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【人】 五色 冥桜 よしよし、ではその時は一緒に入ろう。 予も隅々まで磨いてやるぞ。 安心せよ磨かれるのは慣れておらぬが。 磨いてやるのも慣れておらぬ。 [どこにも安心要素のないことを述べると緋扇にはそうされたようであるからと男は語る] そうか、悪いことをしたら謝らねばな。 素直に謝れるのも才能の一つだ。 夜怖くて起こされたら予は謝罪より感謝されたいがな。 [二人とも随分と幼い喧嘩だと男は楽しそうに笑う。 リンを通して蘇芳と緋扇を見てはその光景に目を細めた。 それならば尚の事。 ちゃんとした別れをさせてやろう] (110) 2021/06/21(Mon) 20:30:17 |
【人】 五色 冥桜 そうか、お主は偉いな。 撫でてあげよう。 [床に降り立ったリンの頭を撫でると男は自分の顎にも指を添えた] ふむ――多めに炊いて雑炊にするも良し。 あとで焼きおにぎりにするも良し。 予は一合程あれば良いからそこにお主の分を足して。 それをもう一度足した分にしよう。 洗っておる間に予は床を掃いておくよ。 食材を持ってくるにしてもな。 埃ぽいところよりは良い。 [米を研ぐのは外であろう。 ならば居間やらは空気は入れ替えているのだから箒で埃を粗方掃いておこうと――] はて、掃除道具はどこだろうな。 [聞いていないことが沢山あるなとそれならばとリンと共に米研ぎに向かおうか。 水を汲む役目は任されようと手にした升で測り終わるのを待った*] (111) 2021/06/21(Mon) 20:30:24 |
【人】 将軍 かんぅ―花占い どきどき― [すき、嫌い。すき、嫌い。すき…きら。] ふぅん!!!!!! [すき!!。と花を粉砕した。 隣を歩いていたイノシシがふぎゃと声をあげる。いやあうっかりうっかり。移動はもっぱら蔦で飛ぶだが、ときたま、馬に乗りたくなるときがあるものだ。そんなときはこの相棒のイノシシに乗って山をいくのである。 そしてそんな日々のある時 見つけた花で花占いをした。 結果は、もちろん好き(かんぅの思いは運命も曲げる)] (112) 2021/06/21(Mon) 20:44:20 |
【人】 将軍 かんぅ[るんるんの気分である。 そしてるんるんの気分で過ごしていたら川に男が浮かんでいた。あなや人命救助と思い飛び込み助けたら、以外や以外、自ら川に浮かんでいたらしい。(どういうことだってば) 男曰く、好きな女の子に冷たくしている最中ということ] …冷たく(物理的に) [なんでそうなったんだよ。と突っ込む人間はいない。 かんぅはほうほうと興味深そうに聞くばかり。いわく、冷たくあしらわれてばかりいるのでやり返しているそうだ。物理的に。それでいいのか。と一応かんぅも聞いた。 一応] (113) 2021/06/21(Mon) 20:44:40 |
【人】 将軍 かんぅ[わからんが凄い事をしている事だけは分かった。 男はまだ続けるのだと川に流れていった。どんぶらこっこどんぶらこっこ。川下の方に女の子の姿があったような。とにもかくにも不思議な出会いをしたものである。 かんぅには生憎、恋の駆け引きは分からぬが 冷たくするのも……] 無理だな。 [1d100秒で諦めた。 何せ愛おしさが溢れて仕方ないのだ。可愛く美しい婿殿に。子どもっぽくも優しく包容力に溢れ、慈しみを持つそんな彼が愛おしく手堪らない。一句読みたい。 ああ、婿殿。婿殿可愛い、大好きだ。*] (115) 2021/06/21(Mon) 20:45:12 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグそうだ。 『私』と『彼女』は違う。 決して相入れてはならぬ番(つがい) だがしかし、村の者たちの振る舞いには 『 大蛇 』も心底反吐が出るばかり。 (116) 2021/06/21(Mon) 21:00:04 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ村の者は言う。 ソフィアは今日『神』に嫁ぐと。 その『神』が目の前にいたとして 己の可愛さに偶像 生と死を司る神 を崇め奉る者たちには気づけまい。 村人達を無視して進もうとする『 大蛇 』に 村人はついに力で抑えようと向かってくるが その結末は想像に難しくない。 「花嫁がいなければお前達の命はなかった。 それをよく肝に銘じ、二度と忘れるな。」 しかしながら誰一人の命も奪うことは無い。 ソフィアを迎える手が下劣な人間共の血に塗れるなど 決してあってはならぬからだ。 (117) 2021/06/21(Mon) 21:03:37 |
