて共同生活する孤児役。孤児役多かったよな… あと『な·な·なんと』(通販番組業界に再就職したサラリーマンのミュージカル風コメディ映画)』とか…『元気な子』の時はクライマックスで女装させられたっけ…… 色々出てたんだよな、確かにあの頃は。」 食べ終わったら少しだけぶらついてもいいかなと思いつつ、少しの間昔を思い出してしみじみしていた** (297) 2022/07/29(Fri) 18:03:52 |
【人】 元子役 辺世 流話は聞いてます。鹿賀さんですよね。今日からよろしくお願いします。 えっと…僕は辺世 流。一応常勤で、テイクアウト回りとか中心に一通りやってます。わからない事は何でも聞いてください。 焼き場を大体担当してるオスカーさんと、接客とかカウンターも一通りやってる清姫…蛇ヶ原さんは去年もいたので僕より詳しいと思います。 あと、裏方とか会計とか手伝ってくれてる綴さんはさらに長いそうですけど… ともかく、よろしくお願いしますね!」 と挨拶していた。 (322) 2022/07/29(Fri) 20:38:30 |
辺世 流は、「レインボーか…いいな…」とぽつり。 (a75) 2022/07/29(Fri) 21:05:02 |
【人】 元子役 辺世 流「…よっし。」 大分客の減った店内、色々あったが割と暇を持て余している人もいそうだ。 掃除も清姫が丹念にやってくれたし。 「ちょっと外で呼び込み行ってきます。」 ビラはゴミになるからプラカード程度にはなるのだけど。 「誰か一緒に来てもいいなって人います?」 と軽く手を上げて声をかけてみた。いなければ一人ででも少し回ってくるくらいのつもりで** (383) 2022/07/29(Fri) 23:29:35 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a82) 2022/07/30(Sat) 0:52:59 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a83) 2022/07/30(Sat) 0:59:07 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a84) 2022/07/30(Sat) 1:00:13 |
【人】 元子役 辺世 流[回想 早乙女さんの初日>>397>>398] 戻ってきて、ペットボトルの片方に口をつける彼女を見つめる姿は不安げだったかもしれない。しばらく見ていたが、なんとか頭も上がって、多少は話もできるようになってきたようだった。 「ああ…体が暑さ慣れしてないやつ。 わかります、僕も最初来たときは、そうだったから。 夏は、あんまり外に出てなくて。」 小さい頃外で遊びすぎて、肌がひどく焼けて両親にものすごく怒られたから、それ以降は必要がなければ夏には外に出なくなった。出るとしても折りたたみの日傘込みだ。おかげで同級生の男子からの評判はなかなかひどかった。 (407) 2022/07/30(Sat) 6:16:12 |
【人】 元子役 辺世 流「アルバイト、初めてなんだ。…そんな気はしてた。 迷惑かかってない…かはわからないけど。 ……でも、皿とかコップとかは気にするなら万里やオーナーの方の事だし。 それに、見てたけど失敗して注意されても、謝ったり申し訳無さそうにはしても、不機嫌になったりはしなかったでしょ? 入ってからすぐ辞めちゃう人も見たことあるけど、早乙女さん、そんな感じじゃなかったから。 スタッフの皆も別に気悪くしてるわけじゃないし、気にしすぎない方がいいと思う。…変に萎縮する方がまずいかも。慣れればなんとかなります。」 とまで言って、自分も経験そこまででもないのに先輩風みたいなのを吹かせすぎだな、と省みた。 (409) 2022/07/30(Sat) 6:27:49 |
【人】 元子役 辺世 流「ともかく見つかってよかった。 最悪迷子案内の方あたってみる事も考えたけど。 迷惑とかはないけど、心配はすごくしたんですよ。 …その子供さんの事、よっぽど心配だったんですね。」 困ってるとほっとけないとかそんな感じかな、と思った* (410) 2022/07/30(Sat) 6:28:03 |
【人】 元子役 辺世 流[現在] 「こちらひとなつ荘でーす。 一泳ぎで疲れた方、憩いの場にぜひどうぞー↑」 中は人もはけて随分暇な時間帯。 海の家の前、プラカードを持って砂浜を行き交う海水浴客達に声をかける。 忙しいときはとことん忙しいのだから無理に呼び込みをする必要はない…のだけれど、性分だろうか、何かしていないとなんとなく気が済まなかった。 なので、一人で外に出ている。 さすがに日傘を差すわけにはいかないから、少し影になったところからでだが。 「例の推し色レインボーフラッペ(仮称)できたらそっち全面にアピールしてもいいな… いや、裏メニューだからいいのか?まあ… えっと、休んでってくださいー↑」 汗を拭いながらしばらく外で呼び込みを続けている。夜までにはもうしばらくだけ時間はありそうだった** (420) 2022/07/30(Sat) 9:42:38 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a88) 2022/07/30(Sat) 9:43:33 |
