【人】 2年生 松本志信─スタッフルーム─ [ちょきちょきとはさみを進めて小さな三角を無数に作る。 鳥獣戯画折り紙セットはみじん切りになり、 適当に拝借したケースの中を程よく満たしていく。] んお、っと電話、はいはい? えーとその声は小泉くんか。 [何やら工藤ちゃんの偽物騒動は収まった>>143ようで。 絵の中でその偽物は眠っているらしい。 水で姿が崩れると聞けば、油彩じゃないんだななんて やっぱどこか“普通”とかけ離れた思想で。] ういー、りょうかーい。 気が向いたら見に行ってみるわ。 [わざわざ電話をかけてくれる小泉くんには感謝するばかり。 何せ結局あれからのLINEに既読をつけることはなく。 好きな食べ物の話題になってたらしい。 もし読んでいたら、読めていたら 「ナポリタン」「メロンソーダ」「ハンバーグ」など 洋食屋に並ぶ子どもの好きそうな文字の羅列を 送る努力くらいはしただろうに。] (265) 2022/09/09(Fri) 13:44:50 |
【人】 2年生 松本志信─小泉くんと電話中─ 偽物かぁ。 [偽物の工藤ちゃんには一瞬しか出会っていない。 詳細も全く不明で何一つ判らないのだが もしもその経緯を、内情を知っていれば 俺は“偽物”とは呼ばなかっただろう。 代わりに、俺も青林檎頭の偽物には出会った。 情報共有すべきか、とも思ったので 黒崎ちゃんにしか伝えてなかった話を挟む。] 俺も森の方行ってみたんだけどさ。 偽物見たわ。 あ、本人じゃねぇなって気づいたら頭だけ青林檎になった。 つって俺が出会ったんは会話もしねぇし、絵でもなかったっぽいし 森の霧から出られねぇっぽかったから あの範囲にしかいねぇんじゃねぇかなぁ…多分ね。 [ついでに自分の思うこと>>2:333>>2:335も 伝えられるようなら軽く伝えて電話を切った。]* (266) 2022/09/09(Fri) 14:00:42 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a85) 2022/09/09(Fri) 14:23:56 |
松本志信は、また電話が鳴ってちょっとびっくりしたうわあ (a89) 2022/09/09(Fri) 14:39:00 |
【人】 2年生 松本志信─スタッフルーム・津崎くんと電話中─ はは、まあ格上げはされたかねぇけど。 [まあ無理なんだろうな、と思う。 それもまた過去の“死にたい”になった理由が一つ。] んん〜…? そうねぇ……なんでだっけなぁ…。 文字見れねぇってのもそうだし、ゲイだからっつのもそうだし… [誰にも、明確に死にたい理由を話したことはない。 思い出したくないからってのもあるけど。 二度と触れたくないし、触れられたくないから。] 好奇心なら尚更秘密にしとくよ。 ムー大陸だって秘密結社だって、判らないから気になるもんっしょ? [不誠実な好奇心に、のらりくらりといつもの口調。] (272) 2022/09/09(Fri) 15:46:54 |
【人】 2年生 松本志信 ん? いや怒ってねぇよ? [好奇心も不誠実も嫌いじゃない。 人間味があっていいじゃんね、相手は選んだ方がいいだろうけど。 ちょきちょき、進めていたはさみの手を止める。 ──いや、止まる。] 死んでほしくない、かぁ。 [きっとそう言うんだろうなって、あの時も思った。] 深くはねぇよ。 どうでもいい理由だ。 そうね、まぁ…… [指先が情けなく震える。 今すぐにでもこのはさみを自分の腹に突き刺したくなる。 怖くて怖くてそんなことは出来ないけれど。 遅い夏の気温とは裏腹に、身体は氷のように冷えていく。 ああ、血の気が引くって言うんだっけこういうの。] 俺が悪かったってだけの話さ。 [声は努めて明るく返した。 電話口だ、バレやしねぇさ。] (275) 2022/09/09(Fri) 16:14:16 |
【人】 2年生 松本志信 ………、…。 [とりあえずはさみを置こう。 死なないとはいえ、これは凶器で 約束したとはいえ、突きつけないとは言い切れない。 震えながら一線を越えたら、やってしまう、そんな気がする。 いつもみたいに難しい話して。 精神論や言葉遊び、じゃれるようにして距離をとって。 踏むこまず、踏み込ませず、 いつもみたいに、] ──しといてよ。 [息と同じくらいの呟きを電話が拾ったかはわからない。] 過去は誰にだってあるっしょ。 思い出したくないことの、一つや二つ。 教えたげるよ。 生きてたら、ね。 [短い短い息を吐く。] (281) 2022/09/09(Fri) 16:58:30 |