天狗は、メモを貼った。 (a5) 2021/06/21(Mon) 21:04:05 |
【人】 龍之介── 裏の森 ── [木々の合間を縫い、道なき道を進む。 ミクマリ様の水源を護る 大切な森だから 立ち入らぬよう言い伝えられていて 中の様子について、耳にしたことは無い。 どんな果実があるのか?とか どの辺りに?とか まるで分からぬまま宛もなく探し続ける。 足元や頭上に必死に目を凝らして 実だけでなく 葉の形や枝ぶりなども 確認するけれど、目ぼしいものは見当たらない。 (喜ぶ顔が見たいのに、な…) 時間ばかり食ってしまっているのが 灯した蝋燭の減りで分かる。 もう二本目も半ばになってしまっていた。] (118) 2021/06/21(Mon) 21:30:53 |
【人】 龍之介[休憩を取る間も惜しい、と お屋敷に準備して置いてきたものと同じ>>64 小振りなおむすびを 口に放り込み、頬張りながら 歩き、薙ぎ、くぐり、歩き、見上げ… 探す。 具に選んだ 胡桃と甘い味噌の香りが 鼻を抜ける時、あーんと口を開く お姿が思い浮かんで 焦りに塗りつぶされた表情が、ほんの少し緩む。 普段はそっけない態度を取られる御方だけれど、 時折、ぽろりと見せてくださる 溢れるような笑顔は 筆舌に尽くしがたいほど可愛らしい。 豆乳寒天を召し上がられた時とか、…特に堪らなかった。 (これも、お好みだといいのだけれど…) と、考えて 反応が見れないことが、 なんだか無性に 淋しく なった。] (119) 2021/06/21(Mon) 21:31:05 |
【人】 龍之介[けれど、 龍之介の気持ちとは裏腹に 時間ばかりが無為に過ぎ去っていく。 焦るあまりに ひとつだけしか口にしなかったから、 疲れた時に食べようと 自分用に準備した”梅干しおにぎり”を お屋敷に置いてきてしまったことにも気づけなかった。]* (121) 2021/06/21(Mon) 21:31:57 |
【人】 土地神 リンむっ、その小さいは 身の丈のことか? それならまぁ、否定はせんが 齢で言えば、我はお前より── [ よほど年上 子供扱いされる謂れはない ──ない、けれども 漏らすだのなんだのと話している今 触れないほうが無難なのは言うまでもなく ] へそ取られても知らんぞ 我は怪我や病を治す力はないからな へそがなくなって泣いても知らん [ 撫でられるのは嬉しい、頬擦りも好ましい けれど、あまり子供扱いは悔しいと 指で下瞼を伸ばし「あっかんべー」の仕草 風呂好きらしく緩んだ口元に ふん、と明後日の方向を向いてみせ ] (123) 2021/06/21(Mon) 23:26:23 |
【人】 土地神 リン磨くの、磨かれるの どちらも慣れておらんなら どこをもって安心しろ、と? ふん、まぁいい 背中ぐらいは磨いてやる ついでに『阿保』と書いてやる [ そうした結果、喧嘩に発展したこともあるが それは遠い過去のこと 蘇芳とも緋扇とも違うこの嫁に その仕返しが効果があるのかは疑わしい 冥桜が何を考えてるかは知らぬまま 米袋を開き、溢さぬようにザルを近づけて ] (124) 2021/06/21(Mon) 23:26:46 |
【人】 土地神 リンあとで握り飯にするなら 二合──いいや、三合か あぁ、床を掃くなら 茶殻はその急須の中に それと、掃除道具は── [ 米を研ぐには水が要り 水を汲むのには井戸が要る そうして井戸のそばには幸物置があり そのなかには当然、掃除道具の類もある 三合分、計った米をザルに入れ こちらへと冥桜の着物の袖を引き ] 勝手口から先はな 点、と飛び石が置いてある 風呂場へ、物置へ、井戸へ、厠へ それぞれ続いているからな 形で覚えると早いぞ [ 外へ、とついと着物を引っ張って* ] (125) 2021/06/21(Mon) 23:27:10 |
