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【人】 大木慎之介[『そうできない願い』>>465 ──自力では叶えられないような、 幽霊に頼むしかないような願い。 それを叶えるチャンスだったのだろうと思えば、 友達に聞いた『欲』という言葉が 自然と思い浮かぶ。>>3:286 それから、そう簡単には叶えられない 他者の消滅を願う思いも。>>1:229 どちらも大木にとっては縁遠いもので、 現実味のなさに同意する千葉の言葉を聞いて>>466] ……あるもんだよなぁ、 友達だと思ってた奴の“知らない顔”。 オレも友達のこと全然知らなかった気がしちまって、 不安になったり怖くなったりしたな……。 [同意するように表す言葉は、 珍しく気弱そうに響くかもしれない。 そのせいで疎外感のような、孤独感のような 言い表しづらい感覚を覚えたことを、 大木が忘れることは無いだろう] (473) 2022/10/23(Sun) 21:06:39 |
【人】 大木慎之介[『あの3日間があってよかった』>>466 千葉の結論は、大木が抱いたものと同じだった>>3:569] オレも、有意義だったと思うんだよな。 結構辛い思いしたりはしたけど、 あの日々が経験できてよかったと思う。 だから……、 [一度言葉を切って、 あれからまだ会っていない人たちのことを思い浮かべて] ……みんなにとって、そうだったらいいと思う。 そうなってほしいと思って送ったんだ、 「後悔すんなよ」って。 [ぽつりと、いつぞやのメッセージの 裏にあった思いを呟いた。>>3:=20 同じような祈りを抱いていた人がいると、>>3:92 このとき知らなかったかもしれない]** (474) 2022/10/23(Sun) 21:07:10 |
【人】 大木慎之介[だが願い事の件を問われると、 どうしても一瞬、戸惑いが浮かぶ。>>509 大木にとっては、既に未國に伝えたつもりの 内容だったからだ。>>3:=19 どうしようもなく寂しかった。 未國が『憶えていない』のが、事実なのだと身に沁みて。 けれどあの後に気が変わった可能性もあるわけだし、 予定と事実はやはり違うものだ。 そういうことと変わらないと自分に言い聞かせて] いや……オレは願いたいことが無かったな。 一旦は考えたけど、やめたんだ。 それでいいって思えたのは未國のおかげ。 [緩く首を振って、穏やかに伝えた。 同じ思いを抱える未國と初日に話せなかったならば、 3日間で大木がそう割り切れたかはわからない]* (514) 2022/10/23(Sun) 22:11:28 |
【人】 大木慎之介─ ある日の放課後・千葉と ─ [『俺のままでいたい』>>510 繰り返してくれる言葉にじっと耳を傾けた] いい願いだな……。そう思えるって、 自分が好きだってことだと思うからさ。 [何か思うところがあるのか、しみじみと 感慨深げに呟いて、続いた言葉に少しだけ笑った>>511] あるよ、そのぐらい。 オレだって怖くなることも不安になることもあるし、 悩むことも落ち込むこともあるぞ? そういうのあまり見せたくないから、 出さないようにしてるだけで。 [隠していただけだと言って肩をすくめた。 生徒会副会長として表向き見せていた姿や、 大勢の前で話すとき──例えば旧校舎探検のときの姿からは おそらく想像はつかなかっただろう] (515) 2022/10/23(Sun) 22:28:32 |
【人】 大木慎之介[未國の見舞い中、会話が落ち着いた頃。 金海が訪れて名を呼ばれて、大木は目を瞬いた>>641] 金海……だっけ。 [グループのメンバーリストで唯一覚えが無かった名を呟く。 覚えがないせいで逆に特定できるパターンである。 未國より更に小柄な体躯はある意味で目を引いて、 容姿だけは印象に残っていた。 金海の来訪をきっかけに帰ろうかとも思ったがが、 居てほしいのを聞くと、壁際に退くに留めた。>>642 会話の邪魔になりそうな花束は一旦預かって。 未國が記憶を失っていることもあり、 成り行きを見守りたくなったのだ。 自分に何かできるわけではないかもしれなくても] (665) 2022/10/24(Mon) 15:15:13 |
