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【人】 生物学者 アマノ【昔の話】 [ラサルハグと俺は、星系工科大学の同期生だった。 同級生なのに3歳の年の差があるのは、俺が美術系に興味があるだの天文学を極めたいだの、入学前にふらふらと遠回りしまくっていたからだ。 当時、移り気ばかりだった──むしろ移り気しかなかった──俺が腰を落ち着けたのは、新入生対象の星間ワープ航法の体験会で見た星空の、壮絶な冷たさと硬質的な美麗さに魅了されたから。 それは、どんな前衛芸術よりも、どんな机上の理論よりも、美しい姿だった。 ────まあ、俺はその後も移り気を発揮して、宇宙を駆ける船をどれだけ早く遠くに飛ばすかという方向に夢中になってしまったわけだけどな。 対してラサルハグは、徹頭徹尾、"自分が船を飛ばす"事にだけ目を向け続けていた。 俺は多分、そんなラサルハグの真っ直ぐな視線にあの頃から憧れを抱いていたんだ。] (272) 2022/07/10(Sun) 21:48:43 |
【人】 生物学者 アマノ────これ、クリスマスプディング、って言うらしい。 お前、食べる? [それは確か、俺の所属するゼミでの冬期休暇前の打ち上げで配られた品だった。 俺は甘味にそれほど興味が無かったし、対して奴はああ見えて甘いものが好物らしかった──学食の定食についてくるデザートを眼を輝かせて食うのが毎度の事だった──し、捨てるくらいなら?くらいの軽い気持ちで渡したそれ。 まさか今でもまだ覚えてるなんて、思ってもいなかったけどな。**] (273) 2022/07/10(Sun) 21:49:50 |
【人】 管制官 スピカ【???】 [スピカに家族はいない、幼い頃に二人とも事故で亡くなったと聞いている。 両親の代わりにスピカを育てたのは施設の先生達だった] [その施設は教育熱心で、基本的な教育だけではなく、高等教育も、望めば専門教育も受けされてもらえる場所だった。 スピカも、より高度な教育を受けられる星への、星間留学をさせてもらった] [先生たちはみな優しかった、まさに親代わりと言えるだろう。 ただ、皆に平等に優しかった。 親のように、自分だけに向けられる優しさは、一度たりとも感じることはなかった(同然だということは理解している)] [だからスピカは家族というものに飢えているのだ。 誰かの家族の話を聞くのが、誰かの子供の頃の家庭の話を聞くのが好きだ。 話を聞くと自分の中の家族に対する渇望を、僅かながら満たすことができるから] [アンテナと運命を共にすると決めたから、家族を持つことはないだろうと思っているスピカにとって"家族"とは夢そのものなのだ**] (274) 2022/07/10(Sun) 22:00:55 |
【人】 生物学者 アマノ【研究室/いつかあったであろう日】 [オートクレーブの故障は困る。 いや、どの機材も壊れれば困るものばかりだが。] 圧が、足りない……。 [減圧加圧を繰り返す実験中、その圧の調整がつかないではどうにもならず、そしてどうも宇宙船の空調にも不具合が出ているとかでこの日の船内は少しばかりざわついていた。 このままでは今日の実験体は廃棄処分か、と肩を落としかけたところで現れた救世主がスピカ >>265 だった、という次第。] お、おう。 ────いや、助かる。 [確か彼女は管制官だったはず。 スピカがメカニック的技能をも持ち合わせているのだと知らなかった当時の俺が不安気な視線を送る中、慣れた手付きで工具を操る彼女は、瞬く間に不調の原因を突き止め、驚くほどの短時間で修理を終えてみせたのだった。] (275) 2022/07/10(Sun) 22:02:04 |
【人】 生物学者 アマノ手数かけてすまなかったな。 あー────コーヒーでも、飲んでいく……か? [俺が管制室に足を踏み入れる事は皆無だ。 そして彼女が多く出入りする食堂もまた、俺が多く足を向ける場所ではなかった。 更に言えば、俺は"雑談"なるものがひどく苦手で。 絞り出すように告げた言葉がコーヒー云々だった……というわけだ。**] (276) 2022/07/10(Sun) 22:02:52 |
【人】 カウンセラー サダル─ルヴァと─ [ 責任も発展もない保留同士の会話。>>232 終始気楽なままに終わっただろう。 ] そうだね。思いついたら教えるよ。 それは明日かもしれないし。 100年後かもしれないけどね。 [ ルヴァも思いついても思いつかなくても。 いつでも遊びに来てね。 そんな流れで、話題は君の嗜好に移る。 結果カウンセリングルームには、 甘味料が常備されることになるだろう。 ] (277) 2022/07/10(Sun) 22:03:35 |