【人】 元子役 辺世 流「よかった。それ聞いて安心した。 そういう人も…なくはないから。 最後は体力と根性なんだよなあ…ここ。 よくわからないけどオーナーがなんかちょっと気にしてたみたいだし、早乙女さんのこと。」 言動からしてあまり世間慣れはしてないけど見るからに育ちが良さそう…だけど、その辺の事情を深く聞く段ではないと思った。初日だし。 どっちにしても体力はともかく根性はありそうだ。 「そっか…小さい頃に実際迷子になったらそりゃ不安だよね。 うん、見つかってよかった。その子も親御さんも安心しただろうな。 親御さんもできた人なんだろうな… あ、いや。…もう少し飲んで、歩けそうならゆっくり帰ろうか。」 戻ったら休憩時間は割といっぱいいっぱいな気もするけれど構わないだろう。横に腰掛けて様子を見ながら、そう告げた** (438) 2022/07/30(Sat) 10:31:55 |
【人】 元子役 辺世 流実際見た黒髪で肌の白い彼女はいわゆる大和撫子を思わせて、昔見た白雪姫もちょっと思い出させた。清楚で可愛いから面倒な客に絡まれることも時折あったけど、そこはスタッフも見ているし、彼女自身も結構タフだ。 なんたかんだで楽しんでいるのはわかる。 「そう言えば結城さん、美術やってるんだったよね。 …ふと思ったんだけど、メニューとかデザインのPOPみたいなのって得意だったりしない? ほら、カフェの立て黒板に描いたりするような… 風景画は、少しだけ見たことあるけど…」 と、呼び込みの傍らふと思いついて尋ねてみた。 美術の学校に通っている話は聞いていたし、休憩のときに風景や行き交う人をスケッチしている>>60のも目にすることがあったから* (448) 2022/07/30(Sat) 11:07:23 |
【人】 元子役 辺世 流[回想 早乙女さんの初日>>449>>450>>451] 「あ、うん。だい、日焼け止めもきちんと塗ってるしさ。 少しの間なら平気だよ。昔日焼け痕がひどくなって親に結構怒られたから、その時から慎重にする癖がついてさ。それだけ。」 (遊び以外で来ると思わなかった?妙な言い方だな…) 彼女の言い方が少し気にはなったけれど、そんな事より心配そうな彼女の顔が近づいて、不覚にもどきりとした。 「ど、どうしたの……?」 急にじっと見つめられて口ごもる。じっと見られることには慣れているはずだけど、久しぶりだからだろうか。太陽が暑い。 手が引っ込められるまでには少し間があった。 (464) 2022/07/30(Sat) 13:40:25 |
【人】 元子役 辺世 流「根性は、そうだろうなあ…うん、やる気あればどうとでもなるって。 確かにね。最近の子は…物怖じしないよな。わかるよ。 男なのに日傘差してやんのとか言われる 」そんな事を言いつつ、彼女が水分をきちんと取って、しばらくして立ち上がれそうなら、僕も一緒に。何か言いかけたようなのには曖昧な笑みが返ってくるだけ。こちらもそれ以上は聞かなかった。 「そう?それなら…せっかくだしお言葉に甘えさせてもらっちゃおうかな。うん。これは貸し一つってことで、そのうち何かしらで返してくれれば、さ。 だから、そう。いっぱい貸し作っちゃってもいいから。 頼りにしてくれていいよ。 …頑張ろう。よろしくね。」 先に立ち上がりつつ、立てそうかどうか見ながら軽く手を差し出して、そう告げたのだった** (465) 2022/07/30(Sat) 13:41:59 |
【人】 元子役 辺世 流[結城さんと呼び込み >>458>>459] 「ひとなつ荘、ただ今営業中でーす。ぜひどうぞー↑ あ、お姉さん達どうですか?え?ありがとうございます。」 程々に愛想を振りまきつつ、声をかける。昔ほどではないにしても、まあ少しは人目も引けるのか、中に入ってくれる…というか、声をかけてくれる客もいた。カップルよりは家族連れとか女性二人組とかが多かったかな。 時折汗を拭いつつ、たまに気を紛らわす意味もあって結城さんと雑談を交わす。 「ああ…うん。見てたよ。 僕はそっちの方全然で、絵は描けないからすごいよなって。 後ろで見てるくらいだったけど。」 だから彼女の絵がいいとか悪いとかいう事は言えないけれど。 (467) 2022/07/30(Sat) 14:09:00 |