【人】 大木慎之介[しかし二人の会話に聞き耳を立てる気にもならず、 気を逸らすのにスマホを取り出して、 何気なく調べたのはスターチスの花言葉。>>440 “変わらぬ心” “途絶えぬ記憶” 知らなかったとはいえ、なんとも皮肉なものを贈った ──と一瞬は思ったのだが。 『役に立てた?』>>471 聞いたばかりの問いかけが浮かび、自然と思い返した。 何もできないかもしれなくても何かをしたいと願って>>1:422 その末に無力だ、空っぽだ、役に立てないと嘆いた>>3:201 あの3日間の未國の姿を。 未國という人の思いも考えも、 たった3日の記憶が無くなったくらいで変わるものではない。 そう思えて、随分と気が楽になった]** (666) 2022/10/24(Mon) 15:15:32 |
【人】 大木慎之介─ Last day 夜・学校 ─ [大木が夜の学校や敷地内で時間をつぶしていた頃、 唐突に小鳥遊からメッセージがあった。>>=30 何事かと思いつつも居場所を連絡して、 合流して早々、吐かれる弱音。>>697 誰か案ずる相手がいるのは知っているものの、 苦笑を浮かべるしかなかった。 そしてその相手のことを知って、 苦笑を継続することになったのだった] どこまで似てんだろうなぁ、オレたち。 [共通の友人なのだから、仕方がないとは言えるが。 そんなぼやきめいたことを言いつつ、 何かしら話していたとき、『時』が来た>>698] (730) 2022/10/24(Mon) 21:06:21 |
【人】 大木慎之介[その光は二人の間のもの。 大木の目にまで映るわけでないが、 小鳥遊が何かを感じ取っているのは 視線の向き、表情の動きから理解ができた。 その後、小鳥遊に泣き声交じりに言われた言葉は 本当に安心できるもので] あー……よかった……、 心配かけやがってあいつら……。 [あいつら。 『たち』と言われてつい口から出たが、実は、 秋月と一緒にいそうな人の心当たりが大木には無かった。 小鳥遊は教えてくれていたのだろうか。 「なんで知らなかったの?」なんて話になっていたのかも。 それはともかく、今は 幼い弟のように袖を引く小鳥遊の頭を、 少しばかり乱暴に撫でた。励ましの意を込めて]** (731) 2022/10/24(Mon) 21:06:37 |
【人】 大木慎之介[友達との約束であるし、 友達が無事帰ってきてくれたのだし。 例えるなら快気祝いのようなものとは言える。 だがしかし大木は思った。 やっぱ作りたくねえな…… 今から秋月が記憶喪失にならないものか、 外的要因のない突然の謎の出来事とかで。 頭を打ったりしたら安否が心配になるので。 そんなことも考えはしたが、しかし、 約束は約束である。 無かったことにしようと思えばできたものを どうしても取り下げる気にはならなかったのだから 仕方がない。観念するしかあるまい。>>3:471 そう思いながら、 ひとまずはメッセージの返信をすることにした] (800) 2022/10/24(Mon) 22:32:33 |
【人】 大木慎之介[そうしてメッセージを書く間にも気付く。 『今は嬉しく思う』 ──その言い回しから受ける印象は、 明後日の約束を『意地悪』と表現するのに 通じるものがあった。>>3:289>>3:471 友達がそれだけ深刻な思いを抱いていたのを 少しも察することができなかった点には 悔しさや淋しさがあった。 きっと“人に見せたくないもの”だったのだろうし、 大木にもそういうものはあるけれど、>>515 距離を感じる部分だったから。 けれどそれでも支えになれたというのだから、 きっと、このぐらいがちょうどいいのだろう。 そう思えば悔いは残らなかった。 そうして、できあがったメッセージを送る] (801) 2022/10/24(Mon) 22:32:54 |
【人】 大木慎之介[なんかすごい食いつきぶりに ちょっと瞠目することにはなったが、 思っていたことは結構近かった] オレもびっくりしたわ、 なんでオレらだけこんな距離遠いわけ? あ、オレ名前で呼ぶの慣れてないから名字でいい? あと一緒に弁当食わねぇ? 4人で。 [解せない表情で問いかけながら提案しつつ、 握手はするついでにいろいろ付け足す。 4人一緒の昼食にはなっただろうか。 共通の友人が少なくとも3人はいるのにこれとは、 一度も同じクラスになったことがないのは そんなに距離が遠いのか] (804) 2022/10/24(Mon) 22:34:17 |