【人】 カウンセラー サダル[ 賭け事に関しては、単純に運がない。 カウンティング、フォールスディール等 この辺りは嗜みだけど。 ] いざという時の二択。 僕が落したトーストは、必ずバターを塗った面を 床に向けて着地するんだよ。 [ ダイス勝負なら、その辺りは顕著だから。 時にはそんな話をしたこともあるかもしれない。 賭け事において僕はいい鴨なんじゃないかな。 ] (278) 2022/07/10(Sun) 22:03:51 |
【人】 カウンセラー サダルだから僕は選択しないですむように。 なるべく100%を掴める状況を、 作れるような生き方を心掛けているよ。 まあ、それを失敗すると負けるんだけどね。 [ それは、いつか行われたカード勝負でのこと。 降参。と僕は苦く笑った後。 掲げた手のひらからJOKERと書かれた手札を、 はらり、テーブルの上に落とした。 ]** (279) 2022/07/10(Sun) 22:03:59 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 (a75) 2022/07/10(Sun) 22:07:33 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a76) 2022/07/10(Sun) 22:14:19 |
【人】 管制官 スピカ【カウンセリングルーム】 [サダルの問い>>266にきょとんとしている。 口をついた言葉は本当に無意識だったようだ] え?私何か変なこと言ったかい? [何を言ったかは思い出せないが、思い当たる言葉はある。 彼女のことを思い出していたのだ、きっと……あの時の言葉だろうと、思い至る] ……ああ、ごめん。 サダルに対してじゃないよ、昔……昔この船にいたクルーに言われたんだ。 [果たしてあの時サダルはいたのか?確認のために、その名を出そうとしたが急に息が苦しくなった。 体中がその名を呼ぶことを拒否しているような感覚に襲われる。 それでも、何とかその名を絞り出した] ……がいた時、サダルは……いた? [微かで聞き取れるかも怪しい声で、何とかその名を呼んだ**] (280) 2022/07/10(Sun) 22:14:57 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a77) 2022/07/10(Sun) 22:16:10 |
【人】 管制官 スピカ【研究室/いつかあったであろう日】 コーヒー、いいね。 もらおうか。 [普段は紅茶派だが、コーヒーは飲めないわけではない。せっかくの提案>>276なのだからありがたくいただこうと、スピカは工具を片付けながら答えた] ……あれ?もしかしてちゃんと話すの、初めてかな? [スピカのアマノのイメージは たまに見る何かやっている白衣の人 くらいのもので、何をやっているか聞こうかと(一対一だと話しづらいと思い)大人数でのお茶会に誘うも、なんだかんだで断られ続けていた] 君、お茶に誘っても全然来てくれないしさ。 [非難めいた言葉とは裏腹に、そこに含まれるのは嬉しさといった明の感情だ。 これを気に、色々聞こうと。 そう思っているのだろう**] (281) 2022/07/10(Sun) 22:25:39 |
【人】 調査員 ルヴァ………うっ………僕のことはいいじゃん。 それに過去に戻ったって 性格変わるわけじゃないしさあ。 一個気を付けたところでどうせ似たような失敗するよ。 そう考えるとやり直しなんてキリないなって思わない? [まったくもって自信を持って 言うようなことではないのだが、 無駄に堂々と言い切る。 本人改善する気も更々ないあたりアレなのだが。] (283) 2022/07/10(Sun) 22:28:06 |
管制官 スピカは、メモを貼った。 (a78) 2022/07/10(Sun) 22:32:11 |
【人】 調査員 ルヴァ[スプーンを咥え、少し考えるように首を傾げ。] 過去にやらかしちゃったこと、 「今の自分ならもっと上手に出来る」って スピカは思ってる? そういう自信が持てるなら逆に 苦い過去にも意味あるんじゃない? …なんて、まあわかんないけど〜。 [きっとこれは多分、自分に取り返しのつかない後悔や 過去に戻りたいって思うような切実さが ないから言えることなんだろうな、とも思うけど。 軽い口調で無責任にそんなことを言っていた。**] (284) 2022/07/10(Sun) 22:33:43 |
