人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


からす4票

処刑対象:からす、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:恋人の勝利

【恋】 テレベルム

[ ふかふかの防寒具に身を包み、
 プラチナにブレスレットをつけてもらう。
 何らかの魔術が込められていることには気づいたけれど、
 それが何の効果なのかはわからないまましげしげと見つめた。

 これからどうやって行くのかとか、
 街はどうなんだとか楽しみに色々聞いてみれば、
 興味津々なくせに怖がる僕を
 プラチナは面白そうにしていて。]
 
 …ふふ
 
[ 言われるがままにプラチナの手をぎゅっと握ると、
 二人でぽっかり空いた転移門を潜った。 ]
(?0) 2024/02/06(Tue) 12:19:35

【恋】 テレベルム

[ 転移門を潜ってみれば、
 そこはまだ街ではなく林のようだった。
 
 それでもやはり見慣れぬ土地であることには代わりはない。
 
 なんとなく不安で、
 プラチナの腕にはぐれないようにしがみつく。
 プラチナが魔導具を鞄にしまい込むのを待ってから、
 街らしき方へと歩んでいった。
 
 ……人が何度も通ったであろう道。
 どうしたってドキドキしてしまう。
 
 道中、大人の僕とプラチナの街での過ごし方を聞けば
 プラチナは快く答えてくれた。
 大人の僕は今の僕と変わらず、あまり街へは出ないらしい。 ]
 
 プラチナと二人で……
 それならきっと、いつでも嬉しいです
 
 そっか…
 
[ 聞けば聞くほど嬉しくなる。
 だって僕は、立派な魔術師になるというのだ。 ]
(?1) 2024/02/06(Tue) 12:20:11

【恋】 テレベルム

 
 
 よかった。
 僕、プラチナのこと守れるような…
 立派な魔術師になれたんだ…
 
[ いっつも守られてばかりの僕だから。
 おとなになったら、そんな立派な魔術師になれたら
 プラチナにずっと一緒にいようって言うつもりだったから。
 
 無愛想になってしまったというのはなんでだろう。
 と不思議そうにはするけれど。
 
 
実際の自分の波乱の未来は、想像だにつかず
]
(?2) 2024/02/06(Tue) 12:20:36

【恋】 テレベルム

[ 町の入口を通り、賑わいのある通りに入った頃。
 僕はプラチナの腕をぎゅうぎゅうと握りしめ、
 キョロキョロとあちこちを見渡しながら一緒に歩いていた。
 
 知らないものだらけ。まるで異世界にでも来たような
 そんな高揚が身を包む。
 街をゆく人々も、僕の知らない見た目をしていて ]
 
 ぷ、プラチナ
 人がいっぱい居ますね……
 みんな、知らない見た目しています…
 
[ こそこそとプラチナに耳打ちもどきをする。
 肌の色が僕やプラチナとも違う、
 紫色の人だとか
 背がとても小さい大人や獣に似た人まで。
 
 ……僕のことを食べはしないだろうけれど、
 ちょっとだけ怖い。 ]
(?3) 2024/02/06(Tue) 12:20:57

【恋】 テレベルム

[ そうして少し歩いた所で、僕が見つけたのは
 寒空の下だからだろう
 暖かな飲み物を売る移動型の屋台だった。
 
 柑橘と蜂蜜とまぜたようなものを、
 カップに注いで売っていて。
 
 くい、とプラチナの手を揺らしてみる。 ]
 
 プラチナ、あれは?
 配っているんですか?
 
[ あれはいったいなんだろう、と
 初めて見る屋台に、興味を惹かれたように。** ]
(?4) 2024/02/06(Tue) 12:21:13
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【恋】 プラチナ

["プラチナのことを守れる魔術師"
彼の根幹はやはりそれなのだな、と思うと同時に
騙しているようで少し胸が痛んだけれど表には出さず。

やがて街の入口を潜り、見慣れぬ人混みに
きょろきょろと物珍しそうにあたりを見回す彼を見て
はは、とまた小さく笑った。]

怖いかい?
そうだな…この街は特に色んな人種がいるからな。
見た目に拘らず、良い奴もいれば悪い奴も。
自分と違う人間は面白いだろう?

[彼が面白いと感じている余裕があるかどうかは分からないが。
怯えるようにぎゅっと腕を掴むテレベルムの頭を柔く撫で
ほら、と道を先導する。

その途中、何かを見つけたらしいテレベルムが手を揺らし。
そちらを見れば飲み物を売る屋台があった。]
(?5) 2024/02/06(Tue) 13:00:18

【恋】 プラチナ

ん?ああ。
あれは飲み物を売っているんだ。
蜂蜜と柑橘の…ジュースのようなものだな。
飲んでみるかい?

……どれ、二つくれ。
熱いから舌を火傷しないようにな。

[言うや否や店主に話しかけ、代金を支払う。
甘い匂いが漂う温かい飲み物を受け取り
湯気が立つカップのひとつをテレベルムに渡してやろう。

自分もちびちびと口をつけながら
甘さにほ、と息を吐き、彼の様子を窺って。**]
(?6) 2024/02/06(Tue) 13:01:01

【恋】 テレベルム

[ 怖いかと聞かれれば、小さく頷く。
 興味と怖さは表裏一体だ。 ]
 
 やっぱり、本で見るのとはちがいますね。
 悪い人もいる…のはやっぱり怖いですけど
 でも、プラチナが一緒なら平気です。
 
[ 怖がる僕を安心させるように、
 プラチナが柔らかく頭を撫でてくれる。
 
 こうしてプラチナに撫でてもらうと、
 心の中の不安もしゅるしゅると解けていくような感覚がする。
 
 嬉しそうににこにこと笑って、
 先導してくれるプラチナについていくように足を動かした。 ]
(?7) 2024/02/06(Tue) 15:57:38

【恋】 テレベルム

[ そして見つけたのは、なにやら暖かなものを配っている屋台。
 お店なのか、それともああやって配っているだけなのか
 それすらも判断がつかずに、あれはなんだと指をさす。 ]
 
 
 ジュース…。
 飲んでみたいです!
 
[ どうやらあれは、ジュースを売っているお店らしい。

 飲んでみるかという打診に何度もうなずけば、
 プラチナが店主とのやり取りの末
 あつあつのコップを手に入れてくれた。
 
 じんわりと指先から伝わる熱は、
 温かいを飛び越えてとても熱い。
 服の袖で持つようにして、
 ふうふうと冷ましてから飲んでみた。 ]
 
 ……!
 
[ 甘くて爽やかで…なによりこの寒空の下だからか、
 あつすぎるくらいのジュースがふわりと体を温めてくれる。
 
 美味しくて、ぱっとプラチナを見上げ。 ]
(?8) 2024/02/06(Tue) 15:57:56

【恋】 テレベルム

 
 おいしいです…!
 ありがとうございます、プラチナ
 
[ 嬉しそうに告げたのち、
 冷ましながら少しずつコップを傾けて飲んでいった。
 
 はちみつを入れたジュースは家でも飲んだことがあるのに
 こんなに美味しく感じてしまうのは、
 こんな風に初めてプラチナと外で飲んでいるからだろうか。
 
 そうして少しずつ、一口飲み込んでは
 はふ…とひとつ息を吐いて
 
 じんわりとした暖かさと、プラチナの気配。
 こんなに寒い外にいるのに、どこか暖かな気持ちになりながら
 少しの時間を過ごし ]
(?9) 2024/02/06(Tue) 16:02:16

【恋】 テレベルム

[ そうして暫し、ジュースの甘さに浸った所で
 
 僕はまだ半分ほどコップに残った暖かなジュースを見て、
 ふらりと視線を彷徨わせた。
 
 特に子供用ではないサイズのコップは、
 ほんの少し僕の胃には大きくて ]
 
 あの、プラチナ
 ジュース、おいしいんですけど…
 少し飲みきれないかもしれないです
 
[ 大人と比べて小さな胃は、
 朝食の後のコップいっぱいのジュースを
 収納できる余白がなかったらしい。
 
 自分が強請ったにも関わらず飲みきれず、
 申し訳無さそうな顔をして ]
 
 プラチナ、もう少し飲めますか?
 あつあつではないですけど、まだ温かいです。
 
[ 丁度飲みやすくなったくらいの温度のコップを
 プラチナの方に差し出してみるけれど。
 反応はどうだっただろう。 ]
(?10) 2024/02/06(Tue) 16:02:45

【恋】 テレベルム

[ ジュースを飲み終わった後は、
 また二人で大通りを歩きはじめようか。
 
 あれもこれも、全てが気になるテレベルムは
 きっとあちらこちらで足を止めたがって。
 
 花屋や服屋、本屋など
 これは何?と、
 プラチナに沢山質問をして過ごした事だろう。** ]
(?11) 2024/02/06(Tue) 16:03:13

【恋】 プラチナ

[ジュースという言葉にテレベルムが食い付く。
熱いカップを渡してやり、飲む様子を眺めていれば
ひと口飲んだテレベルムがぱあっと顔を輝かせた。]

気に入ったかい?それは良かった。
家での食事も悪くないが、
こうして屋台で買い食いするのは
また格別に美味く感じるよな。

[寒空の下ということもあり
ポカポカと温まる蜂蜜の味が
いっそう体に染みるように感じる。

幸せそうなテレベルムをほほえましく思いつつ
二人してのんびりとカップを傾ける。
自分の分を飲んでしまったところでふと見れば
彼の分が半分ほど残っていた。]

ん?ああ。キミには少し多かったか。
貰おう。貸してみなさい。

[そもそもこのカップ自体が割と大きめで
子供の胃には余るのだろう。
程よく温かくなったカップを受け取り、余った分を飲みほして。
行こうか、と再びテレベルムの手を取った。]
(?12) 2024/02/06(Tue) 16:32:35

【恋】 プラチナ

[特に何か目的があるわけではない。
気儘に店を冷やかしたり、
何か旨そうなものを見つけたなら買い食いしたり。

テレベルムが何か興味を引かれるものがあれば
基本的にはそれに付き合う形で
のんびりと街を歩いていた。

そうして街を歩き始めて一時間くらい経った頃合いだろうか。
次第にプラチナはソワソワと
落ち着かなさそうにし始め、
何かを探すように辺りを見回す仕草が増える。]
(?13) 2024/02/06(Tue) 16:35:20

【恋】 プラチナ


(...んん...っ、しょ、小便、したい...
ちょ、ちょっとジュースが多かったか...)

[眉を寄せ、もじもじと小さく膝を擦り合わせる。

普段よりも幾分かもよおすのが早い気がするが
寒空の下であることに加え
朝たっぷり飲んだスープや先程のジュースの水分が
ここに来て膀胱を圧迫してきているようだった。

同じものを口にしているテレベルムは
行きたくならないのだろうか...と
少し気にしてみたが
今のところ特にそんな様子はない。]

(まあいい、トイレ...トイレは...どこに...)

[既に昨日から散々失敗しているのだ。
家のトイレも使えないのだし
できることなら余裕をもって
今のうちに済ませておきたい。

次にテレベルムがどこかに寄りたいと言ったなら
そこで借りることしよう、とは思いつつ
ひとまずは公衆トイレを探しながら歩く。**]
(?14) 2024/02/06(Tue) 16:43:28

【恋】 テレベルム

[ 飲みきれなかった分のホットジュースを
 プラチナに飲んでもらい、
 すっかり心も満たされた僕は再び大通りを歩き出す。
 
 ずっとキョロキョロしながら、
 家ではあまり出てこない形の野菜を売っている露天を見たり
 プラチナがよく行くという本屋に連れて行ってもらったり。
 
 当然ながら、街には魔術に関するものは無い。
 だからこそ、魔術を使わずに行われる営みが
 なんとなく新鮮に目に映った。
 
 
 好奇心が潰えることは無く、
 そうして小一時間ほどは
 プラチナの手を引いてあちこちのお店に立ち寄った。
 小さなボール状のドーナツなどが売っていた時は、
 思わずソレをおねだりしてみたり。
 楽しい時間はあっという間に過ぎ、
 僕は上機嫌で石畳を踏みしめていた。 ]
(?15) 2024/02/06(Tue) 18:49:54

【恋】 テレベルム

[ そうして、いくらかの時間が過ぎ。

 プラチナと共に道を歩むさなか、
 隣を歩くプラチナに訪れた小さな変化に
 僕は気づかずにいた。
 
 そもそもテレベルムの体は
 摂取したエネルギーが溢れる魔力に変換されてしまう都合上、
 排泄の回数が異様に少ない。
 
 そしてそんな自分の体の作りと
 プラチナのような人間の体の作りの違いについて
 イマイチ理解していないフシがあり
 
 当然プラチナも、先程排泄をした以上は
 明日までしなくても大丈夫なものだと思いこんでいた。 ]
 
 
 プラチナ、僕次はあそこのお店が見てみたいです。
 
[ 指差すのは、水棲のペットショップ。
 森で見る動物と違い、魚がたくさんいるそこは
 テレベルムの興味を引くに十分だった。 ]
(?16) 2024/02/06(Tue) 18:50:44

【恋】 テレベルム

[ 場所は、公衆トイレらしき場所の隣。
 
 はやくはやくと急かしてプラチナの手を引いて、
 彼がそちらに興味を向けても先に店に入るよう
 軽く引っ張ってみて。
 
 強く反対されない限り、店内に入る事は叶っただろうか。]
 
 『いらっしゃい』
 
[ 店内には猫獣人らしき店員がいる他、
 大量の水槽が並べられており
 淡水魚や海水魚、ここらでは見れない暖かい地域の魚などが
 所狭しと並んでいた。
 
 基本的にはカウンターと水槽しか置いていない、
 シンプルな作りの店。
 もしもプラチナがトイレを借りようとしても、
 人間用のトイレは”店含むこの辺り”にはないよ、と
 言われたことだろう。

 
 色とりどりの魚が泳ぐ水槽の前、
 僕はひとつの水槽に見入っていた。]
(?17) 2024/02/06(Tue) 18:51:29

【恋】 テレベルム

[ 『この魚に気に入られると、
 自分の望みや思い出の光景を
 泡に映してくれるという言い伝えがある』
 
 そう書かれた説明文の上、綺麗なヒレを踊らせる魚を見つめ ]
 
 
 プラチナ、面白いお魚がいますよ。
 
[ プラチナを手招いて、一緒に水槽を見ようと誘った。** ]
(?18) 2024/02/06(Tue) 18:51:43

【恋】 プラチナ

[右を見ても左を見ても、
幼いテレベルムにとっては珍しいもののようだった。
二人で面白そうな本がないか物色したり
団子のように小さなドーナツが刺さった串を頬張ってみたり。
そうこうしながら時は過ぎる。

じわじわと、けれど確実に溜まりつつある尿意を
解放できる場所を探しながら
表面上は何事もない顔をして街を歩いていれば
次にテレベルムが興味を示したのは、
水棲生物ばかりが売られているペットショップ。

――そしてそのすぐ隣に、
今自分が探している場所を見つける。]
(?19) 2024/02/06(Tue) 19:20:22

【恋】 プラチナ


(トイレ……)

[一瞬立ち止まり、そちらに足を向けようとしたものの
テレベルムにぐいぐいと手を引かれて急かされてしまい。]

(んっ…ま、まあ、後でいいか……)

[まだ我慢できないという程でもない。
トイレも特別混んでいるという風でもないし、
一通り店を見て回った後でも十分間に合うだろう。

そう判断し、けれどどこか物欲しそうに
トイレの建物を見つめながらも
テレベルムに連れられるまま店へ向かう。]
(?20) 2024/02/06(Tue) 19:22:09

【恋】 プラチナ

ああ、珍しいな。
俺はあまり魚には詳しくないから……

[珍しい魚に興味津々のテレベルムに
どこか気もそぞろに相槌を打ちつつ
さりげなく店内に気を配ったが
めぼしい扉はなさそうで若干顔を曇らせた。]

(う……トイレは……この店にはないのか……?)

[テレベルムが水槽に見入っている間、
猫獣人の店主に、手洗いを借りられないかと
そっと尋ねてみたもののこの辺りにはないとの返事。]
(?21) 2024/02/06(Tue) 19:22:44

【恋】 プラチナ


……え、ない……
じゃあすぐ隣にあるトイレは……?
ううん……すまないが……人間用のトイレは
どのあたりにあるか分かるだろうか……?


["この辺りにはない"ということは
隣の公衆トイレも人用ではないということだ。
店を出たらすぐ用を済ませられると
思っていただけに当てが外れた。

勿論人でも問題なく使える便器もある筈だが
昨日のような例もあるわけで。

プラチナは比較的この街によく訪れるが
亜人の多いこの辺りの区画には普段あまり立ち入らないため
トイレの位置関係も全く把握していなかった。
昨日の行きつけの本屋なんかはまるっきり反対方向だし…。

ともあれ店主に地理を尋ねたあと。
テレベルムに手招かれて水槽の前に行く。]
(?22) 2024/02/06(Tue) 19:24:04

【恋】 プラチナ


へえ……?願望を泡に写す……?
不思議な魚だな。
魔術でもあるまいに。


[こんな所に魔法生物が堂々と売られている筈はないが、
面白い生き物がいるものだ。

共に水槽を覗き込み、相槌を打ちながらも
下腹部のむずむずした心地に意識が削がれ
無意識にモジモジと、小さく足を打ち鳴らしていた。**]
(?23) 2024/02/06(Tue) 19:25:39

【恋】 テレベルム

[ プラチナの手を引いて入ったペットショップ。
 
 水生生物が泳ぐ水槽に夢中になっている僕には、
 プラチナが店主とやり取りしている言葉も聞こえはしない。
 なんとなく声は聞こえるものの、
 今は目の前の魚に夢中で。
 
 その中でも特別目を引いたのが、
 真っ黒なヒレの綺麗な魚。
 
 光を受けると虹色に反射する鱗が綺麗で、
 更にその説明文も
 まるで魔術を使ったもののようで気を引かれた。 ]
 
 不思議ですよね…。
 でも、言い伝えがある…ってことは
 今もそういう泡を吐くってことではないのかな…?
 
[ プラチナにも見てほしくて手を引けば、
 一緒になって水槽を覗き込んでくれて。
 
 プラチナも見たことが無いらしくて、二人で首を傾げていた。 ]
(?24) 2024/02/06(Tue) 21:09:35

【恋】 テレベルム

 
 
 『その魚はね、南の地方では”願望を見せてくれる”なんて
  言われている魚だけど
  実際は偶に吐く泡が水槽から見ると綺麗だから
  それらしい言い伝えが出来たと言われてるよ。
  
  所謂縁起物だね。』
 
[ 不思議そうに魚を見る僕たちに、
 店主が気づいて教えてくれる。
 
 確かに、縁起のいい生き物というのは
 だいたいそれらしいお伽噺がつきものだから
 コレもそういうものなのだろう。
 
 納得しつつも、少し残念そうに
 横にいるプラチナに視線を映したその時。
 
 なんだか、プラチナの足が
 少し落ち着きがなく揺れたような気がして ]
(?25) 2024/02/06(Tue) 21:10:27

【恋】 テレベルム

[ それが先程のプラチナの痴態を彷彿とさせ、
 いやいやまさか。とすぐに目を離す。
 
 だってさっきおしっこをしてから、全然時間も経ってない。
 一日になんどもしたくなるなんて、そんなわけ…。
 
 じっと魚を見ながら、
 僕の中に浮かんだよくない思考を振り払おうとして ]
 
 
 ………?
 
[ 不意に、魚と目が合ったような気がした。 ]
(?26) 2024/02/06(Tue) 21:10:42

【恋】 テレベルム

[ 魚が、大きく口を開く。
 
 ゆっくりと吐かれる泡は、
 ただの空気の泡のようで
 不思議と浮上せずにゆったりと水中を漂っていた。 ]
 
 
 プラチナ、これ……
 
[ なんだろう、と不思議な泡を指さした同時。
 
 泡に、僕とプラチナにしか見えない光景が写し出された。 ]
(?27) 2024/02/06(Tue) 21:12:10

【恋】 テレベルム

[ 気持ちよさそうに蕩けた表情。
 
 叩きつけるように放たれる、黄色い水。
 びちゃびちゃと音まで聞こえてきそうなほどの、
 快感の塊のような
 
 さっき見たばかりの──……
 ──プラチナの風呂場での痴態。 ]
(?28) 2024/02/06(Tue) 21:12:57

【恋】 テレベルム

 
[ 魚がどちらの思い出、願望を読み取ったのか
 それすら理解できるはずもない僕は
 じわじわと頭の先まで赤くなりそうな顔で、
 ギギギ…とぎこちなくプラチナを見るのだった。** ]
 
(?29) 2024/02/06(Tue) 21:13:09

【恋】 プラチナ

[確かに、"言い伝え"というからには
実際に誰かが見たわけではないのだろうか。
そんな疑問に店主が答えてくれて
成程、と相槌を打った。

魔術師間での通称や本来の力も>>-27
もし自分がプラチナ・ライドなら
あるいはテレベルムが本来の姿なら
知っていたりしたのだろうか。


ともあれ別に買うつもりがあるわけでもないので
適当な所でテレベルムにそろそろ行こうか、と
声を掛けようとした所で。
じっとこちらを見つめていた魚がぷかりと泡を吐いた。]

……ん?