【人】 2年生 松本志信 ごめんね。 [らしくない。 初めて明確な拒否を告げる。 少し、ほんの少し寂しげな音が毀れて。 相手の返答も待たずに、受話器を切る赤いボタンを押した]* (282) 2022/09/09(Fri) 17:02:02 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a96) 2022/09/09(Fri) 17:05:30 |
【人】 2年生 松本志信 …………、…は…。 [乾いた呼気が毀れる。 空調効き過ぎてんじゃねぇかな、なんかすげぇ寒いもん。 みじん切りにした紙屑たちを少しだけ横にやって はさみも、手に出来ない遠いところに滑らせて 床に、ひざを抱えてしゃがみ込む。 小さく、小さく、丸く、子供みたいに。] さむ……、夏なんじゃないの…。 [外は晴れ渡っているのに、明るいのに。 暗澹としたコキュートスに突き落とされたみたい。 時折息を止めて、数分間、蹲る。] (284) 2022/09/09(Fri) 17:12:48 |
【人】 2年生 松本志信 そうだね。 うん、全部、俺が悪い。 [固く閉じた瞼を開けられなかった。 開ければ溢れ出してしまいそうで。 膝に目を押し付けたら、ほんの少し服にシミが出来た]* (290) 2022/09/09(Fri) 17:35:04 |
【人】 2年生 松本志信─屋上へ─ [ほんの数分蹲り、すぐにまた立ち上がる。 避けてしまったケースいっぱいの魔法の欠片たちを手にすると いつものように猫背でのそのそとスタッフルームを後にする。 目指すは屋上。 あ、でも飛び降りるのが目的じゃないよ。] 〜〜♪ [何の歌詞もない、誰の何の歌でもない。 あまり音楽には詳しくないから、適当な適当な鼻歌。 前の間隔からすれば多分もう少しなんじゃないかと思って。 廊下で誰かとすれ違ったら、屋上に行くことを告げる。 誰かついてくるなら拒否はしない、どうぞどうぞ。] 今から、俺は魔法使いになるんだ。 [相手がだれであっても、にーっと笑って見せたりもするだろう]** (292) 2022/09/09(Fri) 17:41:48 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a101) 2022/09/09(Fri) 17:50:23 |
【人】 2年生 松本志信[「林檎の森の精か…、メルヘンだねぇ。」 小泉くんの電話口、そんな声には軽く返して。 何か聞きたそうな間が一瞬あったようにも思うが 工藤ちゃんを待たせてしまうからと>>296 電話は切れた。 “誰の”偽物だったのか、知るのは一人。 それも言わない約束だから、どこかに届くことはない。 他人にぶつかっていいと口にしながら>>297 自身もまたぶつかろうとしない。 かたいかたい、深くて冷たい殻の中。 裏切りという罪を犯した者が落とされる永遠に続く氷の地獄。 短い短い息を吐く。 明確に拒絶した津崎くんからの電話>>301は、もうなることはないだろう。 天国に上がるみたいな階段を一歩ずつ歩む。] (322) 2022/09/09(Fri) 20:19:34 |
【人】 2年生 松本志信─屋上─ [その時が来るまでの屋上には、いまのところ誰も居なかった。 ケースを抱えたまま、屋上の端の方まで行く。] …………こえぇ〜! [こっから落ちたの?ばかなんじゃない? いやばかなんだけどさ。 飛び降りようとしてた俺もばかだけど 助けに飛んできた津崎くんも相当ばかだよ。 何を思って助けてくれたのかは、判らない。 今回は縁の上に乗ることはせず、代わりにケースを置いた。 丁度その時くらいか、また電話が震えて受話のボタンを押す。] あいはい、どしたー? [黒崎ちゃんからの電話で>>317 食べ物がまた増えたことを知る。] おお、カレーいいねぇ好きよ。 食いに行く行く。 あ……、でもちょっとさ、みんなで窓の方見てよ。 (323) 2022/09/09(Fri) 20:20:57 |
【人】 2年生 松本志信それいけ〜〜〜っ! [ケースの中の魔法の欠片を鷲掴みにして、青い青い空へ、投げる。 鳥獣戯画の紙吹雪。 いろんな色、鮮やかな、褪せた、様々な彩が 細かく細かく刻まれて、風に乗って舞い落ちる。 ここは夢であるはずなのに やな事ありすぎて、厭になっちゃうかもしんない。 気持ち悪いこと、気味悪いもの、心を揺るがす何かが多すぎて。 起きたみんなが“悪夢だった”って思うかもしれない。 残していく人たちを想って、苦しくなるかもしれない。 万が一これが、もし俺の夢なら。 そんなんぜってぇ嫌だから。 せめて目覚める時くらいはさ。 一瞬でもいいから、明るくしてぇじゃん。] (327) 2022/09/09(Fri) 20:29:21 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a114) 2022/09/09(Fri) 20:33:58 |
