X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a12) 2022/12/20(Tue) 2:18:52 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 期日の夜:先に待っているもの ── [ 夜の花畑は、幻想的な彩の灯りに照らされ 昼間とは変わった光景を見せてくれるので 時間はいくらでも潰せる。 傍らには、熱がほんのり冷めたカフェオレが二つ。 花畑の一角で、自ら育てている 七分咲きのベゴニアを眺めている間に 目的の客が来た。>>3:441 尾鰭のついた言葉に、一瞬湧き上がる苛立ちを抑えて。 ]来てくれてありがとう。 少し冷めてしまったかもだけど、これでもどうぞ。 [ 尾鰭のついた言葉には言葉を飲み込み カフェオレが入ったカップを渡す。 もしかしたら二人で訪れていたかもしれない。 その場合、一瞬驚いた表情を見せるが ユグが僕と彼の関係をずっと心配していたのは 十分に理解している上、僕が危害を加えると思われ、 証人として連れて来る理解は出来るので、 特に追い払うことも無い。 その場合、渡すカフェオレが足りないので、 「僕の飲みかけでよければいるかい?」と確認を取り 渡そうとしたが、さて。] (55) 2022/12/20(Tue) 12:55:53 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ座らないのかな? 別に闇討ちのお誘いでも 刃傷目的でも無いから大丈夫だよ。 [ 座らない様子を見ると、立ち上がりベンチを勧めよう。 二人で居るならば共に促して。] (56) 2022/12/20(Tue) 12:56:08 |
【人】 X『教皇』 カルクドラこれが最後かもしれないから…… 一度ゆっくり話がしたいと思ってね。 でも、ゆっくり話をするのは 初めてかもしれないね。 ……僕達が会って、もう七年も経つというのに。 [ 所々生まれる空白。 言葉を選びながら抓んでいるつもりだが 七年の歳月、更には神話時代の記録が妨害する。] 今更だけど、 僕は……僕なんだ。 神話の時代の、何だか偉いけど 闇落ちしたらしい人じゃなくて。 君だって、そうだろう? この世界に生まれて、この洋館に居て。 君のことは、ヴェルトさんやシンくんから色々聞いてたよ。 [ 直接話したことはほぼ無いけれど、境遇や、 名の由来等は聞いていた、と告げ] (57) 2022/12/20(Tue) 12:57:27 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ初めて君を見たときから、何か熱がこみ上げるみたいで、 ……何かに支配されそうで トマトの菜園が荒らされた時とか あの時は、僕も酷いことを言ってしまって ……今更だけど、ごめんね。 でも、「何故、僕は僕として話せないのだろう」と ずっと思っていた。 ……覚えてる? 君が祈祷室…… ううん、倉庫に偶然来たとき。 「つぎはうまくやれるといいね」って 言ってくれたの覚えてる? あの後、上手く言えなかったけど……。 嬉しかったんだよ。 [ あの倉庫が、君もよく訪れていた場所だとは 今も知らないままだけれど。 あの言葉を聞いたとき、 距離を近付けることが出来るのでは、と思った。>>1:90] (58) 2022/12/20(Tue) 13:01:17 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[でも、自分からやり直させてくれ、とは言えなかった。 それを言うには僕でない『教皇』が 余りにも理不尽な言動を行ったから。 しかし、言わないといけないのは確実に『僕』の方で。] ずっと、このままじゃいられないって思って……。 でも、気付けば七年も経っていた。 ……あんなに酷いことをしておきながら 聖職者ごっこをして、いい人ぶっている僕のことを どう思ってる? [ 蔑まれているか、哀れまれているのか。 憎悪しているのか。それとも殴られるのか。 どのような答えが返ってきても、納得はいく上 それを受け止めなければいけない責務が男にはある。 胸に刻まれた黄金色の波紋の痣が、存在する限り。 何なら、途中で立ち去られることも 十二分に想定している。 例えそうなったとしても、追いかけることはしないだろうが。*] (59) 2022/12/20(Tue) 13:05:41 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a19) 2022/12/20(Tue) 13:14:30 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 現在:玄関ホール ── [ 翌日、自室から直接玄関ホールへと向かう。 毎日欠かさず行っていた神への祈りは 恩人の姿をした神が現れて以降行っていない。 徐々に集まる『証持ち』達に>>2 昨日も姿を見せた神が居る。 崩れゆく世界の中で 皆はどのような決断を下したのだろうか。 間も無く、神が決断を告げた>>3 とてもつまらなさそうに。 男の中に、真っ先に沸いた感情は “空虚”であり“失望”が近かった。 世界が滅ぶのが止まったのは、当然喜ぶことであり 男自身が昨日神に伝えていたことであり 言わば願望は叶っていた。 それなのに、晴れた気分がしない。 全くしない訳では無いが、見えない世界の様子より 見える恩人の姿をした神の発言の方が、 感じるものが大きかった。 一番腑に落ちないのは、神の反応、漏れる声>>4 それらに対する空虚であり、失望だった。] (111) 2022/12/20(Tue) 21:44:19 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ( ……あなたを信仰し、毎日祈りを捧げていたことが 私にとっては不幸せでした。 ) [ 今にも漏れそうな本音を飲み込む。 