[テレベルムの指さす先。
水中にぷかぷかと漂う泡を見る。]
(?30) 2024/02/06(Tue) 21:47:51

【恋】 プラチナ


―――――、

[その中に映し出された光景に
足を止めたまま目を見開く。

気持ちよさそうに顔を蕩けさせ、
下半身を丸出しにして。
風呂場に黄色い水流を叩きつける己。

派手な音まで聞こえてきそうなそれは
まぎれもなく先程の――――]
(?31) 2024/02/06(Tue) 21:48:09

【恋】 プラチナ


………ッッ



[目に映った光景を理解した瞬間ぎょっと固まり
一拍遅れてはっとする。]


(―――― が、願望ってまさか……っ!!!)



[テレベルムが自分の仕草を見て
痴態を想像したなんて知らないプラチナは。

自分が今まさに"こう"したいと思っているのだと
心の奥を曝け出されたような気持ちになって。
ぶわわわ、と沸騰したように耳まで赤くなった。]
(?32) 2024/02/06(Tue) 21:50:11

【恋】 プラチナ


あ、あ、ちち、
違うぞ!?!?

別に俺はおしっ
…こがしたいなんて…

か、考えてたわけじゃ…!!!

[負けず劣らず真っ赤になったテレベルムが
ギギ…とぎこちなくこちらを窺うのを見て
咄嗟にそんな言い訳を並べてしまいつつ。

目の前の痴態に煽られて、
ずくんと下腹部が疼いた気がして
足を閉じ、んんっ、と小さく声を漏らす。

ふと見ればもう泡は消えてしまっていたろうか。
こちらを窺い不思議そうにしている店主に
頬を火照らせたまま変な汗が滲み始め。]

と、とにかく、もう行くぞ!!

[テレベルムを引きはがすようにぐいと腕を引き。
抵抗されなければそのまま店を出るつもりで。**]
(?33) 2024/02/06(Tue) 21:51:57

【恋】 テレベルム

[ 魚が吐き出した泡に映るのは。
 先程苦しいほどに僕の心を鷲掴みにした、
 プラチナの恥ずかしい姿で。
 
 散々我慢したおしっこを
 我慢の果に漏らすように吐き出すその顔を、
 僕がまた見たいと思ってしまっている事を
 魚に見透かされてしまったように感じて顔が赤くなる。
 
 ぎこちなく振り向けば、
 プラチナも顔を真っ赤に染め上げていて
 
 やはりコレが見えているのは僕だけではないのだと
 彼の反応で知ってしまう。 ]
 
 
 っ
、あ、
 ……そ、そう…ですよねッ!?
 
[ しかしプラチナから帰ってきた反応は、
 これが”僕の思い出”であると思ってはいないもので
 
 慌てて隠すように、こくこくと頷いてしまう。 ]
(?34) 2024/02/06(Tue) 22:47:54

【恋】 テレベルム

 
 ぷ、プラチナは、だって
 
さっきおしっこしたばかりだし……

 そんなすぐにしたくなりませんよね…っ
 
 お、大人ですもん…!
 
[ あわあわと、これは違うのだというのに乗っかって。
 プラチナが今おしっこをしたいわけじゃないのだと
 何度も念押しをする。 ]
 
 き、きっと、魚が意地悪しただけで…
 こ、こんな説明、嘘なんです!
 
[ なんとしてでも、僕のよこしまな気持ちなんて
 バレるわけにはいかないから。
 
 不思議そうにしている店主の前、
 もう行くぞ!と言うプラチナに頷いて
 僕とプラチナは急いでお店を後にした。 ]
(?35) 2024/02/06(Tue) 22:48:17

【恋】 テレベルム

[ 店のドアの前、
 真っ赤な顔でプラチナの腕にしがみつく。
 
 少しの沈黙のあと、僕は小さく ]
 
 
い、行きましょうか。

 
[ とだけ口にした。 ]

 
 あのお魚、ちょっと魔法生物みたいでしたね…。
 店主さんには、見えていないみたいでしたけど…。
 
 
[ そして歩きながら、ぽつぽつと口を開いて行く。

 歩いている最中も、
 頭の中はあの泡に映った光景でいっぱいで、
 途中人用のトイレを見かけても、
 プラチナの手を引いたまま
 当然のように通り過ぎてしまうだろう。 ]
(?36) 2024/02/06(Tue) 22:52:56

【恋】 テレベルム

[
(もしも本当は、今もプラチナが尿意を覚えていたら。

 またあんなふうに、衝動を堪えていたら。)

 
 プラチナの素振りが少しおかしくとも、
 今はどうしても気づけずに ]
 
 
 あ、あのプラチナ
 もしよかったらなんですけど…
 晩御飯の材料、買っていきませんか
 
[
(そうしたらまた、あんな顔が見れるんだろうか。)


 プラチナの顔がなんとなく見れなくて、
 少しうつむいて歩きながら ]
 
 それとも…
 プラチナが行きたいところとかあったら、
 一緒に行ってみたいですけど…
 どこかありますか?
 
[ 頭の中に湧く邪念が、なかなか拭えない。
 どうにかなんてことないような顔を作って、
 プラチナの顔を見上げて問うた。** ]
(?37) 2024/02/06(Tue) 22:56:43

【恋】 プラチナ


…も、もちろんだ、大人だからな…!!
そう…そうだな、きっとそうだ…!

[慌てたようなテレベルムに追従し
混乱のまま意地を張って嘘を重ねてしまう。

まるで逃げ出すように退店し
お互いに顔を赤くして
どうにも気まずい沈黙が流れる。]

あ、ああ…… 


[彼の促しに小さく頷き、また歩き出そうか。
当然すぐそこにある公衆トイレにも
立ち寄ることはしないままで。]
(?38) 2024/02/06(Tue) 23:25:33

【恋】 プラチナ

[とはいえ。

いくら誤魔化したところで尿意が消え去るわけでもなく。
じんじんと身体を苛むそれは
時間に比例して強くなっていくばかりだ。
歩きながら浮かない顔で時折下腹部を摩り、
ふう……と小さくため息をつく。]

え?あ、ああ……そうだな…
俺たちが知らないだけで
もしかしたらあの魚には何か、魔法的な力があるのかもな…

[暫く道を歩いたところで
ぽつぽつと口を開くテレベルムに
気を取り直して受け答えしながら、ふと。
街中にあるそれに視線が吸い寄せられた。

何の変哲もない公衆トイレ。
先程中から人間が出てきたから、恐らくは人用のものだ。
物欲しそうにそちらを見つめ、ごくり、と喉を鳴らす。]
(?39) 2024/02/06(Tue) 23:26:38

【恋】 プラチナ


(と…トイレ……なんだ、ちゃんとあるんじゃないか……
 い、行きたい……トイレ……早くあそこですっきり……)


[本来なら、ちょっと行ってくると言えばそれで済む話だ。
けれど。どうしても先程の光景が脳裏をよぎる。
今トイレに行きたいと告げることは
あれ
が己の願望だと
テレベルムに知られてしまうことになる。

一度強く否定した手前、それはどうにも酷く羞恥を煽るもので。]

(い、言えない…… 言えない…… が……
 は、ぅぅぅ……お、オシッコ…………)


[モジモジしながら葛藤している間にも
テレベルムは素知らぬ顔で腕を引く。

結局、言い出すタイミングを掴めないまま
せっかくありつけそうだったトイレを
みすみす逃がす羽目になってしまった。]
(?40) 2024/02/06(Tue) 23:33:26

【恋】 プラチナ

[さて、そうしてまた少し歩いた頃。
テレベルムの申し出にその顔を見下ろす。

こちらも色々と思うところがあったため
様子がおかしいのにもあまり気づけなかったが
テレベルムはテレベルムで先程から何か
考え事をしているようだった。]

あ、ああ。勿論構わないぞ。
折角町まで来たんだしな。
何が食べたい?キミのリクエストを聞こう。

[こちらも務めて平時通りの表情を作り、
テレベルムに笑いかける。

その下でもじもじそわそわと
時折足を擦り合わせているのに
彼が気づいたどうかは分からないけれど。


食材を買えそうな店を探してまた少し歩けば
近くに大き目の食材屋を見つけることが出来る筈。**]
(?41) 2024/02/06(Tue) 23:35:26

【恋】 テレベルム

[ 公衆トイレに目を向けるプラチナの思いに、
 テレベルムが気づくことはない。
 むしろそうではないと
 否定しなければならないと思いこんでいるからこそ、
 視界の端にトイレが映ったとしても
 足を止めることはなく。
 
 プラチナの切望する場所から、
 無意識に彼を引きはがすように歩みを進めて。
 
 自分の気持ちを切り替えるためにも提案したのは、
 夕飯の買い出しだった。
 せっかく街に来たのだ。
 普段家で作るものとは違う、
 ここでしかない材料を使ったご飯が作れるかもしれない。
 
 そうしてプラチナを見上げてみれば、
 見えたのはいつものプラチナの表情で。
 
 ほっと胸をなでおろし、よかったと微笑んだ。 ]
(?42) 2024/02/07(Wed) 0:46:30

【恋】 テレベルム

 
 えっと…
 せっかくだから、お魚が食べたいです。
 
 いつもお肉は、森でとれる動物のものが多いから…
 あとお野菜や果物も、
 見たことがないのあったから買ってみたいです。
 シチューとかどうですか?
 寒い日にはぴったりです。
 
[ にこにこと頷いて、
 何を買おうかいろいろと思い浮かべてみる。
 
 なんとなくプラチナの歩き方に違和感を覚えつつも、
 それが何故かまでには思考は回らず。
 
 僕はプラチナと手をつなぎ、食材店の方へと歩き出した。
 
 互いに互いの思いに気づかないまま。
 二人の照れ隠しと意地は、
 確実にプラチナを追い詰めてくれていただろう。 ]
(?43) 2024/02/07(Wed) 0:46:50

【恋】 テレベルム

[ そして少し歩いてたどり着いたのは、大きな食材屋だった。
 様々な人でにぎわっており、
 見た事も無い食材が所狭しと並んでいる。
 
 わあ…っと目を輝かせるが、
 その人の多さにすぐにプラチナにしがみつき
 はぐれないようにとぎゅっと手を握った。
 
 最初に目に入ったのは、目的の魚売り場。
 獲物を冷やすためか、氷の上に乗った魚の前は
 店の中でも特にひんやりしていて身を震わせる。 ]
 
 
 プラチナ、ここにもお魚いますよ!
 こっちのお魚はちゃんと切ってあるみたいですけど…

[ 食材を前にはしゃぎながら、
 プラチナに見て見てと指さして。
 
 店主にちょうど良いものを見繕ってもらったなら、
 包んで抱えてまた歩こう。
 
 そして少し歩いて、プラチナに身を寄せて。
 そこで漸く僕は、
 プラチナの様子が少しおかしいのに気づいた。 ]
(?44) 2024/02/07(Wed) 0:47:56

【恋】 テレベルム

[ なんだか、足を擦り合わせている…ような。
 
 さっきちらと感じた違和感を再び感じた事で、
 胸に浮かぶ疑念がどんどん膨らむのを感じる。 ]
 
 
 (……、プラチナ…なんか、様子がおかしい…?)
 
 
[ 朝食の時に見た、おしっこを我慢し始めた時の…
 あの時のプラチナの様子に似た仕草。
 
 再び目を逸らすものの、
 歩きながらもちらちらと目が行ってしまっていて。 ]
(?45) 2024/02/07(Wed) 0:48:33

【恋】 テレベルム

 
[ いけないと思えば思うほど、気になってしまう。
 
 ……刺激したく、なってしまう。なんて。
]
 
(?46) 2024/02/07(Wed) 0:48:40

【恋】 テレベルム

 

 (あ………)
 
[ ふと、食材が並ぶエリアで目に入ったそれに
 引き寄せられるように手を伸ばす。
 
 今日プラチナと飲んだ
 暖かい柑橘と蜂蜜のジュースの原液。
 
 黄金色のシロップが入った瓶を手に取ると、
 たぽん…と手の中で揺らしてプラチナを見た。 ]
 
 
 ……プラチナ、あの…
 これも買っていいですか……?
 
[ そうして彼に、その瓶を手渡してみる。
 
 いけないことなんてしてない筈なのに、
 彼にそれを持たせるのがなんとなく…
 なんとなく、今我慢しているかもしれないソレを連想させて
 とてもいけないことをしているような気がして。 ]
(?47) 2024/02/07(Wed) 0:48:56

【恋】 テレベルム

 
 
 今日、帰ったらまた飲みたいなって思って…。
 
[ プラチナに、それを持って歩いてほしい…なんて
 本音を押し隠して、ひとつおねだりをしよう。** ]
(?48) 2024/02/07(Wed) 0:49:51

【恋】 プラチナ

魚か。
確かに普段はあまり食べる機会がないものな。
シチュー、いいんじゃないか?温まりそうだ。

[ちょうど先日同じような理由で
パエリアを食べたばかりだった、とふと思い出す。
テレベルムの提案に快く頷き食材屋へ。

手を繋いで魚売り場へと向かえば
その区画だけ一際ひんやりとしていた。
思わずぶるぶるっと腰を震わせ、
はしゃぎながら魚を選ぶテレベルムに付き合う。]

あ、ああ…… あっちは観賞用だが、
こっちは食用だからな… んっ…

(さ…寒い……足元が冷えて……んぅぅっ…
 お、オシッコに響くぅぅ……)


[寒さに耐えかねて無意識に尻をもじもじさせてしまいながら
店主にシチューに入れるおススメを尋ねれば
旬の鱈が入ってると言われたのでそれを買う。

白菜、玉葱、芋。
テレベルムと売り場を回り歩き、野菜類を籠に入れていく。
その間も時折立ち止まって
片足を腿に擦りつけたり重心を交互に傾けたり。
人目を惹くほどではないけれど、
注意して見ていれば不自然さを感じる程度には
おかしな仕草をしてしまっていた。]
(?49) 2024/02/07(Wed) 12:04:55

【恋】 プラチナ


(ぅぅ……トイレ… トイレ行きたい……
 なんだかどんどんしたくなって………
 さ、さっきまで……そこまでじゃなかったのに……くぅ…)

[じんじんと膀胱を苛む疼きが
急に意地悪なくらいに高まってきて眉を下げる。

プラチナもテレベルムも知らないことだが
先程飲んだホットジュースの柑橘には
尿意を感じやすくなる成分がたっぷり含まれており、
余計にトイレの近さを促進していた。

切なそうにもじもじそわそわしていると、
テレベルムが何かを見つけたらしく
瓶を手に取って戻って来る。
それはちょうど、先ほど口にした飲み物の原液で。]
(?50) 2024/02/07(Wed) 12:08:00

【恋】 プラチナ


え?あ、ああ……別に構わないが……

[どうやらテレベルムはそれが気に入ったらしい。
買うこと自体は異論ないが
たぽたぽと揺れる黄金色の液体は
何となく目に毒な気がして視線を逸らす。

そうして瓶を一緒に抱えたまま
他にテレベルムが買いたいものがなければ
そのまま会計のレジに並ぶことにしたろうか。]
(?51) 2024/02/07(Wed) 12:09:24

【恋】 プラチナ

[大きな店だけあって店内も混んでおり、
会計の手際もあまり良くはなかった。

もたもたと進むレジに二人で並び、
ようやく会計を終えた頃には
何だかんだで入店から小一時間ほど
経ってしまっていたかもしれない。

プラチナがもじもじと尿意を堪える仕草も
次第に露骨なものになってきていて。


テレベルムにも手分けして荷物を持って貰い、
ふう……と息を吐く。]
(?52) 2024/02/07(Wed) 12:11:06

【恋】 プラチナ

(……だ、だめだ…… 
 や、やっぱり、オシッコが、したい……!
 ここでトイレに行っておかないと……)

[いくら尿意を告げるのに抵抗があると言っても
いつまでも我慢し続けられる類のものでもないし
ここを逃がすと次はいつになるか分からない。
また使えるトイレを探してさ迷う羽目になりそうで。

これだけ大きな店なら、人用のトイレだってあるだろう。
多少恥ずかしくても背に腹は代えられないと、ようやく意を決する。]

……テレベルム、すまん
少し荷物を預かっててくれるか

………その、トイレ行ってくる…………


[気恥ずかしそうに顔を赤くしつつも
テレベルムに頷いてもらえたら、
そそくさとトイレを探しに向かうつもりだけれど。**]
(?53) 2024/02/07(Wed) 12:11:56

【恋】 テレベルム

[ たくさんの食材を片手に、隣を歩くプラチナに差しだしたのは
 どことなく、朝に彼が吐き出していたそれに似た
 濃い黄色のシロップの瓶。
 
 このシロップの成分が、今彼を余計に苦しめているなんて
 知りはしなかったけれど。

 
 プラチナが歩くたびに、シロップがちゃぽんと揺れる。
 心なしかプラチナのもじもじとした仕草も
 次第に強くなっていっているように見えて、
 周りに並ぶ食材へ送る視線は
 いつしかプラチナの仕草へと縫い留められていた。 ]
 
 わ……
 お会計って、こんな風に並ぶんですね。
 
[ 大きな店の会計は、多くの客で雑多に混雑していた。
 一応それらしい列が形成できているのは、
 この町の治安の良さの現れだろうか。 ]
(?54) 2024/02/07(Wed) 15:56:59

【恋】 テレベルム

[ 長い列に並びながら、
 少しずつ前に進んで行く。
 列の進みは遅々としていて、
 自然とプラチナの不自然な仕草にも気を配りやすくなった。
 
 ようやく会計を終える頃には、
 店に入ってからかなりの時間が経ってしまっていて。
 食材が入った袋を抱えながら、
 二人そろってほっと溜息をついた。 ]
 
 
 …プラチナ?
 
 
[ 僕の隣、何か言いたげなプラチナが
 そわそわと何かを考える様子に首を傾げる。
 どこか行きたい場所があるのだろうか、と思った矢先
 荷物を持ってほしいと言われてこくりと頷けば。 ]
 
 
 ……えっ
 
ほ、ほんとにもう……

 
[ トイレ行ってくる、とプラチナの口から告げられて、
 ”そうであったらいいのに”と思っていたわりに
 本当にそうであると確信もなかった僕は、
 ついポロリとそんな事を零して口を噤んだ。 ]
(?55) 2024/02/07(Wed) 15:58:08

【恋】 テレベルム

[ あわてて何でもない、という風に首を振って
 プラチナの持つ荷物も預かっておいた。 ]
 

 わ、わかりました……
 じゃあ僕、ここで待ってますね。
 

[ ほんの少し顔を赤くしながらも、
 子供のテレベルムはここでプラチナを引き留める事はしない。
 そんな意地悪はしてはいけないと思っていたし、
 もしかしたらさっき全部出ていなかったのかもしれない、
 とも思って。
 
 プラチナがトイレを探すその背を、
 壁の端に立って見送るだろう。 ]
(?56) 2024/02/07(Wed) 15:58:30

【恋】 テレベルム

[ これだけ混んだ店内。
 プラチナが向かう人用トイレは当然のように混雑して
 列を作っているだろう。
 
 僕は荷物を両手で抱え、
 一人ぽつんと壁際でプラチナの帰りを待っていた。
 
 道行く人々が、たまに僕の方をちらと見る。
 そのたびに僕は視線を逸らし、
 なるべく視界に入らないようその場にしゃがみこんだ。 ]
 
 
 (……プラチナ、早く帰ってきて……)
 
[ 知らない人がいっぱいの場所。
 初めて訪れる知らない街。
 
 一人でプラチナを待つ時間、だんだんと心細くなる。 ]
(?57) 2024/02/07(Wed) 15:58:58

【恋】 テレベルム

[ そして、少しばかりの時間が流れ。

 不安でいっぱいのテレベルムを見つけた店員が、
 声をかけるべく此方に歩み寄ってきた。 ]
 
 『君、大丈夫?一人?親御さんは?』
 
[ 大柄の亜人が、心配そうに僕を見る。

 プラチナとしかまだ話したことのない僕は、
 知らない人に話しかけられた、という事実だけで
 びくりと肩を揺らし固まってしまった。
 
 キョロキョロとプラチナが帰ってきてないか探すものの、
 彼の姿はまだそこにはなく。
 
 はくはくと口を開き、言葉を返すことができない僕に
 店員さんは困った顔をしてから
 何かをほかの店員に伝えていた。 ]
(?58) 2024/02/07(Wed) 15:59:17

【恋】 テレベルム

[ 暫くして、何も言えずにおびえて蹲る僕に聞こえてきたのは。
 ほかの店員が小道具片手に店内に呼びかける、

 『迷子のお知らせです。肌が褐色で銀の長い髪の…』
 
 という大きな声だった。 ]
(?59) 2024/02/07(Wed) 15:59:38

【恋】 プラチナ

[トイレに行きたいのだと告げれば
テレベルムが驚いたような反応を見せて>>?55
ますます気恥ずかしい気持ちになる。

とは言え特に引き留められるでもなく了承を得たため
有難く買い物の荷物を預けて
足早に店内のトイレを探しに行った。]

(トイレトイレトイレ…… あ、あった……!)