【人】 元子役 辺世 流「そうなんだ!そんなに街中のカフェみたいに凝る必要はないにしても、あったら人の入り、違うんじゃないかなってさ。 レインボーかき氷…でなくてもいいけど。 …すごいよね、鹿賀さん。前からいたみたいに馴染んでて。 華があるっていうか。 ま、それはともかく…うん。手間でなかったら、検討してくれたら嬉しい。」 ふと漏らしたのはそんな言葉。 絵が描けると、絵の依頼なんか言われてうんざりしてないだろうかと懸念しつつも、満更でもなさそうでほっとした* (468) 2022/07/30(Sat) 14:09:47 |
【人】 元子役 辺世 流「そう言えば……美術学校の人ってさ。卒業したらどうしてるの? …あ、ううん。単純に気になっただけ。」 ふとそんな事を結城さんに尋ねたのは、そう。 芸能と絵画、分野は違っても成功と挫折がはっきり分かれる世界に一時とはいえ自分も身を置いていたからかもしれない* (469) 2022/07/30(Sat) 14:16:13 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a93) 2022/07/30(Sat) 14:18:18 |
【人】 元子役 辺世 流などと話していたけれど、ふと尋ねた疑問に、結城さんの周りの空気が冷たくなったような気がした。 彼女の答えは結構はっきりしていて、なるほどと思う。 「デザイン系の仕事にアシスタント、職人の助手…そういうのもあるのか。 バイトでつなぐ人も…うん。それはそうだよね。画家を目指すなら…そうなるよね。」 芸能の仕事でもそう。最初から売れるのは、特別な才能があるか、特別なコネクションがあるか。 誰々が枕営業をして役を取ったとか、若手女優とプロデューサーとの噂とか、小さい頃から嫌でも耳に入っていた。 美術の世界にもパトロンや師弟関係、アカデミズムがあればそんなものとも無縁ではないのだろう。 でも、そんな事を考えるために聞いたのではなくて。 (487) 2022/07/30(Sat) 19:23:05 |
【人】 元子役 辺世 流「僕は…絵の事はわからないし、結城さんの事もまだよく知らないけどさ。 …休憩中に絵を描いてる時の結城さんはすごく集中してて、なんだか楽しそうに絵を描いてるようにも見えたからさ。 結城さんがどうなりたいかも知らないけど… 絵が好きなんだったら、どういう形にしても、絵を描く仕事につくとか、絵を描き続けてくれたらいいなって、思ったよ。 …それだけなんだ。 僕は、完全に諦めちゃった側だからさ。」 少しだけ遠い目になりつつ、そう彼女に答えた** (490) 2022/07/30(Sat) 19:33:27 |
【人】 元子役 辺世 流[回想 早乙女さんの初日>>480>>481] 「ん…まあね。このバイト、自分で希望って言うよりは、万里から紹介されたんだ。 最初は気が進まなかったけど、今は来てよかったなって思ってる。…大変だけどね。」 それ以上踏み込んだ話はしなかったけれど、どうやら調子が戻ってきたようだと知って安堵の表情が顔に浮かんだ。 「言われる言われる。子供は素直だって言うけど、やっぱり世の中あんまり知らないから、色々事情があるってわかんないんだな… それはいいか。」 まぶしげに太陽に手をかざす姿を少し笑んで見つめて、取ってくれた手で支えて立ってもらう。 (501) 2022/07/30(Sat) 20:00:35 |
【人】 元子役 辺世 流「それじゃ、戻ろうか。」 ひとなつ荘に戻ってから早乙女さんの業務復帰を見届けてから僕も担当に戻って。それ以降も彼女のわからない事とかにはできるだけ率先して答えたし、なんやかや困っている視線も察知できるようになった。 今はなんやかや、早乙女さんも慣れてきて、気がついてくれることも増えて、頼もしくなったと思う。 それを少し嬉しく見守っていた。 もっとも、大きめのフォローについては、初日みたいに貸しに数えさせてもらったりはしたのだけど** (502) 2022/07/30(Sat) 20:00:47 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a98) 2022/07/30(Sat) 20:03:37 |
【人】 元子役 辺世 流「うん、そう。15くらいまで子役やってた。 本格的にやってたと言えるのは8歳から3.4年程度だけど。 子役と大人の俳優では、求められるものが全然違うから、子供時代でやめてしまう子は珍しくはないんだけどさ。 結城さんが言ってるのは、アマチュアの劇団に入ったりして続けることを考えなかったのかってことだよね。 演出や監督の勉強するとか。 …なかったな、それは。 多分、両親が離婚して、それどころじゃなくなったのもあるけど。 …うん、でも最終的にはそこなんだろうな。 戻ろうとは思ってない。」 (525) 2022/07/30(Sat) 22:40:03 |
