【人】 未國 聖奈名簿の前に長居するつもりはないから 幾分か言葉を交わしたら、きっとその場を離れるけれど。 ……そだ。飲み物でも買おう、って。 あたしは昇降口の近く、自販機のほうに寄っていくつもり。* (49) 2022/10/12(Wed) 17:28:50 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a16) 2022/10/12(Wed) 17:30:52 |
【人】 未國 聖奈どうやら彼も夜のおはようは慣れっこ£間。>>76 だってバイト先じゃあ、おはようございますって 夕方だろうが夜だろうが言うもんねえ? ひとり?って聞かれたら 辺りをもう一度見渡して、誘った張本人を探した後で 肩を竦めて「そ、ひとり」って言ってみる。 もしかしたら誘った張本人、 もうこのどこかに居たかもしれないけど それはあたしの眼が節穴だったということで。 「 行けたら行く、ほど当てにならない言葉はないよ 」 あたしの言葉がどう伝わったかはわからないけど 世良の反応はしょげたの反対。 うれしそうにしてたりしたら、 なんでうれしそうなのと、不服そうに見返した (101) 2022/10/12(Wed) 21:42:59 |
【人】 未國 聖奈サッカー部のグラウンドはテニス部のコートとも近いから そっか、世良はサッカー部だったっけ、って >>77 昔の記憶を呼び起こす 49%思い出しました 「 え。呼び寄せる役? なにそれさすが オカルト研究部 」ミステリー研究会である。 直前にミス研って言ってるにもかかわらず、だ。 正されなければきっとあたしは間違いには気づかない。 冗談は通じるし、世良が冗談を言うことも知っている あたしから見た彼は表向き、ノリのいい人に見えるけど。 表向きだけが人のすべてでないことは自明の理。 ただ呼び寄せる役は、割とガチめに捉えました なんかこう魔法陣みたいなアレ。やるのかと。 (102) 2022/10/12(Wed) 21:43:46 |
【人】 未國 聖奈「 え、それってどういう、 」 聞き返した言葉は、 いつもの世良の雰囲気の「またね」に呑まれた 不思議そうに見返したあたしに、 世良はお守りの意味、教えてくれただろうか。 教えてくれなかったなら、 他意がありそうにしか聞こえないそれを まっすぐに受けてひとつはにかんで笑ってみせたあと あたしもひらりと手を振って、世良の元を離れるの。 ついうっかり世良に気を取られて後ずさったから 躓くには格好の石が足元にあったことにも気づかない。 ウワァ、と情けない声を出しながら躓きかけて ヘラァ、と情けない顔で笑ってみせた。 ………探索?うそでしょ。 こんなの先が思いやられるんだけど。 * (104) 2022/10/12(Wed) 21:44:38 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a23) 2022/10/12(Wed) 21:46:36 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a26) 2022/10/12(Wed) 22:50:32 |
【人】 未國 聖奈── さっき:秋月の反応を横目に ── あ。秋月は夜のおはようは慣れっこ≠カゃない勢だ 悟ったのは、世良と秋月の反応の差を見てしまったあと わざわざ時計を見て、空を仰いだ秋月を見て ふふっと頬が緩むのは否めない。>>137 「 いいんだよ、おはよう、で 」 さっきはおはようっていうのがおかしいな、って あたし自分の口で言ったくせにね。>>48 そのあとはあたし、世良と話しはじめちゃったから 秋月が目深にかぶった帽子の下で、 何を思っていたのかは察することができないけど ……そうだね、今度もまた、 突飛な時間に「おはよう」って こちらから 挨拶してみよ、って思ったのは、内緒。>>138* (206) 2022/10/13(Thu) 7:45:25 |