よりによって、それをヴェルトの姿で告げるのだから。 苛立ちの感情まで湧き上がってくる。] (112) 2022/12/20(Tue) 21:44:40 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ それでも、次に語り掛けられたことには>>5 若干怯んでしまう。 南地域の自宅である教会で、聖職者になるべく 日々勉強に励んでいた頃の自分がこの言葉を聞けば、 きっと目を輝かせ「一緒に居ます」と叫んでいただろう。 しかし周囲の環境と、神に用意され 敷かれた道程を歩んだ結果、信仰心は綺麗に瓦解。 続く“神から愛されなかった子たちへの別れの挨拶”>>6には 様々な感情が沸き上がってくる。 確かにこの世界は醜い。 この洋館に集められた証持ち達も 大半が酷い過去を背負い育ってきた。 留学中、胸元の痣に気付いた学生に晒され 爪弾きにされ、多大な嫌がらせを受けた記憶は消えない。] (113) 2022/12/20(Tue) 21:44:51 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ…………わかりました。 では、私も神を信仰することを止めます。 貴方も、愛する子でない者に祈られても迷惑でしょう。 [ 最後まで黙り続けておくかと思っていたが 自らの、共に過ごした仲間達を否定されれば 苛立ちを隠せず、自然と糾弾していた。 もし、世界の破滅に納得し 滅ぶ運命を受け入れていたとすれば この神と共に暮らすことになったのかと思えば ────想像するだけで。反吐が出る。 ] (114) 2022/12/20(Tue) 21:45:37 |
【人】 X『教皇』 カルクドラさようなら。 ……私が信じていた神。 [ それでも、最後の別れの挨拶の際は>>7 自然と神妙な面持ちになる。 人間は感情の生物故に、幾度と振り回され続けていく。 間も無く、崩れ落ちたヴェルトの姿を見て 自然と足が離れ、駆け寄っていた。>>8 別れを告げてもヴェルトの姿が消えなかった ]即ち、依代として使われていた可能性はある。 ならば、もしかして……。 (115) 2022/12/20(Tue) 21:45:52 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ (116) 2022/12/20(Tue) 21:46:27 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ ヴェルトを休ませてから、エーリクと共に部屋を出る。 依代となっていたならば、目を醒ますのにも 時間が掛かるかもしれない。] 手伝ってくれてありがとう。 助かったよ。 ヴェルトさんは、僕の恩人でね。 前に言ったことがあるけど、僕が荒れていた時に いつも寄り添って助けてくれていた人なんだ。 ……そうだ、これから時間あるかな? お茶でも飲みながら、少し話さないか? [ 昨日は結局、彼が涙を零していた姿を遠巻きに見たまま 碌に話も出来なかったことを思い出す。 彼の選択のこと等、聞きたいことは多くある。 それだけではなく、普通の他愛の無い話だって。*] (117) 2022/12/20(Tue) 21:57:36 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a29) 2022/12/20(Tue) 22:01:22 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ (222) 2022/12/21(Wed) 20:39:37 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ ヴェルトの部屋を出て、洋館の廊下を歩き続けていた。 ヴェルトが心配なのは事実ではあるが 見ているだけで何が出来る訳でも無く むしろ、己自身の無力さを痛感するだけだと 部屋自体はすぐに立ち去っていった。 案じてくれている彼にはきっと大丈夫、と頷いて>>119] 僕が恩人? そんなに大それたものでもないと思うけど ……そう思ってもらえるなら嬉しいけどね。 そうだよ。君とだよ。 本当は昨日、話を聞きに行きたかったけど 片付けておかなければいけないことがあってね。 気付けば呼び出すには遅い時間になってたんだ。 [ 彼が因縁の相手と話をしていたように。 男もまた、過去の因縁の話で長引いてしまったのだ。 少なくともこの場には彼しかいない。 いつも通りの反応だな、と思いながらも 見上げる視線はどこか、普段に比べて>>120] (245) 2022/12/21(Wed) 22:56:18 |
【人】 X『教皇』 カルクドラん? 何かいいことでもあった? そうだね、君が食べたいものを選ぶといいよ。 今何が食べたい気分? [ 怯え、不安の色が減っていたような気がした。 昨日までで何かを得たのか、それとも。] 僕に選ばせると、今はがっつり食べたい気分だから 定食とか言うよ? それとも、久し振りに中央の街まで出てみる? [ かつてパーティー中に洋館を抜け出し 二人で行った場所を提案してみるが>>2:129 勿論、近場のカフェでも何処でもお供しよう。] (246) 2022/12/21(Wed) 22:56:30 |
【人】 X『教皇』 カルクドラエーリク、君は神にどう返事を返した? ちなみに僕は、最初は破壊も仕方ない、と思ったけど やっぱり違うな、と心変わりしたよ。 [ 当然気になる内容を投げつける。 この時、“神”への反応が 微妙に違ったことには気付いただろうか。 昨日までの尊敬の念が、削げ落ちていることに。*] (247) 2022/12/21(Wed) 22:56:42 |
(a56) 2022/12/21(Wed) 23:02:53 |
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