[目的の扉は程なくして見つかったものの
案の定というべきか
買い物客がずらりと列を形成していた。
店の規模の割に、男女に別れた個室が
一つずつしかなのが原因なのだろう。

うっ……と思わず苦い顔をしたがここに並ぶほかない。
仕方なく最後尾に並び、順番が回ってくるのを待つ。]
(?60) 2024/02/07(Wed) 17:15:47

【恋】 プラチナ


(うぅ……は、早く… 早く進んでくれ……っ
 おしっこ…早くおしっこしたい…!
 も、もうあまり、我慢が…っ)


[大も小も一律だからか
トイレの進みはあまり早いとは言えなかった。
自分の番が来るのを首を長くして待ちながら
じくじくと己を苛むそれにただ只管耐える。

人目もある中、なるべく仕草に出さないようにとは思いつつも
急いてどうしてもモジモジと腰が揺れてしまう。

気を抜くとついつい手が前に伸びそうになり、
ポケットの中に手を入れて
こっそり股間を握ったりしながら
我慢我慢と己に言い聞かせて
辛く長い時間をやり過ごしていた。]
(?61) 2024/02/07(Wed) 17:17:42

【恋】 プラチナ

[そうして行列に並んで数十分ほどが経過して。
徐々にではあるが列は前に進み、
後一人でプラチナの番、というところまでやって来た。

前の人が入った時にちらりと見えた便器に
否が応でも期待が高まり、ぶるりと腰が震える。]

(ふう、ふぅ……、つ、次…、次で俺の番……
 あと少しでようやくトイレ…… 
 や、やっと、やっと俺のおしっこ…っ)


[トイレの中からチョロチョロと排尿音が聞こえてきて
ついつい膀胱にずっしりと溜まったこの液体を
気持ちよくトイレに叩きつける様を脳裏に描いてしまい、
緩みそうになる尿道を慌てて締め付ける。]

(はぅぅぅん……!!!がまん、がまんっ…!!)


[ここで油断するわけにはいかない。
あと少し、あと少し。あと精々ほんの数分の我慢。
もうすぐで念願の――――]
(?62) 2024/02/07(Wed) 17:24:18

【人】 プラチナ



『迷子のお知らせです。肌が褐色で銀の長い髪の…』


 
(0) 2024/02/07(Wed) 17:25:06

【恋】 プラチナ


 ……え、


[周囲に大きな声が響き渡って、一瞬呆ける。
褐色で銀の長い髪の迷子。
それはもしかしなくてもテレベルム――だろう。

なんで。
一体何故そうなっているんだ。
店の隅で待っているんじゃなかったのか。

立ち止まったまま困惑しているプラチナの耳に尚も、
『親御さん、いませんかー!?』
『あまり見ない顔だね…人間?』
なんて店員の声かけやざわつきが聞こえてくる。

あまり目立ちたくはない。
なんせテレベルムはふつうの人間のこどもではないのだ。
もし調べられて、万が一魔術師と縁ある者だとばれてしまえば
面倒どころの騒ぎではないわけで。]
(?63) 2024/02/07(Wed) 17:27:44

【恋】 プラチナ


(う、ぅ……っ だ、だが…… 
 も、もう次、なのにぃっっ……)



[待ちに待って、すぐ目の前に迫ったトイレの扉。
あとほんの少し、ほんの数分でいい。猶予を貰えれば。
この責め苦からスッキリ解放されるのに―――

閉まったままのドアを じいい、と
酷く名残惜しそうに見つめ、葛藤した後。
くう…と唇を噛むと列を抜け、泣く泣くその場を後にした。]
(?64) 2024/02/07(Wed) 17:31:23

【恋】 プラチナ


はあ、はあ……

……ど、どうしたんだ、テレベルム……

[内股になりながら足早に来た道を戻り、
自分の姿を見れば店員は安堵したように
テレベルムを引き渡してくれただろうか。

やや顔色悪く、言葉少ななプラチナは聊か普段よりも
無愛想に見えたかもしれないが。]

(トイ、レえぇぇ……)


[予想外のおあずけに抗議するように
くねくねとひっきりなしに左右に揺れ続ける尻が
その理由を如実に語っていることだろう。**]
(?65) 2024/02/07(Wed) 17:38:29

【恋】 テレベルム

[ 大人たちに囲まれて、僕は完全にパニックに陥っていた。
 
 だって、プラチナ以外の人と話すのも初めてなら
 自分の親ですらろくに顔も見たことがなくて
 こんな風に接すること自体はじめてで。
 
 どう話したらいいのか、この人たちは悪い人ではないのか。
 それすら判断ができずに、ただ涙目でその場で小さくなって
 荷物を抱えていた。
 
 そんな僕を放っておくわけにもいかないらしい店員は、
 なかなか僕から離れてくれない。
 
 一人にさえしてくれれば、
 じっと待ってることもできるのに。 ]
 
 ぁ…… ッ、う
 
[ 名前は言える?だとか
 いくつ?だとか
 言われても答えていいのかすらわからずに
 ただプラチナが迎えに来てくれるのを
 ふるえて待っていれば。 ]
(?66) 2024/02/07(Wed) 19:05:55

【恋】 テレベルム

 
 
 …………!!
 
 
[ 僕を囲む大人たちに割って入るように、
 聞きなれた声が聞こえてぱっと顔を上げた。 ]
 
 プラチナ……
 
[ 店員たちは安堵して僕を引き渡す。
 
 どこか言葉少ななプラチナは、
 一人で留守番すらできない僕を怒っているのだろうか。
 
 ぎゅうっと荷物を抱きしめ、眉尻を下げた。 ]
 
 
 すみませんプラチナ…
 僕、じっと待ってたんです。
 で、でも急に話しかけられて
 どうしたらいいのかわからなくなって…
 
[ 半泣きの顔は、大人たちへの恐怖からくるもの。
 プラチナを見て安堵すれば、少しずつ表情は和らぎ
 緊張も薄くなっていく。 ]
(?67) 2024/02/07(Wed) 19:06:18

【恋】 テレベルム

 
 
 迷惑かけてごめんなさい…
 プラチナは……
 
[ トイレには行けましたか、と聞こうとして。
 
 そこで漸く僕は、くねくねと左右に揺れる腰に気づいた。
 おしっこを我慢してる人特有の、
 プラチナの余裕のない表情にも。 ]
 
 
 ……っ
 
[ プラチナは、自分のトイレよりも優先して
 僕のもとへ駆けつけてくれたのだ。
 
 申し訳なさと同時に浮かぶのは、
 そんなプラチナへの安心感と嬉しさで。 ]
(?68) 2024/02/07(Wed) 19:06:39

【恋】 テレベルム

[ ぎゅっとプラチナの手を握る。
 
 プラチナが来た方の道を覗き込むと、
 トイレらしき場所に並ぶ長蛇の列が見えて。
 
 そろりとプラチナの体を見てから、
 どうしようとその顔を見上げた。 ]
 
 
 プラチナ…帰りますか?
 
[ もう一度トイレに行くというのなら、
 できれば一緒に並ばせて欲しい。
 
 けれどあの列だ。
 帰りがてらほかのトイレを探す選択肢も、
 一応あるだろうか。 ]
(?69) 2024/02/07(Wed) 19:06:56

【恋】 テレベルム

 
 
 い、家に帰れば
 えっと……… トイレは壊れてるけど…
 
また…お風呂……とか…

 
 
[ それこそ先ほどあの魚が見せてくれたように。
 また風呂場をトイレ代わりにする事もできるかもしれないが。
 
 気づけば、心配は徐々に期待に色を変える。
 ちらちらとプラチナを見る視線は、
 くねくねと揺れる腰ばかりに向けられて。
 
 店を出てしまおうと、寒空の広がる入口の方へ
 プラチナの手を引いてみようか。**]
(?70) 2024/02/07(Wed) 19:07:19

【恋】 プラチナ

[自分の姿を見た途端、
不安そうだったテレベルムが
安堵したような表情を見せる。

まあこれは確かに迂闊だった。
いくら同じ店内にいるとはいえ、
そもそも街に出るのが初めての幼子から
軽率に目を離すべきではなかったのだろう。

なまじこどもの扱いになんて慣れていないから――
はあ…と溜息をつく。]

いや…… 何もなかったなら、いいんだ……
よ、良かった… 
はぅぅ……


[何事もなくて安心したと言うのも本当だし。
テレベルムに怒っているわけではない――ないのだが
どうしても、せめてあと数分待ってくれていればと
思わずにはいられない。]
(?71) 2024/02/07(Wed) 20:22:19

【恋】 プラチナ


(そ…そうすれば、い、今頃は…
 あ、あのトイレに思い切り
 しっこをしていた、のに……っ)


[本当ならば今頃、我慢を我慢を重ねた熱水を
ジョボジョボと便器にぶちまける
天にも昇るような時間が待っているはずだった。

寸前で逃したトイレ恋しさに切なく顔を歪め
くねくねもじもじと揺れ動く下半身に
テレベルムも状況を察したようだ。

そっと手が握られ、トイレへ続く人並を一瞥する。
長蛇の列は何なら先程より伸びていそうで
ここに一から並び直す気力はなかった。

それに、もし、万が一。
たとえばトイレが詰まったりだとか。
これ以上何か予期せぬトラブルがあれば
我慢できずに公衆の面前でパンツの中に……]

(そ、それだけは……嫌だ……っっ)

[そんなわけでテレベルムに続き、
ふらふらとぎこちない足取りで店の外へと出る。]
(?72) 2024/02/07(Wed) 20:27:40

【恋】 プラチナ


うぅ……っ そ、そう…だな……… ふぅぅ……
ただ、で、できれば、その……どこか近場で、用を足せると……


[かと言ってトイレのあてがあるわけではない。
テレベルムの言う通り、
家に帰ってまた風呂でする、という選択が
一番確実なようには思うが
魔道具による転移門の起動に少し…
と言っても数十分ほど時間がかかるし
魔法に頼らないならもっとだ。

自分一人ならすぐに帰ることもできるが
流石にテレベルムを置いていくわけにはいかないわけで…。]

(はぁ、はぁぁ……だ、だめだ、
 思考が、まとまらない……っ 
 早く、…早くおしっこぉ…!)


[取りあえずは帰路に着きつつ
道中どこかに使えそうなトイレはないか、縋るような気持ちで。
テレベルムに手を引かれ、くねくねしながら歩き出す。**]
(?73) 2024/02/07(Wed) 20:35:37

【恋】 テレベルム

 
 (どうして僕は、
  こんなにプラチナがトイレを我慢しているのに
  ドキドキしてるんだろう……。)

[ 店員からプラチナへと引き渡され、
 食料品店の中でプラチナの手を引きながら、
 僕はそんな事を考えてどきどきと胸を高鳴らせていた。
 
 プラチナの内心を見る事はできずとも、
 彼が何を望んでいたのかはすでに聞いているし
 隣で悩まし気に腰をくねらせるプラチナの仕草は
 徐々に露骨になって行く。]
 
 
 近場…
 そうですね… トイレ、探しましょうか。
 
[ 長蛇の列の先にある、彼が行けるはずだったトイレ。
 
 プラチナをわざと遠ざけてしまう心算で、
 寒空の下へとプラチナを連れて出よう。 ]
(?74) 2024/02/07(Wed) 21:37:17

【恋】 テレベルム

[ 大通りに出る頃には、
 先程の半泣きだった気持ちもどこへやら
 どこか高揚した気分でプラチナの隣を歩いていた。
 
 様々な種族が行き交う大通りは、
 ぽつりぽつりと公衆トイレらしきものは見えるけれど
 人が並んでいる場所は少ない。
 
 様々な亜人が
 気持ちよさそうにトイレから出てくるのを尻目に、
 僕とプラチナは入口の方に向かいつつ
 人用のトイレを探して歩いていく。 ]
 
 
 なかなか無いですね……。
 
 人のじゃないトイレならいっぱいあるのに…。
 プラチナ、人のじゃないとむずかしいですよね…。
 
[ 内心、見つからなければいいのにとも思いつつ
 むしろ人のものではないトイレばかりあるこの現状、
 プラチナがどういう反応するのかばかり気にしてしまう。 ]
(?75) 2024/02/07(Wed) 21:37:50

【恋】 テレベルム

[ そうして道を歩いてる最中、
 ふとトイレではないある物が目に入る。
 
 狭い路地裏。
 大型の犬を散歩させている人の姿。 ]
 
 
 プラチナ、あれ……
 
[ 僕が指をさしたと同時、
 大型の犬は路地裏のごみ箱めがけて
 思い切りおしっこをし始めた。
 
 ヂィーー……と響く水音と、
 ほかほかと上がっていく湯気。
 
 大型の犬だからか量も多く、
 なかなか途切れないそれに目を丸くして足を止めた。 ]
(?76) 2024/02/07(Wed) 21:38:52

【恋】 テレベルム

[ テレベルムは知らなかった。
 人に飼われている動物でも、
 外でおしっこをさせる事があるということを。
 
 それは彼らが人ではないものだからで、
 人は決してそうしないのだということを。
 
 じっと路地裏の光景を見つめたあと、
 大型犬がその場を立ち去るのを見届けて、
 代わりにそちらへとプラチナの手を引いた。

 ほかほかと湯気が立つごみ箱と路地裏の壁の間を見て、
 きょとりとプラチナを見上げる。 ]
 
 …
 プラチナ、おしっこ…しますか?
 
[ そこならばしてもよいのだと学んだテレベルムは、
 路地裏の壁を指さした。 ]
(?77) 2024/02/07(Wed) 21:40:10

【恋】 テレベルム

[ 実際問題、
 ここまで人間用の使えそうなトイレは見つかっていない。
 
 あとはどこでするかという話にもなる上に、
 さらに言えばこの路地裏は
 物陰に隠れてしまえば大通りからはバレないだろう。
 もしもここでおしっこをしたとして、
 先ほどの犬の跡があるせいで人のものだとバレる事もない。
 
 あまりにも都合がいい。
 
 状況だけで言えば都合がいい癖に、
 都合がいいのは本当に”状況だけ”だ。
 大人としての尊厳も、矜持も
 何もかも置き去りにするような提案。

 けれど、言っている当の本人は本当に悪気なく
 そういうものなのだろうと首傾げ。
 
 ここでしないのなら、更に奥まで連れて行こうと
 僕はプラチナを見つめた。** ]
(?78) 2024/02/07(Wed) 21:42:40

【恋】 プラチナ

[昨日もそうだったが、尿意を我慢している時の寒空は堪える。
テレベルムが妙に晴れた顔をしているのにも
此方はと言えば気づく余裕もなく、
一向に見つからないトイレに顔を曇らせていた。]

(はぁ、はぁ…うぅ……っ
 な、なんで、こんな、時に限って、
 ……使えない、もの、ばかり……っ)

[もういっそ人のものではなくても
用を足せさえするならそれで良かったが
実際の便器を見て確かめてみないと
それも分からないのだから難儀だ。

あったと思って顔を輝かせたら
自分用の場所ではなく、落胆を繰り返す。
焦れた思いを抱えながら
ぎこちない足取りで暫し道を歩き。

そうしてその途中ふと、
テレベルムが何かを見つけたように立ち止まった。]
(?79) 2024/02/07(Wed) 23:06:58

【恋】 プラチナ


え……

[指さされるまま路地裏に目をやり、
―――そうしてそのまま固まった。
それは大型犬が路地裏に向かって片足を上げ、
自分が今望んでやまない放尿を始める、
まさにその瞬間だったからだ。]

(あっ、あぁっ………んぁぁ〜〜〜ん
 そ、そんな、そんなあっ)


[ヂィィーー……とおしっこが
地に落ちていく水音がやけにはっきり響き。
見たくないのに目を逸らせない。

あまりに目の毒な光景に目を潤ませ、
堪らずに股間を鷲掴み、
その場で飛び跳ね回ってしまう。]
(?80) 2024/02/07(Wed) 23:15:43

【恋】 プラチナ


(あ、う、う、羨ましい……!!
 俺の方が我慢しているのに、あんな…!
 俺だって、俺だってしっこしたい、あんな風にしたいぃ……!!)


[そんな切望が当然ながら犬に届く筈はなく。

息を荒くし、ぐねぐねと腰を捩じらせて
悶絶している自分を他所に、
犬は程なくして用を済ませ、何事もなく去っていく。

まだほかほかと湯気の立つ小便跡に
ごくり…と喉を鳴らした瞬間]
(?81) 2024/02/07(Wed) 23:19:25

【恋】 プラチナ


はっ…はぁっ!?!?


[きょとり、と無邪気な眼差しを向け。
まるで心を読んだかのように、
テレベルムが放った台詞に
顔を赤く染めてぎょっとした。

大通りからは死角になっている路地裏。
それは確かに―――確かにここならば
隠れてささっとやってしまえば
誰にも見つからず済むのかもしれない。

依然自分が用を足せそうなトイレは見つからず
限界は刻一刻と迫っていて――……

けれど、けれど。
自分は犬でも子供でもない。
仮にも自分を慕う子供の目の前で、
路地裏で放尿だなんてあまりに情けない――……]
(?82) 2024/02/07(Wed) 23:20:58

【恋】 プラチナ


ば、馬鹿言えっ、
こんなところでするわけなっ…… 
んぅぅぅっ


[断固として突っぱねようとした瞬間、
身体を大きな尿意の津波が襲う。

ぎゅうぎゅうと強く股間を抑えたまま、
まだ湯気が立っているそこを
目を潤ませて食い入るように見つめた。]

〜〜〜〜〜……っっ……

 
(?83) 2024/02/07(Wed) 23:23:41

【恋】 プラチナ


(……………し、したい……っっ
こ、ここで、しっこ、
しっこ全部思いっきりしたいぃ……!!!)



[偽らざる本音を言うのならば。
恥も外聞も捨て、あの犬みたいに
シャアシャアと放尿してしまいたい。

切実な願望と、先程ペットショップで見た
己の姿が頭の中でダブった。

気持ちよさそうに顔を蕩けさせ、
性器から野太い水流を迸らせ快感に浸る。

そんな自分の光景がついつい脳裏に過って―――]
(?84) 2024/02/07(Wed) 23:29:38

【恋】 プラチナ

[じわ……♡]


ん゛くぅぅぅん……っっ


[想像に釣られ、少し下着に出てしまった気がして
足をキツく交差させ、体をくの字に曲げて小さく呻く。

葛藤しながらも覚悟が決まらず、
ぶるぶるしている自分をどう思ったのだろう。
テレベルムが更に奥の方へと誘おうと手を引いて。]

……ぁ、ちょ、ちょっと、待っ……
きゅ、急に、動いたら、はぅぅ………


[内股になり、情けない声をあげながら
彼に連れられよちよちと路地裏の奥へ。**]
(?85) 2024/02/07(Wed) 23:31:16

【恋】 テレベルム

[ 普段、僕とプラチナ二人しかいない家では
 いくら本を読んでも学べることに限界はある。
 
 特に僕ら以外の一般的な人々の暮らしなんて
 物語に出てくるようなものしか知らないし、
 さらに言えば
 物語にわざわざ排泄描写が入っている事も少ない。
 
 ゆえに、今日ここで見聞きしたものを
 ”そういうもの”なのだと
 テレベルムは新しく学習していた。
 
 獣人などの亜人用のトイレがあるように、
 あそこはそういう形のトイレなのだと。
 
 僕の隣で、大型犬の放尿を見たプラチナが
 人目も憚らず跳ね回る。
 もうそんなに限界が来ていたんだ……と、
 とろりと期待に満ちた視線を向けた。 ]
(?86) 2024/02/08(Thu) 2:42:49

【恋】 テレベルム

[ そしてプラチナの手を引いて向かったのは、
 今しがた大型犬が僕に教えてくれた、
 新しい形のトイレ。
 
 物陰にかくれており、薄暗い場所に放たれたばかりの尿が
 大きく水たまりを作ってそこにあった。
 
 プラチナもここでしないのかと問えば、
 裏返ったような声を上げるプラチナがいて。 ]
 
 
 どうしてですか?
 すでにさっき、犬がココにおしっこいっぱいしてましたし…
 ほかに並んでいる人もいないです。
 
 ただここにシャー…ってするだけ…みたいですし…
 
[ 他の亜人のトイレがどういう形かは知らないが、
 少なくともここは出したらそのままで良いタイプに見え。
 特殊な作法もいらないのなら、
 プラチナだってできるはずだと彼を見上げる。
 
 けれど、とても物欲しそうな顔をしている割に
 プラチナはその場でもじもじとするだけで何もしない。 ]
(?87) 2024/02/08(Thu) 2:43:17

【恋】 テレベルム

 
 
 (どうしてだろう……。
  あ、そっか。ココだと覗き込むと見えちゃうのかな…)
 
[ こんなに瞳を潤ませて、
 今にも出したいと言わんばかりの顔をしているのに。
 
 見られてしまうかもしれないという羞恥から
 ズボンを脱げずにいるのなら、
 僕がプラチナを助けてあげなければいけない。
 
 体をはしたなくぐねぐねとよじらせながら
 切なく悶えるプラチナの手を、
 僕はぐいっと奥に誘うように引いた。
 
 もはや足取りもおぼつかないプラチナは
 なんだかとても……可愛く見える。
]
(?88) 2024/02/08(Thu) 2:43:33

【恋】 テレベルム

 
 
 だめですよ、プラチナ…
 ちゃんと立たないと、
 大通りからのぞいた人に
 変な格好してるって思われちゃいます。
 
 あとすこし我慢してください…
 
[ どきどきしながら、プラチナをさらに路地裏の奥へ。
 
 建物の凹みに隠れ、
 ここまで覗きに来ない限り見えない位置まで辿り着いたなら
 ようやく歩みを止めてプラチナの手を摩った。 ]
 
 
 …プラチナ、ここなら…誰にも見られませんよ。
 僕、覚えました。
 ここでおしっこを壁にかけるんです。
 
[ ほら、とプラチナの目の前の壁を指さす。
 先程の犬の仕草をまねるのが正しいなら、
 きっとこういう場所におしっこをかけるのが
 街でのトイレの仕方の一つに違いない。 ]
(?89) 2024/02/08(Thu) 2:43:48

【恋】 テレベルム

 
 さっき、プラチナのおトイレ邪魔しちゃいましたし…
 ここでスッキリしてから、
 お家に帰りましょう?
 