【人】 未國 聖奈── 回想:ここに来る経緯とかなちゃんのこと ── それは時間にして〇時間、日にちはn日前。>>115 それは可愛い可愛い妹分が、 旧校舎の幽霊に会いに行こうとか言うもんだから 目をぱちくりして なんで???って聞き返したところ。 昔から‥そう、たぶん昔から、 彼女は身体が弱かった。 せなちゃんかなちゃん、って年は違えど ご近所で育った姉妹みたいなあたしたち。 かなちゃんが高校に入学するときも、 なぜか彼女の保護者に「せなちゃんいるなら安心だ」と 先輩兼保護者代理みたいな役割を与えられた ──── 気がしなくもない。 え?保護者のいない複雑な家庭環境だったって? じゃあそれはかなちゃんの保護者代わりの誰かだったんよ そんな家庭環境ならむしろ 保護者以上にあたしはかなちゃんを気に留めてたはずだし (207) 2022/10/13(Thu) 7:46:29 |
【人】 未國 聖奈── 現在:自販機のところ ── お金を入れると自販機のボタンが点灯する ところどころ歯抜けのように光る売り切れの文字 それを避けながら、あたしは今宵のお供を選ぶ 「 案外いろんな子が来てんだな 」 オカルト研究部 の集まりなんてやべーやつしかいないだろって正直思ってた。 正されないならミス研のミスの字も思い出せないほど この集まりに興味はなかった 行く気もさらさらなかった行けたら行く≠ 律儀に守ってしまったのは、 他でもないかなちゃんの頼みだったから おんなじクラスの未早とか、 あと生徒会のなっちゃんの妹も来てたっけ。 隣のクラスの大木と小鳥遊も見たな。 それから… ガコン 大きな音を立ててカルピスソーダが転がり落ちた * (210) 2022/10/13(Thu) 7:59:44 |
【人】 未國 聖奈── 回想:エンジョイ勢とサボりの夏の日 ── テニス部は…エンジョイ勢だった。 エンジョイ勢って何かって? 楽しんで部活はやってるけど、 別に本気でもない人たちのことだよ。 決してテニスも悪い成績じゃなかったけれど 大会とかは別に目指そうとも思わなかった 子供のころからやってた、とかでもないしね。 小学校は合唱部、中学校はバトミントン部、 高校入ってテニス部だ。大学入ったら何になるんだろう。 ある晴れた夏の日のこと、 ちょっとした段差に座って飴ちゃん咥えて 地面にラケットを軽く叩きつけたりして テニス部あるまじきサボり行為をしていたときに それを見咎めたのは誰だっけ。 見咎めたわけじゃない?じゃあ一緒にサボってたのかも。 そうじゃなくても一緒にサボらせた。きっとサボらせた。 (211) 2022/10/13(Thu) 8:12:26 |
【人】 未國 聖奈虎柄の服着たおばちゃんなら 飴ちゃん食べる?って一個差し出せたかもだけど あいにく手持ちは口の中のチュッパチャップス一本だ。 「 今日も暑いねー 」 なんて。 それが顔見知りであろうとなかろうと 当たり障りのない話をするのはジョートークなんだって * (212) 2022/10/13(Thu) 8:12:48 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a40) 2022/10/13(Thu) 8:15:27 |
【人】 未國 聖奈── 昇降口で・世良 ── まさかあたしが行けたら行く、って言ったのに あたしが来ていて誘い人が来ていない、なんて 面白いこと >>228 になってるなんて、気づくまい。 いやわかんないよ、もしかしたら かなちゃんと、行けたら行こうねなんて 約束の仕方だったのかもしれないじゃん 知らんけど(魔法の言葉) 目の前の赤髪の、深まる笑みにも気づかないから 気づかなかったことがあるのはお互いさまかな。 「 そのうち? 」 よくわからないお守りを渡されて >>230 よくわからないまま、にっこり見送られて 不服そうな顔をしながら、あたしは見送られるのだ、 そう、 オカ研 の彼に。 (239) 2022/10/13(Thu) 14:13:02 |
【人】 未國 聖奈お供えされたスポドリ ぱち、と目を瞬かせて「ありがと」と言ったけど あたしの口にはチュッパチャップス それがなくなるまではスポドリには口をつけられない 「 ねー。灼けるんだよ、夏 」 暑いねーからのあっちぃなーの切り返し さらにそれに対するあたしの言葉は 主語もなんもなくて何のことやらって感じだったけど 日焼け止め塗っててもガンガン灼けてくあたしの腕や顔 日陰から日差しを睨みつけるあたしの表情に 主語なんて、もういらなかったかもしれない。 あたしの会話なんて、だいたいそんなもんだ わりとてきとーっていうか それ。 (どれ) (242) 2022/10/13(Thu) 14:14:22 |
