人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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【恋】 プラチナ


(…………あ………)

[そうしてようやく。
テレベルムに一部始終を見られていたことに気づく。
何もかもを察し、その上で気を使って
そっと立ち去ったのだろうと――そう認識して。

一気に耳まで真っ赤になると共に、
ぶわぁっと全身から変な汗が出た。]

〜〜〜〜〜〜っっっ……… 

[羞恥とか脱力感とか気まずさとか、
言いようのない感情に襲われ、
ずるずるとその場にしゃがみこむ。

足元には排水溝に流れ切らなかったおしっこが
巨大な水たまりを作っており、
寒い中でほかほかと湯気を立てていた。
動いた拍子にぴちゃ、と足が濡れて眉間に皺を寄せた。]
(?111) 2024/02/05(Mon) 15:46:19

【恋】 プラチナ


(…だって、だってこれは仕方なくないか!?
 昨日からトイレに行ってなかったんだ、
 俺だっておしっこくらいする!!)

[魔術師の生態を良くは知らないが
前世のプラチナ・ライドだって
排泄は人と同じように行っていただろう多分。

内心で逆切れのように
誰に言うでもない言い訳を並べてみたが
現状が変わるわけではない。

はあああ…と深くため息をついて立ち上がる。
ズボンも下着もぐっしょり濡れてしまっており、
これはもう洗わねばならないだろうと下をすべて脱ぐ。

改めてシャワーで浴室と下半身を洗い流した後
浴室から出て下肢をタオルで拭き、腰にそれを巻いた。]
(?112) 2024/02/05(Mon) 15:49:31

【恋】 プラチナ

[服を替えるついでに洗濯をしてしまおう。
昨日の汚れたシーツやら衣類やらを
テレベルムがどこまで後始末してくれていたかは分からないが
もしまだ洗っていないのであれば一緒に。

大抵普段の洗濯はテレベルムが
魔法を使ってしてくれているのだが
何か洗濯機のような魔道具が家にあるならそれを使うだろうし、
ないのなら手洗い作業ということになる。

着替えは寝室のクローゼットなので、
タオルを巻いた格好のまま。
ドアの前で一度深呼吸をしてから、
覚悟を決めたようにガチャリと扉を開けた。]
(?113) 2024/02/05(Mon) 15:50:36

【恋】 プラチナ


……ぅお、

[出たすぐそこで、
膝を抱えて丸まっているテレベルムに
一瞬ギクリと驚いた。

自分の醜態に呆れたり心配されたり
変に気を使われたりすることは想像していたが
この反応はちょっと予想外だったし
心境も全くもって読めてなかったのだが。]

……テレベルム?
その………ど、どうした…?

[気まずそうに視線をさ迷わせた後
おずおず、その背に手を伸ばしてみる。**]
(?114) 2024/02/05(Mon) 15:57:21

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 普段の家事は、
 テレベルムが基本的に魔術で片付けてしまっていたが
 家にはプラチナが使えるよう魔導具の類が置いてあった。
 使い方は教えていただろうし、
 万が一テレベルムが不在となる事があっても
 彼が困らぬようにとの配慮だった。
 
 テレベルムは基本的にプラチナの世話を焼くのが好きで、
 なにかと手をかけたがったが
 同時に常にプラチナが好きに生きていけるよう
 一人で生きるための術を授けて居たいと思っていた。
 
 それは、決して自分から一人で旅立って欲しいからではなく
 あらゆる選択肢を与えた上で、
 私を選んで欲しいと願う感情が大きかったからなのだが。
 
 そのため、プラチナが洗濯をしようとすれば
 脱衣所には洗濯から乾燥までしてくれる魔導具があり
 特に困ることはなかったはずだ。
 
 流石にすぐに出来上がり…とはいかないので、
 多少の時間はかかるだろうが
 小一時間も立てば綺麗な服が排出される。 ]
(?115) 2024/02/05(Mon) 18:04:06

【恋】 テレベルム

[ 背後の脱衣所で魔導具が動く音を聞きながら、
 僕は未だに立ち上がれずにその場に蹲っていた。
 
 頭の中には、先程のプラチナの放尿が絶え間なく再生され
 ぐるぐると彼の気持ちよさそうな声が響く。
 
 そして同時に、今までのプラチナのもじもじとした腰の動きが
 尿意を我慢していたものなのかもしれないと結びついて
 また、なんだか胸がぎゅうっと熱くなった。
 
 
 やがて、少しの時間を置いて
 背後から足音がして。
 
 僕を発見したらしいプラチナの驚く声が聞こえても尚、
 僕は顔を上げることができずにいた。 ]
 