[ 人目につかないとはいえ、公共の場。
 今だ日も沈まず、明るい空の下。
 
 間違った知識を蓄えたまま、
 善意でしかない言葉で
 ペットの犬のような仕草の排泄をプラチナへ促した。 ]
(?90) 2024/02/08(Thu) 2:43:59

【恋】 テレベルム

 
[ テレベルムが覚えた知識を正せば排泄はできなくなり、
 排泄してしまえばテレベルムに誤った知識を植え付ける。
 
 選べない二択の前
 悪意の無い優しさで、じわりと彼の理性に手を伸ばして。** ]
 
(?91) 2024/02/08(Thu) 2:44:31

【恋】 プラチナ


そ、それは、だが……っ

[どうもテレベルムは
先程犬が排泄しているのを見て
ここもトイレの一つなのだと
変な学習をしたらしかった。

確かに犬型の獣人もこの街には多くいて
彼ら用のトイレも設置されている以上
犬にも公衆トイレがあるのだと解釈しても
おかしくはないのかもしれないが…]

あ、うぅ、はぅぅ……!


[迷っている間にテレベルムが手を引き、
更に路地裏の奥まで誘う。

ここまでくればわざわざ入ってこない限り
誰かの目に留まることはないだろう。]
(?92) 2024/02/08(Thu) 13:56:16

【恋】 プラチナ


い、いや、それは、そのっ……


[まるで疑わない様子で先程知ったばかりの
"おしっこの作法"を教えるテレベルムに
前を抑えてもじもじしながら戸惑いの眼差しを向ける。

犬のマーキングと人間の排泄は違う。
いくら犬がおしっこしていたからといって、
人間も同じ所で排泄していいわけではない。
そう教えることは簡単で、また本来ならば道徳的にはそうすべきだろう。

聞き分けの良いテレベルムは、
ここで一言そう言えば素直に引き下がるだろうと、
何となくプラチナにも予想はつく。]
(?93) 2024/02/08(Thu) 13:57:08

【恋】 プラチナ


(……で、でも……それを教えてしまったら………
ま、また俺のおしっこがおあずけに……っ
せ、せっかく、せっかくしっこしていいって……くぅぅぅ…!


[当然、ここでおしっこするのが
いけないことだと知ったテレベルムは
じゃあ人用のトイレに行こう、と促すはずだ。

辺りには誰もおらず、誰かに見られる心配もない。咎める者もいない。
したくてしたくて堪らないおしっこを解き放って
今すぐ気持ちよくすっきりできる、
その千載一遇のチャンスをふいにして。]

う゛ぅぅっ……!!!


[もうあまり葛藤している余裕もなかった。
断続的に襲う大きな波の間隔が次第に短くなり
身体が強制的に排出を促しているように
ぶるっ、ぶるっと体を震わせる。

気のせいか、じわじわと下着の染みも広がって行っているような…]
(?94) 2024/02/08(Thu) 14:04:40

【恋】 プラチナ


(……だ、ダメだ、も、もう、限界だっ…!
こ、このまま、だと、もれるっ
下着の中にしっこ、もるぅぅっ……!!)


[覚悟を決めたようにごくりと唾を飲み、
ズボンを緩め、ジッパーを下ろした。
寒さで縮こまっている性器を摘まみだし
壁に向けて固定して、]

…て、テレベルムっ、
あっちを向いててくれ……!!
ああんっ…


[テレベルムが答えるのを待つ前に
先端からじょろじょろと放水が始まってしまう。
ちょぼぼぼ…と壁に向け、黄色い放物線を描いて]
(?95) 2024/02/08(Thu) 14:09:17

【恋】 プラチナ

(あ……ふうぅぅ…… や、やってしまった…
 うぅ…恥ずかしい……
 トイレまで我慢できず、こんなところで…)

[はぁ、はぁ、と肩で荒く息をしながら
何とも言えない罪悪感と情けなさに包まれる。
自分はプラチナ・ライドではない。
別にテレベルムの保護者になった覚えもない。
ないが――仮にも大人としてこれはどうだろう……]


(……だ……だが……はぁあぁぁ〜〜……♡
…き……きもち、いいぃぃ…… 

ず、ずっと、ずっと我慢してたからぁ……♡
あふぅぅ〜〜〜ん…♡♡)


[…が、それ以上に。
散々自分を苦しめていたおしっこが尿道を勢いよく走りぬけ
膀胱が空っぽになっていく心地よさが
急速にプラチナの頭の中を支配していく。

もう、なんだか全部どうでもいい…
そんな気持ちになってきて。]
(?96) 2024/02/08(Thu) 14:10:46

【恋】 プラチナ


んはぁぁぁ〜〜〜ん………♡♡♡

(…も、もう…なんでもいい……はぁぁぁ……
 しっこぜんぶするぅぅ……♡♡♡)


[最初は恥じらいが勝って控えめだった排尿の音は
身体の弛緩と共に勢いを強める。

いつしか、じゅびいいいいいいいいと元気の良いおしっこを
思いっきり壁に叩きつけながら
とろんと表情を恍惚に染め、甘い吐息を漏らしていた。**]
(?97) 2024/02/08(Thu) 14:12:10

【恋】 テレベルム

[ いくらここが”トイレ”でも、
 やっぱり外でするのは恥ずかしいのだろうか。
 
 でも、プラチナも辛そうだ。
 別に…もっと耐えてくれてもいいけれど

 僕のせいでずっと我慢させてしまったし
 今も、ほら。
 
 心は迷っているのに、
 体は正直に解き放ってしまいたがっている。 ]
 
 
 プラチナ、僕
 ここでいい子にしてますから…
 
[ だからさっきみたいに、もう邪魔は入らないから。
 
 ぶるぶると体を震わせるプラチナに、
 自然と喉が鳴った。 ]
(?98) 2024/02/08(Thu) 16:20:17

【恋】 テレベルム

[ 目の前で散々葛藤を繰り返す様子のプラチナを、
 期待に満ちた目でじっと見守る。

 (どうするのかな……、我慢…するのかな。
  それとも…。)
 
 そうしていれば、やがて我慢できないといった様子で
 プラチナが焦った手つきでズボンを寛げ
 僕に「あっちを向いててくれ」と絞り出した。]

 ………っ
 
[ 我慢しきれなかった尿が、
 じょろじょろと音を立てて路地裏の壁に放たれ始める。
 
 寒空の下、プラチナの尿がかけられた壁や地面から
 ほかほかと暖かな湯気が立った。

 目を逸らさないといけないのに。
 あっちを見ていろと言われ、
 言うことをきかなければならないのに。
 
 僕は食い入るように、その光景を見つめていた。 ]
(?99) 2024/02/08(Thu) 16:25:44

【恋】 テレベルム

[ 羞恥心からか弱かった水流は、
 やがて遠慮のないものに変わり
 
 それに比例するかのように、
 プラチナの表情はトロトロと快感に溶けていく。
 
 ぎゅうぎゅうと胸が締め付けられて、痛い。
 自分からここにおしっこをすればと案内しておいて、
 今更ながらにとんでもないことをさせてしまっているのでは
 なんて気持ちが湧いてくる。 ]
 
 
 (プラチナ、気持ちよさそう…
  こんな……こんな顔しちゃうくらい、
  我慢してたなんて……。)
 
[ 僕と歩いている最中、
 プラチナはどんな気持ちだったんだろう。
 したいのにできなくて、我慢させられて。
 
 あの、いつも僕を支えてくれるプラチナが。
 おしっこの事で頭いっぱいにさせながら、
 隣を歩いていたなんて。
]
(?100) 2024/02/08(Thu) 16:26:52

【恋】 テレベルム

 
 
 
………ふ…ぅ…

 
[ 気づけば、僕もうっとりとした目を彼に向けていた。
 
 プラチナに借りたズボンを押し上げるものにも、
 今は気を配る余裕はなく。
 
 可愛い。
 プラチナ、可愛い。

 
 そんな気持ちでいっぱいで、徐々に弱まる水流まで
 その全てを目に収めた。 ]
 
 
 ……気持ちよかったですか…?
 
 
[ やがて、全てを出し切り
 湯気を立たせる大きな水たまりの上に立つプラチナに
 ほんのりと口角を上げて尋ねる。
 
 自分がどうしてこんな気持ちになるのか、
 今はまだわかるはずもなく。
 ただ、心のままの行動だった。** ]
(?101) 2024/02/08(Thu) 16:27:24

【恋】 プラチナ

[膀胱にたっぷり溜まったものを
心往くままびちゃびちゃと壁に叩きつけながら
天を仰いで蕩け、暫しぽーっと至福の時間を過ごしていた。

やがて徐々に勢いが弱まり、
ぶるりと震えて放尿が終わる。
辺りにはほかほかと湯気が立ち上り、
一面に大きな水たまりが出来ていた。]

ふぅ――――…………

[深く深く感じ入ったように息を吐くと
軽く性器を振って雫を落とし、顔を上げ。
こちらを凝視しているテレベルムと
ばちりと目が合った。]
(?102) 2024/02/08(Thu) 17:06:34

【恋】 プラチナ


…へっ、 なっ、…〜〜〜っ


[ほんのりと微笑み、
気持ちよかったかと尋ねるテレベルムに
思わずぎょっとしてしまう。

相手は年端のいかない少年で、
先程まで無邪気に泣いたり笑ったりしていた子供。
それが何というか急に…普段のテレベルムと重なって見えて。
何だか妙にどぎまぎしてしまって頬が熱くなる。
さすがにテレベルムの下半身の反応にまでは気づかなかったけれど。


慌てて性器をごそごそ下着の中にしまい込んで
ジッパーを上げ、身なりを整えた。]
(?103) 2024/02/08(Thu) 17:06:57

【恋】 プラチナ

……わ、わざわざ聞くなそんなこと……っ
あ、あっちを向いてろと言っただろ…!

[眉を吊り上げて顔を逸らしたものの
気持ち良さそうに放尿していたことは
今更隠し様もない。

こんな情けない姿を晒した後で、
いくら叱った所で格好が着かない自覚もあったので
気まずそうにごほんと咳払いした。

明らかに犬がやったとは思えない
大きな水たまりの前、
長居したいわけもなく。]

まあ……なんだ、その……
………帰るか………

[そうテレベルムを促すのだった。**]
(?104) 2024/02/08(Thu) 17:07:43

【恋】 テレベルム

[ あまりにも魅力的な光景に、陶然としていた。
 
 良い子であることも忘れて、
 ただ本能のままにプラチナの姿に見入っていた。
 
 大好きな人のいけない姿。
 それを性的な目で見ているという自覚まではないものの
 僕の中によくない種が根付くのには十分で。
 
 まるで夢を見ているような気持ちから我に返ったのは、
 僕の問いかけに顔を真っ赤にして
 眉を吊り上げるプラチナを見てからだった。 ]
 
 
 ──っあ、そ、そうですよね…
 すみません、僕……
 
[ 僕は一体何を聞いているのだろう。
 
 我に返ってしまえば、自分が口にしたことの恥ずかしさに
 釣られてほんのり頬を染めて目を逸らした。 ]
(?105) 2024/02/08(Thu) 20:49:28

【恋】 テレベルム

 
 
 (でも、やっぱり……
  ずっと見てられるくらい、よかったな…)
 
[ 蕩けそうな光景の余韻が、頭の隅に尾を引いて。

 気まずそうにするプラチナの前、
 僕はもう一度プラチナの手をぎゅっと握った。 ]
 
 …はい。
 帰りましょう。
 
 お魚のシチューも、作りたいですしね。
 
[ 促されるまま、僕はプラチナと手をつないで歩き出す。

 犬がしたにしては不自然な程大きな、
 水たまりの跡を残して。 ]
(?106) 2024/02/08(Thu) 20:49:37

【恋】 テレベルム

─ →家へ ─
 
[ その後僕たちは、再び町はずれの林にて
 プラチナが開いてくれた転移門を潜り元の家へと帰った。
 
 家で銀梟に迎えられた時には、
 なんだかとても長い間外に出ていたかのような
 奇妙な疲れすら感じていた。
 
 外着を脱いで買ったものを整理しながら、
 僕はプラチナをじっと見る。
 今日二回も見てしまった彼の痴態は、
 多分今後忘れようとしても忘れられないだろう。 ]
 
 
 (それにしても……)
 
[ 思い返せば、一度目の排泄も二度目の排泄も
 どちらもかなり量が多く、相当ため込んでいたように見えた。
 
 あれは、プラチナがそういう体質なのだろうか。
 それとも何か他の要因があって? ]
(?107) 2024/02/08(Thu) 20:49:58

【恋】 テレベルム

[ そうして僕は、
 もうシチューの用意をしてしまおうかと
 野菜の前で包丁を握りしめながら。 ]
 
 あの、プラチナって……
 あ、えっと教えてもらえなくてもいいんですけど…
 
 
一日に何回くらいおトイレいくんですか…?

 
[ 知らないことをまた一つ、プラチナに聞いてみたのだった。 ]
(?108) 2024/02/08(Thu) 20:51:41

【恋】 テレベルム

[ そうこうしていれば、やがて料理は出来上がるだろう。

 大きさがところどころバラバラな野菜の入った、
 暖かな魚のシチューが。** ]
(?109) 2024/02/08(Thu) 20:52:43

【恋】 プラチナ

[さて、その後。
魔法門を潜り、家へと戻ってきた頃にはもう夜近かった。

テレベルムも疲れた顔をしていたように思うが
こちらもいろんな意味で疲れた。
さっさと寝てしまいたかったが、
まだ夕食を作るという仕事が残っている。

とは言えそこまで手の混んだものでもないし
二人で手分けすればすぐだろうと
すぐに準備に取り掛かりながら。]
(?110) 2024/02/08(Thu) 21:19:06

【恋】 プラチナ


はっ!?

[並んで野菜の皮を剥きながら
少し気恥ずかしそうに尋ねるテレベルムの問いに
かあ、とまた顔を赤くする。]

な、何回って...
いやいちいち数えたことはないが...

......うーん...5.6回くらいじゃないか...?

[普通だ、なんて言い添えつつ。
そういえばテレベルムは朝用を足したきりトイレに立つ様子はない。
随分トイレが遠いんだな、と今更ながらに知る。]
(?111) 2024/02/08(Thu) 21:19:42

【恋】 プラチナ

(というか...寝る前にもう一回くらい
行っておきたいんだが...
また風呂あたりで適当に済ませるしかないか...


早く元に戻ってくれ、テレベルム......)


[何かと不運に見まわれたとは言え
家のトイレが使えないのが
こんなにも不便だとは。

当たり前にトイレのある生活に感謝しつつ。

程なくして出来上がった、
やや具が不揃いなシチューを
もくもくと頬張りながら
はあ...とひそかにため息をつくプラチナだった。**]
(?112) 2024/02/08(Thu) 21:22:58

【恋】 テレベルム

[ 今日一日を振り返りながら、
 プラチナに尋ねたのはトイレの回数。
 
 こんな事人に尋ねる事ではない…というのは
 さすがに僕だってわかっていたけれど、
 それでもやっぱり知っておいた方がいいような気がして。 ]
 
 
 ご、5…6回も…!?
 
 
[ 返ってきた答えに、
 僕はぶわ、と目を丸くして驚いた。
 
 自分が一日一回でいいものをそんなに行く必要があるだなんて
 さすがに思いもよらず、魚を切っていた手も止まる。
 
 
 …そうか。しかもそれが”普通”だなんて。
 つまり、普通ではないのは僕の方らしい。 ]
(?113) 2024/02/08(Thu) 22:04:04

【恋】 テレベルム

 
 
 (だからあんなに街におトイレが沢山あったんだ…)
 
[ 一日一度でいいならば、あんなにトイレはなくともいいし
 なんなら列だって出来ないだろうに。
 答え合わせをしているような気分だった。
 
 それは大きな驚きのある事実だったが、
 同時に僕にとっては少しばかり…
 都合の良い事実でもあって。 ]
 
 
 ……そっか…じゃあ…
 
[ また、プラチナが我慢する姿を見れる機会が
 たっぷりとあるという事か。
 
 内心抱えた思いは隠して。
 
 こんなことを考えてしまう自分を恥じつつ、
 シチューを作る手に集中することにした。 ]
(?114) 2024/02/08(Thu) 22:04:19

【恋】 テレベルム

[ そうして出来上がったシチューは、
 店の人に選んでもらった魚もぴったりでとても美味しかった。 
 トイレの方をちらと見ながらため息をつくプラチナに、
 ちょっとした申し訳なさと期待が入り混じった視線を
 そっと向けたりしながら食事を終えて。
 
 疲れた体を温めるためにもお風呂に入って、
 ほかほかとタオルに身を包んでベッドに潜り込む頃には、
 すっかり夜も更けていた。
 
 寝巻は着ることはしない。
 あえて裸のままベッドに潜り込むと、
 プラチナにもそばで寝てほしいと強請った。 ]
 
 
 ……からだ、なんだか…むずむずして…
 大人の僕、大きいんですよね?
 戻った時服破けたらこまるから…
 僕、このまま寝ます。
 
[ そもそも、何故か今日はプラチナも裸で寝ていた。
 ベッドで裸で寝ることは、
 そこまでおかしなことではないのだろうと
 また一つ微妙にずれた学びをして。 ]
(?115) 2024/02/08(Thu) 22:04:52

【恋】 テレベルム

 
 プラチナ、今日…たくさん楽しかったです。
 ありがとうございました…。
 
 ぼく、もし明日もこのままだったら…、
 明日は外の畑を……みたい……です…
 
[ そうしてプラチナの体にぴっとりと抱き着いて。
 よく知った暖かさを抱けば、
 疲れもあってか自然と瞼は降りてくる。
 
 布団の中でぽつぽつとプラチナに語り掛ける言葉も、
 次第に小さく途切れていき ]
 
 
 プラチナ、‥‥……
 
[ やがて、一度プラチナの名を呼んだあと
 テレベルムの口からは、
 規則正しい寝息が聞こえてくるようになった事だろう。
 
 
 夜は更に深くなる。
 星々の交差による悪戯が終わったのは、
 それから数時間の事だった。* ]
(?116) 2024/02/08(Thu) 22:05:20

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 真夜中の、プラチナも寝静まった早朝ともいえる時間。

 プラチナに抱き着いていた小さな腕は、
 彼を抱きしめる大きな大人の腕になり
 
 プラチナの子供服ですら大きかった小さな体躯は、
 ベッドいっぱいになる程に大きく伸びて。
 
 すっかり”魔術師としてのテレベルム”に戻った私は
 うすらと目を覚まし ]
 
 
 ただいま、私のプラチナ。


[ 未だよく眠る愛しい恋人を抱きしめ、
 瞼の上にキスをした。 ]
(?117) 2024/02/08(Thu) 22:05:49

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
[ 翌朝、大人に戻った私が
 すんなりと壊れたトイレを直してあげたかどうかは…
 それはきっと、また別のお話。** ]
(?118) 2024/02/08(Thu) 22:05:59

【恋】 プラチナ

[自分にからしてみれば当たり前のことだが
テレベルムにとってはそうではないらしい。

こうも驚かれると、プラチナ・ライドは
トイレに行かなかったのか…?という疑問すら出てくる。
実際はこんなトラブルでもなければ
トイレの回数を意識する機会もそうないだろうし
単にテレベルムが気に留めていなかっただけかもしれないが。]

?…じゃあ…?

[途切れた言葉に首を傾け、不思議そうにした。
三つ子の魂何とやら。
無垢な子供に、良からぬ性癖が
順調に芽生え育っているとまでは
プラチナの与り知らぬ所であった。
]
(?119) 2024/02/08(Thu) 22:29:58

【恋】 プラチナ

[そうして、つつがなく食事を終えた後。
自分も彼も早めに風呂に入り(結局その後トイレは風呂で済ませた)
普段よりも随分と早い時間――とは言っても
子供は寝る頃合いにベッドに入る。]

ああ……?
別に構わないが、風邪をひかないようにな。

[むずむずすると言うのは元に戻る予兆なのかもしれない。
共に寝どこに入り、ぴったりと引っ付く
テレベルムの背をぽんぽんと叩いていれば
沢山歩いたからだろう、
程なくして彼の口からは
すやすやと規則正しい寝息が聞こえてきた。]

………おやすみ、テレベルム。
良い夢をな。

[穏やかに目を細め、額にひとつ口づけを落として。
そのままベッドに寝ころんでいれば
自分もいつしか眠りに落ちていただろう。]
(?120) 2024/02/08(Thu) 22:30:51

【恋】 プラチナ

―→翌朝

[さて、そうして
星々のちょっとした悪戯は終わりを告げる。

朝日が差し込む頃には普段通り
まるで何もかも夢だったかのように
長い腕と広い胸板、低い声の恋人が
自分を包んでくれていたことだろう。

例によって朝遅く、寝ぼけ眼で目覚めたプラチナは
彼の姿を見て一気に覚醒し、
ぺたぺたとその顔を触って確かめ
安堵の表情を浮かべた後にジト目になって。]

…ま、まったく、人騒がせな!
昨日は大変だったんだぞ!