【人】 未國 聖奈世良の事情なんてわからない 一年二年でどこか同じクラスだったかもだけど サッカー部だったことも実はうろ覚えだし もう辞めたことも全然知らない。 ミス研にいるのだって三年まで知らなかったし、 ましてやサッカー部で起きた出来事なんて。 でも見た目が変わればそりゃあ気づくよ 「 世良、髪の毛黒にしたんだねー どうしたの?シンキョ―のヘンカってやつ? 」 世良くん知っているかい、 カラフルな髪色がそこまで珍しくもないこの世の中 突然赤から黒に変わるほうが目立つんだってこと。 ** (243) 2022/10/13(Thu) 14:15:04 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a47) 2022/10/13(Thu) 14:17:18 |
【人】 未國 聖奈── 回想:なっちゃんのいもうと ── きょうだいが居たら、どんな感じだっただろう。 妹のように育ったかなちゃんの存在はともかく 血を分けたきょうだいというのはあたしには居ないので 上の子の気持ちも、下の子の気持ちも、わからない あっきーと出会ったのは サボりの最中だったかもしれないけれど>>249 とはいえ夏前に部活は辞めちゃってるから サボってたのはあたしだけだったかもしれないな そうであってもなくても どっちにしたってなっちゃんの妹≠ニしてだった 「 白瀬………あっ、なっちゃんの 」 だってまさにそんな第一声を あたしはあなたに発してしまっていたのだから。 (270) 2022/10/13(Thu) 16:47:44 |
【人】 未國 聖奈白瀬という名前はジャージにきっちり書いてあって なっちゃんに妹がいることも知っていて。 なんならたぶん構内で見かけたこともあって。 そんな子がついうっかり隣にいたから ついつい話しかけてしまっただけ 「 あっきーでしょ、秋緒ちゃん。 あ、突然ごめんね。あたしは三年の未國。 なっちゃん… 夏実の友だちなの 」 なっちゃんのクラスが3Aだったら同じクラスで、なんて そんな情報も追加しただろうし、 そうでなければ1年のときとか2年のときとか 同じクラスだったことがあるんだよ、って。 とりわけ大親友!ってわけでもないけどさ なっちゃんもあたしもこんな性格だし 面識以上親友以下の関係ではあったんだ。 (271) 2022/10/13(Thu) 16:48:02 |
【人】 未國 聖奈言いたいことを口からぽんぽん言えるのは あたしの長所であり、短所。 ひどいことは言わないつもりだけど そうでないことに関しては 相手がどう思うかなんてそこまで考えてないし ましてやきょうだいがいる℃qの気持ちはわからない だからきっとそのとき、 あっきーを見た第一印象でさ、 あたし、言ったんだ 「 ふーん、あんまり似てないね 」 見た目の話じゃ、なくてね。 * (272) 2022/10/13(Thu) 16:48:19 |
【人】 未國 聖奈── そして今 ── 小気味よく音を立てて転がったカルピスサワーを取り出して 声の主を振り返ると、秋緒ちゃんがいた。>>248 「 ああ。あっきーも来てたんだ 」 あっきーって呼ばれること、秋緒ちゃんはどう思ってただろ やめてくださいなんて言われてたなら、 ごめんね、冗談、って訂正するつもり 「 夜の学校ってさー なんかわくわくするよね 中学とかじゃ絶対入れなかったじゃん 」 プシュッと音を立てて蓋を開け シュワシュワのそれを喉に流し込む。 学校内でジュースとかも、 中学じゃ絶対ダメだった記憶があるけど。 きっとこれは、女子高生の特権だ。 * (275) 2022/10/13(Thu) 16:54:11 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a51) 2022/10/13(Thu) 16:55:42 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a52) 2022/10/13(Thu) 16:56:01 |