【人】 2年生 松本志信 どぉだぁ。 みこちゃんの時も、今泉ちゃんの時も、やってやりゃ良かったなぁ。 [また一掴み、空に投げる。 餞でもある祝福でもある、祈りでも願いでもある紙を。 みんなにはこれが何色に見えて、みんなにはこれがどう見えるんだろう。 俺が字に色がついて見えるように 色彩感覚が人よりも鋭く敏感な人が居るように>>334 同じものを見て、違うものを感じてる。 ちゃんと三角に切ったから、それはくるくる綺麗に回って。 花火みたいだった>>332かな、それとも花吹雪みたいだったかな。 紙片はやがて下へ下へと降りる途中で、不思議と空気に交じって消えていく。 “本来そこにないもの”だからか、霧が晴れるように霧散し姿も残さない。 電話は切ってないから声はちゃんと届いてた>>333 綺麗だよね、うん、そうだといいな。]* (340) 2022/09/09(Fri) 20:53:01 |
【人】 2年生 松本志信 っあー、つかれた!手いてぇ! [屋上にゴロンと寝転がって。 残り一枚ケースの端に張り付いた紙片を指でつまむ。 願いを込めるように、そっと唇の前に寄せて 細く息を吐きだせば 群れから離れた迷子の鳥みたいに 一枚風に流されて、消えた。] (348) 2022/09/09(Fri) 21:19:13 |
【人】 2年生 松本志信 魔法タイム終了〜。 んじゃ、片付けたらあとからそっち行くわ。 カレーは取っといて、食うから! [電話の向こうの黒崎ちゃんにそう告げて、赤いボタンをタップする。 もう少しだけ、屋上に大の字で寝転がっていたい。 そんな気分でだったから]** (358) 2022/09/09(Fri) 21:42:35 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a118) 2022/09/09(Fri) 21:46:34 |
2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a124) 2022/09/09(Fri) 22:34:46 |
【人】 2年生 松本志信っぶふ! [カレー吹きかけた>>377] なんだなんだ、どした!? え、ジョーク!? [言われてみれば確かに、正しいルールにのっとったジョークだ。 そんなこと考えもせず口に出してた。 武藤くんはツボっちゃった>>a128みたいだし。 丁度帰ってきたっぽい朝霞ちゃんは>>379頭にはてなが浮かんで見えるし。] 工藤ちゃん、いいかい? これはジョーク。ジョークの中でも「おやじギャグ」というもんだ。 年老いたおっさんは思ったことを無意識に口にしちまうらしい。 それがオモロでもおもろくなくても、な。 [また一つ要らん知識を植え付けていこう。] (388) 2022/09/09(Fri) 23:14:09 |
【人】 2年生 松本志信[それから朝霞ちゃんが口にしたバグ報告>>378をおとなしく聞き。 少し逡巡して、カレーのスプーンを更にコツコツとつけて鳴らす。 多分行儀は悪い。けどまあ許してもらうとして。] 俺も女の子の頬ひっぱたいちまったしなぁ。 痛くなかったとしても、ごめんな? [赤くなったり腫れるほどではなかっただろうから その辺は大丈夫だったとは思うけど。 それとこれとは別として先に謝罪は伝えておこう。] でも、思い出そうと頑張ってんのな。 えらいじゃん。 [ニッと笑って、スプーン握った手でサムズアップ。 まあ、やっぱり行儀は悪いんだけども]* (392) 2022/09/09(Fri) 23:20:15 |
【人】 2年生 松本志信[きっと各々が、もう少しという時間を どのくらい先かはわからなくても本当にぼんやりと 天使が降臨する気配を感じていたんだと思う。 カレーを食い終わって。 美味かったごちそうさま、と手を合わせ。 特に何かするでもなく。 ただボンヤリとその時を待った。 武藤くんの方は向かなかった。 きっと、二人の邪魔をしてしまうだろうから。 次に呼ばれるのは誰なんだろうな? 願わくば、────]** (408) 2022/09/09(Fri) 23:56:17 |
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