【人】 大木慎之介[なお大木は料理は不得手である。 が、卵焼きだけはそれなりのものが作れる。 中学生の頃に母親が作っているのを見ていて 挑戦してみたくなり、やってみたら全然上手くいかず、 それが納得できなくて何度も作った結果だ。 とはいえ仕上がりにはムラがある。 日によって固焼きだったり、中のほうが半熟だったり ほどよく仕上がっていたり、その他いろいろ。 ふんわりソフトなものは仕上がったことがない。 それでも味付けは安定しており、混ぜ足りないこともなく、 毎回食べられる範囲のものである。 なおあの日の卵焼きの焼き加減は中が半熟、>>2:446 本日の分は普通だった]* (806) 2022/10/24(Mon) 22:35:16 |
【人】 大木慎之介─ その後の日々 ─ [いつぞや放課後に千葉を訪ねて気が合うと感じて以来、 大木はときどき放課後に千葉を訪ねるようになった。 軽音楽部のライブにも可能な範囲で顔を出した。 受験生だって息抜きは必要なのである。 度々2-Cを訪れていれば、 そのうち津崎に会うこともあるかもしれない。 そのときには近況を尋ねるだろう、あの3日間のことや 願い事の件は触れないかもしれないが。 どんな願いを抱えていたにしろ、あの日々を終えて その続きを生きているというだけで、 大木にとっては充分なのだから] (864) 2022/10/24(Mon) 23:42:54 |
【人】 大木慎之介[鈴掛は隣のクラスなこともあり、 そこそこの頻度で顔を合わせるだろうが、 あのメッセージへの苦情を聞くことはあるだろうか。>>724 聞いたなら謝罪の後に 「鈴掛はどんな言葉がよかった?」と尋ねてみるだろう。 それは鈴掛に言うためではなくて、 鈴掛のような感性の持ち主と関わるときの参考に、である。 聞く以上は必然的に本人も含むだろうし、次の機会が あったとして、気の利いた言葉がかけられる保証もないが。 ともかく鈴掛との付き合いは卒業まで続くだろうし、 卒業後もときどき連絡するだろう。 鈴掛と共に生徒会で約3年一緒に過ごしたことが、 大木にとってはそのぐらいの価値がある経験だったのだ] (867) 2022/10/24(Mon) 23:43:37 |
【人】 大木慎之介[白瀬の姿を見かけることがあったなら、 片手を挙げて軽い挨拶に留めるだろう。 夏実の日々が続いていることは、 もうとっくに知っていた。 だから大木としては、白瀬もまた日常を続けていると 知れるだけで充分に満足である。 けれど、もし白瀬が即立ち去る風でなければ、 「その後、何か変わったか?」とは 尋ねてみるだろう。何のことかは伝わると信じて。 大木と夏実はよくも悪くも、雑談に 花が咲くことがない仲。>>1:594 姉妹仲のことも聞いていないほどである。 姉妹のその後を尋ねるなら、白瀬になるのだ。 白瀬と話して喧嘩になるかはともかく、 白瀬の気分を害することは今後もやはりあるだろう。 姿を見かける機会があるくらいは、 卒業まで我慢してもらおう。学校が同じだから仕方ない] (868) 2022/10/24(Mon) 23:43:49 |
【人】 大木慎之介[そして、前々から仲がよかった2人に 突然加わった1人の、合計4人。 昼食はいつも一緒とはならなかったかもしれないが 時に集って息抜きしたり、勉強したり。 そのうちにあの3日間のことも 気軽に話せる話題になるだろうか。 それでも全てを話すことは無いかもしれない。 どうしたって友達同士には壁もあるもの。 でも、全てを曝け出さなくても、友達は友達。 それを実感できたのが、あの3日間だった。 進路が全員同じなんてことはないだろうが、 違ったとしても、それは連絡を絶つ理由にはならない。 会える距離にいると知れば集うことが度々あっただろう。 様々なものを得た高校生活だったけれど、 その最大のものは人の繋がりだったのかもしれない]** (870) 2022/10/24(Mon) 23:44:10 |
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