【人】 未國 聖奈── 回想:料理部 ── 料理部の存在を知ったのは、ほかでもなく あたしの友だちが料理部に所属していたからで たまに食べに来なよーみたいに誘われたなら ホイホイ遊びにいったりもしてたわけ なんならちゃんと文化祭の苺のミルフィーユも ばっちりたべにいったんだよ。 それはいったん置いといて… 多分料理部ってさ、女子の方が多かっただろうし わかんない、部員全体で見たらもしかしたら 男子もいっぱいいる部活だったのかもだけど 少なくともその日、遊びに行ったときにはさ、 だいたい部室の中、女子ばっかだったんだ。 だからきっと、その人は割とよく目立ってた。 しかも何かお菓子ができあがった直後だったのか とーってもいい匂い、させてたしね。 (284) 2022/10/13(Thu) 17:42:22 |
【人】 未國 聖奈「 ね、これひとつもらっていいですか 」 何のお菓子だったかな その男子がお菓子を周りに配ろうとしてたなら 部外者のあたしもおこぼれにちゃっかり預かろうとして 恐らく後輩らしい男子の前に馳せ参じたのを憶えてる それが、天ケ瀬青葉との出会いだった。 * (285) 2022/10/13(Thu) 17:42:53 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a54) 2022/10/13(Thu) 17:43:57 |
【人】 未國 聖奈── 回想:かなちゃん ── 同じ歳ならよかった、と零すかなちゃんに>>290 どう答えたらよかったのかわからなくて曖昧に笑った 小学校も中学校もひと足先に卒業をして 真新しい制服にあたしのほうが先に身を包んだ ビンゴカード?もちろん知ってたよ。>>294 知ってたし、時にはその項目を指で辿って 「 運動会、今年がんばればここ達成かな? 」 なんて笑って。 なんとしてでもその日だけでも元気になってもらおうと ちょっとでも無理しようとしたら静止なんてしたりして それでもかなちゃんのビンゴカードが 全部あっさりと開くことは、無かったんだ (347) 2022/10/13(Thu) 20:42:52 |
【人】 未國 聖奈寄り添おうとしてたけど ちゃんと知ろうとはしてたけど どうしても学年に隔たりがあって ふたり、順調に大人になろうとするならば 互いにわからないままのこころもあった 「 明日晴れますように 」 「 デザートがプリンでありますように 」 「 テストで100点を取れますように 」 「 気になるあいつの視界に少しでも入れますように 」 溢れんばかりの願い事、 口に出したのはきっと、互いに本当だった きっと、嘘なんてついてない。 (348) 2022/10/13(Thu) 20:43:27 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a65) 2022/10/13(Thu) 20:56:46 |
【人】 未國 聖奈「 ん〜〜〜〜〜〜〜〜おいしい〜〜〜〜〜! え、これ作れるの凄くない? さすが料理部だよ、天才。 」 名前も知らぬ何某くんの前に陣取って 満面の笑みで甘ぁい栗を頬張って 足りなさすぎる語彙力で何某くんを褒めちぎる。 1個で当然OKだったし、 そう伝えてはいたんだけれど、 ふと調理室を出る時に思い立ったなら やっぱり1個、おまけしてもらったかも。 食べさせたい子がいるんだ。 これはね。 今日学校をお休みしている あたしの大事な大事な妹分に。 (366) 2022/10/13(Thu) 21:40:40 |
【人】 未國 聖奈料理部、友だちも在籍していたし、 来るもの拒まず!って感じだったからさ。 だからその後もあたしの足は調理室へと向かった>>357 あたしは何と呼ばれようとかまわなかった 未國センパイでも聖奈センパイでも、 聖奈ちゃんって呼ばれようと、なんでも全然。 おい未國!とか呼ばれるようになったら さすがに「あ”????」ってなったかもしれないけれど。 あたしは何某くんのことを何と呼んでいただろう。 同級生男子は割とみんな苗字を呼び捨てしちゃうけど 天ヶ瀬くんを天ヶ瀬って呼び捨てにすることはなくて どっちかっていうともう少し気軽な ────── あまっち…? 神様がそう呼べっていった気がしたんだ だから仕方ないよね。 * (368) 2022/10/13(Thu) 21:41:20 |
【人】 未國 聖奈── 回想:世良とサボりの夏の日 ── 日焼けは嫌だ。暑いのも嫌だ。 ラケットは投げない、かわいそう、OK了解。 マロンラテのチュッパチャップスはおいしくない。 あたし憶えた、もう食べない。 何気ないいつもの世良との会話。 なんでもない会話がなんとなく心地よかった。 髪を黒くしたのは心境の変化?って聞いた言葉に 返ってきた答えはかくれんぼ≠ナ あたしは思わず「うん??」って聞き返してた。 (383) 2022/10/13(Thu) 22:21:07 |