[と、ぷりぷり文句を言った事だろう。]
(?121) 2024/02/08(Thu) 22:31:53

【恋】 プラチナ

[―――まあ、プラチナの安寧が
本当の意味で戻ってくるのは
それからもう少し後だったりするのだけれど。]

……な、なあ…テレベルム…
トイレはまだ、直らないのか……?
あ、朝から、も、もう、何時間も、はぅぅ…


[一向に直らないトイレの前でくねくねしながら
切なく修理を待つプラチナがいたかもしれないが、
それはまた別のお話。**]
(?122) 2024/02/08(Thu) 22:35:46

【人】 翼の魔術師 テレベルム

─ 別日 ─
[ あの星々の悪戯があった日から、
 季節が移り変わらない程度の日数が経過したある日の事。
 
 すっかり日も沈み森に静けさが広がる夜に、
 私はプラチナを抱きベッドで横になっていた。
 
 普段であれば私も瞼を閉じ、眠りについている時間。
 こうして彼の寝顔を眺めているのには、
 とある理由があった。
 
 プラチナを起こさぬよう、ゆっくりと体を起こす。
 彼の額に手を当てると、
 そっと柔らかくその頭を撫でた。 ]
 
 
 (──…よく寝ているな…。)
 
[ プラチナには、事前にたっぷりと
 安眠効果のあるハーブの茶を飲ませてある。
 
 睡眠薬ほどの効果はないものの、
 これから行う事を考えれば
 十分な効果を発揮してくれる事だろう。 ]
(1) 2024/02/08(Thu) 23:29:04

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ ”対象の夢を覗き、更にその夢に干渉する魔術”。
 
 知識としてはあったものの未だ試していなかったその術を
 今日私は彼に試してみるつもりだった。]
 
 
君の中を覗かせてもらうよ。プラチナ。

 
[ もう一度、よく眠る彼の頭をなでる。
 瞳を閉じて彼の額に魔力を流すと、
 彼の夢へとマナの手を伸ばした。
 
 まずは彼が、どんな夢を見始めたのかを探るために。** ]
(2) 2024/02/08(Thu) 23:30:18

【人】 プラチナ

― どこかの日 ―

[あの不思議な出来事から少し経ったある日のこと。
プラチナは何の変哲もない平和な日々を送っていた。

夜、テレベルムが
安眠効果のある茶を淹れてくれると言うので
有難くそれを受け、
味が気に入ってカップに何杯か飲み干して。
それが功を奏したのか、いつもより少し早めの時間から
すやすやと眠りについていた。

そうして深夜を少し回った頃。
心地よく眠っていたプラチナが
時折小さく呻きながら何度も寝返りを打ち、
もぞもぞと寝苦しそうに足を動かす。

それでも熟睡中のプラチナが目覚める気配はなく、
テレベルムが横で何かをしていても
気づくことはできなかっただろう。]
(3) 2024/02/09(Fri) 0:14:07

【恋】 プラチナ

[プラチナはいつのまにか
だだっ広い平原の中、延々と続く
見知らぬ一本道を歩いていた。

辺りにちらほらと人通りはあるものの、
どこかぼんやりと靄がかったように
その姿はあいまいで。

明らかに知らない場所だが、
ここがどこかと言うのも
何故だかあまり疑問には思わず
目的もなくただ歩く。

――いや、目的はあると言えばあるのだけれど…]
(?123) 2024/02/09(Fri) 0:14:46

【恋】 プラチナ


(はあ……トイレに……行きたい……)


[もういつからだろう、
ちくちくと下腹部を苛むそれに
いつの間にかプラチナは支配されていて。
早く行きたいと気が急くくらいには
既に自分の中で欲求は大きくなっていた。

解放できる場所を探しながら少し歩いた頃、
程なくして唐突に、
トイレのマークが書かれた建物が
目の前にぽつんと出現する。

あったあったと安堵の表情を浮かべ、
早速男性用と書かれている方に入ろうとしたのだが、
近くで立っている番人らしき男に呼び止められてしまい。]
(?124) 2024/02/09(Fri) 0:17:38

【恋】 プラチナ


「ここのトイレを使うには許可証がいるんだ。
 すまないが、あっちで発行して貰ってくれ。
 ないなら通すわけにはいかないな」

(許可証……?面倒だな……)

[そんな話は聞いたことは無いが……。
ともあれ使えないのならば仕方がない。
取りあえず許可証を発行してくれるのだと言う
小さな小屋に向かい、また歩き出すことにした。**]
(?125) 2024/02/09(Fri) 0:20:01

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナの額を撫でながら伸ばしたマナの腕は、
 彼が思い描く夢を掴んで私の瞼に移してくれる。
 
 ぼやけた視界が瞼の裏に映し出され、
 意識を集中させれば
 徐々に輪郭がはっきりと見て取れるようになってきた。]
(4) 2024/02/09(Fri) 1:12:02

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ どこか曖昧な作りの広い平原。
 どこまでも続く一本道を歩くプラチナの姿を、
 私は宙に浮きながら追従して捉えていた。
 
 どうやら流石にあまり離れる事はできないらしい。
 プラチナの傍をふよふよと浮きながら様子を伺っていると、
 どこからともなくプラチナの声が頭に響いてきた。
 
 
 『はあ……トイレに……行きたい……』

 
 プラチナの夢を覗いているからか、
 彼の思考が私の頭にも筒抜けのようだ。 ]
 
 
 …これはいいな。
 
[ 普段覗くことができない彼の心中を覗いたようで、
 私は楽し気に笑みを浮かべた。 ]
(?126) 2024/02/09(Fri) 1:14:42

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ やがて何もない平原に現れるのは、
 不自然なほど忽然と存在する人用のトイレ。
 
 プラチナの望みをそのまま映したようなソレに
 なんだか可笑しくなった。
 
 そう。夢とはこういうものだ。
 望むものが湧いて出て、
 恐れたものが突然現れる。
 
 そして都合よく現れたものに限って──
 うまく扱えなかったりするのだ。 ]
 
 (ほう。許可証の発行とは面白い。)
 
[ 特に排泄に関しては、
 寝てる間に出してはならないという体のブレーキの都合上
 夢でも自然とできない流れになる事が多い。
 
 それがこういう形で現れたか。と
 私は感心したままプラチナの後へとついていった。 ]
(?127) 2024/02/09(Fri) 1:15:31

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 (小屋…。ふむ…。)
 
[ せっかく生えたトイレも、
 彼はこの小屋で許可証を貰わなければ
 使うことができない。

 随分面白い設定の夢だ。
 是非ともその許可証を発行する審査員として、
 私も関わらせてもらおう。
 
 ふわりと軽く指を振る。
 
 プラチナが扉を開けると同時、
 小屋の中に小さな役場のような内装が現れた。
 
 受付カウンターと椅子が一脚ずつ。
 
 私はプラチナの前、迷える子羊を受け付ける職員として
 彼の前に変装して姿を現そう。
 
 黒い髪に白い肌。夢特有のぼやけた顔で
 プラチナを目の前の椅子に座るよう促そうか。 ]
(?128) 2024/02/09(Fri) 1:19:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 おや…いらっしゃい。
 トイレ使用許可証が欲しいなら、
 こちらの紙に必要事項の記入を頼むよ。
 
 
[ そんな風に、笑顔で紙を差し出して。** ]
(?129) 2024/02/09(Fri) 1:20:10

【恋】 プラチナ

[言われるがままに少し道なりに歩き、
ほどなくして小さな小屋にたどり着いた。
ギィ...と音を立てて木製のドアを開ければ
中には一対のカウンターと椅子。

まさかそれがテレベルムだなんて思わずに

どこか姿のぼやけた黒髪の職員の前に座る。]

すまん、トイレの許可証?を
貰いに来たんだが...

[そう言えば彼は一枚の紙と共にペンを差し出してくれる。
名前、年齢、性別...はいいとして、]
(?130) 2024/02/09(Fri) 9:18:44

【恋】 プラチナ

(せ、性器のサイズに排尿量!?
そんなことまで聞かれるのか、面倒くさいな)

[自分の排尿量なんていちいち把握していない。
困惑したように眉を下げ、頭をかく。
設問自体を疑問に思わず、素直に従ってしまうのは夢特有の曖昧な思考故だろう]

(尿量まあ...300...400くらいか...?
平均が確かそんなもんだったような...
1日の排尿回数は6回くらい...)

[きちんと計測ことはないが
平均からそこまで外れることはないだろう、と
適当に記入していき、途中で手を止める。]
(?131) 2024/02/09(Fri) 9:20:22

【恋】 プラチナ


...な、なあ、この...性器の転写って...
どうすればいいんだ
ついでにサイズも計らせてくれ

[おずおずと目の前の男に尋ねる。
何か専用の計測具でもあるのだろうか。

初対面の相手の前で性器を撮られるのは
さすがに恥ずかしいが
トイレを使わせて貰うためには致し方ない。**]
(?132) 2024/02/09(Fri) 9:24:15

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナがたどり着いた小屋の中。

 トイレ使用許可証の発行だなんてあり得ないものを
 発行してもらう為の施設で、
 職員に化けた私はプラチナを迎え入れた。

 彼に手渡した紙に記載されていたのは
 到底正気であれば書きたくないであろう、
 滅茶苦茶な問い。
 
 椅子に座ったプラチナは、明らかに困惑した様子で
 紙を見つめていた。
 すぐに突き返さないあたり、
 やはり夢の中だと判断力もかなりブレるらしい。]

 (へぇ、400…。
  流石に私も把握してないが、
  今度実際限界まで貯めさせてから測ってもいいな。
  
  サイズ…は、
  まぁプラチナが自分で測っている事もないか。)
 
[ 眉を下げながらも記入を始めるプラチナに、
 私は内心楽し気に微笑んだ。 ]
(?133) 2024/02/09(Fri) 12:38:34

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 内容を目で追いながら、プラチナが手を止めたところで
 にこりと頷いて。 ]
 
 性器の転写はこちらで行わせて頂くよ。
 下着を脱いで、そちらで立って私に見せてくれればいい。
 
 サイズはこちらの定規をどうぞ。
 
[ 性器の転写、だなんて
 普段のプラチナならもっと抗議してもおかしくないのに。
 
 あまりにも私に都合のいい従順さも、
 これがプラチナの夢の中だというのだから堪らない。
 
 定規を手渡して、私は彼の頭の先からつま先まで
 品定めするように視線を滑らせた。 ]
 
 
 それで……今日は既に何回トイレに行ったかな。
 
 この後は大小どちらをするつもりかも聞いておかないと。
 
[ 彼が性器を見せてくれるのを待ちながら、質問を重ねる。 ]
(?134) 2024/02/09(Fri) 12:41:15

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 また、君がトイレで性的な行為をした事があるのなら
 それも申告してもらわねばならない。
 
 なに、過去の覚えていないぶんはおよそで構わないよ。
 
 それが自慰行為なのか、性行為なのか…。
 その紙の裏面に必要だから、気を付けておくれ。
 
[ プラチナが紙の裏を確認したならば、
 トイレ内での性行為について、という
 新たな記入欄が現れる事だろう。
 
 そういえば私は彼が普段どこで自慰をしていたのかまで
 詳細には把握していない。
 試しに聞いてみようかと、
 ちょっとした好奇心で問いかけた。** ]
(?135) 2024/02/09(Fri) 12:41:44

【恋】 プラチナ


あ…ああ……

[どうやら転写は彼の方で行ってくれるようだ。
なんでこんなことに……と思いながら
下着ごとズボンを膝まで脱ぎ、
まずは渡された定規を手にする。

定規の目盛りは9センチほど。
通常時のサイズだから
勃起すればもっと大きくはなるだろうが
特に指定もなかったのでこれでいいのだろう。

さすがに見知らぬ男の前で
局部を丸出しにしているのは落ち着かない。
落ち着かない仕草で顔を赤らめつつ、指定された場所に立って
彼が転写してくれるのを待ち。]
(?136) 2024/02/09(Fri) 13:12:28

【恋】 プラチナ


なっ……きょ、今日?ええと……よ、4回程…?
そ、その、するつもりなのは 
…小の方……だが……


[記入したらそれで終わりかと思ったが、質問はなおも続くらしい。
排泄回数を問われ、朝から一回…二回…と指折り数え
ん?今ってそもそも何時だ…?なんて疑問も浮かんだが
あまり深く気にすることは無く答え続け。]

はっ、はぁっ!?
そんなことまで聞かれるのか!?

[が、流石に性行為について問われれば
更に顔を赤らめて狼狽した。
よくよく確認すれば紙裏にそんな項目がある。]
(?137) 2024/02/09(Fri) 13:13:13

【恋】 プラチナ


(トイレの中での性行為……
ううん……最近は…あまりないけれど……)

[テレベルムと結ばれる前は
専ら自慰をする場所と言えばトイレで、
性欲盛んな時期に一つ屋根の下で暮らしていた影響もあり
それこそ2.3日おきに、一度に何発もするのが常だった。
彼と身体を重ねるようになってからは
そんな必要もないのでめっきり回数は減ったけれど。

テレベルムがその気になった時に
トイレでセックスしたことはあったが
自慰に比べれば頻度は少ないだろう。

テレベルムが転写を終えたなら
欄に、「性行為:月に1.2回 自慰:週に1.2回」と記入して。]

……こ、これでいいのか……?

[ひとまず紙を差し出してみるが。**]
(?138) 2024/02/09(Fri) 13:22:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 戸惑いながらも私の指示に従い、
 恥ずかしい事をしている彼のなんと可愛い事か。
 
 大人しくサイズの計測を終え、
 私の転写を待つ彼とのやりとりを
 まるで記録しているかのような振りをして
 手元のボードにペンを走らせる。 ]
 
 へぇ…4回も。
 では通常より少ない回数しかできていないのか。
 
 そりゃあそろそろしたい所だろうな。
 
[ じ…と下腹部を見る。
 
 露出されたそこは、夢の中である事もあり
 溜まった尿で膨らんで見えた事だろう。 ]
(?139) 2024/02/09(Fri) 14:20:28

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 続いて興味本位で聞いたのは、
 彼のトイレ内での性行為について。
 
 流石に夢の中でもまともに答えてくれるかは賭けだったが、
 紙の裏面に実際に項目があるのを見た彼は、
 悩みながらも答えてくれるようだった。
 
 ふわふわとプラチナのイメージが流れ込んでくる。
 流石に夢の中でぼやけてはいたけれど、
 どうやら彼はトイレで自慰をする方らしい。 ]
 
 
 ふぅん……。
 
[ 記入された紙を受け取り、楽し気に微笑む。
 
 赤裸々な情報を私に知らず渡している彼に、
 何とも言えない背徳感を抱き。 ]
 
 (今度トイレの中で可愛がったあと、
  私の前で…
  彼の手で自慰をさせてみようか。)
 
[ ひとつ悪だくみを増やしながら、彼の前に立った。 ]
(?140) 2024/02/09(Fri) 14:20:55

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 ああ、これで良いよ。
 君が見せてくれていたから、ほら。
 きちんと転写することもできた。

[ そう言うと、どこからともなく彼の性器が映し出された
 紙のようなものを取り出して。
 用紙に張り付けて、彼にも見せてあげよう。
 
 いつ撮ったのかなんて些細な事はどうでもいい。
 なんせここは夢の中なのだ。]
 
 …それにしても、ここに記載されている事が事実だとすると…
 困ったな…。
 
[ ゆっくりと屈むと、
 彼の性器に手を伸ばす。
 
 むにむにと感触を確かめるように掌で遊んだ後、
 彼の下腹部の膨らみにも目をやって。 ]
(?141) 2024/02/09(Fri) 14:21:16

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 君の性器には問題ないし、
 このまま許可してあげたい所なんだが
 
 残念ながらあそこのトイレには排尿の制限があってね。
 200mlまでしかしてはいけないんだ。
 それ以上されてしまうと壊れてしまう可能性がある。
 
 しかも君は、随分たっぷりため込んでいるようだろう?
 
[ ぽっこりとした腹を、
 その形を辿るように指でつぅっとなぞり ]
 
 申告してくれた400mlすら超えて出してしまう可能性がある。
 
 ……どうしようか。
 
[ 夢の中の職員である私が彼の下腹部をなぞる時、
 現実の私もリンクするように彼の下腹を撫でる。
 よしよしと可愛がるように優しく撫でて、
 彼の表情を伺い ]
(?142) 2024/02/09(Fri) 14:21:31

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ゆっくりと下腹を撫でていた手をスッと離すと、
 顔を上げてカウンターへを戻った。 ]
 
 
 まぁ、散々我慢していてかわいそうだからな。
 許可証を発行してあげよう。
 
[ 良かったな。と彼に微笑むと、
 紐のついたカードのようなものをカウンターから取り出し
 彼に手渡そう。
 ”トイレ使用許可証”と書かれたカードの裏面には、
 先程申請書に記入した彼の情報が羅列されている。
 
 親切な職員としてそこまで手続きを終えてから
 私は徐に「ああそうだ。」と再度口を開いた。 ]
(?143) 2024/02/09(Fri) 14:22:22

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 許可証はあげるけれど、
 さっき言った通りあのトイレは200ml以上の排尿は禁止だ。
 
 違反のおそれがある君は、
 200mlの測定容器を持っていないとトイレには入れない。
 それはこの先の店で購入できるから、
 買ってから向かうんだな。
 
[ 許可証をもらったら、あとはトイレに行くだけ。
 そう思わせた後に、そんな事をまた彼に告げてよう。
 
 残念ながら、
 こんな楽しい事をそうそう終わらせてあげる気はなかった。** ]
(?144) 2024/02/09(Fri) 14:22:56

【恋】 プラチナ

[紙を提出し、職員がそれに目を通す。
自身の赤裸々な情報を読まれているというのは
やはり何となく気まずいものがあり、
どうにも落ち着かない心地でいた。]

あ... ああ...

[この排尿回数は実際の本日のプラチナのものだが
トイレに行かないまま普段より早く床についた為、
本来なら済ませている分の
おしっこも出来ていなかった。

加えてたっぷり飲んだハーブティーが
今もどんどんと膀胱に注ぎ込まれているわけで。


意識すると下腹部が
ぽっこり膨らんでいる気がして
もじもじと太腿を擦り合わせながら
検分するような男の視線に耐える。]
(?145) 2024/02/09(Fri) 15:52:07

【恋】 プラチナ

[そうしているうちに転写が終わったらしく
男が何やら紙を記入用紙に張り付ける。
自分の性器が紙に写し出されているというのは
なんともいえない気持ちになったが...

取り敢えずこれでトイレに行けるはず、と
少し胸を撫で下ろした。...のも束の間]

えっ、あっ??
な、なにを触って...!!

[おもむろに急所を掴まれ、
さすがにぎょっとして腰を引いた。
すぐに手は離されたけれど、
代わりに告げられたのはあまり嬉しくない報せで]
(?146) 2024/02/09(Fri) 15:53:34

【恋】 プラチナ


え......、な... そ、そんな...

[すぐに訪れるかと思ったトイレタイムに
暗雲が立ち込め、表情を曇らせた。
下腹部を指先で辿られ、ぶるりと腰が震える。]

(た、確かに...いつもより
たくさん溜まっている気がする...が...
200mlしかしてはいけないなんて...)

そ、その、もっと排尿可能量の多い
トイレはないんだろうか...

[問うてはみたが返答はどうだったか。
どのみち気の毒に思ったらしい職員が
無事に許可証は発行してくれたが
プラチナの表情は晴れない。]
(?147) 2024/02/09(Fri) 15:54:21

【恋】 プラチナ

(いや、でも、まあ...
排尿制限を超えても...少しずつ出して流せば
問題なく使えるということ...だよな...?)

[いちいち面倒ではあるし
なんともすっきりとしない排尿になりそうだが、
不可能ではなさそうだし、この際仕方がない。

そう思いながら小屋を出ようとしたが
その前に男が声をかけてきて]

え... う......
わ、わかったよ......

[このまますぐにトイレに向かえばいいと思っていたが
まだ必要なものがあるらしかった。
仕方なく頷き、今度こそ小屋を出て歩き出す。]
(?148) 2024/02/09(Fri) 15:57:01

【恋】 プラチナ

(ふぅ...ふぅ...
ど、どこなんだ、店とやらは...
は、早くオシッコがしたいのに......)

[紐のついたカードを首からかけ、
再び一本道を歩き出したが、
なかなかそれらしき店は見えてこず。

少しイライラしながら頻りに股関を擦り、
もじもじしながら歩みを進める。**]
(?149) 2024/02/09(Fri) 16:01:18

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ──うん?

