74 五月うさぎのカーテンコール
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| [目を丸くする嵐 >>58に、小さく苦笑して。] 嵐が言ったんでしょ。 生まれが田舎よりで、考え方が古いって。 親御さんが言いそうな事くらい、予想がつくよ。 …………俺は初めて君の相談を聞いてから。 ずっと真面目に、君と向き合ってきたつもりだけど? タラシって方ばっかり、インプットされちゃった? [悪戯に微笑んで。 そうでもなければ、初めてのキスに、あんなに時間をかけたりしない。こんな風に大切に、関係を築こうともしない。 いたいけな君を、摘み取ってしまったような罪悪感は微かにあるものの、大切にしたいという気持ちも本物で。] (63) 2021/05/26(Wed) 2:10:47 |
| 俺も……
親になる覚悟までは、正直出来て無いかな。 もっと正直に話すと。 妊娠出産は命がけだって聞くし。 妊娠中に何かあったら、俺は迷わず子どもより嵐を取るよ。
そんな考えで親になって良いのかも分かって無い。
後やっぱりもうしばらくは嵐を独り占めしたい。
[正直な気持ちを吐露して。] (64) 2021/05/26(Wed) 2:10:59 |
| だから親御さんには、俺が独占欲が強くて、子どもにヤキモチ妬くんですって言っといて。
……本当の事だしね。
[俺の独占欲が強いのは、今ならすんなり信じられるでしょ。 でも嵐が20代のうちにって言うのなら。] (65) 2021/05/26(Wed) 2:11:12 |
| 嵐が20代のうちには覚悟も決めるし……
相談してこう? そこら辺は、おいおいね。
[微笑みかける。] (66) 2021/05/26(Wed) 2:28:39 |
| 家族になろう。 俺も最初は上手く想像出来なくて。 君が俺の籍に入ったら嵐嵐か。なんて。 一人で笑ったりもしたけれど……。
今は、嵐とだから、一緒に生きたいって思ってる。
君とだから、こんなに幸せなんだって。
[今もとても幸せだよ。と。伝わるかな。] (67) 2021/05/26(Wed) 2:29:01 |
| [握り返してくれた手は、温かい。]
俺の家族も…… まあ、あんまろくなもんじゃ無いよ?
跡継ぎは置いて行けって、親権もぎ取ったような祖母だし。 こっちこそ嵐には嫌な思いさせるかもしれないけど。
……今度。久しぶりに連絡とってみるよ。 父と…………、それから、母にも。
[少しだけ、握る手に力が入って。 小さく情けなく笑っただろう。*] (68) 2021/05/26(Wed) 2:29:34 |
| [それからデートを楽しんで。 嵐からはご指摘を受けたけど。 >>61] ちゃんと気付いた時は「さん」付けしてます。 でも言質を取ったのでこれからは遠慮しません。 [とか子どもじみた言い合いをする。 彼女といると、自分をやり直してるような気がする。] (69) 2021/05/26(Wed) 2:32:24 |
| [『SASANKA』は今日も美味しそうな匂いで満ちている。 けれど今日は、カウンターの向こうではなく、隣に彼女がいる。]
こんばんは。2人で。カウンターは空いてるかな?
[案内されて座ったら、今日の黒板を見よう。 最近お気に入りの、フラウアさんの作った野菜のデザート。 今日の野菜も美味しそうで。 お腹の量を目算しながら、まずは彼に、本日のデザートメニューを尋ねてみよう。**] (70) 2021/05/26(Wed) 2:32:28 |
| ── 『SASANKA』 ── [案内してくれた卯田さん >>78の声。 彼のタイに、今日は兎が遊ぶ。 彼の心もどこか、『カウンターの一席』に縛られている。 それを不快に思う事も無く、微笑ましく見詰めて。 その『一席』の隣に並んで腰掛けた。 こちらも十分幸せだが、幸せが溢れて悪いことは無い。 お裾分けを少し頂こう。 嵐も。女性のお客様ともっと仲良くなりたいと、以前ぽろっと零していたし。ね。 最も一緒に下着を買いに行くくらい仲良くなってるみたいだけど。 ] (83) 2021/05/26(Wed) 15:46:56 |
| [椅子を引いてくれたフラウアさん >>71に微笑んで。 お勧めのメニュー >>72を聞いて少し悩む。 お勧めしてくれた人参のタルト。 甘いのと甘く無いの。両方食べたい気持ちはある。 けれどトウモロコシのパンナコッタが非常に気になる。 ふと。過日のランチを思い出した。 あの日もお勧めのミートソースを食べるか否か非常に悩んだ。 そしてその日のデザートも、パンナコッタだったな。と。 ああ。そうだ。あれは…… 『おしゃれな嵐さん事件』 の日だ。 酷く懐かしく思い出した。] (84) 2021/05/26(Wed) 15:47:15 |