【人】 未國 聖奈「 隠れたかったの?逃げたいの? 誰から?何から? 」 逃げてる相手でもいるのだろうか。 それがもっと大きな存在だなんて気づかずに あたしも世良の視線の先を追いかけてみた 憎き太陽と、眩しすぎる青空がそこにある。 答えはまた、はぐらかされちゃうのかな それとも、本音を聴けたりするんだろうか ……本音を聴けてても、 例えば冗談めかして言われたりするなら それか、笑って冗談にしちゃうなら その時のあたしはきっと、半信半疑。 (384) 2022/10/13(Thu) 22:21:35 |
【人】 未國 聖奈「 ねーねー、逃げちゃおうよ 」 本音が聞けててもそうでなくても、 どっちにしろ、冗談めかしてそんな提案。 隠れられないなら逃げちゃえばいい。 サボりたいならとことんサボればいい。 どこに?どこまで?って聞かれたら 学校から数十メートルのコンビニまで。 キンキンに冷えたアイスが、あたしたちを待ってるよ 開けてないスポドリも、 開いたままのコーラの缶も 舐めきれなかった甘ったるい口の中の飴も 労われなかったテニスラケットも、全部置いてさ 数十メートル逃げることは叶った? あたしたちを、幸せのアイスは待っていた? 雨男とか不運なのとか知らないからさ、 コンビニ帰りに降ったゲリラ豪雨は 世良のせいだなんて、あたし、思ってないよ。 * (386) 2022/10/13(Thu) 22:22:23 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a71) 2022/10/13(Thu) 22:23:55 |
【人】 未國 聖奈── 回想:あっきー ── あっきーは速攻で部活をサボるようなコだったらしい>>423 それも相まってさ。あと見た目の印象とかもあるしさ。 極めつけは話しかけた第一声が「ああ゛?」だったわけ。 似てないよね !!!!! あたしのなっちゃん(語弊)はそんな子じゃないはず。 でもね、嫌いじゃないよ あたし、こういう子。 女子女子したいわゆる女の子よりも、 百倍付き合いやすいかもしれない。 なっちゃんじゃなくて、 あっきーが三年生だったなら、 あたしたちどんな関係だったんだろう。 ……ってまあそれは置いといて。 で、これである (535) 2022/10/14(Fri) 12:02:21 |
【人】 未國 聖奈「 ………… 」 さすがにちょっときょとんとしてた。 でも次の瞬間、あたしは大声で笑ったんだ。 「 ……ッ、くふふふふ、最高 あっきーがめっちゃキレた! 」 ほんとなら気分を害してごめんなさいって 開口一番に謝るべきだったのかな それとも上級生にナメた口聞いてんじゃねえよって こっちが張っ倒す番だったのかな あたしやっぱりあっきー好きだな、って 再認識しちゃったんだから仕方ないよね 初対面のくせにね。 (536) 2022/10/14(Fri) 12:02:36 |
【人】 未國 聖奈どうしてあっきーがキレたのか その時のあたしにはよくわかってなかった 最初は「似てない」って言われたこと自体にキレた、 イコール、似ててほしかった?なんて思ったけど どうやらそれは口にしなくて正解だったみたい そのあと何度か話す機会もあったけど そのたびに気づくんだ。 もしかしてあっきー、なっちゃんのこと嫌なのかなって わかんないけどね、直接聞いたことないから。 だけどあたしはあれから半年の間に、 あっきーの前で、なっちゃんの話をしないことを覚えた だからこそ今も、あっきー・聖奈先輩、と呼び合うような 付き合いが続いてくれてるんだと信じたい。 (537) 2022/10/14(Fri) 12:03:05 |
【人】 未國 聖奈親には文化祭関連で夜学校集合だって言ってある そのへんは、割とゆるい家庭環境に育ったのが幸い。 ゆるい家庭環境に育ちながらも、 非行に手を染めずにまっすぐ育ってきてしまったから 時々羽目だって、外したくなるよ。 せいぜい悪いことっていったって、部活をサボる程度だもの。 「 いいなあ、あっきーは。 1年のうちからこんなワルイコトできて。 」 これはね、本音。 あたしももっと羽目を外しておけばよかった。 真っ当に高校生活を送ってしまったから すごく楽しかったけどちょっと面白みのない3年間だった。 それでも羽目を外せなかったのは こんなふうにあたしを引っ張って行ってくれる人が あたしの周りに居なかったからかも。 だから変な笑い方の大槻にも、 あたしを誘ってくれたかなちゃんにも絶賛感謝中。 カルピスソーダが喉に沁み入る。 (539) 2022/10/14(Fri) 12:04:23 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a88) 2022/10/14(Fri) 12:06:59 |