[ 理不尽な審査に理不尽な対応。
 もっと文句を言ってもいいようなものなのに
 プラチナから聞こえたのは
 排尿可能量の多いトイレはないか、なんて健気な質問で。 ]
 
 
 うーん…。どうだろうなぁ。
 
[ 無い、とはあえて言いきらない。
 
 許可証だけでは足りないと、彼に更なる試練を告げたのち
 出口に向かう彼の背に向けてつけたそう。]
 
 ココではないトイレだが…
 私は知らないが、もしかしたら
 店に行くまでの道にあるかもしれないね。
 
[ そう希望の余地を残す物言いを投げかけて。
 店を出る彼をゆったりと見送った。 ]
(?150) 2024/02/09(Fri) 18:19:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナが幾らか歩き出した所で、
 背後の小屋は意識から外れた事により跡形もなく姿を消す。
 
 私も再びプラチナの後ろを着いていくようにして
 落ち着かない様子で歩みを進めるプラチナを見ていた。
 
 辺りを見渡しても、まだ店は見えてこない。
 
見せてあげない。

 
 徐々に圧迫していく尿意を感じさせてあげたくて、
 あえて何もない道を長く長く歩かせよう。
 
 気を紛らわせるものもない道は、
 自然と彼の思考を尿意で蝕んでくれるだろうか。
 いくら辺りを見渡しても、
 返ってくるのは時折彼の肌を撫でる風だけ。

 更に一歩一歩進む度、彼の頭の中に
 腹に水滴が溜まっていくような感覚を植え付けようと、
 たぽん、と水を揺らすような音を腹の奥で響かせてやり。

 そうして、暫く彼をまっすぐ歩かせたのち
 
 私は彼の視界に、ぽつんと小さな建物を生やした。 ]
(?151) 2024/02/09(Fri) 18:25:29

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ──それは建物……と言っていいのだろうか。
 一枚の板のような壁にタンクと紙が備え付けられ、
 その前にちょこんと便器が置いてある
 ”開放的”なんて言葉じゃ足りないくらいに
 あまりに不自然なトイレ。
 
 彼がそれを見つけると同時に、
 パラパラと通るように同じ道に通行人を増やして。 ]
 
 
 (そうだな…これもつけてあげよう。)
 
[ トイレの前には立札を。
 『誰でも使用可能。排泄量制限なし。』
 そう書き記し、彼の眼にも入るようにしておこう。
 
 長い道を歩いた後、
 彼が望んでいた何の制限もないトイレを
 道端に設置してやって。
 
 さてこれを見た彼がどういう反応をするだろうかと
 楽しそうに横で彼を見ていようか。 ]
(?152) 2024/02/09(Fri) 18:25:53

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 通行人は、そこまで量が多くないものの途切れることはない。
 そこにあるトイレを不自然なものだと思う人はおらず、
 誰もが何事もなく通り過ぎていく。
 
 
 そしてプラチナが即座に使うという判断をしない限り、
 やがて通行人のうちの一人は、
 自然にそのトイレへと歩み寄ってくる事だろう。
 今も尿意に耐えているプラチナの目の前で、
 見せつけるように排泄をする為に。** ]
(?153) 2024/02/09(Fri) 18:26:08

【恋】 プラチナ

[小屋を出て、行けども行けどもそれらしき店は見つからない。
既に最初に見つけたトイレから
だいぶ遠ざかってしまっているような気がする。

本当にこっちで合っているのだろうか、
なんて疑問も浮かぶが
そもそも一本道だし間違えようもない。]

(お、おしっこ…… 一体どこまで行けば店があるんだ…! 
 は、早く、早く出したい……)

[歩くたびにたぽたぽと
溜まった水音が響く気がして
時折立ち止まり辛そうに腰をくねらせ。

そうしながらどれくらい歩いた頃だろうか、
道の途中にひとつ、建物が目に入った。]
(?154) 2024/02/09(Fri) 20:19:25

【恋】 プラチナ

[それは目指していた店ではなく。
何なら小屋とすら言い難いような
簡素な作りのものだった。

思わず立ち止まり、
目を丸くしてそれを凝視する。]

な、なんだこれ……

[それは俄かには信じがたいものだった。
広い平原にぽつんと鎮座する便器と、申し訳程度のタンクと紙。
立札には間違いなく"トイレ"と書いてあり、
使用可能だと添えられている。

ということは確かにこれはトイレなのだ。
己が心から探し求めていたもの。
随分と粗末な外観であるということを除けば、だが。]
(?155) 2024/02/09(Fri) 20:21:06

【恋】 プラチナ


(こ、こんなの、してたら周囲から丸見えじゃないか……
 幾らなんでもこれはちょっと……)

[周囲にはぱらぱらと人通りがあり、
流石にここで放尿するのは憚られた。
仕方なくスルーして先に進もうとしたところで
通行人のうちの一人がトイレに歩み寄って来る。

その青年は自分の前を通り抜け、便器の前に立つと。
まさか、と思う間もなく下を寛げ
目の前でジョロジョロと
小気味よい音を立てて放尿し始めた。]
(?156) 2024/02/09(Fri) 20:22:21

【恋】 プラチナ


(あ゛っ、くぅっ、 あぁぁんっ……!!)

[気持ちよさそうな吐息まで丸聞こえで、
おしっこしたくて仕方ないのを我慢している真っ最中に
そんなものを見せつけられるこちらは堪らない。
両手で股間を抑え、ばたばたとその場で大きく足踏みをする。]

(あっあっ、も、もう、なんなんだ……!!
 こ、こんな気持ちよさそうにおしっこして、ぁふぅぅんっ、
 お、俺の膀胱に悪いだろうがっ……!!!はうぅぅぅ……)

[たっぷり溜まったオシッコタンクを直撃され、
内股になってくねくね悶えているこちらを他所に
彼は心置きなく排尿を続けている。

周囲の人々も特にその光景を不審に思ったり
物珍しく感じたりしている様子はなく、
何てことないように通り過ぎていく。]
(?157) 2024/02/09(Fri) 20:25:48

【恋】 プラチナ


(そう、…と、トイレ…なんだから………
 俺が使ったって、別に問題ない…筈だよな?
 制限もないし……)

[こくり、と喉を鳴らす。

人通りのあるところで堂々と…なんて
いけないことのような感覚は消えていないが
やはり夢の中ということで
判断基準も少し麻痺しているのだろう。

もじもじと足を擦り合わせながら男の後ろに並び、
トイレの順番を待つことにする。
恥ずかしさや気まずさの中に、
待ちわびた放尿への期待を滲ませて。**]
(?158) 2024/02/09(Fri) 20:27:59

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ただ便器だけが露出しているようなそれに
 プラチナの視線が吸い付くのを笑みを浮かべ眺める。
 
 いくらここが夢だとしても
 そのままではプラチナとて排泄する気にはならないだろう。
 
 そしてただ露出させたいだけならば、
 こんな作りでトイレを置く必要はない。
 
 私がこんな風にトイレを置いたのは、そう
 こんな風に、彼が我慢しているものを
 目の前でたっぷりと見せつける為だった。
 
 通行人の一人がプラチナの元へ歩みより、
 彼が視線を送るトイレで排尿をし始める。
 何にも阻まれず、
 ただ気持ちよくジョロジョロと放水するその姿を
 一体プラチナはどんな気持ちで見ているのだろう。]
(?159) 2024/02/09(Fri) 21:23:03

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ──ふふ。
 
[ 気持ちよさそうに放尿する男の後ろで、
 はしたなく足踏みをする可愛いプラチナ。
 
 それもその筈だ。
 ただでさえ寝る前にトイレに行っていないのに、
 彼は寝る前に何杯も茶を飲んでいるのだから。
 当然そうなりもするだろう。
 
 衆目がある中でなんてことないように排泄をする男に
 心が釣られたのか、
 それとも我慢が辛いのか。
 こんな隠されていないトイレで、
 男の後ろに並ぶプラチナに私は一層笑みを深める。 ]
 
 
 悪い子だなプラチナ。
 こんな人の多い場所で、
 傍に私もいないのに露出しようだなんて。

 
[ これは夢で、彼にまともな判断力があるわけではない。
 そんな事はわかっていつつ、
 私ははしたない真似をしようとするプラチナへ
 そっとお仕置きの魔法を施した。 ]
(?160) 2024/02/09(Fri) 21:23:47

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 男の放尿が終わり、心地よさそうな溜息と共に
 男がズボンを元に戻す。
 あと少しでトイレに行ける。
 羞恥心さえ我慢すれば、少なくとも尿意は開放できる。

 そう期待させるよう、ゆったりとした仕草で身支度を整えて。
 そして男が振り返り、道を開けて
 プラチナの目の前からすべての障害が取り除かれた
 その瞬間。
 
 
 パタン
 
 
 と、トイレの蓋が勝手に閉まった。]
(?161) 2024/02/09(Fri) 21:25:10

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ まるで風か何かで倒れてしまったかのような
 自然な音で下りた蓋は、もう二度と開くことはない。
 
 たとえプラチナがどんなに力を込めても、
 ビクともせずただそこにある事だろう。
 
 
 しかし諦めて手を離せば蓋は急に自然に開き、
 またプラチナ以外の人が使用を始めるのだ。
 
 
 そんな意地悪な悪戯を、彼の目の前のトイレに施して。**]
(?162) 2024/02/09(Fri) 21:26:42

【恋】 プラチナ

んぅぅ…っ

[ジョロジョロと響き続けていた気持ちよさそうな音が
やがて終わりを告げた後も、
男はぼうっと便器の前で
放尿の余韻に浸っているようだった。

こちらにすればじれったい話で、
モジモジと頻りに腰をくねらせながら
便器の前からどいてくれるのを待つ。]

(は、早く、か、替わってくれ…っ
 お、おしっこ、さっきから待ってるんだから、早く…っ)

[周囲の人々は大して気に留めていないにせよ
ここで順番を待っているのも何となく気恥ずかしく
さっさと用を済ませて立ち去りたかった。

とはいえ急かすわけにもいかず、
のんびりと身支度を整える男を
切ない顔で見つめながらただ待ち。
ようやく彼が去っていき、
転がるようにトイレの前に立つ。]

(は、はあぁ……これでおしっこできる……♡)

[ほっと気を抜き、ズボンに手をかけた瞬間――
ばたんとトイレの蓋が閉まった。]
(?163) 2024/02/09(Fri) 22:28:28

【恋】 プラチナ


…え?

[一瞬呆けた後、何事もなく蓋に手をかけて
開け―――ようとするもびくともしない。]

は、はあぁ!?
なんで……このっ……!!

[途端に焦った表情を浮かべ、全力で蓋を引っ張るが
まるで強力な接着剤か何かで固められたように
ぴったりと張り付いて動かなかった。]

(な、なんでだ、さっきまで開いてたのに……!!
 あうぅっ……!ま、まだだ、まだ出るな……!)

[予想外の出来事に混乱しながらも、
もうすぐ出せると油断したおしっこが
たぷたぷと膀胱の中で暴れ回る。

地団太を踏みながら必死に括約筋を締め直すも
蓋と悪戦苦闘しているプラチナを、
道ゆく人々が不思議な眼差しで見ているような気がして
じわじわと頬が熱くなり、変な汗が滲む。]
(?164) 2024/02/09(Fri) 22:29:32

【恋】 プラチナ


クソッ…な、なんなんだ、一体……!!!
(せ、せっかく、思い切りオシッコできると思ったのに…!!)


[苛つきながらも仕方なく諦め、
便器の前から何歩か離れた瞬間。
先程までびくともしなかった蓋が
またすーっと自動的に開く。

そうしてプラチナと入れ替わりに
また別の人が便器の前に立ち、
気持ちよさそうに放尿し始めた。]
(?165) 2024/02/09(Fri) 22:31:05

【恋】 プラチナ


(あっぁっぁっ、あふぅぅ〜〜〜〜ん
 俺はできてないのにいぃっ
 そ、そこでしっこするなあぁぁっ)


[おしっこおあずけ状態のプラチナを他所に
今回の人は割と我慢していたのか
じゅびぃぃいぃい―――っと
勢いの良い放尿音が便器を叩く。

なまじ自分の番だと思っていただけに先程よりも辛く
思わず股間を抑えて
トイレの前でぴょんぴょん飛び跳ねてしまい。

まるでトイレが――正確には恋人が、なのだが――
プラチナにだけ意地悪をしているような状況に
泣きたい気持ちになりながら唇を噛んだ。]
(?166) 2024/02/09(Fri) 22:37:09

【恋】 プラチナ

[あんなに抵抗していたのが嘘のように
今は全てを受け入れるようにぽっかりと口を開き
おしっこをたっぷりと注がれている憎らしいトイレ。

恨めしそうな眼差しで、
食い入るようにそこを見つめた後、
ふいっと顔を背けた。]

(はぁ、はぁ…… っ

 ふ、ふん……!!
 べ、別にこんなトイレ、
 そこまで使いたかったわけじゃない…!!
 
 丸見えだし、古そうだし、
 到底トイレと呼べるようなものじゃ……
 ……なのに、なのに、
 み、皆、気持ちよさそうにじょぼじょぼと……
 はぅぅぅ………
な、なんで俺だけ……しっこ……



[いくら心の中で虚勢を張ろうとも
おしっこがしたいと訴える体は誤魔化せず。
おあずけに涙を流しそうになる下腹部を
戒めるようキツく足を交差させ。

尚も背後から聞こえ続けている放尿音から
逃げるようにその場を立ち去り、また歩き出すだろう。**]
(?167) 2024/02/09(Fri) 22:41:23

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 待ち望んだトイレが自分にだけ使えない。
 自分以外が当然得られている快感を、
 自分だけがお預けされて我慢を強いられる。
 
 ──そんな意地悪をさせているのが、
 天の悪戯ではなく恋人だなんて
 プラチナは思いもしないだろう。 ]
 
 
 …堪らないな……。
 
[ 理不尽な状況にただ耐える事しかできず、
 悶えて悔し気に悪態をつく恋人の可愛い事と言ったら。
 
 背徳的な感情がぞくぞくと腰に籠る。
 
 そんなにトイレの前で跳ねてしまったら、
 行き交う人々に怪訝な目で見られても仕方がないだろうに。 ]
(?168) 2024/02/09(Fri) 23:29:47

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 強がるような声も、
 羨ましそうにトイレを欲しがる可愛い声も、
 その全てが私の頭に直接響いて聞こえてしまう。
 
 彼に普段意地悪をする時どんな気持ちでいるのかを
 改めて聞かせてもらっているようで、
 その可愛さに改めて夢中になってしまいそうだった。
 
 もっともっと、可愛い姿を見せてもらおう。
 何度も何度もお預けされて、
 焦れて焦れて壊れそうになるくらい。
]
 
 
 大好きだよプラチナ。
 さぁ次はどこへ行こうか。
 
 ……そろそろ測りのある店にでも行くか?
 
[ もじもじと足を交差させて歩くプラチナの後ろから、
 彼には聞こえない声で語り掛け。
 
 彼にだけ使えないトイレを後にして、
 200mほど歩かせてから
 漸く彼の前にそれらしい店を出してあげよう。
 
 念じれば、ずっとそこにあったかのように
 煉瓦作りの大きな店が顔を出す。 ]
(?169) 2024/02/09(Fri) 23:30:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ”測定容器販売中”と、これまたわかりやすい案内が貼られた
 比較的綺麗な作りの建物。
 
 閉じられた扉からは、それぞれ違う大きさの瓶を持った人々が
 パラパラと出てくるように見えるだろう。
 
 私は再び姿の曖昧な人間の姿になると、
 この店の店員として店内へ入った。
 
 扉を開いた先彼を迎えるのは
 様々な大きさの瓶が並んだ木製の棚と
 会計用の大きなカウンターだ。 ]
 
 
 おやいらっしゃい。測定容器をお求めかな。
 
[ 彼が店内に入るなら、そう告げて客を迎え入れよう。 ]
(?170) 2024/02/09(Fri) 23:31:21

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ カウンターには、何故か小さなシンクと
 位置の高い蛇口のようなものが取り付けられており
 その隣にいくつかの瓶が並べられていた。 ]
 
 
 測定容器が欲しいなら、君が普段するくらいの量を
 一度実際に見せてもらわなければならないんだ。
 
 その蛇口を捻ると黄色い水が出るから、
 勢いを調整しながら適切な瓶に入れてみておくれ。
 なるべく普段のものを再現してくれよ。
 
[ 店員である私は、続けざまにそう告げる事だろう。
 
 応じるなら目の前の椅子へ。
 応じないなら店の外へ。
 
 彼を虐める楽しさを隠し、
 人の好い笑みを浮かべながら促そう。** ]
(?171) 2024/02/09(Fri) 23:32:25

【恋】 プラチナ

[まさか夢の中の自分に
責め苦を強いているのが
共に寝ている筈の恋人だとは思わず
足をくねくね交差させ、
おかしな歩き方になりながら再び道を行く。

そのまままた暫し歩いたところで
ようやくそれらしき店へとたどり着いた。
レンガ造りの大きな店には
確かに「測定容器販売中」と書かれている。

あとはここで容器を買ってトイレに戻るだけだ。
さっさと用を済ませてしまうつもりで店内に入り]
(?172) 2024/02/09(Fri) 23:57:17

【恋】 プラチナ


あ、ああ……
200mlの測定容器を…買いに……

[カウンターで店員らしき男が迎えてくれる。
測定容器と言うのがどういったものか
いまいちプラチナにも分かっていなかったが
どうやら棚に並んだ瓶がそれらしい。

200mlのものはどれだろうと
店員に尋ねてはみたものの
測定容器を買うには自身の尿量くらいを
容器に入れて見せねばならないらしい。

なんでそんなことを、と
常なら疑問に思いそうな話ではあるが
夢の中のプラチナは
そういうものなのかと納得してしまう。]
(?173) 2024/02/09(Fri) 23:57:39

【恋】 プラチナ

……わ、わかった………
ええと、じゃあ……このあたりか……

[適当な瓶を手に取り、シンクに置いて蛇口を捻った瞬間
じょぉぉぉ……と勢いよく黄色い水が流れ出す。
それは色からしてまるで本物のおしっこのようで、
んくぅ…、と小さくうめき声をあげ、
また股間を抑えて前屈みになる。]

(んぅぅぅぅ……!!!!
 はあぁぁん…お、おしっこぉぉ……!!
 早くしっこをさせてくれぇっ…!!)


[蛇口の勢いを弱めれば
ちょろちょろと細い水流になり、
それはそれでぞわぞわと背筋が震える。

もういっそこの容器にじょぼじょぼと
心往くままおしっこを注いでしまいたい。
それができればどれだけ楽になるだろう…と
どうしても想像してしまい。]
(?174) 2024/02/09(Fri) 23:59:01

【恋】 プラチナ

[シンクの前でもじもじ左右に尻を振り、
ステップを踏むプラチナは
当然水の量なんてまともに見ていられない。
自分の尿意を堪えることに精いっぱいで
瓶から何度か溢れさせてしまい。

四苦八苦しながらも、なんとかこのくらいか?
という量を瓶に入れ、男の元まで持っていく。]

はぁ、はぁ……
……こ、これで、いいのか……???

[片手で股間を揉みしだきながら
瓶を男に差し出そう。**]
(?175) 2024/02/10(Sat) 0:00:58

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 尿の測定容器、だなんて
 それ自体がおかしいものなのに
 更にそれに自分の尿量を注げだなんて。
 本当にただ彼を虐めるためだけのものだ。
 
 案内されたプラチナは、
 不思議に思うものの納得はしたようで
 適当な瓶を片手に自分の尿を再現し始める。
 
 蛇口はただの水を流すだけではない。
 本当に、今彼がしたいものを彼の手で再現させる為だけに
 わざわざ黄色い水が出るように”設定”してあるのだ。
 
 ジョボボ…と瓶に水が注ぎ入れられると同時、
 プラチナが股間を抑えて苦し気に呻き始める。
 口にこそ出ていないが、
 全て私に聞こえているのだから興奮する。 ]
 
 
 おや、溢れているね。
 ダメだよちゃんと入れないと。
 それともそんなに出すのか?
 
[ 目の前の些細な作業にも集中できないのか、
 手元の瓶を溢れさせてしまうプラチナに小さく笑った。 ]
(?176) 2024/02/10(Sat) 14:22:41

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 幾度か溢れた瓶に、
 漸くプラチナが適量らしい水を入れられたあと。
 
 呼吸も荒く私に瓶を差し出す彼から、
 零さないようそっとその瓶を受け取った。 ]
 
 ──確認しよう。
 
 ふむ…名前はプラチナ。
 普段の排尿量の申告は400ml程度……か。
 
[ 瓶の中身を揺らし、また別の容器に移し替えて。

 何の意味もない”確認作業”をしながら、
 人目も憚らず股間を揉みしだく彼を横目で見て。 ]
 
 
 随分と我慢しているようだな…。
 ここに来るまでにトイレがあったはずだが、
 してこなかったのか?
 