 
 
……………な、な……なんでも、ない です…

 
[ 顔を伏せていても、耳が赤いのは見えてしまうだろう。

 背にプラチナの手が触れ、そろそろと顔を上げた。 ]
(?116) 2024/02/05(Mon) 18:04:40

【恋】 テレベルム

[ 僕を気まずそうに見るプラチナの顔を見て、
 再び脳内であの時のプラチナの顔が重なり
 
 妙にドキドキしてしまうのをなんとか我慢して ]
 
 あ、あの
 大丈夫です 僕、何も見てなくて…あの……
 
 ぼ、僕がおトイレ壊しちゃったから…
 
[ 矛盾でたっぷりの見てないアピールは、
 きっと殆ど意味をなしていない。
 
 やや前屈みのまま立ち上がるのは、
 何故かそこが反応してしまっているからで…
 そこが反応する理由もわからなければ、
 反応した所でまだ精通も迎えていないテレベルムには
 どうする事もできないわけなのだが
 
 ひとまずは、なんとなく恥ずかしいことだと感じていて ]
(?117) 2024/02/05(Mon) 18:04:58

【恋】 テレベルム

[ ぶんぶんと頭を振り、なんとか邪な考えを振り払って
 漸く少し落ち着いた顔でプラチナを見た。 ]
 
 それと…
 ズボンにリンゴジュースかけちゃってごめんなさい…
 僕、お掃除します。
 
 ご飯の後片付けとか、できることはしますから
 プラチナはゆっくり休んでください。
 
[ いつまでももじもじしてはいられない。
 出来ることはして挽回しなければ、と
 この後の手伝いについて口にして。
 
 これ以上プラチナに迷惑をかけるわけにはいかないと、
 どこか決意めいたものすら胸に抱く。 ]
(?118) 2024/02/05(Mon) 18:06:04

【恋】 テレベルム

 
 
 えっとそれで…もしそれができたら、
 できればなんですけど…

 お掃除ぜんぶ終わったら、このあと…
 プラチナに魔術か調合を教えてほしいなって…
 
 体の調子は…ほんとにどこも悪くなかった…んですよね。

[ そうして、自分の中の気持ちを切り替えるためにも
 プラチナにそんな事を強請ってみる。

 数百年前と今で、教えてくれる事も違うのだろうかと
 少しだけ興味もあったから。 ]
(?119) 2024/02/05(Mon) 18:08:34

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 今この場で『見てしまって申し訳ない』と感じている子供が
 数百年後にわざと漏らしてしまうような悪戯を
 好んでするようになるなんて
 (しかも昨日、さんざんそれで目の前のプラチナを
  苦しめた後だなんて)
 
 全く、時の流れとは不思議なものである。** ]
(?120) 2024/02/05(Mon) 18:09:51

【恋】 プラチナ

[魔道具を動かし、脱衣場を出て
テレベルムに声をかける。
何でもないと言う割に蹲ったままだし、
耳まで真っ赤に染まっていて。

まあ気まずいのは分かるが同性だし
テレベルムの少年の性の機微など
全く察していないプラチナは
彼の反応の理由にも思い至らず首を傾げた。
が、続いた言葉にはこちらも赤面してしまい。]

ん゛っ……あ、いや、その……
……こちらこそ何というか、見苦しい所を……


いや、何も見ていないんだよな。うん。
ならそれでいいんだ。
俺も気にしないから、キミも気にするな。

[一部始終見られていたのは明白だったが
なかったことにしてくれるというのなら
気遣いには全力で乗ろう。

ごほん、と一度咳払いし、
どことなく前屈みになっている彼を見下ろして。]
(?121) 2024/02/05(Mon) 20:03:12

【恋】 プラチナ

ん?リンゴジュース?あー…
まあ掃除をしてくれるのは有難いが。

別にそう気を使わなくてもいいんだぞ。
キミの家でもあるんだし。

[そういえばさっき何か零していたなと今更思い出す。
別にそう気にするようなことでもないと思うが
本人何だか気合が入っているし
やりたいというなら反対するようなこともせず。

まあゆっくりと言っても
幼い彼を働かせて自分は寛ぐと言うのも
何となく落ち着かないものがあるし
それこそ畑でも弄るか…なんて思いつつ。]
(?122) 2024/02/05(Mon) 20:03:44