【人】 未國 聖奈── 回想:あまっちとあまいもののはなし ── 挫折と絶望と愛と勇気の末に生まれたマロングラッセ (ちょっと違う気がする) を見つめながら>>434あたしは多分その時点ではまだ見知らぬ男子の話を 右から左に聞いてた (それは聞いてたと言えるのか) 一緒に食べてねって言われたマロングラッセを 帰り道にかなちゃんの家に持って行って かなちゃんのママが出してくれる紅茶と一緒に 優雅に嗜んだのはそこそこ記憶にも新しい。 敬語が完全撤退しようとお構いなしで あたしはその後もときどき姿を見せてはお菓子を貰った 文化祭当日ね、 一緒に席で食べてくれたこと、嬉しかったよ だって最高のお菓子の解説を、 作った本人から聞けるわけでしょ。 ちゃあんと左に流さずに、右で留めて話を聞くよ。 その割に記憶の中に「あまおう」ばかり残ったのは もしかしたらあまおう熱が強すぎたからかもしれないよね。 もちろんあたしは誰よりも幸せそうな顔をお返しするよ だって、本当においしかったんだもの。 ** (543) 2022/10/14(Fri) 13:11:47 |
【人】 未國 聖奈「 大木、声大きい 」 人の輪から離れていたあたしとかなちゃんが 多分合流したのはみんなの後ろの方だったから (かなちゃんがやる気出して前に行ったとかじゃなければ) だから最後尾にいる大木とは割と距離が近かったはず 歩き出してから大木に告げた声が大きいという文句は 今まで何度か彼に伝えたこともあっただろう きっとそれを言えるくらいには、 どこかで同じクラスだったりして、仲も良かったはずだ。 近くに秋月がいるのなら>>528 あたし、「秋月も大変だね」って慰めた。 え?何が大変かって?ナンデモナイヨ、気にしないで。 (553) 2022/10/14(Fri) 13:37:48 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a89) 2022/10/14(Fri) 13:38:56 |
【人】 未國 聖奈「 あたし詳しい噂はわかんないけどさ でも魂取られるだの、代償があるだの、 なんかさ、そんな噂もあるみたい 」 どこまでが本当でどこまで尾鰭がついたのか あたしにはちょっとわかんないけど 交友関係それなりに広いと、 それなりにいろんな話は耳にするもので。 「 魂取られるのはちょっとやばいなあ そこまでして叶えたい願い事とか… ……あるもんなのかなあ。 ……普通は。 」ない、と断言しちゃいそうなあたしが一般的なのか それとも普通はあるものなのか。 あたしの願い事は、未だ定まりそうになくて ねえ、あんたの普通≠チてどんな感じなの? そんなニュアンスを込めて、大木に尋ねよう。 * (567) 2022/10/14(Fri) 20:40:34 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a93) 2022/10/14(Fri) 20:42:39 |
【人】 未國 聖奈昔々に流行った漫画じゃ、七つの球を集めた勇者が、 とんでもなくくだらない願い事を叶えてもらったという …っていう噂。 くだらない願い事じゃ、幽霊も叶え甲斐がないでしょう? * (571) 2022/10/14(Fri) 21:33:55 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a95) 2022/10/14(Fri) 21:34:58 |
