人狼物語 三日月国


97 【R18ペア村】Decision【完全RP】

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【人】 学生 ガラーシャ

 
旅の方、なんです…ね。


[なるほど、色んな所で同じような質問を受けてきたのだろう。
ふわりとかわしながらも、昔の自分のように、心の中では何か思う所があるのかもしれない。
が、彼の笑みはそうしたことを、少なくとも表には感じさせなかった。
素直に、彼の故郷では珍しくない、という言葉に小さく息を吐く。]


そちらでは、みんな、こんなに綺麗な…


[と言いながら、彼の頬に垂れた髪を、そして流れで顔を見る。
そうだ、彼はとても、美しい。
まるで女性と見間違えるほどに。

…「ジェム」という存在があることを、知らないわけではない。
だけれども、彼らが身近にいないせいか、あるいは身近にいても、器用に隠しているせいか。
目の前の彼がそれである、という発想は、ぱっとは出てこなかった。]


…なんだか、少し、ずるっこい…気も、します。


[何故か気恥ずかしくなり、顔を伏せた。]
(43) 2021/09/26(Sun) 20:27:21

【人】 学生 ガラーシャ

[しかし、気を取り直すように注文したコーヒーに一回口につければ、また、少し顔を上げて問を投げかける。]


そうしたら、アンディさんは…
また、すぐ、ここを発つんです…か?
出立は、いつ頃の予定なんで…しょう。*

 
(44) 2021/09/26(Sun) 20:28:11

【人】 学生 ガラーシャ

― 夜の街中 ―

[前の席を案内すると、彼は自分が総菜を買った店に向かい、色々両手に持って帰ってきた。>>40
こちらもほどほどに酔っ払いだ。
掲げたグラスは彼のグラスと合わさりカチンと音を立て、そのまま口元に運ばれる。

一人で飲むのも、好きだ。
でも、彼と飲むのも、好きだ。
それぞれビールも食事も全く別の味になる。]


へへ、そう言ってくれるかな、って…
思ってまし、た。
そういう話、わりと、好きですもん…ね。


[精霊の話をふって、あっさりと信じる、と返す彼>>41にへらっと笑う。
もう、彼と初めて会ってから大分経っている。
我ながら、大分打ち解けてきたなあと思う。

気持ちの良い夜風、美味しいビール、気を許せる…友人。
ふわふわと、いい気分だ。]
(45) 2021/09/26(Sun) 21:05:57

【人】 学生 ガラーシャ

 
そしたら、今日の夕飯の、余興、だと思って、聞いて下さい。
僕が、精霊に出会った…話です。


[いい気分の中、やはりいつもより饒舌に話し出した。]
(46) 2021/09/26(Sun) 21:09:21

【人】 学生 ガラーシャ

 
昔、母と、長い旅を…しました。
とても長い旅だったから、全部、馬車を使ったら、とんでもない額になり…ます。
だから、街の間隔が、歩ける距離のときは、二人で、荷車を引いて、ずっと、歩きました。

大体は、朝早く出て、日暮れまでに、次の街に着けたんです…けど。
ある、砂漠交じりの荒野を歩いた時、途中で大幅にルートを、間違えてしまって。
時間的に、元の街にも戻るに戻れず、ただひたすら、先を、目指して、それで、日が暮れてしまいました。

簡単な、野宿の準備はあったんです…が。
冷えるのと…辺りは野盗が出る噂もあった、ので、なんとか街に着きたくて、無言で砂埃の立つ中、母と一緒に、馬車の轍の跡を、早足で歩き続けまし…た。

それでもあっという間に辺りは真っ暗になって…
どこかから、よくわからない獣の遠吠えが、聞こえまし…た。
 
(47) 2021/09/26(Sun) 21:12:27

【人】 学生 ガラーシャ

 
新月、だったんです。
星は良く見えました。
流れ星もいくつも。
でも、暗くて、怖かった。

母親の服の裾を掴んだその時、ふわっと目の前を、輝く粒が舞っていき…ました。
変わった、砂漠の砂だと思いました。
なんの気なしに、その粒が舞ってきた方を見ました。

そうしたら、自分たちのいた場所から、少し離れた小さな砂丘の上に…小さな、淡く黄色く輝く何かたちが、舞っていたんです。

まるで、砂山の上で、小さな炎の精霊たちが、輪になって、踊っているよう、だった。

彼らから、目を離せず、思わず立ち止まったら、母親が、自分の耳元に顔を寄せ、小声で囁き…ました。


『わたしたち、精霊に祝福されている。
この旅は必ず成功するわ。
さあ、静かに離れましょう。
彼らの祝福を妨げないように。
きっと、もうすぐに、街の明かりが見えるわ…』
 
 
(48) 2021/09/26(Sun) 21:17:20

【人】 学生 ガラーシャ

 
後ろ髪をひかれながら、何度も振り返りながら、僕は、その場を離れまし…た。
そして、本当に数十分も歩かないうちに、街の明かりが見えたんです…
黄色くあたたかい光。
綺麗だった。


[砂漠混じりの荒野の夜。
暗い満天の星空の下で見た、あの街灯りも、精霊の輝きも、忘れられそうにない。
そしてそのまま自分は、最高学府に入ったのを機に、精霊の研究を始めたのだった。]
(49) 2021/09/26(Sun) 21:19:22

【人】 学生 ガラーシャ

 
どう、思います?
アンディさんは、ほんとうに、精霊…だと、思います?


