三橋 夕凪 は、メモを貼った。 (a11) 2021/02/04(Thu) 13:09:13 |
【人】 三橋 夕凪[図書室を出て、トイレはすぐに見つかった。 手を洗って、バッグから取り出した化粧ポーチで 簡単にメイクも直す。 掌サイズのアイシャドウパレット。 鏡を覗きこむ自分の顔はいつもと変わらない はずなのに、どことなくぼんやりと 滲んでいるようにも見えて、 慌ててぱちん、と音を立ててパレットを閉じた。 あ、と思い立って、手帳を手にする。 後ろのページの余白に、ざっと見渡した教室や 図書室、先程のコンビニなどの配置図をメモした。 記憶のままに、今日の日付けの欄には 古びた学校でリクちゃん、スタンレーさんと出会う と書き込んで。] (45) 2021/02/04(Thu) 15:30:18 |
【人】 三橋 夕凪[図書室の場所が把握出来たので、 そのまま周りを探索しようと歩き出す。 そう言えば今、何時くらいなんだろう。 眠いような、眠りたくないような、 不思議にふわふわした気分。 ] ……学校、か。 [記憶に残る学生時代。 楽しいことも、たくさんあったはずなのに。 白い紙に、ぽとんと黒いインクを落としたよう。 どんなに洗っても、真っ白には戻らない。]* (48) 2021/02/04(Thu) 15:33:22 |
【人】 三橋 夕凪[ぼんやりと、歩いていた。 人の気配はなくて、もしここが本当に異世界 という空間なら、想像していたものより ずっと静かで寂しいなぁと思う。 教室棟を抜ければ体育館のような建物が見える。 運動はあまり得意ではなかったけれど、 球技大会なんかで、バレーボールや バスケットボールをした時、 いきいきと走り回って眩しい友人を見るのは とても好きだった。] 青嵐くんとか、ひないっちゃんとか。 上手だったもんな。 [脳裏に浮かぶ記憶に、眉根を寄せて目を顰めた。] (49) 2021/02/04(Thu) 16:09:41 |
【人】 三橋 夕凪……まって、今の、なに、 [がくがくと震えだす膝に共鳴するように 指先が小刻みに揺れ、次いで奥歯までも カチカチと音を立てる。 叫び出しそうになる喉を右手で、 口に左手の掌を当てて。 何度も何度も息を吸って、吐いて。 ゆっくり目を閉じて、今度はその手を離し そのまま両手で自分自身を抱き抱えるように 二の腕あたりをごしごしと摩った。] ……しっかり、しなきゃ。 (52) 2021/02/04(Thu) 16:15:05 |
【人】 三橋 夕凪[声に出して呟いて、頭を一つ、 ぶん、と振った。 震える手にもたつきながらも、はっと 思い立ってまた手帳を取り出して、 少し考えてピンクのペンで。 ] タロットカードを探す。 2日後の、午前0時タイムリミット! [と記入した。 文字は微かに震えて歪んだから 思わず舌打ちをしたけれど、 やらなければいけないことがはっきりしたのは ありがたいと思えた。 それから、もう一度あの声をゆっくり思い返す。 貴方方、と、言っていた気がする。 もしかして、私やりくちゃん、スタンレーさん 以外にも、同じようにここに招かれた人が いるのかも知れない、と顔を上げる。 ひとまず、体育館を除いてから図書室に戻ろう。 そう思って、大きな体育館の扉に向かって 足を踏み出した。]* (53) 2021/02/04(Thu) 16:19:40 |
三橋 夕凪 は、メモを貼った。 (a14) 2021/02/04(Thu) 16:54:09 |
【人】 三橋 夕凪[体育館の扉に手を掛けて、そっと開けようと 思ったのだけれど、重たい扉は軋んで>>1:102 がらがらと大きな音を立てる。 その音に自分でもびっくりして、 こんなところは元いた世界と同じでなくても いいのに、と腹立たしいやらおかしいやらで 泣きそうに歪んだ顔になるのがわかった。 ぎゅむ、と唇を噛み締めて、もうやけくそで 両手でぐい、と扉の持ち手を引っ張った。 身体が通れるくらい扉が開けは、 そこへ頭をつっこむようにして中を覗き込む。 ひんやりとした空気が頬を撫でて、 中から外へ風が動く。 貼られた床板、備品庫らしき扉、 バスケットゴール、暗幕。 ] (82) 2021/02/04(Thu) 22:26:41 |
【人】 三橋 夕凪[訝し気に何度も瞬きを繰り返す。 まさか、そんなはずない。 だけど、間違えるはずもないの。 持っていた小さなバッグが、とすんと落ちる。 さっきよりずっとずっと震え出す両手は、 無意識のうちに口元を押さえて。] うそ、なん、で、 [金魚のように、はくはくと酸素を求めて口が動く。] (99) 2021/02/05(Fri) 7:14:23 |