| デザートはパンナコッタにします。 嵐。もしよかったら、シェアする? 色んな味を試せるよ。 [隣の婚約者に微笑んで。 こちらを気にしてくれる卯田さん >>79には] 貴方のお勧めが食べたいから…… そうしたら、ハンバーグ。かな? [満足気に笑って注文を。 勿論ソースもお任せ >>75したい。] (85) 2021/05/26(Wed) 15:47:28 |
| [嵐を挟んでお隣に座った織戸さん。 >>82彼女の問いに、嵐はどう答えるんだろう? 微笑ましく彼女を見守りながら。] こんばんは。織戸さん。 今日の髪形も、涼し気でお似合いですね。 [そんな言葉を一つ。 髪に揺れる紫の蝶 >>77は、何時しか卯田さんの胸の兎と共に、彼女のトレードマークになっていくのだろう。*] (86) 2021/05/26(Wed) 15:47:33 |
| [照れ臭そうな織戸さん >>91に微笑んで。 話題が嵐の髪形に及んで、意見を求められれば。 小さく苦笑する。] あー、俺は……。 もちろん髪を伸ばした嵐も、似合うと思いますけど。 短い髪の嵐が、美しく立って働く姿が。 凛として綺麗だと。ずっと思って居ました。 [小さく息を零しながら。微笑んで。 自分は白ワインを注文しよう。 微かに染まる呼気を、酒のせいにしたい。*] (92) 2021/05/26(Wed) 16:38:42 |
| [思わず。聞いているこちらが、『ご馳走様です。』と言いたくなるような。隣から聞こえる台詞。 >>113けれどヒロインには、それくらいの幸せに満ちた台詞が似合います。きっとアキも同意してくれる。 俺も出された一皿に手を着けよう。 スープ仕立ての鶏ハンバーグ >>74>>75。 口に含めばじわりと鶏の滋味と、種に練り込まれた野菜の甘みが広がっていく。 心も体も温まる一品。 冷房で冷えた身体がじわりと温もる。 ふと眉間が解けて、笑みが浮かぶ。 変わらない……、いや、きっと進化していく。 卯田さんの味だ。] (118) 2021/05/26(Wed) 21:12:35 |
| [ゆっくりと、咀嚼して。嚥下する。 一口食べて、皿を見詰めて微笑んで。 顔を上げると卯田さんを見た。]
とても美味しいです。
[きっと彼は目の前の恋人に夢中だろうけれど。 俺の声は届いたかな? 届かなくても、心に栄養を頂いたので、全く問題無いけれど。 『ご馳走様です。』もう一度、心の中で呟いた。*] (119) 2021/05/26(Wed) 21:12:41 |
| [嵐が仁さんに手をふるのを眺め。 >>124自分もぺこりと頭を下げる。 彼女の前では決して口にしなかったけれど…… 仁さんを信頼してる嵐にまで、少し妬いてたのは隠し通そう。 本当に少しだったかどうかも隠し通そう。 フラウアさんに対する俺の全力の応援と惚気を聞きたがる姿から、バレる日も近いかもしれない。] (130) 2021/05/26(Wed) 21:57:42 |
| [髪の話題 >>126を聞きながら。 自分の意見を言ったら慌てる嵐の姿。] …………何かおかしなことを言った? [本当に不思議そうに嵐に尋ねて。 正直に答えたら何か不味いんだろうか? 恋人を褒めたり、好きなところを挙げたりしたら? でも…………] 伸ばしても、良いんだけど。 ちょっとだけ、名残惜しい気がしたから。 [さらりと、少しだけ伸びた髪に触れて。 掬った髪を耳にかける。 自分の好みを口にしたら、俺好みで居てくれるかな。なんて。 下心は多分にあるから。怒られても良いんだけど…… 見詰めながら、髪の長い嵐を想像して。 きっととても美人だろうなと思うけれど。 やっぱり自分は短い髪が好きだな。と。 少しだけ触れている髪を梳いたら、手を離した。*] (131) 2021/05/26(Wed) 21:57:52 |
| [悶絶している卯田さん >>120も、しっかり堪能させてもらいましたが、此方にも意識を割いてくれました。 >>129ふっと微笑んで。] ありがとう。 ……。 卯田さんの、その細やかな心配りに。 何時も嬉しくなります。 [スープのセロリに、紅茶に、食べる量に。] (132) 2021/05/26(Wed) 22:02:45 |
|
自分が特別な客になった気分になる。 何時もありがとう。
[それはホールの時から変わることなく。 自分の信頼する、『SASANKA』の顔だった。*]
(133) 2021/05/26(Wed) 22:02:50 |
| [小さな声で囁かれる心の内 >>135に。 優しい顔で微笑みながら。] 慣れてください。 [改める気はありません宣言を。 そっと低い声で告げた。 織戸さんの呟き >>134は、お互い様ですね。 今日は仕事じゃなくて、デート >>125ですから。] (141) 2021/05/26(Wed) 22:28:35 |