[一息ついて、目の前の彼に問いかける。
そして、言ったあと苦笑した。]


僕も、ほんとのほんとは、どうだかわかり…ません。
別に、それに近づいて、光のかたまりを捕まえた…わけでもないし、母親も、後から聞いても、そんなこともあったかもねえ、みたいな、感じ、だし。

でも、「精霊」の存在って、ああやって、あんなときに、出てくるんだなって。
それは、正体がなんであれ、素晴らしいものだなっていうのは…実感したん…です。


でも、でも…。
それが、ほんとのほんとに、昔の本や物語に書かれたような精霊、だったとしたら…
もっともっと、素晴らしいものだって…そうも、思うん、です…


[そこで、一旦話を区切ると、残り少ないビールを一気に飲み干して、笑った。]
(50) 2021/09/26(Sun) 21:21:21

【人】 学生 ガラーシャ

 
精霊の、話は、こんな感じ…です。
ご飯中の、暇つぶしくらいには、なりました、か?

総菜も、美味しいでしょ…う。
日替わりで、色々変わるんで、また、よければ試してみてくださ…い。


[そろそろ夕飯にしてはいい時間だろうか。
今日は退席しようか、それとももう一杯やろうか。
少し、目の前の彼の様子を窺っていた。]**
(51) 2021/09/26(Sun) 21:22:10
学生 ガラーシャは、メモを貼った。
(a11) 2021/09/26(Sun) 21:24:21

【人】 紅柱石 アンドレアス

―喫茶店―

[>>31旅は好き、と言っていたから、旅に対する感情は悪くないものだとは思っていたが。
>>42旅路はとても順調だったと聞けばほっとする。]

それなら、良かった。
何処にでも悪い輩はいるものだから。

[向ける言葉はしみじみとしたものだ。

青年も中性的な顔立ちの所為で、危ない橋を渡る羽目になった事がある。
有り金を掏られた事や、盗賊に襲われかけた事も。
幸いにも道中で“いい人”達と出会い、助けて貰う事が出来た。

こうして此処で彼と出会えたのも、互いに無事にグラジアに辿り着いたお蔭だ。
それは幸運な事だと思う。]
(52) 2021/09/26(Sun) 21:27:44

【人】 紅柱石 アンドレアス

[>>43視線に気付けば、アンバーの瞳を細めて微笑んでみせた。

青年もこうして外に出るようになるまでは数年おきに訪れる商人以外の人間を知らなかったし、自分達のように人間は全て彼らと同じ色をしているものだと思っていた。
宝石人間(ジェム)が大抵美しい姿をしているという事も、同胞達から聞かされた知識でしかなかった。
集落にいた青年の周りにいるのは同胞達だけだった故に。
けれど見聞きする事は単なる知識として持つよりもずっと得られる情報が多い。]

えぇ?
君だって綺麗な緑色を持っているじゃないか。

[ずるいと言って顔を伏せてしまった彼に、ころころと青年は笑った。]
(53) 2021/09/26(Sun) 21:29:49

【人】 紅柱石 アンドレアス

[>>44やがて、珈琲を口にした彼は伏せていた顔を少し上げて問いかけてくる。]

いや、すぐには発たないよ。
二年か……三年は此処にいる心算。
此処を拠点に幾つかの街には行く心算だけどね。

[これまでの経験から、人間の国にいられる時期は逆算してある。
移動の過程で幾つかの街を回って、グラジアはその最終目的地。
最後はこの思い出深い都市で過ごそうと思ったから。]*
(54) 2021/09/26(Sun) 21:30:42

【人】 紅柱石 アンドレアス

―夜の街中―

[>>45彼の勧めてくれた店の惣菜はどれも美味しそうで、一つは彼と同じもの。
もう一つは違うものを選び、小さなパンをビールと一緒に持ってきた。
一人旅故に一人の食事には慣れているが、誰かと一緒に食べられるのは楽しい。

信じる、と言えば、彼は笑った。]

君の話はどれも興味深いよ。

[青年はそう言って、ビールを口にした。

最初に比べれば、随分と笑顔を見せてくれるようになったなと思う。
青年が人間の国に滞在できる時間は限られている為に、旅に慣れてからはひとところに長期滞在をする事は少なく。
初対面の相手ともすぐに打ち解けられる方だが、こうして何度も会って話す相手が出来る事は少なかった。
ガラーシャの事は友人、と言ってもいいのかもしれない。
滞在期間を思えば、共にいられる時間はあまりに短いが。]
(55) 2021/09/26(Sun) 22:36:26

