気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a12) 2022/03/20(Sun) 22:14:15 |
【人】 気紛れ者 空木─隠り世・奥の院の宴席─ [妖との後腐れのない悦楽を享受した後、ぶらりと皆の集う間へと足を向ける。 幾分軽くなった身体、気の重さは変わらない。 飽きず繰り広げられる宴、未だ理性を残す自分の方が間違っている気がしてくる。 其処に咲夜の姿がないことに、少しほっとする。 離れる間際に聞いた声、もっとうまく返してやれれば良かったのだが] ―――…、 [知らず、溜息が零れる。 結局自分は、何もできない] なんかもう、何も考えたくない…… [一角に腰を下ろし、また酒でも煽ろうかと迷う。 中途半端な理性など、この場では何の役にも立たない] (26) 2022/03/20(Sun) 22:39:27 |
【人】 気紛れ者 空木─隠り世・奥の院の宴席─ …いっそああなっちゃえれば、楽になんのかな。 [中には妖同士で戯れ合う姿も視界に入る。 狛が雛達に差し出していた葡萄と果実水、 ああいったものを自ら口にすれば、あるいは。 けれどどことなく、宴も佳境を過ぎた感を抱き始め] ──…このままここにいんのも、ありかと 思ってたんだけどな。 [独り呟いて、手酌で酒を口に含む。 人の身には有限の時、さてどう過ごそうかと。 障子の隙間に覗く空には、未だ中天高く月が浮かび、 時間の感覚を狂わせる] (34) 2022/03/21(Mon) 11:07:10 |
【人】 気紛れ者 空木あちらこちらで聞こえていた嬌声もいつしか鎮まり、宴の終焉の気配に顔を上げ、立ち上がる。視界に入れないようにしていた姿を、今は敢えて探す。 人垣──というには人ならざる者が多勢を占めるが、その奥に、二人寄り添い手を繋ぐ姿>>37 長い髪の少女が階段で見かけた時と変わらぬ装いなことに、内心で盛大にほっとしながら] よ。おめでとう、でいいんだよな? [異界に住まう彼のこと、恐らく気配で知れるかとは思ったが、肩を指先でつついて、少女の傍らに座す彼を見下ろす] 可愛い子じゃん、良かったね。 お幸せに? [少女にも微笑みかけてから、一言二言、彼と言葉を交わしただろうか] (41) 2022/03/21(Mon) 22:22:43 |
【人】 気紛れ者 空木[去り際に、ふと思い出したように] そういや、名前。なんて書くの? 狛犬の、狛? [当たりをつけて、改めて名を問う。 人の世に戻れば今の記憶は無くしてしまうのかも知れないからと*] (42) 2022/03/21(Mon) 22:23:37 |
【人】 気紛れ者 空木[どことなく誇らしげな様子。それは、同性であっても可愛らしく映るもので>>54 狛の空いている方の手をとって、掌に大きくはっきりと書く] 雅はね、こう書くんだよ。ちょっとややこしいけど。 …ああ、意味? 風流とか、あとは。正しく善いこと、かな。 [今となっては両親の込めた想いは知る由もないが。 昔学校で、名前の意味を尋ねる宿題が出された時に調べた字義を、諳んじる。 今生の別れかと思って問うた答えは、意外なもので。 ぱち、と目を瞬く] あ、いるんだ意外と。 俺がここに来れば会えるんだ?そっか。 じゃあ、またね。狛。 [そうして、何時かと同じ挨拶を**] (61) 2022/03/21(Mon) 23:56:58 |
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