[ 不思議そうな顔で首を傾げよう。
 彼のはしたない姿を咎めるような、そんな表情で。 ]
(?177) 2024/02/10(Sat) 14:24:37

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ともあれ、コレではダメだな。
 
[ そして店員は、手に持った瓶の中身を
 すべてシンクに捨ててしまう。
 やっと注いだそれをジョボジョボと零しながら、
 再びプラチナの前に瓶を置いて ]
 
 
 ”やりなおし”だよ。
 申告された量とつり合いがとれていないからな…。
 ちゃんと勢い等も再現して、普段通りにいれてくれないと。
 
 自分がどういう風に排泄をしていたのか、
 しっかり思い出してするといい。
 
[ 彼の思いを踏みにじるように、また最初からだと
 柔らかく微笑んで告げよう。
 
 何度も何度も、ちゃんとできるまで。
 どんなに切なくてもきちんと終わらせないと受け取らないと
 無慈悲に語り掛け ]
(?178) 2024/02/10(Sat) 14:25:45

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 もしどうしても思い出せないというのなら…
 ”ソレ”を使って
 そっくりそのまま横で真似すれば早いかもしれないよ。
 
 
[ そうして、プラチナのポケットを指さそう。
 
 もしもプラチナがポケットを探るなら、
 そこには何故か見覚えのある水晶があっただろう。
 魔道具の水晶。
 以前テレベルムがプラチナの排泄を記録するのに使ったものと、
 まったく同じものが。 

 別に使わなくともよいのだ。
 夢の中というあやふやな世界で、
 ぴったり普段の量を測れるならば。
 
 どうしても出来ないと店の外に飛び出した所で
 もう彼は逃げられないし逃がさない。
]
(?179) 2024/02/10(Sat) 14:29:33

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 

 
(君の可愛い声をいっぱい聞かせておくれ。)


[ さぁ、足が震えて立つのも精いっぱいになる程に
 何度も何度も彼に”やりなおし”をさせてあげよう。** ]
 
(?180) 2024/02/10(Sat) 14:31:59

【恋】 プラチナ


あ、ああ……

[瓶を差し出し、男に頷きOKが出るのを待つ。
中身を移し替える音がいちいち膀胱に響いて
もぞもぞと右へ左へと尻を揺らしながら
続いた台詞には眉を吊り上げて。]

っ、…い、いいだろ、そんなこと、どうでも…!
放っておいてくれ…!

(お、俺だって、俺だってしたかった…!
 けどあのトイレがおしっこさせてくれなかったんだ…!!)


[そんなことを彼に言っても仕方がない。
そうは分かっているが、
男の眼差しはこちらをはしたないと
呆れているようでもあり。

人目も憚らずに露骨な我慢の仕草を
してしまっている自分に
かああっと羞恥で頬が熱くなる。

それでも股間を揉む手は止めることが出来ない。
離したらもっと恥ずかしいことになってしまうだろう。]
(?181) 2024/02/10(Sat) 16:41:00

【恋】 プラチナ

[だが、苦労の末に瓶に注いだ水は
じゃばじゃばと音を立てて
あっさりとシンクに流されてしまい。

なっ…と目じりを上げて言い募ろうとする自分の前に
再び空になった瓶が置かれる。]

そ、そんな、なんでわざわざそんなこと…!
よ、要は、容器で200mlが測れればいいんだろっ…!?
普段の勢いなんて、再現する必要ないじゃないか…!

[抗議したものの、男は聞き入れる様子もなく
穏やかに微笑んでただやり直しだと告げる。

悔しそうに目の前の瓶を再び手に取り、
また蛇口の前に立って――
男が指さすポケットを、
一体なんだと探ってみれば
見覚えのある水晶が出てきて。
強く印象に残っているそれは、見てすぐに何だか分かった。

あの、いつかテレベルムが自分の痴態を記録した――
そして先日漏らす原因になってしまった、忌々しい水晶。]
(?182) 2024/02/10(Sat) 16:42:02

【恋】 プラチナ


〜〜〜〜っっ
誰が使うかこんなもの……!!!


[舌打ち混じりに水晶を雑にポケットに入れ直し
苛立ちのまま蛇口を捻る。
じょぼじょぼと瓶に注がれていく黄色いそれに
また大きく体が震えた。]

(はぅ…はぅぅぅ……おしっこぉぉ…… 
 と、トイレに行きたい、思いきりしっこしたいだけなのにっ……
 なんで、なんでこんなこと……!!!)


[そもそも自分の普段の尿の勢いなんて
現実だったとしてもまともに覚えている筈もないし
再現するなんて土台無茶な話である。

詳細に思い出そうとすればするほど
膀胱が釣られて排出の態勢を取りそうになってしまい
その場で激しく足踏みし、腰をぐねぐね振って身悶えしながら
何とか漏れそうになるのを耐えて。

そうして必死に注いだ瓶を持って行ったところで
また無慈悲にやり直しを告げられる。
解放を今か今かと待ちわびるおしっこは
一滴もさせて貰えないまま、
まるで地獄のような時間が続いた。]
(?183) 2024/02/10(Sat) 16:51:06

【恋】 プラチナ


はぁっ、はぁっ、トイレぇっ、…も、もう限界だ…っ!
こ、こっちはずーっとしっこしたいの我慢して、
はあぁんっ…!


も、もういいから、こんな容器使わなくても
出来るトイレを教えてくれっ!!
頼む、
し、しっこがもれそうなんだぁっ……!!!


[何度目かのやり直しを告げられた末、
内股になりぶるぶる震えながら
絞り出すような声で懇願する。

喩え男が答えてくれなかったとしても
もうこれ以上は耐えられないと言わんばかりに
店の外へ飛び出してしまうだろう。**]
(?184) 2024/02/10(Sat) 16:54:06

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ なんとか注いだ水を無慈悲に流しに捨てられたプラチナは、
 どうしてだと怒り心頭に私に噛みつく。
 
 実際プラチナの言う事はもっともだ。
 彼は正しいし、
 本来であれば何もなくただトイレに向かえばいいだけ
 
 だが、残念ながらここは君の夢の中なのだ。 ]
 
 
 そう怒られてもなぁ。
 そういう”決まり”なんだ。
 私が決めた事ではないから、
 怒られたとしてもじゃあやめますかとはならないな。
 
[ だから、怒っている暇があるなら
 早くやりなおしをしたほうがいい。
 
 睨んでくるプラチナへ、
 取り付く島もないようにそう告げて。
 難しいのなら…と、
 私の愛用の水晶を使わせてあげようとしたのだけど。 ]
(?185) 2024/02/10(Sat) 19:57:56

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 (おやおや。)
 
[ ポケットに入った水晶を確認するや否や、
 プラチナは余計に怒りを強くしたようにそれを戻した。
 
 私は肩をすくめて、彼が再び容器に水を注ぐのを眺める。
 しかし何度も何度も、
 彼がどんなに必死に入れ直した所で
 私の口からOKの二文字が出ることはない。
 
 漏れる寸前で、ぐねぐねと腰をくねらせて。
 終わりのない作業を命じられて苦しむ彼を…
 そんな姿を見て楽しんでしまうだなんて。
 
 つくづく、
 私はよくない恋人なのだろうな、と思うものの。
 しかし彼を苛める手を止めることはない。
 
 やがて限界が訪れたのか、
 息を荒くしたプラチナが私の元へやってくる。
 
 なんとも頼りない足つきで、
 お願いだと可愛らしい顔で懇願する彼に
 蕩けるような気持ちを感じながら私は微笑んだ。 ]
(?186) 2024/02/10(Sat) 20:00:24

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 へえ、こんな容器を使わずともいいトイレか。
 それなら……どうしようかな…
 
 おや、君…。
 
 
[ さて、では次はどう可愛がろうかと思案した矢先。
 私の答えなどもう待つことはできないのか、
 店の外へと飛び出す彼に
 
 私は後ろから届くようにと声を出した。 ]
 
 それなら、この先の道をもっと歩いていくと良い。
 君が望むものがあるかもしれないよ。
 
[ はたして彼に聞こえたかどうか。
 扉の外へ彼が出ていくと同時、
 私は再びその場から姿を消して彼の側へと舞い戻ろう。 ]
(?187) 2024/02/10(Sat) 20:02:02

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ さて、プラチナが外へ出た所で
 聞こえてきたのはこんな声だろう。
 
 『この先に、新しいトイレできたんだってさ。
  なんか変なルールがあるらしいけど、
  誰でも自由に使えるらしいよ。』
 
 どこからともなく聞こえたのは、
 きっと彼がこの世で尤も求めていたであろう
 場所を示唆する声。
 
 しかもよく見れば、
 この先100m先…だなんていう看板まで立っている。
 ココに来る時は無かったのか、それとも見通していたのか。
 
 少なくともその先に、
 なんの制限も無いらしいトイレがあるらしかった。 ]
(?188) 2024/02/10(Sat) 20:02:31

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そして彼がそちらへ行くのなら、やがて見えてくるだろう。
 変なルールがあるという、真新しい綺麗なトイレ……
 
 そしてその前にある、不自然なドリンクスタンドが。
 
 『こちらのトイレは、新しく開店するドリンクスタンドの
  ドリンクを試飲していただける方なら
  自由にお使いいただけます!
  
  トイレ利用許可証に記載の量飲んで頂いた後は、
  ご自由にトイレをお使いください!』
  
 綺麗なエプロンを身に着けた女性店員が、
 スタンドの前で大声で案内をしている。
 
 スタンドの前には数人の客がいる程度で、
 少し待てば利用はできるだろう。]
(?189) 2024/02/10(Sat) 20:03:17

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
[ 夢の中だ。いくら飲み食いした所で
 それが実際腹に貯まるわけではない。
 
 だが確実に心は蝕まれるだろうと、
 楽園の前に毒を盛るように。** ]
(?190) 2024/02/10(Sat) 20:03:25

【恋】 プラチナ

[もう返事を待っていられないとばかりに店の外に出れば
後ろから声が追いかけてくる。

小走り――と言っても
内股でよろよろと頼りなく懸命に道を進めば
どこからか噂話が聞こえてきて。]

(トイレ、トイレっ、トイレぇっ……!!!
 も、もうなんでもいい、古くても汚くても、
 そこに便器があるだけでもいいから、し、しっこぉっ!
 俺におしっこをさせてくれぇぇっ!!)


[変なルールというのが気にはなったが
とにかくトイレにありつければ何でもよかった。
いつのまにか看板まで立っている。
それを信じて只管にまっすぐ進めば
やがて真新しい建物が見えてきた。]
(?191) 2024/02/10(Sat) 20:25:54

【恋】 プラチナ


(ほ、本当にあった、トイレっ……!!!
 あぁぁんトイレぇしっこするぅぅ)


[求めていた施設を目の前にして
ぱああっと安堵に表情が輝く。

ふらふらと誘われるまま急いで向かおうとすれば、
その前に店員に呼び止められた。

噂通り誰でも自由に使えるトイレ…
但し、ただでとはいかないらしく。
よくよく見ればトイレのすぐそばには
ドリンクスタンドが併設されている。

どうやらそこでドリンクを規定量飲み干すのが
トイレを使わせてもらえる条件のようだった。]
(?192) 2024/02/10(Sat) 20:28:50

【恋】 プラチナ


(ああああもう……!!!
こ、こっちは今そんな場合じゃないって言うのにっ……!!!)

[ここにきて更なる足止めを強いられ
苛々と足を踏み鳴らす。

当然そんなもの1mlも飲みたくはないが
とにかく飲めばいいのだろう、飲めば。

もうトイレは目の前で、
それだけでこの長く苦しい戦いから解放されるのだ。
幸いスタンドにも大して客はおらず
すぐに通して貰えそうだった。]
(?193) 2024/02/10(Sat) 20:29:38

【恋】 プラチナ


し、試飲!するから!
ドリンクをくれ!!これ許可証!!

[食い気味に女性店員に話しかけ、
ぐいっと首から下げた許可証を見せる。

記載の量とやらがどれくらいかは分からないが
ドリンクが渡されれば一気に飲み干してしまうつもりで。**]
(?194) 2024/02/10(Sat) 20:30:29

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ もうこの夢を見始めてどれだけの時間が経ったか。
 普段誰にも邪魔されない状態であれば、
 夢から目覚めてトイレに向かう程度の時間はとっくに過ぎた。
 今彼は、私の魔術のせいもあり
 なかなか目覚められない夢に囚われ
 強い我慢を強いられ続けているのだ。
 
 理不尽な店を飛び出した彼に、望むままの噂を囁く。
 あちらに君を救う場所がある、と糸を垂らせば
 彼は夢中になってそちらへ向かい歩き出す。
 もう余計なことは考えられないのだろう。
 思考は排泄のことでいっぱいで、
 必死になって懇願する声が耳に響き目を細めた。
 
 可愛いプラチナ。
 ほらあと少し。あと少しで君は開放される。

 
 ドリンクスタンドに並ぶ彼は、
 藁にもすがるような様相で。
 
 必死に差し出される許可証を受け取ると、
 女性店員はにっこりと微笑んだ。 ]
(?195) 2024/02/10(Sat) 21:12:53

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 『ありがとうございます!
  それでは……お客様は400mlですね。
  
  こちらのLサイズのカップをどうぞ。』
 
[ そうして、すぐに差し出されるのは
 紙の大きなカップになみなみ入った甘い飲み物。
 スパイスの効いた独特な味は、
 しかし夢の中だからかあまり感じることもないだろう。
 
 そして彼女の言う”記載の量”とは
 すなわち彼の一回の排泄量と同量を指していて。
 
 これから出すであろう水分を先に補うように、
 プラチナの手元にはコップが渡る事だろう。 ]
(?196) 2024/02/10(Sat) 21:13:08

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
[ そうして漸く飲み終わる頃、
 彼の前にはもう誰にも邪魔されることはない公衆トイレが
 待っているのだ。
 
 最後の砦のように、彼の膀胱を可愛がろう。** ]
(?197) 2024/02/10(Sat) 21:13:29

【恋】 プラチナ


う゛………

[にっこり微笑んだ女性店員が
目の前にどん、とカップを置いて口元を引きつらせた。
大き目のカップになみなみと注がれた飲み物は
試飲と言うには明らかに量が多い。

怯むようにごくり、と喉を鳴らしたが
とにかくこれを飲み切らなければならない。
ままよ、とカップを鷲掴み、一息にぐいっと傾けた。

ぐびぐびと喉を鳴らしながら
腹の中に飲み物が注がれていく。]
(?198) 2024/02/10(Sat) 22:07:18

【恋】 プラチナ


んぐっ、んぐっ…んぐっ……

[看板に書かれた説明によれば
独特なスパイスが使われているらしいが
味わっている余裕はなく。

飲み進めるたびに、
もうこれ以上は無理だと悲鳴をあげるように
ずくんずくんと強く膀胱が収縮し、
まるでそこに直接液体が
注がれていくような錯覚を覚える――
実際にテレベルムが己の肉体に
干渉しているせいなどと知る由もなく。


足はひっきりなしにもじもじと擦り合わされ
耐えるようにきゅううっと尻に力が入ったかと思えば
今度は大きく八の字を描くようにぐねぐねとうねる。

ある程度飲んだところで ぷはっ、と口を離したが
どうにも量が多く、三分の一ほどしか減っていない。]
(?199) 2024/02/10(Sat) 22:09:44

【恋】 プラチナ


(はぁ、はぁ、はぁ……!!あ、あと、少しっ……!
 ほ、本当に、あと少しの、辛抱だ……!!
 こ、これを、飲み終わりさえすれば、
 ようやく、と、トイレ……!!!)


[恨めしそうにドリンクを見つめ、
再びカップに口をつける。

その間も下半身はクネクネモジモジと揺れ動き
今にもおしっこが漏れそうなんですぅと主張するように
恥ずかしいダンスを踊ってしまっているが
もうそんなことを気にしている余裕もなく。

ただこれを飲み干せばトイレに行ける。
我慢に我慢を重ねたおしっこが
ようやくしかるべき場所で思いきりできる。

じわじわと下着に熱いものを滲ませつつも
その一心を胸に抱き、
今にもちぎれてしまいそうな細い我慢の糸を
必死に繋ぎ止めながら飲水を進めた。]
(?200) 2024/02/10(Sat) 22:12:20

【恋】 プラチナ


……ぷはっ!

[そうして。
時間にしてみれば数分程度だったのだろうが、
プラチナにとってはとても長い時間の末――
ようやくカップが空になる。

だん!と叩きつけるようにカウンターにコップを置き、
両手で股間を抑えてへっぴり腰になりながら。
膝を擦り合わせ、よちよちと覚束ない足取りで、
けれども精一杯急いでトイレの建物へと歩き出し。]

(はぁ、はぁ、はぁ、ト、トイレッ、トイレぇぇっ……!!!
 はやく、はやくぅぅ……!!!
 や、やっと、やっとしっこ、
 しっこできる、も…もう…すぐぅ…♡♡)


[ズボンを下ろし、真っ白な便器に心おきなくおしっこを叩きつける。
散々願い描いた光景はもう目の前で。

荒く息を吐き、うるうると期待に目を潤ませて
遅遅たる足取りながら一歩一歩確実に歩を進め。
何の変哲もない男性用の公衆トイレに――
けれどプラチナにとっては何より求める楽園に
何とかたどり着くことができるだろう。
寸前で邪魔が入ったりしなければ、ではあるが。**]
(?201) 2024/02/10(Sat) 22:29:34

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 飲みたくもない飲み物。
 特にそれが排泄を我慢している時であれば、
 拷問以外の何物でもないだろう。
 
 店員ににっこりと渡されたコップを受け取ったプラチナは、
 一思いにすませてしまおうとしてるのか
 ごくごくと飲み込んでいく。
 
 淫らに腰を振りながら飲み物を飲んでいく様子が可愛くて、
 彼が必死に喉を鳴らす傍ら
 そっとそのドリンクの量を増やすような悪戯も施して。
 
 おかげで彼は、
 体感以上にたっぷりと飲まなければならなかっただろう。 ]
 
 
 (夢の中なのが残念なくらいだ。
  現実だったら、コレも記念に記録しておきたいのに。)
 
[ 揺れ動いている尻は、
 時折何かを耐えるようにきゅうっと力が入って震えて止まる。
 
 その間もハアハアと荒く続く呼吸が
 彼の切なさを物語っていて。 ]
(?202) 2024/02/11(Sun) 12:08:40

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ やがて、彼のコップは漸く空になり。
 飲み切ったぞと言わんばかりに
 カウンターへコップを叩きつけたプラチナは
 一目散にトイレへと歩き始めた。
 
 急いではいても、衝動をこらえているせいか
 その足取りは非常におぼつかないものだったけど。
]
 
 
 よかったなプラチナ。
 漸くだ。
 ここまでよく頑張ったな。
 
[ 期待に満ちた目でトイレへ歩み寄るプラチナに、
 私は背後から寄り添う。
 
 目の前には並ぶ者の居ない公衆トイレ。
 あとは入口を潜れば、
 あれだけ待ち焦がれた小便器が並んでいるのだ。 ]
(?203) 2024/02/11(Sun) 12:09:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 真っ白な便器が並ぶトイレの中、
 そこに辿り着くまで彼を邪魔する者はいない。
 新品の綺麗な陶器の便器は彼を歓迎し、
 好きなだけすればいいとぱっかり口を開けて待っている。
 
 プラチナがズボンに手をかけ、
 今すぐすべてを解き放とうと下着から性器を引っ張り出すまで
 
 私は彼を邪魔せず見守っていてあげよう。 ]
 
 
 しかしどうだろうプラチナ。
 せっかく此処までたくさん我慢したんだ。
 あれだけ辛い意地悪を耐え抜いて、
 漸くゴールにたどり着いた。
 
[ そして私は、彼が括約筋の力を緩めようとする
 ──まさにその瞬間。]
 
 そんな苦難を乗り越え極上の状態になった君を…
 このまますんなり開放してあげたら
 
 あまりにも勿体ないと思わないか?
 
[ 滑り込むように、また世界を書き換えた。 ]
(?204) 2024/02/11(Sun) 12:10:24

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼の眼の前にある小便器に、
 左右から素早く陶器の板が出現し
 まるで両開きの蓋のように覆いかぶさって口を塞ぐ。
 
 よく見れば、
 『ドリンク完飲証明書を挿入してください』
 と書かれた小さな口が便器の上についていて
 更にその下には
 『所持していない場合は
 ドリンクを飲み店員から証明書を受け取ってください』
 との但し書きもついている。
 
 開けようとも開く事はなく
 隣の便器で試そうとも結果は同じ。
 
 出す寸前でお預けをくらった彼は、
 あともう一往復この短い距離を歩くことを強いられる。
 
 さもなくば、
 トイレを目の前に情けない姿を晒してしまうか──… ]
(?205) 2024/02/11(Sun) 12:10:51

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 幾度も重ねて焦らした彼を、
 最後の最後、寸前まで味わうように虐めて追い詰め。 ]
 
 
 さぁどうする?プラチナ。
 大丈夫。
 どうなろうとすべて見ていてあげるからな。

 
[ 現実で苦しそうに腰をくねらせる彼の頭を撫でながら、
 淫らな夢を操り弄んだ。** ]
(?206) 2024/02/11(Sun) 12:11:05

【恋】 プラチナ

[自身の背後から寄り添い
励ましをかけるテレベルムの声が
プラチナの耳に届くことはない。
頭の中は目の前にぶらさげられた解放への期待でいっぱいで、

男子トイレの入り口を潜れば
ぴかぴかと真っ白に輝く小便器がずらりとそこに並んでいた。

楽園を前にしたかのような恍惚とした表情で
はうぅ……と小さく感嘆の声を漏らし
耐えきれずくねくねと腰を左右に揺する。]

(はぁ、はぁ……し、しっこ、しっこの場所…ぁぁ〜〜ん…!
 だめ、まだ、でる、なぁぁ……!!
 も、もう、しっこ、そこだからぁぁっ……!!

 あ、あそこにさえつけば、き、気持ちよく、
 しっこシャーシャーしていいからぁぁぁ…!!!)


[規定量よりも多く注がれたドリンク。
自身を苦しめ続けている水圧が
便器を見た瞬間に勢いよく噴き出しそうになるのを
最後の力で押し留め、よたよたと歩を進めた。]
(?207) 2024/02/11(Sun) 13:18:39

【恋】 プラチナ


(はぁぁぁぁあ……!!!や、やっと、やっとぉ…!
 ま、まに、あったぁぁ……っっ♡♡♡)


[齧りつくように小便器の前に立ち、
震える手でジッパーを下ろして。
性器をひっぱり出し、今まさに
おしっこを叩きつけようとした刹那。]

…… えっ………!??

