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【人】 光の尾 マンユゥーーー 後日 ーーー [そんな、甘くも濃厚な一夜が過ぎ。 いつのまにやら自分の両親は すっかり向こうの親族と意気投合したようで 手伝いに顔を見せに来るたび 話を聞かせてくれるようになった。 ジャヤートとの新生活は概ね順調で この分ならそう経たないうちに お役目は為せるのではないかと思うが、 さすがにまだその兆候はない。 交易船がやってきたのはそんなある日のこと。 ジャヤートが意気揚々と持ってきた 水着なるものを物色することになったのだが。] (3) 2021/12/15(Wed) 20:09:38 |
【人】 光の尾 マンユゥって、こ、これほんとに着るのっ?? ほとんど裸じゃない...... [下着同然ならまだかわいい方で、 ほぼヒモみたいなものまである。 リルの民はこれで堂々と皆の前を歩いているのか...... と思うと文化の違いに衝撃を受けたが。 着てもいいよ、といった手前 嬉々として持ってきたジャヤートを無下にするのも憚られ。 他に人がいないところなら......という条件で着ることを承諾し、 結局まだマシそうな桃色のものを選んだのだった。] (4) 2021/12/15(Wed) 20:10:31 |
【人】 光の尾 マンユゥーー いつかの日 ーー ん?なぁに?? [そうして、幾ばくかの月日が流れ。 食事の支度をしている最中 ジャヤートが後ろから抱きついてきた。 彼が持ってきたものは 大小形さまざまな真珠のネックレスだった。 何でも彼が集めて手作りしたものだという。] え、いいの?? そんな大事なもの貰っちゃって...... [まだ見ぬ嫁のために 用意していたと言うのだから 貰っていいのだろうけれど。 白く光る不揃いな宝石。 けれどそのひとつひとつに 彼の思いが込められているような気がした。 そっと首にかけられるそれを 暫くまじまじと見下ろし、 目を細めてジャヤートを見る。] (18) 2021/12/16(Thu) 9:54:44 |
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