【恋】 プラチナ

ん?ん―――……
いや、身体の調子は悪くない…が……

[そして もじ、と遠慮がちに尋ねられた言葉には
少々困ったようなそぶりを見せた。

別に嫌というわけではないのだが。
プラチナは魔術や調合に関して
テレベルムに教わった知識だけはあるとはいえ
まだ人に教える程の領分には達していないと思っている為。

ボロが出そうだし、何より自分は魔術師ではないから、
万一失敗した時にリカバリーが出来ない。
現在の彼が不安定な状態なことも加味すると
魔法薬に触れさせるのはどうかなあ…と言ったところである。
座学くらいなら心配するようなことはないかもしれないが…。

かといって無碍にするのも…… うーーん…と少し考え。
あ、と思いついたような声を上げた。]
(?123) 2024/02/05(Mon) 20:05:04

【恋】 プラチナ

なあ、テレベルム。
せっかく未来にまで来たんだ。
勉強するよりも外に出てみないか?

街に遊びに出てもいいし、
近くの森を散歩するだけだって
きっとあれこれと様変わりしているだろう。
家に籠っているよりもきっと新鮮で面白いぞ。

[顔を覗き込み、そんな風に提案してみたけれど。
彼の反応はどうだっただろうか。**]
(?124) 2024/02/05(Mon) 20:06:45

【恋】 テレベルム

[ 朝から度重なる失態を犯していると思っていたのもあり、
 お掃除で挽回を…と意気込みはしたものの。
 
 当のプラチナは全く怒っていないようなそぶりで、
 あっけに取られてしまった。 ]
 
 
 僕の家………
 
[ そう言われて、ふわふわとした気持ちになる。
 そう、あちこち見た目が変わっていたとはいえ、
 ここは僕とプラチナの家。
 
 わかっていたつもりなのに、
 どこか知らない家にお邪魔したような
 ちょっとしたよそ行きの気分になっていたのだと
 プラチナの言葉で気付かされた。 ]
(?125) 2024/02/05(Mon) 20:58:46

【恋】 テレベルム

[ 僕はこの家で、ずっとプラチナと一緒に暮らしているのだ。
 大事な存在、だなんて言ってもらえて、数百年も。 ]
 
 
 ……へへ…
 
[ にへらと頬が緩み、
 そんなほのぼのとした気持ちのおかげか、
 体を支配していた慣れない熱も
 どこかへ行ってくれたようだった。 ]
 
 
 ありがとうございます。
 でも、汚しちゃった分のお掃除くらいはします。
 僕、プラチナの役に立つのが好きなんです。
 
[ それが僕の知っているプラチナではなく、
 数百年後の未来のプラチナだとしても。 ]
(?126) 2024/02/05(Mon) 21:00:16

【恋】 テレベルム

[ そして改めて強請るのは、プラチナからの魔術の指南。
 僕は今まで毎日のようにしてもらっていたし、
 プラチナも魔術の研究が好きだから
 きっと無茶なお願いじゃない……。
 そう思いながらしたそれは、
 予想外に複雑な表情で受け入れられる。
 
 面倒くさいとか嫌だとか、
 そういう雰囲気ではなさそうなのだけど…と
 
 何かを考えている様子のプラチナを前に、
 大人しく答えを待った。]
 
 
 ……え…
 
[ そうしてそわそわと答えを待っていれば、
 やがて代案のように告げられたのは
 まさかの外出の提案で。
 
 今なんて?と言わんばかりに、驚いて目を見開いた。 ]
(?127) 2024/02/05(Mon) 21:01:28

【恋】 テレベルム

 
 
 ま、ま、
街に!?

 
 
[ 思わず声がひっくり返る。
 そりゃあ驚くだろう。
 だってテレベルムは、生まれてきてから
 しっかりと顔を見て話したことがあるのはプラチナだけ。
 
 他の人はまだろくに話してもいないし、
 ましてや街だなんて本でしか知らない。
 だから、まさかそんな事を言われるだなんて思っても居なくて
 
 未知の場所に今からいくだなんて、
 考えただけで今度はまた別の意味で
 心臓がドキドキうるさくなった。 ]
(?128) 2024/02/05(Mon) 21:01:55

【恋】 テレベルム

[ プチパニックになりつつ、
 僕は顔を覗き込んでくるプラチナを見返して
 小さく頷いた。 ]
 
 
 街……ちょ、ちょっとだけ怖いけど、
 行ってみたい……
 プラチナが一緒なら…
 
[ 未知の場所への怖さと、
 プラチナがこうして誘ってくれているという嬉しさと。
 揺れた天秤は、すぐに後者に重く偏る。
 
 初めての街も、プラチナが一緒ならきっと平気だ。
 期待にそわついた顔でプラチナを見ると ]

 僕、すぐにお掃除終わらせてきますね!