【人】 機関士長 ラサルハグ>>269 ヒロミ、 それがお前のしたいことでいいのか? [だが、したいことをする、と一喝され、 それが、また昔っぽくて、つい、笑みがこぼれた] じゃ、信じるよ。 ただ、本当に無理はしないでくれ。 [立ち上がると、その肩を叩いた >>271 でも、多分、無理をするだろう。 だから、定期的に様子を見に行くことを密かに決めて] (285) 2022/07/10(Sun) 22:47:20 |
【人】 カウンセラー サダル…… ちょっと待っててね。 [ つい探るような目線になってしまった。 スピカは気付いただろうか? 席を立ち、備え付けの簡易キッチンへ。 殆ど間を置かず戻ってきたサダルの手。 水の入ったコップの中で、 カランと氷が音を立てた。 ] (286) 2022/07/10(Sun) 22:48:02 |
【人】 カウンセラー サダルはい、お水。 冷たいのも美味しいよ。 [ 僕はたいてい温かい飲み物を出す。 その方がリラックスして話せるから。 ただ感情が昂ったように見えたから。 冷感刺激を加えて脳に落ち着きを促そうと試みて。 にこっと浮かべた笑みと共に、 紅茶の隣に水を並べた。 ] …… スピカは、 ううん。そうか。 (287) 2022/07/10(Sun) 22:48:08 |
【人】 カウンセラー サダル[ 多少なりとも落ち着いたようならば。 スピカの口から出た名前。 聞いた瞬間、開きかけた唇を閉じた。 前後の会話を繋げれば。 確認せずとも、 おおよその状況は察せたと思うから。 あのね、と別の言葉を紡ぎながら。 スピカの評価を改める。 なるほど。彼女は優しいというよりは、 優しすぎるんだ。 ] (288) 2022/07/10(Sun) 22:48:13 |
【人】 カウンセラー サダル[ 適性検査の結果も示している。 元より長い航海に耐えられる人ではなかった。 そこまでは守秘義務があるから言わないけど。 その代わり。 繰り返し、何度でも伝えるのは。 スピカ。君は何も悪くないということ。 もしも誰かに責任を取らせたいのなら。 それは僕にするのをお勧めするよ。 ]** (290) 2022/07/10(Sun) 22:48:23 |
カウンセラー サダルは、メモを貼った。 (a79) 2022/07/10(Sun) 22:53:52 |
【人】 機関士長 ラサルハグ>>271 注射はうまくないのか。ま、我慢する。 と、いうか。 俺はお前を信じるんだからな。 お前に身体を預けるんだ。 さっき言い切っただろ。 責任、とれよな。 [元のペースに戻りつつヒロミに、こちらも元の調子を返す。 そう、大学時代から、いろんなことをやる、といっては方向転換>>272 というと聞こえは悪いが、 それだけ、多岐にわたり、視野を広く世界を見ているのがヒロミだった。 俺みたいに、全くほかを見ない世間知らず、ではないということだ。 だけど、だからこそか、ヒロミの話は面白かったし、ヒロミも俺の話を飽きずにきいてくれた] (291) 2022/07/10(Sun) 22:54:15 |
【人】 機関士長 ラサルハグ>>273 くれるのか? [大学の時のクリスマスプディングは覚えている。 俺は人見知りをしているつもりはないんだけど、 どうやら、話しかけにくい感じらしい。 その時は、何かとみんなが楽しそうにしているのを、少し、羨まし気にみていた。 お菓子のやりとりとかあっても、俺は最初から要らないと思われてる感じがあった。 大人になって、そんなことは気にしなくなったが、 でも、ヒロミがくれるのは昔も今もうれしい] (292) 2022/07/10(Sun) 22:58:24 |
【人】 機関士長 ラサルハグ【展望デッキ】 さて、そろそろ、休憩終わらせないと。 明日の船外点検の準備をする。 [そして、展望デッキから出ることになるだろう、 ヒロミは一緒に出てきただろうか。 もちろんさっきとは少し違う表情であることはあきらかだ。**] (293) 2022/07/10(Sun) 23:02:22 |
【人】 機関士長 ラサルハグ【医務室へ】 [ヒロミと別れたあと、 医務室に向かおうとしている。 ドクトルの定期健診のためだが、 彼女はいるだろうか。**] (294) 2022/07/10(Sun) 23:08:30 |