【人】 三橋 夕凪[ブランコから落っこちた小さな子供みたい。 ぐしゃぐしゃの顔で、汚い涙声で。 先生はどうしていたか。 その場に居てくれたなら、 懸命に呼吸を落ち着けようと ひくつく横隔膜を宥めよう。 ] 、 先生。 ─── 添木先生ですよね、 三橋です、三橋夕凪です。 [色々と話したいことはあって、 胸がぎゅうと痛むのだけれど。 とりあえず今はこの状況を確認し 打開していくのが先決だと顔を上げて、 自身の身に起こったことを訥々と話そうと。]* (103) 2021/02/05(Fri) 7:22:13 |
三橋 夕凪 は、メモを貼った。 (a20) 2021/02/05(Fri) 7:51:50 |
【人】 三橋 夕凪 * [先生との邂逅の後。 ひとまず図書室へ戻ろうと歩き出した。 都合が合うなら先生も一緒だっただろうか。 迷うことなく辿り着けば足早に近寄り 扉に手を掛けて、からりと開く。 けれど中は誰の姿もなくて>>85 一瞬でさぁ、と血の気が引くのがわかった。] りくちゃん! スタンレーさん!? [軽いパニック状態に半ば半狂乱で ばたばたと室内へ入る。 叫び出しそうな気持ちを抑えて視線を彷徨わせ、 すぐに小さな紙の切れ端を見つけて>>85。 綴られた文字を確認した途端、 どっと力が抜けてその場に座り込んでしまった。] び、びっくりし、た…… (130) 2021/02/05(Fri) 14:48:13 |
【人】 三橋 夕凪[はぁ、と息を吐き出して。 医務室を探そう、と頭では思う。 けれど一度座り込んでしまった足を 再び動かすのは本当に大変で。 瞼が重い。 睫毛に鳥が止まっているみたいに、 瞳に影がチラチラと映る。 このままここに座っていたい、 膝を抱えて眠ってしまおうか。 目が覚めたときはきっと、いつもの日本。 あの橋の上で、あの子と数年ぶりに出会って、 それで返し忘れた本を返しに図書館に 行かなくちゃいけなくて、それで、 それで、 ] (131) 2021/02/05(Fri) 14:49:31 |
【人】 三橋 夕凪わぁ、ごめんりくちゃん。 昨日、図書室に戻ったら誰も居なくて めっちゃ焦ったのに そのままめっちゃ寝てたよ〜。 [頭に手をやって、髪を撫でつけながら 彼女に向かって表情を緩ませた。 スタンレーさんがメモを書いてくれていて、と 話しながらそこにスタンレーさんがいたなら ペコリと頭を下げて。 先生や、また他の人はいたか、いたなら 気まずくへへ、と笑って目を伏せて、 簡単な自己紹介をしただろう。 りくちゃんは食欲がなさそうに見えた。 お箸がとてもゆっくりお弁当と口元を行き来する。 こぼれ落ちた小さな声が>>124哀しくて寂し気で。 そっとその髪に触れて、拒まれなければ 静かに撫でよう。 ] (136) 2021/02/05(Fri) 14:57:13 |
【人】 三橋 夕凪ね。なんでなんだろう。 なんか共通点でもあるのかな。 可愛い女子ばかり集めた、 ……ってわけでもなさそうだしね。 [お世辞にも可愛い女子ではない面々を 思い出してくすりと笑う。] でも、タロット探せば帰れるわけじゃん。 頑張って探そう。 なんか昔、公園でしなかった?宝探し。 あの頃の宝物って、ビー玉とか、 瓶の王冠とか、綺麗な形の石とか だった気がするけど。 [そこまで言って、ふと思い出したことを口にする。] りくちゃん、妹さんはどうしてるの? 元気? ここには、来ていないのかな。* (137) 2021/02/05(Fri) 14:58:37 |
【人】 三橋 夕凪……学校、だもんね。 学校のメインになる場所ってどこだろう。 職員室とか? あ、あの女の人の声って頭に直接 響いてきた気がするんだけど、 そうじゃないとしたら放送室とか、 あったりするのかなぁ。 鐘の音みたいなのが聞こえてて、 あれってなんだろう……音楽室? [思いつくままに、その場にいる人に問いかけて。]* (139) 2021/02/05(Fri) 15:01:35 |
三橋 夕凪 は、メモを貼った。 (a24) 2021/02/05(Fri) 15:03:36 |
【人】 三橋 夕凪[打ち消しても打ち消しても、 浮かび上がるそんな言葉。 飲み込まれてしまいそうな不安を 振り払うように、頭をぶんぶんと振って 両の口角をぐいと上げた。 ]* (198) 2021/02/05(Fri) 23:00:03 |
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