[ と、息巻いた。
 何もなければ、すぐにリビングにかけていく。
 宣言通り、テキパキと急いで
 後片付けを終わらせることだろう。** ]
(?129) 2024/02/05(Mon) 21:04:41

【恋】 プラチナ

[にへ、と嬉しそうに
表情を緩めていたテレベルムの顔が
街へと誘った瞬間驚きに見開かれる。]

あ、ああ、そうだが……?

[魔術師ではない、人里生まれのプラチナにとっては
街に出ると言うのはそこまで珍しいことでもなく。
まさかプラチナ・ライドとその弟子である彼が
そこまで引き籠った生活を送っているとは思わず
ひっくり返った声をあげられ
こちらまで驚いてしまった。

まあ別に無理にとは言わないが…と続けかけて
テレベルムの瞳に浮かぶ感情が
決して戸惑いだけではないことに気づく。

大人しくその返事を待ち、
期待を滲ませて頷く彼を見て
に、と得意げに笑った。]
(?130) 2024/02/05(Mon) 22:31:20

【恋】 プラチナ


よし、決まりだ。
もしかして街に出るのは初めてか?
今日も寒いし、しっかり準備していかないとな。

[ぽんと肩を叩き、
ぱたぱたとリビングに駆けていく
テレベルムを微笑ましく見送る。

改めて寝室に向かい
クローゼットから着替えを引っ張り出し、
ついでにテレベルムの上着も探しておいてやろう。

テレベルムが後片付けをしているうちに
自分は自分で今のうちに
家のことをある程度済ませてしまうことにした。

昨日と同じように防寒具を羽織り、
財布の入ったカバンを持って。
何かいるものはあるだろうかと考える。
テレベルムから貰っている小遣いが
まだ残っており、ちょっとしたものを
買うくらいなら困らないだろうが…]
(?131) 2024/02/05(Mon) 22:32:50

【恋】 プラチナ


(……ああ、そうだ、魔道具………)

[プラチナは自力では魔法門を出せない為
転移用の魔道具に頼ることになる。
二人分の転移となると少々時間がかかるし
今のうちに起動しておこう。

庭に魔法陣が現れる頃には
テレベルムの掃除も終わり、
出立の準備も整うだろうか。**]
(?132) 2024/02/05(Mon) 22:33:22

【恋】 テレベルム

[ 街に行く、という僕に対して得意げに笑うプラチナの顔は、
 僕が知っている僕の時代のプラチナによく似ていた。
 僕の知らない新しい魔法を見せてくれる時の、
 楽しそうで得意げな顔に。

 なんだかそれが嬉しくて、一緒になってクスクスと笑う。
 
 しかし次の瞬間プラチナから何気なく言われた言葉に、
 僕は一瞬キョトンとした表情を浮かべた。 ]
 
 
 ……はじめて、ですよ
 僕、家から出たことないですもん。
 
[ それはプラチナも知っているはずなのに、
 どうしてそんな事を……と思いはしたものの。
 まさか目の前のプラチナが、僕の大好きなプラチナが
 死んで生まれ変わった姿だなどとは流石に思い浮かばない。 ]
 
 あ、でもそっか…
 数百年も経ってたら、ちょっとの時間はきっと
 わからなくなっちゃいますもんね。
 
[ 故に、きっと数百年もの時間の経過で
 僕がいつ何をしたかなんて
 細かいことは忘れてしまったのだろうと解釈し頷いた。 ]
(?133) 2024/02/05(Mon) 23:23:16

【恋】 テレベルム

 
 
 はい、さっき外に出たらすっごく寒かったですもんね
 プラチナ、手つないでいきましょうね
 
[ 肩を叩かれ、嬉しそうにリビングへ駆けていく。

 わくわくと逸る気持ちのまま雑巾を手に、
 床を綺麗にぬぐって。
 半端だった食器も丁寧に洗い、
 食器立てに立てておいた。
 
 幸いプラチナも僕も、食べ方があんまり汚い方ではないからか
 テーブルは軽く拭うだけで十分だ。
 
 
 ついでに、側で暇そうにしている白梟に近寄り
 冷蔵庫にあったお肉をちぎって食べさせて。 ]
 