[ガーー…と左右から蓋が出現し、
今の今までおしっこを受け止めるように
ぽっかり開いていた便器が塞がれてしまう。

止めきれなかったおしっこが
少しだけ尿道から溢れ出し
床を汚してしまったが、
そんなことは既にどうでもよくて。]
(?208) 2024/02/11(Sun) 13:19:18

【恋】 プラチナ


な、なんでっ……!!なんで!?
誰にでも使えるんじゃ、お、おいっ…!
あぅぅっ、はぁぁ〜〜〜ん……!!!


[何とか決壊を寸前で押し留め、
もじもじ尻を振りながら蓋をこじ開けようとするも
先程のトイレと同じでびくともしない。

パニックになりかけたところでよくよく見れば
『完飲証明書を挿入してください』という文言と共に
小さな挿入口がついている。

そういえばさっき、急いで立ち去る自分に
店員が何か言おうとしていた、ような……

つまり。
ようやくここまでたどり着いたのに。
使えるトイレがもう目の前にあるのに。

心置きなく気持ちいい放尿を味わうためには
また行って戻って来なければならないということで……]
(?209) 2024/02/11(Sun) 13:20:55

【恋】 プラチナ


(そ、そんな、そんなぁぁっっ
 はぅぅぅぅ〜〜〜〜〜ん!!!)


[もう本当に出す寸前での無情なおあずけに
さあっと血の気が引いた瞬間に
今までで一番の大津波が身を襲う。]

(んああぁぁんもれるもれるもれるぅぅ
 もう我慢できないぃぃしっこぉぉぉぉ)


[身体がもうこれ以上待てないと訴えているような
激しい水圧にぶるぶる震え
ぐねぐねと激しく尻を振りたくり
それでも収まらずに誰も居ないトイレの中で飛び跳ね回る。

けれど、ここにいても何ら状況は好転しない。
あまりの切なさに目に涙を浮かべながらも
何とか下着をしまい、股間を強く押さえつけ
暴発寸前のおしっこを抱えたままトイレを出る羽目になり。]
(?210) 2024/02/11(Sun) 13:27:11

【恋】 プラチナ


(ほ、ほんとう、なら お、俺も
い、いまごろ、しっこ、しっこできて、
あ、あのトイレでチィィィーーーーーッ♡♡♡て
ふあぁ〜〜んもれるぅぅ…!!!

ハァハァ…な、なんで、
なんで皆意地悪ばかりするんだぁっ
しっこしたいぃ、もう、もう、しっこ出ちゃうぅぅ……!!)



[頭に思い浮かべるトイレでの放尿が、今はあまりにも遠い。

再び前屈みになりくねくね足を交差させ
ヨチヨチ歩きで時間をかけてカウンターまで戻る。

その間もじわじわと下着の染みは大きくなり
やがてズボンまで届き始めていた。]
(?211) 2024/02/11(Sun) 13:37:08

【恋】 プラチナ


……しょ、しょうめい、しょ、 を……っ
はぁっ、はぁっ、はぁぁぁ…っっ

し、 しっこ、 も、…も゛れ、ちゃ…
たのむ、から、 しっこ゛、しっこをさ゛せ、てぇぇ…… 

あっ…あ゛っ……あぁぁっ……



[顔を真っ赤にし、股間を潰れそうなくらい握りしめ
ガクガクと全身を震わせながら
か細い声で店員に頼んでいる最中。

ちゅいぃ――――……♡
とくぐもった音を立て
ズボンの前側が本格的に濡れ始める。
それでもまだプラチナは我慢を諦めていなかったけれど。
意思とは無関係に、細い水流が何本も足を伝っていくだろう。

それと同時に、現実のプラチナの股間にも
じわじわと生温かい染みが広がり始めていた。
**]
(?212) 2024/02/11(Sun) 13:40:03

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ご褒美として与えられた綺麗な便器を閉める、陶器の蓋。
 
 あと一歩の所でお預けされる苦しみに跳ね回る恋人を、
 私はうっとりと見下ろしていた。
 
 可愛そうで可愛そうで、
 どうしようもなく可愛くていやらしい恋人。]
 
 
 (目に涙を浮かべてそんなに腰を振って。
  それで誘っていないなどと言うのは無理があるだろう?)
 
 
[ 私の頭に響き続ける切ない彼の心の声も、
 ただ私の嗜虐心を満たし喜ばせるだけで。
 
 彼がどんなに嘆いても蓋を開けようとしても、
 開けてあげる事はないしすんなりさせてあげる事もない。 ]
(?213) 2024/02/11(Sun) 15:07:31

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ それでも私の可愛いプラチナは、
 こんなに辛い目にあっていても諦めたりはしないのだ。
 
 ちゃんとトイレでする為に
 もう徐々に緩み始める括約筋を叱咤して、
 必死にトイレを出てカウンターまで歩み寄るプラチナ。
 遅々とした進みの中ズボンにいくつもの筋ができ
 泣きそうになりながら店に出戻る彼を見ているだけで、
 震える程に興奮する私がいる。
 
 カウンターの店員は、そんなプラチナに気がつくと
 あっ!と驚いた顔をしてカウンターの中を探し始めた。 ]
 
 『そうだ、先程証明書をお持ちにならずに
  行ってしまいましたよね。
  
  少々お待ちください。
  ええと…どこにやったかな……』
 
[ 店員は、すぐに手渡してくれる事はなく
 そのままがさごそとカウンター内を探し始める。
 時間としては、1〜2分程度のもの。
 探し当てた証明書らしいものを、
 プラチナに手渡してくれるだろう。 ]
(?214) 2024/02/11(Sun) 15:10:57

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 証明書を店員から受け取ったあと、
 既に濡れたズボンを握りしめて最後の道のりを歩みきり
 ちゃんと便器の前に立つことができるなら。
 
 薄いカード型の証明書は、
 すんなりと挿入口に吸い込まれていく事だろう。
 
 そして、便器を覆っていた
 彼を邪魔する蓋は取り除かれるのだ。
 
 最後の一瞬まで焦らすよう、
 ゆっくり、ゆっくり
 蓋を閉めた時の速さが嘘のように、
 じらしながら綺麗な陶器製の便器を見せることだろう。
 
 彼はどこまで我慢できるのだろう。
 もう決壊していると言ってもいいような、
 徐々に漏れ始めたコレは、どこまで耐えてくれるのか。
 
 
 もし、ちゃんと蓋が開ききるまで我慢できたなら……
 その時は彼に、極上の快感を味わわせてあげようか。** ]
(?215) 2024/02/11(Sun) 15:13:05

【恋】 プラチナ

[足をガクガクさせながら話しかければ
店員はあっ、と驚いたような顔をして
がさごそとカウンター内を探し始めた。]


そ その…… ま まだっ、 か…っ ……?
た、たの、む…  はやっ… く、 してぇぇ…!
……はぁっ…はぁっ……!! あふぅぅ〜〜〜ん…!!



[店員が証明書を探していたのは精々一、二分程度。
とは言え今のプラチナには命取りに近い時間で
足をキツく交差させ、荒い息を吐き。

ぶるっ、ぶるっと震えるたびに
必死に抑え込んでいる竿が熱水を迸らせ
ズボンの染みを濃くしていく。

無事に証明書を探し当てた店員からそれを受け取り、
申し訳程度に頭を下げると
また震える足取りでトイレへの道のりを歩き始めた。

男子トイレへと続く短い道には
転々とプラチナが残した水滴が残っているだろう。]
(?216) 2024/02/11(Sun) 16:52:04

【恋】 プラチナ


(といれ、といれ…… しっこ……しっこぉぉ……
 だ、だめ、とまっ………出る、なぁぁ……!!
 しっこ、しちゃう、んぁあぁ……っっ!!)


[先程の小便器の前に再び立ち、
挿入口に証明書を入れる。

それが吸い込まれていくまでの間に
慌てた動作でズボンを下ろし、
ちょろちょろとおしっこを垂れ流し続けている
性器を引っ張り出して掴んだ。]

 はぁ はぁ はぁ はぁぁ……っっ
 んぁぁあぁん……!!!!
 は はやくっ はやく…… は゛や゛…ぐぅぅぅ……!!!!


[完全に放尿の態勢が整っている――
どころかだいぶ先走ってしまっているこちらを焦らすように
便器を覆っていた蓋が、
ジーーー…とゆっくりゆっくり開いていく。

最後の最後まで意地悪をするようなその動きを
潤んだ眼差しで食い入るように見つめ。]
(?217) 2024/02/11(Sun) 16:55:11

【恋】 プラチナ




(……も……もう……………だ…め………
 まて、ないぃぃ………)




[一際大きく、ぶるりと震えた瞬間。

じょっ、じょぉぉ…と
断続的に水を吐き出し続けていた性器が
本格的に排尿を始めてしまう。]
(?218) 2024/02/11(Sun) 16:56:24

【恋】 プラチナ


ちぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜
じょおおおおおおおぉぉ………


[現在蓋は半分ほど開いている状態。
細く開いた隙間から尿線が中に流れ込みはするものの
当然蓋にもおしっこが当たって辺りに散り
便器の周辺を汚していく。

なんとも情けない有様だったが、もう既にプラチナに
それを気にしている余裕もなかった。

きもちいい。きもちいい。きもちいい。
もういやだ。もう待てない。
ここまでさんざん我慢したのだから。
全部、全部出してしまいたい―――]
(?219) 2024/02/11(Sun) 16:57:30

【恋】 プラチナ


はぁぁぁぁぁあぁぁぁ………♡♡♡


[恍惚とした表情でため息をつき
容赦なく襲い来る放尿の誘惑に
プラチナが身も心ものまれきってしまうその一歩手前。
じわじわと動いていた蓋が完全に開ききる。

ああ、もう、全部していいんだ……
そう確認したプラチナの体から、完全に力が抜けた。]
(?220) 2024/02/11(Sun) 16:58:26

【恋】 プラチナ


ぶっしゅううううううううう
うううううううううううううう
じょおおおおおおおおおおおおおおおお
じゅびぃぃぃーーーーーーーーーっっっっ
びちゃちゃちゃ……

 
(?221) 2024/02/11(Sun) 17:00:15

【恋】 プラチナ

[もうこの時点でだいぶ漏らしてしまっていた筈だが
一体どこにこんなに溜め込んでいたのか、という勢いで
びしゃびしゃとけたたましい音を立て、
野太い尿線が便器に叩きつけられていく。]


(はぁぁ〜〜〜〜……ん…………
♡♡♡♡
 あ゛〜〜〜〜〜〜ぎも゛ぢい゛い゛ぃぃぃ…………
 しっこきもちいいよぉぉ…………



[あまりの気持ちよさに真っ赤な顔で
ぽろぽろと涙を流し、だらしなく口を開けて
頭が蕩けそうなほどの開放感に全身を委ねる。

まるで体全体がほんのりと温かいものに包まれているような
そんな心地よい感覚すら覚え―――


恍惚とした表情で天を仰ぎながら
我慢に我慢を重ねた果ての快感に、
いつまでも浸っていた。]
(?222) 2024/02/11(Sun) 17:05:00

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ やっとの思いでたどり着いたトイレ。
 今度こそ、今度こそ彼はこの苦しい欲から開放される。
 
 
 もはや私も邪魔をすることはない。
 我慢が限界に変わるさまを見届けながら、
 彼の水門がギシギシと歪む音を聞いた。
 
 夢の中のプラチナが大きく震えるのと、
 現実のプラチナが大きく震えるのはほぼ同時だっただろう。
 
 ジュッ…と最初の水音を聞いたと同時、
 私は片目で夢の中の彼を覗きながら
 現実の彼の股間を凝視した。 ]
(?223) 2024/02/11(Sun) 19:38:05

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 夢の中でも同様に。
 彼が体の水分全てを出し尽くすまで、
 誰にも邪魔されることは無かっただろう。
 
 そして今まで堪えた分、極上の快感を味わって
 じんわりとした開放感の余韻に浸る彼の性器を
 透明な何かが握ったように感じるだろう。
 
 手は、彼の力の抜けた体を支え
 ゆっくりと性器を上下に扱いていく。
 その手付きはもしかすると、
 彼のよく知るものだったかもしれない。
 
 排尿後の甘い快感を引きずらせるように、
 くちゅくちゅと音を立てて性器を扱く手は
 やがて彼の目の前でふわりと実体化してその正体を現す。 ]
(?224) 2024/02/11(Sun) 19:39:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 随分可愛いことになっているじゃないか、プラチナ。
 
[ 私は私のまま、
 夢の中の彼を後ろから抱くように姿を見せよう。
 
 いつのまに、どこから
 だなんてそんな事はどうでもいい。
 ここは夢の中なのだ。

 蕩けた彼の思考をまた乱すように、
 夢の中でキスをして。 ]
 
 
 もう何も我慢しなくて良い。
 好きなだけ気持ちよくなりなさい。
 
[ 今はただ、気持ちがいいことだけを考えてくれればいいと
 現実とリンクさせるように彼のものを可愛がった。** ]
(?225) 2024/02/11(Sun) 19:42:52

【恋】 プラチナ


はぁ………はぁ…… はぁぁぁ………

[夢の中のプラチナは放尿を終えた後も
おしっこが飛び散った便器の前で
荒く肩を上下させながら頭を真っ白にし、
暫しぼうっと佇んでいた。

強烈な快感の余韻に足腰に力が入らず、
そのままへたり込んでしまいそうになったところで
何かに性器が握られる感触があって。]

んっ……♡

[敏感になっているからだろうか、
それとも現実でもそこを触られているからだろうか

普段よりも強く感じてしまい、びくりと腰が跳ねる。

透明な手はゆるゆると竿を上下に扱き
まるで自分の弱い所を熟知しているかのように
的確に甘くふわふわとした快感を与えていく。

そう、自分はこの手を知っている。これは―――]
(?226) 2024/02/11(Sun) 20:58:55

【恋】 プラチナ


ぁぁ……っ んん……

[ふいに、初めからそこに居たかのように。
よく見知った姿の恋人が、
声と共にふわりと背後に現れる。

いつから、どうして。
そんなことも夢の中では大して疑問に感じない。

ただ、散々我慢して疲れ切った体を抱きとめ、
甘く自分を慰めてくれるてのひらが愛しくて
ほう…と息を吐き、うっとりと目を細めた。]

……てれ、べるむぅ……♡
んぁあ…… きもち、いぃぃ……♡♡
あぁ〜〜〜ん… ふぁぁあぁ…♡

[彼に体重を預け、夢心地でぽうっとしながら
キスの合間に甘い吐息ばかりを漏らし
齎される快感に素直に身を委ねる。]
(?227) 2024/02/11(Sun) 20:59:50

【恋】 プラチナ


(もう我慢しないぃ♡きもちいい♡きもちいのすきぃぃぃ……♡♡
 てれべるむすき♡もっとしてぇ…♡
 ふあぁ〜〜んすきぃぃ…♡♡♡)


[散々苛められた後のご褒美に
すっかり身も心も蕩けてしまい、
ぐずぐずのジャムのようになった思考が
テレベルムにも直に伝わることだろう。

そのまま手淫を続けられれば
夢現実どちらのプラチナも、
あっさりと彼の手の中で果ててしまうはずだ。**]
(?228) 2024/02/11(Sun) 21:01:00

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 夢の中、プラチナの体を抱きとめながら
 何度もキスをして彼のものを上下に扱く。
 まだ濡れた亀頭を掌で転がし、
 強すぎない刺激を甘く甘く与えるように
 彼の快感を引き出し愛していった。
 
 ふわふわと私の頭に纏うように響く彼の心の声が、
 じわりと私の理性を溶かしていく。
 まるで砂糖菓子のように甘い彼の心の声に
 彼への愛しさは募るばかりで ]
 
 
 私も大好きだよプラチナ。
 君が望むまま、沢山気持ちいいことをしてやろう。
 だから…もっともっと、
 君の可愛い顔を私に見せておくれ。
 
[ 彼の雫が掌に絡み、
 水音が徐々に粘性を纏った音へと変わっていく。
 ぬぷぬぷと彼の性器を大きな手で絡みとって弄び、
 やがて、彼の亀頭が張り詰めて膨らむ気配がすれば]
 
 
 ──コッチも、いっぱい出してごらん。
 
[ くりくりと、ダメ押しのように親指で先端を撫でてやった。 ]
(?229) 2024/02/11(Sun) 21:57:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 夢の中の彼は、射精後に私に何度も褒められ、
 力の抜けた体を抱きしめられている事だろう。
 
 全てを吐き出した後、暖かな倦怠感が残るであろう彼に
 私は夢の中そっと囁く。 ]
 
 
 このまま眠ってしまうと良い。
 こうして抱いていてあげるから、
 ゆっくりお休み……。
 
[ そうして彼を、深い眠りへ誘おう。
 すぐに起こしてあげる事はしない。
 
 この淫らな夢の残り香を、
 彼が自然に起きるまでは、
 彼にたっぷりと味わわせてあげたかった。]
(?230) 2024/02/11(Sun) 21:58:48

【人】 翼の魔術師 テレベルム

─ 翌朝 ─

[ そして翌朝か、もしくはもっと早い時間か…
 プラチナが自然に目覚めた時。
 
 彼の下着やシーツは綺麗にされることもなく、
 そのままぐっしょりと尿で濡れきっていた事だろう。
 
 下着の中は酷い惨状で、尿だけでなく
 精液もべったりとついていて。
 何故かプラチナが射精した量よりずっと多い量の
 精液が中に擦りつけられていたのは内緒だ。
]
 

 いい夢は見れたか?
 
[ 爽やかな朝な空気と裏腹な、
 濃厚な彼の匂いが漂う部屋の中で

 目覚めた彼を見下ろすように、
 ゆったりと微笑んで横に座っていよう。** ]
(5) 2024/02/11(Sun) 22:02:48

【恋】 プラチナ

あぁ、っんぁぁ……っ♡
はぁぁ、んん…っ♡ ふぅぅ…♡ ぁっ…!

[まるでふわふわとした菓子のように
甘ったるい言葉と手つきが
疲弊した自身の心身に沁み、蕩けさせる。

大きな掌で追い上げるように亀頭のあたりを扱かれ
性器にまとわりついた残尿と先走りが
ぬちゅぬちゅと淫猥な音を鳴らす。]

はぁあ……♡ん、んぅぅ…♡♡
あぁぁ…出、るぅぅ……♡♡

[腹の奥からこみ上げてくる射精感に抗わず
ぎゅうっとテレベルムの胸のあたりを掴んで
びゅくびゅくと青臭い精をまき散らした。]

んぁぁ……っ
すきぃ……てれべるむ、すきぃぃ……♡♡

[テレベルムがいい子だと囁き、
優しく頭を撫でてくれる。
幸福感と心地よい気怠さに包まれ、
くったり甘ったれたまま頬を摺り寄せた。]
(?231) 2024/02/11(Sun) 23:28:36

【人】 プラチナ





  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 
(6) 2024/02/11(Sun) 23:30:03

【人】 プラチナ

[そうして、翌朝。
朝日は既に昇りきっているが、
普段プラチナが目覚める頃合いよりも、やや早い時刻。

ふいに意識が浮上する。
なんだか妙に疲れる夢を見ていたような……
それでいて、すごくすごく気持ちよかったような……


ふわふわとしたまどろみの中
身じろぎをすれば下肢がぐちりと嫌な音を立てる。

それに、背中のあたりがじっとり湿って…
何か冷たいものが貼り付いているような……不快感が……]
(7) 2024/02/11(Sun) 23:30:57

【人】 プラチナ


――――――っ!?!!?!?


[一瞬で意識が覚醒する。
がばっ、と勢いよく跳ね起きれば
何だか色んなものが入り混じった臭いがまずつんと鼻をついた。

視界にぐっちょりと濡れたズボンが目に入る。
黄色い世界地図を確かめるまでもなく
尻や背中も濡れていて、認めたくない現実を突き付けてくる]

……え、 あ……あ……………

[粗相を見下ろし呆然と固まったまま
唐突に昨夜の夢の記憶がフラッシュバックする。

夢の中で散々トイレをたらい回しにされた挙句、
限界を迎え、ほとんど漏らすようにおしっこしたこと。
ついでにその後、テレベルムに手淫されて、その………

おそるおそる下着を引っ張って中を確認すれば
明らかに尿ではないものがべっったりと付着していて…]
(8) 2024/02/11(Sun) 23:32:34

【人】 プラチナ


――――――、


[なんで、こんな、嘘だ。

ぐるぐると混乱する中かけられた声に
ギギギ、と恐る恐る顔を上げれば、
爽やかに微笑む恋人が隣に座っていて――]

ち、ちがっ、ちがうんだ、これは、
だ、だって、だって、
夢ではちゃんと間に合って……!!!

[顔を耳まで真っ赤に染めて
言い訳にもならない言い訳を述べるプラチナだった。]
(9) 2024/02/11(Sun) 23:34:02

【恋】 プラチナ

[汚れたシーツを洗いながら
もう絶対におねしょなんてしない…!!!
そう誓うプラチナの思いを他所に。

その後も度々こうして、夢に悪戯される形で
粗相してしまうことになるのだけれど……

それはまた別の、いつかのお話。**]
(?232) 2024/02/11(Sun) 23:36:44
 




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