【人】 未國 聖奈── 現在:大木と ── “幽霊に願って叶えてもらって嬉しいか?” …だって>>576 あたしもその言葉を聞いて、押し黙る。 騒がしいの二匹、黙ってしまったから、 きっと道中はさっきよりも、足音がよく響くだろう 「 ……幽霊に願わなきゃいけないほど、 そうでもしないと、かなえられないこと、 きっと、あるんだよ。 」 あたしには、思いつかないだけ。 でも、あたしは知ってる。 どうしたって自分ではかなえられない願いを 持っている人だって、いるってことを。 コンプリートできないビンゴカード どうしたって見つかっちゃう黒髪 多分あれはみんな、自分の力じゃ叶わない何かだ。 (585) 2022/10/14(Fri) 22:26:54 |
【人】 未國 聖奈「 願い事。何かあると良い、のかな それとも願いが何もないことを、 喜んだほうが、いいのかな。 」 自分の力じゃ叶わない何かを、 持ち続けるって、きっと苦しいことだから。 あたしは「難しいね」って曖昧に笑って、 またきっと、前を向く。 暗い暗い旧校舎が、ぽっかりと口を開ける 前を歩くみんなの中に、 自分の力じゃ叶えられない何かを持っている人、 どれだけいるんだろう、って想いを馳せる 隣にもし、かなちゃんが歩いていてくれるなら なんとなく、なんとなく心細い気持ちになって あたしはそっと、手を繋いだ。 * (586) 2022/10/14(Fri) 22:27:15 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a101) 2022/10/14(Fri) 22:31:24 |
【人】 未國 聖奈── 回想:世良の追いかけっこの顛末 ── 世良の事情がわからないからさ かくれんぼがどのくらい巧い喩えだったのか あたしには1mmも伝わらなかった>>577 それでもいつもと違う調子で運命について問われて 自分自身から逃げたい、って言われたらさ 言葉の意味ほんの少しだけ深く、あたしも考えるよ 「 運命、かあ 変えられないもの、変わらないもの ……どうしようもならないもの。 あるのかもね、そういうの 」 もしかしたらそれについてもう一度思い悩むのは 1年以上先の未来だったかもしれない>>585 それが、嫌な運命だったら辛いね、って。 思い至れるほど、頭の回転は速くなくて それこそそういう結論に達するのは、1年以上先の未来だ (596) 2022/10/14(Fri) 23:01:34 |
【人】 未國 聖奈目をまん丸くする世良に、 可笑しそうに、満面の笑みで笑って。 「 いいよ、全力で走ろうよ。 どこまででも行くけど、 暑いから今はコンビニくらいでいいかな! 」 そう、目的地はアイスクリーム。 決められたゴールまでどっちが早いか、って あたしさ、その時まだ世良は現役で運動部だと思ってた 辞めたこと、知らなかったわけだし。 だけど案外あたしでも頑張って追いつけるほどには いい勝負だったかもしれないじゃない? 負けちゃったの?そうなの? ……それもまあ、どっちでもいっかぁ。 (598) 2022/10/14(Fri) 23:02:36 |
【人】 未國 聖奈水飛沫の跳ねるゲリラ豪雨 それでも最悪だなんて、思わなかったよ ありがとう、ってお礼を言われたのは あたしは全然よくわからなかったけど>>582 でも心底楽しそうな顔には、 同じような顔で笑い返した。 あたしだって楽しかったから、 きっと今日はHappyでLuckyな一日。 「 また、逃げたくなったら言ってよ いつだって、付き合うよ 」 ほら、サボるのだってお手の物なので。 その後も何度かコンビニまで逃亡したかな アイスが肉まんに変わったり、 ゲリラ豪雨が突然の大雪に変わったりしても きっとそのたび、楽しかったと、あたしは思うよ。 (599) 2022/10/14(Fri) 23:02:58 |
【人】 未國 聖奈ああ、そうだ。その日はさ。 結局そのあとテニス部のみんなに見つかって あたしのかくれんぼは失敗したようなものだけど 思い立って、家に帰ってから 世良にひとつだけ、メッセージを入れておいた 『 運命。逃げたくなくても、言いなよ ひとりなんかよりも、よっぽどいいでしょ 』 だけど多分そのあと、言われたことはなかったはず 世良はまだ、逃げてるのかな。 それとも、あたしなんか居なくたって 立ち向かうことが、できているのかな。 それならそれで、ぜんぜん、万々歳なんだけどさ。** (600) 2022/10/14(Fri) 23:03:52 |
(a102) 2022/10/14(Fri) 23:06:08 |
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