情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 画術師 リュディガー[目を覚ましたのはどれくらいだったか。けっこう長い間、こうしていた気がする。起きあがろうとしたが強い倦怠感と異物感によって阻まれたので、そのまま横たわっている事にする。] …………すっごかった………… [芸術家として貴重な経験であったし、「女」としてもなんだか沢山階段を登ってしまった。 それに、やっと。 探し求めていたものが見つかったのだ。 空虚な自分に足りなかった、「美しいもの」を手に入れる事ができた。 これからけして離さない様にしようと、静かに決意する。] (80) 2022/12/01(Thu) 0:25:43 |
【人】 画術師 リュディガー[暫くして店の主人の姿を見かけた。流石に気恥ずかしくて、目を合わせる事は出来なかったけど。] お、おはよう〜……色々と、ありがとう…… 好き。 [もっと色々言いたい事はあるはずなのに、最初に出た言葉はこれだった。 それから寝ている間に画材道具の所在をどうしたか、着替えはどうするのか質問したのち、魔女が今どうしているかを尋ねるだろう。]* (82) 2022/12/01(Thu) 0:26:36 |
【人】 画術師 リュディガー>>91 そっけないなあ。まあ、仕事だもんね。 最高の職人だったよ、本当に…… 好き。 [相変わらずの様子に、少々不満になりつつも「そういう部分が良い」と思ってしまうのも、惚れた身分なので許してほしい。着替え等の所在を把握したので、少し落ち着いたら行動することにしよう。 運ばれてきたサンドイッチを見て、そういえば空腹だな、と思って一つ手に取る。向こうでいつもの愛想のない表情でパンの耳をかじっている姿に声をかける。] ねえ、スカリー。サンドイッチはんぶんこしない? お前もお腹空いてるでしょ。 あとさ…… 今日は動けそうにないから、泊めてくんない?* (92) 2022/12/01(Thu) 19:36:44 |
【人】 画術師 リュディガー―フェス・2日目― >>2:87 そっか、それなら良かった。 そうだね、はじめて、って素敵なことだ。 ……おれ?いや、違うよ。……むしろ、悩みが消えたから、かな。こうなってるのは。 じゃあ、残りも楽しんでいって。 [踊っていた男と簡単な会話を交わしたあとは、日が沈むまでぼんやりと広場にいた。 空飛ぶ怪人と踊り子の話や、中央ステージでの奏者と剣聖の交わりなど、人々の話は絶えず続き。 夜になって、各々会場の片付けを始める時間帯に、家族の元へと戻る事にした。]** (93) 2022/12/01(Thu) 19:44:43 |
【人】 画術師 リュディガー>>94 えぇ〜……けち。 ちょっとくらいサボったって咎める人いないよ? [施術中は少しは優しかったというのに、と名残惜しさを感じつつも「こういう人だもんね」と納得する。 おれの方は、この一連でやっと一歩踏み出したけれど。向こうにとってはそうでもないわけで。一回、体を重ねた程度では変わるものではないのだ。] ……え、おんぶしてくれるの?マジ? …………なら、いいよ。 [直後の発言であっさりと掌を返してしまうのだから、我ながらチョロいと思う。その理由がなんであれ、また触れられるのは、嬉しいから。] (95) 2022/12/01(Thu) 20:40:01 |
【人】 画術師 リュディガー[軽食を取ったあとは、気力が戻るまでぼんやりと余韻に浸りながら、内側に芽生えていた数々の『感情』をまたじんわり噛みしめていた。 その後、起き上がってシャワー室で身を清めた後に、着替えて画材道具やクロッキー帳をまとめ帰り支度をする。 夕日が沈む頃に、店を出て家路を担がれながら進んだ。]* (96) 2022/12/01(Thu) 20:44:48 |
【人】 画術師 リュディガー>>97 ……真面目だね、本当に。 [おれの方はというと、持て余した技術を振るって好きに生きているだけなので上昇志向という物はあまり持ち合わせていなかった。磨かなくても生きていけるほど、恵まれていたともいう。 でも自分の技術に過信せず、上を見るのは『美しい』のだと思うようになったから。今後は少しづつ技術研鑽も真面目にやるか、と思った。 この間じーさんに殴り返されたの悔しかったし。 自分の道を歩む男は、その裏に何があっても『美しい。』] (98) 2022/12/01(Thu) 21:36:26 |
【人】 画術師 リュディガーちょっと!?女の子運ぶのにコレはなくなあい!? [いざ担がれたらまるで荷物でも運ぶように抱えられたので、流石に抗議した、けど。] ……あ、でも接触面積多くて温かいや……これはこれで…… いやダメダメ。ちゃんとした運び方にして。見られたら多分、家族がうるさいからさ〜 [……こんな事でも喜べてしまうので重症である。 そういえば。スカリーには実家のこと一言も喋ったことがなかった。初めて会った時は身分を隠しての来訪だったし、それ以降もとくに必要がないので「ドメネク家」の名前を出したことがなかった。 思い直してちゃんと抱えるように進言した。荷物のように運ばれる末娘の姿を見たら、倒れちゃうかもしれないので。] (99) 2022/12/01(Thu) 21:41:20 |
【人】 画術師 リュディガー[>>104 運び方はもう少し丁寧にしてほしいけれど、それはそれとしてこのままでもいいか、なんて複雑な心境のまま家へと導いて、表情は変えていないが恐らく驚愕しているだろう男へ告げる。] あれ、言ってなかったっけ? おれん家の事。 へーき、ヘーキ。芸術家はちょっと悪いヤツとつるんでるくらいでいいって、祖父さん言ってるし…… ……予約は、気が向いたらね。 [その場では玄関前で姿勢を正され小言をいわれた程度で済んだが、次に店へと来たときに苦々しい顔で小言どころじゃない言葉が飛び交うであろうことは想像に難くない。 だけど、そんなやり取りですらやっぱり嬉しくて。 人を好きになること、も。 初めて知った。] (105) 2022/12/01(Thu) 22:44:53 |
【人】 画術師 リュディガースカリー、送ってくれてありがとな〜。 また遊びに行くから、その時はよろしくね。 ……大好き! [夕焼けの中、帰っていく男に投げかけた。]** (106) 2022/12/01(Thu) 22:46:17 |
【人】 画術師 リュディガー―フェス終了後、ある日― [ここは美と芸能の街、「ラ・コスタ」。 『美』が尊ばれ、全ての基準になる街。 ……そんな街に産まれたのに、『美』を理解できなくて。 ただ恵まれた家と、才能を持っていたから。それだけの理由だけで生きていた。 今まで、ずっと。 フェスの日から、自覚のなかった思いを沢山見つけて、今まで理解できなかった『美』を見つけて。 少しだけ何かが変わったように思う。まだ、端っこを見つけたばかりではあるのだけど。 あちこち放浪していた日々よりも、今のほうがずっと楽しくて仕方がない。] (108) 2022/12/01(Thu) 23:30:50 |
【人】 画術師 リュディガー[他にも最近気になることは増えた。 バーの歌姫の恋の行く末だとか、知人の男の新妻の話だとか、怪人と踊り子と奇妙な青年の話だとか。 ……裏路地にいる魔女との話とか。 沢山あるけれど、中心で輝いているものはずっと変わらない。] スカリー、いる〜? ……やっぱり今日も、綺麗だなぁ。 [店に顔を出せば、いつもの愛想のない苦々しい顔と、容赦のない言葉が飛んでくる。 以前よりも色鮮やかに見える世界で、おれは生きていくのだ。]** (109) 2022/12/01(Thu) 23:31:31 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新