【人】 元子役 辺世 流それ以上を語るのはさすがに少し憚られて口をつぐんだのは少しの間。 「でも、最近は少し自分でも変わってきたと思うんだ。 ここの海の家に来て、仕事そのもののやりがいみたいな事、初めてわかった気がする。 楽しいよ。今年来たばっかりで言うのもアレだけど。 だから今は、別の形で自分のやりたいこと、見つけられないかって思ってる。 …ファンだって言ってくれる子もいるし。 うん。だから…うまく言えないけど、僕はもう芸能の世界には多分未練はないのかもしれない。そういうこと。」 考えながら、結城さんにはそう告げた。 もちろん、これが彼女にとって足しになるとは到底言えないかもしれないけど** (527) 2022/07/30(Sat) 22:56:25 |
【人】 元子役 辺世 流[現在] 終業時間までにはもう少しあるらしい。 ソフトクリームのチョコとバニラ、黒白を太極のように取り合わせたミックスを2つ作りながら、何か隣から声>>521が聞こえた。 「え?……肝試しはどうか知らないですけど、夏祭りは今日辺りから近くの街とか神社であちこちやってませんでしたっけ。」 と言って近くにまとめられていたチラシを確認する。 「うん。やっぱりあるし、なんならついでに花火やる祭りもあるっぽい?見に行けると思いますよ。 肝試しは…自主的にやった方が早いような気もするけど。」 墓地とか、海水浴場の裏山にもちょっとした洞窟なんかあった気がするな、とか。そんなことを思い出していた** (529) 2022/07/30(Sat) 23:15:16 |
【人】 元子役 辺世 流[結城さんと>>536] 才能がない。と彼女ははっきり言い切った。 いっそ清々しいが気持ちはよくわかった。 僕だって大差はない。たまたま早熟だった事と、時の運と、両親の意図がうまく噛み合った時期があったというだけ。 過ぎてしまえばただの人だ。二十まで保たなかった。 「そっか。結城さんも迷ってるんだ。 うん…探してほしいと思う。それが絵でもそうでなくても、納得いくものを。 それで、本当に描きたかったら描く道を。そうでない道でも…うん。応援してる。それで、僕の方も応援してくれたら、嬉しい。」 ふ、と笑って決意めいたものを口にして。 ただ、その後の言葉に>>545 (549) 2022/07/30(Sat) 23:50:51 |
【人】 元子役 辺世 流「え!? ま。まあ…そりゃあ、まあ……あると言えばある…けど。 …いやっ、それは機密! そういう結城さんこそ… いや、うん。」 いささか真っ赤になって首を振りながら 「なんならその時は、報告しますよ。安心してください。」 こういうところ、年上の余裕か。怖いな。と思いつつ告げた** (551) 2022/07/30(Sat) 23:56:23 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a102) 2022/07/30(Sat) 23:57:21 |
元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a103) 2022/07/31(Sun) 0:03:41 |
【人】 元子役 辺世 流[回想] 子役になったのはいつからだったかはっきりとは覚えてない。 小学校に上がるか上がらないかの頃だったろうか。 僕のことを見た友人のすすめで、両親が僕を近くの劇団に入れたらしい。 そこでの活動で、僕は劇団の子たちの中でも頭一つ抜けて上手かったらしい。顔がどうとかは知らない。 そこから、ローカルCMへの出演と、ドラマのオーディションを受けたのが本格的な芸能活動の始めだった。 人一倍努力した。それは確かだ。 でも本当のところ、演技そのものには大して興味はなかったんだと思う。 多分僕は両親に褒めてもらえるのが嬉しかっただけで、演技でなくても、それが何でも良かったんだ。 (591) 2022/07/31(Sun) 9:45:35 |
【人】 元子役 辺世 流だから、子役として以上の何かを手にすることなんて考えもしなかったし、両親の言うとおりにしているだけ。 次第に仕事は減り、高校に入る頃にはもう僕のいる場所はあの世界には残っていなかった。 今ならわかる。 僕に子役の先がなかったのは、そもそもその先なんてものを考えていなかったんだ。 両親は不仲になり、父は愛人を作って蒸発し、母は…こちらはあまり語りたくないけれど、とにかく亡くなった。 僕に残っているのは、家と、多少の貯金と、心もとないマンションの家賃収入だけ。 それでも、僕の人生は続いていく。 それなら、今の僕にとってその先はなんだろう。 ここに来て何か見えそうで、掴めそうで、それでもまだ掴みきれずにいる** (592) 2022/07/31(Sun) 9:48:39 |
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