【人】 調査員 ルヴァ― 回想:サダルと ― [いつでも遊びに来て良いというサダルの言葉を 額面通り受け取り、本当に暇なときに尋ねた。>>277 いつの間にか常備されていた甘味料は有難く受け取り 雑談に興じたり、一緒にゲームしたり たまに仕事を手伝ったりしたこともあったかな。 ちなみにルヴァは種族柄常人よりも動体視力に優れているし 子供のころから周囲の大人と 賭け事するような環境で育ったので 仮にイカサマじみたことをすれば よっぽどでなければ見破れたと思うけど。 それを差し引いてもサダルには運がなかった。 ダイスやコインなどの運勝負では顕著だったし カードゲームでも結構な確率でババを引く。] (295) 2022/07/10(Sun) 23:10:17 |
機関士長 ラサルハグは、メモを貼った。 (a80) 2022/07/10(Sun) 23:10:25 |
【人】 調査員 ルヴァここまで引きが悪いと 大事な時のために運を溜めてるんじゃない? って気もするけどね。 …あ、また勝った。 サダルがうちの出身じゃなくて良かったよね。 タチの悪い連中に囲まれてたら 今頃身ぐるみはがされてるかもよ。 [降参と手を挙げる彼ににまりと笑って Aの札をテーブルの上で遊ばせた。 なお、賭け事と言っても船でおおっぴらに博打をするのは 流石にまずかろうということで 賭けるのはデザートや酒類などの嗜好品、 そういうかわいらしいものであったのも付け加えておこう。] (296) 2022/07/10(Sun) 23:11:50 |
【人】 調査員 ルヴァでも僕、キミのそーゆーとこ結構嫌いじゃないな。 なんか人間味あってさ。 僕には出来ない生き方だし。 [自分の手札の悪さを補うため、 なるべく慎重に安牌を行く。 それはサダルなりの生存戦略なのだろう。 立場もあり飄々しているように見えるが、 弱みをカバーするための生き方なのだと思うと 彼の人となりが見えて好ましいなと。] カウンセラーになったのも、 自分で決断することが少ない職だから? [人の話を聞き、慰め、背を押し、時に支える。 それが必要とされる仕事。 選択しなくていいというのなら確かにうってつけと言える。 カードを片付けながらそんな風に聞いた、いつかの日。**] (297) 2022/07/10(Sun) 23:15:21 |
【人】 調査員 ルヴァ― 余談 ― [ルヴァ・ルロットは気分屋で直情的であり、 ついでに言うと苦手な人間には極力近づかないタイプだ。 つまりはアマノのことも嫌いではないし 逆に言えばお偉い学者様であろうと 特に気を使って忖度したりもしない。>>222 (そのあたりで船員と揉めたり 上司や先輩に目玉食らったりはするけれど、 それはそれとして。) 不満に思えばずけずけ物は言うけれど、 自分が悪いと認めたことはさくっと謝るし 過ぎたことはそこまで気にしない、そんな奴である。 …まあ、色々雑な性分な自覚はあるから どこが悪かったのだと明確に言われれば 納得できる範囲で後日改善しようと試みもしただろう。 結果が伴ったかはまた別の話として。**] (298) 2022/07/10(Sun) 23:44:13 |
【人】 船医 チャンドラ― 少し前・食堂 ― [夜更かしの定義を訪ねるルヴァ>>160に、「ふむ」と呟き思案する] [この船には多種多様な星々の出身者が搭乗している。 勿論、種族差や特殊な身体事情、単純に性差などでも必要な栄養素や睡眠時間は変わってくる。 それを考慮せず宇宙公用語のように共通で通用する訳ではないことは、地方星の医師でない限り外皮を被ったままの新米でも知っている事] そうだね、君なら……起床時間から逆算してこれくらい、眠れるといいかな。 勿論これは最低時間だし、個人差もあるから、ここから自分自身で時間を見極めてみるといいよ。 [時間については「これくらい」と指を立てて示し、簡単なアドバイスも贈る。 少しばかりヤンチャな気質に見える彼女は大なり小なり怪我を拵えては医務室を訪ねてくるので、つい子供に対するような口調になってしまう。 彼女がそれを受け入れてくれている気がしてしまうので、甘えているところもあるのだろう] (299) 2022/07/10(Sun) 23:44:35 |
(a81) 2022/07/10(Sun) 23:55:13 |
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