【人】 書生 茅[ どくり 、心臓が脈打つ。ざわり 、と青年の背中で何かがざわめいて、その肌に刺青のような 翼 を刻む。いつの間にか閉じていた眼を開く時、 鳶色だったはずの瞳がいつしか、 より 赤 みを帯びていること……天狗さまは、気づくだろうか?**] (126) 2021/06/22(Tue) 0:43:48 |
【人】 五色 冥桜[うむりと頷く。 嫁入りした相手の身体は小さい。 齢の事は無論のこと気づいている。 五色の二人が冥土に向かい更に少し経過してから男が着たとなればそれなりには年は上なのだろう] はっはっ、すまぬすまぬ。 [軽やかな言葉で謝罪の言葉を宣うが返ってきた反応にまた笑みを浮かべていた] 盗られてしまっては困るな。 無くなったとき泣いても構ってくれるのは寂しいものだ。 ではその分は詩で示そう。 なるだけ悲しそうなものを選んでな。 [だが齢が上ということは自分が嫁入りしたと気づいてからはずっと知っていることでもあるのだ。 現在でさえ年上であろうが、ずっと在るのが神というものだ。 齢に関して気にしても仕方のないことであるしこうして話をしていて今の所作であったり言葉を聞くと子ども扱いもしたくなるというものである] (127) 2021/06/22(Tue) 2:04:17 |
【人】 五色 冥桜 簡単なことだよ。 予が最初に慣れるのはお主の身体だ。 その内にお主に丁度好い感じになろう。 [その内に。 いつになるかは分からないが合わせるのは得意である。 ただ一点と言葉を区切ろう] ――そこは人偏は不要だ。 もしくはわざとかもしれんが正しくは『阿呆』だな。 [あほでは人名か地名である。 掃除道具も井戸の傍ともなればますます共に行かねばなるまい。 飛び石を渡りながら形で覚えようとするがなかなか難しい] (128) 2021/06/22(Tue) 2:04:27 |
【人】 五色 冥桜 ま、あとで手で触れば良いか。 しかし便利なものだな。 この配置一体誰が考えたのやら。 [ずっと前からそうなのだろうか。 着物を引っ張られるままに先ずは井戸まで移動すると井戸の底から水を汲み上げようか。 滑車の仕組みが悪ければ改良するとして一先ずはそのまま手に手拭いを巻きつけてから重たい水を汲み上げリンが使い易い位置に置くとしよう] それにな、のどかで静かな場所だ。 喧騒のないのは美点でもあるな。 [そして同時に寂しい場所でもあると感じながらリンが米を研ぎ終わるのを待つことにした*] (129) 2021/06/22(Tue) 2:04:35 |
【人】 鬼 紅鉄坊ッ! すまない、痛かっただろう。大丈夫か? [ 思わず、突き飛ばすように狭い肩を押してしまう。 離れなくてはならないと思っただけ、敵意からではない。 故に力の全てを出してはいなかったのだが、 それでも小さな人間には、特にこの若者には痛かろう。 未だ整わない息もそのままに、傍に寄ろうと上げかけた腰 ──は再び草の上、手も伸ばさなかった。 何かを堪えるように唸り、癖のある短髪を掻き乱す。 ] (130) 2021/06/22(Tue) 3:16:46 |
【人】 鬼 紅鉄坊──……千太郎 お前にいくら望まれても、それだけは出来ない もうこんなことはしないでほしい 分かってくれ。さとの為にも [ そして、生きてくれ。 伝える声は強く切実に響けども、 語る鬼は今の千太郎の姿から目を逸していた。 ] (131) 2021/06/22(Tue) 3:17:33 |
【人】 鬼 紅鉄坊やはり今日は帰ろう。涼しい場所でお互い頭を冷やしたほうがいい 薬草は私が後で採ってくるから、気にするな [ そうして千太郎が立ち上がれるようになるまでは待つが、 帰路では少し先を行き、時折歩を緩めても振り返りもしない。 二人の間には沈黙が流れ、虫の声だけが喧しく聞こえていた。 帰っても傷薬は手渡すだけで、手当ては本人に任せて 自分はすぐに廃寺を出て行った。 ] (132) 2021/06/22(Tue) 3:17:49 |