| [卯田さんのハンバーグ。 違うソースを頼んでくれた嵐の、交換 >>137の申し出に微笑んで頷く。 香り高いポルチーニ茸のクリームソース。 >>90種に練り込まれたマッシュルーム >>75と相まって。 ハンバーグが贅沢なキノコ料理にも思えてしまう。] 美味しいね。 [これは卯田さんにではなく。 一皿を分け合う隣の彼女に笑いかけて。 『美味しいなぁ。』ともう一度独り言ちながら。 ハンバーグをゆっくり食べ進めた。*] (142) 2021/05/26(Wed) 22:28:39 |
| [ハンバーグを食べ終わればデザートを。 有村さんに頼んで紅茶を淹れてもらう。 トウモロコシのパンナコッタ。 >>98トウモロコシのかき揚げが乗ってるのが面白い。 野菜のデザートはあまり食べた事が無かったから。 最近の楽しみは、フラウアさんのデザートだ。 今日も新しい味に出会える。 嵐も口に出来るように、小さく崩してかき揚げを掬う。 エスプーマとカラメルソースと共に、パンナコッタを。 掬い取って、口に含めば、トウモロコシの甘さが広がった。 夏の日の。眩しい味だ。 ふっと唇に笑みが浮かんだ。] (143) 2021/05/26(Wed) 22:40:45 |
|
嵐も食べる?美味しいよ。
[分け合って。食べる喜び。]
(144) 2021/05/26(Wed) 22:40:55 |
| [フラウアさんが居れば、楽しそうに笑いかけて。]
今日も美味しいです。 何時も初めての味に、ワクワクします。
[そう。素直な気持ちを伝えただろう。*] (145) 2021/05/26(Wed) 22:40:58 |
| [卯田さんの言葉 >>146がどこか可笑しくて。 思わず口元が綻んでしまった。] 卯田さんは、『SASANKA』の顔でしょう? 特別な店員ですよ。 [俺は「俺の作ったやーつ」って明るい顔忘れて無いし。 見てるのは俺だけじゃなくて、スタッフ皆だと思う。 彼の背中を見てるから、スタッフはお客様の好みを探って覚えるんだろう。] (153) 2021/05/26(Wed) 23:03:53 |
| [言葉を紡いでくれて、祝福してくれる卯田さんに。 >>147胸が熱くなるものを感じて。 自然な笑みが零れ落ちる。] …………ありがとう。 [鼻の奥がツンと来たから、殊更笑って。] 怒った嵐も、可愛いでしょう? [そう。惚気てみせておいた。 言葉をちゃんと、受け止めましたよって。 卯田さんと嵐からは、微妙な顔をされたかもしれないけどね。 俺は心の中で、『卯田さんもお幸せに。』と思ったけれど。 隣から聞こえていた、翌日を休みに指定した来店依頼を聞いていたので、その言葉は大切にとっておくことにした。 言える日が、楽しみだ。*] (154) 2021/05/26(Wed) 23:03:58 |
| [嵐と分け合って、人参タルトを口にする。 優しい人参の甘さと、脳が喜ぶ甘味と。]
あ。美味しい。 ……どっちも美味しいね。
フラウアさんって味か。 うん。そうだね。
[屈託なく愛情を口に出来るのは。彼の強さだろう。 それに素直に吸収出来るのも。 色々応援したくなる彼の作った味は。 食べた人を笑顔に出来る味だ。
微笑み合って。嵐とデザートを分け合った。*] (168) 2021/05/27(Thu) 0:22:56 |
| [美味しい料理を満喫したら、店を後にしよう。]
今日は俺に出させて? お願い。
今度嵐に甘えるから。今日だけ。
[会計の時、そんな風に強請る俺に。 店の人の視線は生暖かったかもしれない。 でも今日は出したかったのだ。] (169) 2021/05/27(Thu) 0:40:18 |
| [支払いを済ませて外に出れば、月夜の道。 嵐の手を取って。指を絡める。 何時もの帰り道を歩きながら。 機嫌の良い俺は、どこか顔を綻ばせて。 歩く足取りも軽かった。]
……早く。一緒になりたいな。 気が早いか。
[彼女にとっては気が早くても。 自分にとっては随分前から…… だから今日の日は格別で。
ご挨拶したら引っ越しもしないと。 式の前に同居許してくれるかな? でももう帰したく無いし。
とか、相当浮かれた話をして。] (170) 2021/05/27(Thu) 0:40:33 |
| [月明かりの帰り道。公園の街灯がじじじと鳴って。]
これからも。どうぞよろしくね。
[世界中で誰よりも。愛する人に、笑いかけた。**] (171) 2021/05/27(Thu) 0:40:42 |
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