 アルミナ……じゃなかった、
 じゃない…よね?
 ええと
 ふくろうさん、僕、プラチナとでかけてきますね。
 
[ すりすりと梟の羽を撫で、
 僕はプラチナが出しておいてくれた防寒着に袖を通した。
 
 少し大きいけれど、十分着れる大きさだ。 ]
(?134) 2024/02/05(Mon) 23:23:40

【恋】 テレベルム

 
 
 (……プラチナの匂いがする。)
 
[ はじめに今の服に袖を通した時も思ったけれど、
 何故かこのサイズの小さい服はプラチナの匂いがする。
 プラチナの服の近くに仕舞ってあったからかなぁ、
 なんて考えながら
 僕はプラチナがいる場所へと向かった。
 
 玄関の扉をぐっと押し、プラチナが立つ場所へ駆け寄る。 ]
 
 
 プラチナ、じゅんびできました。
 あの、僕は何も持たなくていいですか?
 
[ 全てをプラチナに任せれば大丈夫だ、という
 プラチナへの全幅の信頼はあるのだが
 それでもこうして街へ出るのは初めてだ。
 念のために色々聞いて置かなければ。 ]
(?135) 2024/02/05(Mon) 23:23:53

【恋】 テレベルム

[ そうしていれば、すぐに転移門も目に入る。
 
 初めて見たそれに、ぱあっと目を輝かせながら
 プラチナと転移門を交互に見て。
 
 それから、プラチナの手をぎゅっと握った。 ]
 
 プラチナ、これでいくんですか?
 ど、どうやってつかうんですか?
 潜ったらこわいひとがいたりしませんか…?
 
[ 知らない技術、知らない場所、初めての経験。
 すっかり心が浮ついた僕は、
 あれこれと質問しながらプラチナの側に居るだろう。
 
 プラチナの後継者として、立派なふるまいをしなければと
 どこかやはり緊張もにじませながら。 ]
(?136) 2024/02/05(Mon) 23:24:06

【恋】 テレベルム

 
 
 街についたら、いっぱい教えてください
 今のプラチナと、未来の僕が
 
 街で何をしているのか、とかも。
 
 
[ 小さな手でプラチナの手を握ったまま
 プラチナが導くままに、共に歩みだすだろう。** ]
(?137) 2024/02/05(Mon) 23:24:17

【恋】 プラチナ

[そうか、彼が家から出たことがないのは
"プラチナ"なら当然知っていることだと一瞬焦ったが
良いように解釈してくれたようで助かった。]

(…というか、一体どんな生活をしていたんだ
 プラチナ・ライド……)

[なんて、前世の己にやや呆れた思いを抱きつつ
身支度を整え、テレベルムがやってくるのを待つ。]

大丈夫……ああ、でも、一応これをつけておこう。
半魔だと周囲に分からないように。

[そう言えば、先日外に出た時
テレベルムは認識阻害の魔法をかけていたっけ。

万が一魔術師の手先だとばれてしまえば大変なことになる、
とは認識していたので、
彼の腕に魔力を抑えるブレスレットをつけさせる。
もし見るものが見ても、
傍目にはただの人間としか感じられなくなるはずだ。]
(?138) 2024/02/05(Mon) 23:54:50

【恋】 プラチナ

[見慣れぬ転移門を目にしたテレベルムは
一瞬目を輝かせた後にそわそわと様子を窺う。
期待と不安の入り混じった百面相がなんだかおもしろくて
はは、と思わず声を上げて笑った。

テレベルムにもこんな可愛い頃があったのだな、と思えば
何だか感慨深くもあり。]

ああ、この門を潜るんだ。
心配ない、街から少し離れた場所に出るから。
しっかり手を繋いでいろよ。

[門を潜れば、いつも転移の時に使っている
町外れの林に出る筈。
辺りにひとけがないことを一応確認した後
外に出て門を閉じ、魔道具を鞄にしまい込んだ。]
(?139) 2024/02/05(Mon) 23:55:27

【恋】 プラチナ

ん?いいとも。
何が聞きたいんだ。

とは言っても大人のキミも、
街にはあまり行きたがらないからな。
普段は買い出しに出てくる程度だ。

……ああ、でも、
俺と二人で出掛けるのなら悪くないと…
また暖かい時に来たい、なんて言っていたよ。

[つい先日のことを思い出してくすりと笑い。

街へと続く道中を歩きながら
テレベルムに聞かれるまま、
今の自分たちの事を話して聞かせただろう。

大人になったテレベルムは
キミよりも随分大きくて、無愛想で、
立派な魔術師になっていて――

でも、変わらないこともある。
たとえばこうして繋ぐ手の温かさだとか。**]
(?140) 2024/02/05(Mon) 23:56:36
 




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