【人】 鬼 紅鉄坊[ 充分な貯蓄があるのに、多過ぎるほどに薪を割る。 千太郎の為に時間を使い、 離れることも惜しんで行っていなかった狩りにも足を運ぶ そうしなければ落ち着けそうになかったからだ。 寺から離れた場所で解体作業を行いながら、鬼は思う。 やはり、これではいけない。 これではいつか望むままのことをしてしまうと、 鬼の心中は穏やかでは無かった。 だから────予定を早めようとした。 ] (133) 2021/06/22(Tue) 3:18:09 |
【人】 鬼 紅鉄坊── そして ── 千太郎も随分体力がついてきたからな 今日はいつもより遠くに行こう 準備をしてくるから、此処で待っていてくれ [ そう言って、外に連れ出した後に鬼は一度戻った。 何事も無かったように接し続け数日後、 夏の終わり、最後の燃え盛りを思わせるような暑い日だ。 戸を開いた時には、いつかのように風呂敷包みを抱えている。 横抱きにした彼の上に置くように荷を乗せる。 随分重たいことに、きっと気づいてしまうだろう。 言葉と行動の矛盾に気づくだろう。 問われるのならば何度でも 大丈夫だ、気にするな、と空虚な返事ばかり繰り返して歩みは止めず 村を出入りする時に人間が通る山道を行く。 ]** (134) 2021/06/22(Tue) 3:18:51 |
【人】 鬼の子 千[たった一瞬の出来事で熱は冷え切る。 草地に身体を打ち付けられ、無様に転がった。] ………… [そのまま黙って頭上から届く声を聞いていた。 分かりきっていた筈の本心、 望んでいない「お前の為」 そして、「さと」 起き上がり乱れた衿元を正しながら、鬼子の目もどこか遠くを見た。 先を行く相手を追い掛けるのが辛くとも、何も言わなかった。 傷薬を受け取り部屋に戻り、その日は部屋から出てくることはなく。 どれだけの時間鬼が帰ってこなかったのか、それすら知りもせず。] (135) 2021/06/22(Tue) 3:19:42 |
【人】 鬼の子 千[その日は眠れなかった。 翌朝、何事も無かったように接されて、合わせて振る舞った。 次の日も眠れなかった。 更に翌日も、ずっと、ずっと。 毎晩暗闇で手首に残る赤紫色の跡をじっと眺めていた。 既に塞がり始めていた傷のように、消えてしまうことがどうしても──だったから。 もうあの時のようにはしてくれないと分かっていても。] (136) 2021/06/22(Tue) 3:20:01 |
【人】 鬼の子 千[それでも、疑いもなく信じていた。 その内関係も元に戻れると、これからも一緒なのだと。 未だ押し花は確かめていないし、 身体の跡の理由も聞いていなくて、 川に入ってもいなかったのだから、 沢山の約束が鬼と鬼子にはあった筈なのだから。 役目を果たせない日々が、まるで牢の飼い殺しと変わらないと思っても 心苦しく虚しくても、────何にもない日常が、嫌だったわけじゃなかった。] (137) 2021/06/22(Tue) 3:20:19 |
【人】 鬼の子 千─ そして ─ なあ旦那様、なんで抱えるんだ あの時以外今までちゃんと歩いてただろう俺は この風呂敷の中身はなんだ 何が入っていたらこんなに重くなるんだ、なあ [理由と行動が全く合っていない。抱き上げられた瞬間には指摘していた。 少しも解決にならない返答に何も返せなくなっても、すぐに別のことを問いたくなる。] (138) 2021/06/22(Tue) 3:21:59 |
【人】 鬼の子 千そもそも何処に行くっていうんだい ここは村に行く人間が通るところだよ、なあ あんた見つかっていいのかい、怯えられちまうぜ 帰ろう、なあ…… …………紅鉄様 [語らいながら何を思っているのかは理解しても、傍にいない時の脳裏の思考まで分かるわけがない。 理解出来ないまま広がっていく不安に似合わない狼狽えを鬼子は見せ、暴れて嫌がり触れた身を離すことを躊躇い指一つ動かせなかった。 どれだけ見上げても声をかけても、紅色は白色を見ない。**] (139) 2021/06/22(Tue) 3:22:19 |
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