【人】 紅柱石 アンドレアス


うん、聞かせて。

[>>46過る寂しさを打ち消すようにビールを飲んで、彼の語りに耳を傾けた。]
(56) 2021/09/26(Sun) 22:37:03

【人】 紅柱石 アンドレアス

[それは彼が母と旅をしていた頃の話だった。
旅費の節約とはいえ、子供と女性が荷車を引いて歩くのは骨が折れただろう。
砂漠の中は目印が少なく、道を見失いやすい。
野盗が出るという話があれば、野営をするのは得策ではない。
彼の母親も恐ろしかった筈だ。
月のない夜に獣の遠吠えが聞こえれば、命の危険も感じたかもしれない。

そんな中、輝く粒が見えたのだという。
砂丘の上で炎の精霊達が躍っているようだったと。

彼の母親の住む土地は精霊に親しんでいた土地だったのかもしれない。
不可思議な光景に足を竦ませるのではなく、前へ進む勇気を得た。

そうしてもうすぐ灯りが見えるという彼女の言う通り、彼らが暫く進んだ先に街の灯が見えた。
彼らはどれだけ安堵した事だろうか。]
(57) 2021/09/26(Sun) 22:37:48

【人】 紅柱石 アンドレアス

[>>50砂漠の逃げ水のような現象とも違う、不可思議な体験。
それは青年が本に読んだ精霊との遭遇譚のようだった。
疲れによる幻覚、という線も可能性としてはゼロではない。
その場に居合わせなかった青年にはその真偽を判断する材料はあまりに少ないが。]

本物の精霊だったらいいなと思うよ。

[問い掛けには笑みを浮かべて答える。]

確かな証拠が出せなかったとしても、君のその体験も、精霊を素晴らしいと思う気持ちも、全て君のものだ。
誰に何と言われたとしても、それは否定されるべきじゃない。

君はその時、確かに「精霊」に助けられたんだ。
お礼を言えなかったのは残念だったね。

[再び会えたとして、言葉が通じる相手かどうかも分からないが。
その体験が、想いが、焼き付いた光景が、彼を精霊の研究に駆り立てているのだろう。
それは何者にも邪魔されるべきではない素晴らしいものだと思う。]
(58) 2021/09/26(Sun) 22:39:43

【人】 紅柱石 アンドレアス

暇つぶしだなんてとんでもない。
大切な話を聞かせてくれてありがとう。

[>>51青年は緩く首を横に振って、感謝を告げる。
彼の大切なものを共有して貰えたようで嬉しかった。
惣菜については首肯して。]

うん、総菜もとても美味しい。
日替わりなら今後も来ようかな。


ねぇ、ガラーシャ。
素敵な話と素敵な店を教えてくれたお礼に一杯奢らせてくれないかい。

[本気で聞き入っていたので青年の皿にはまだ総菜が残っており、もう少し相伴してくれるなら嬉しいと告げた。]*
(59) 2021/09/26(Sun) 22:40:20

【人】 学生 ガラーシャ

― 国境の街への誘い ―

[それは、ある日の昼下がりのこと。
アンドレアスとはいつも、街中で偶然に会うことをどこか楽しみにしているところがあったが、今日は、珍しく自分から、街をうろうろして彼の姿を探している。

そして、会って二回目、まだろくに話す内容すらわからない頃に二人で行ったあの喫茶店の前で、無事、彼を捕まえることができた。]


あ、アンディさん。


[手を上げて、声を掛ける。
そして、手に持っていたチラシを彼に見せた。]


あの、突然なんです…が。
アンディさん、サルハド、って、行ったことあります…か?


[ついこの間行ったばかり、などという話なら、チラシをひっこめるつもりだが、まずはそのまま話を進める。]
(60) 2021/09/26(Sun) 22:44:06

【人】 学生 ガラーシャ

 
どうも、今月末にここから、ほぼ、直行の馬車を出す、みたいで…
同乗者を、安く募集している…ようなんです。
帰りも同額で帰ることが出来る、みたいで。
もし、良ければ、一緒に、行ってみませんか。

…母との旅の途中に、寄った、街なんです。
通ってきた砂漠地帯も、近くて。


[一度酒に任せて話した話を、彼は憶えているだろうか。
精霊の姿を見た場所は、もう少し砂漠側の小さな町を越えた所だが、それでも、近くまででも今行けば、また何か違うものが見えてくるかもしれない、との気持ちもあった。]
(61) 2021/09/26(Sun) 22:45:57

【人】 学生 ガラーシャ

 
それに、アンディさん…
もう、ここを拠点にした旅も、そろそろ終えて、別の場所に、旅立つんです…よね。


[ずっと前に喫茶店でした話。>>54
二年か、三年はここを拠点に旅をする。
その話を聞いて、思わずこくりこくりと肯定の頷きを返したものだ。
あと二年以上も話をしやすい…知人と一緒に居ることが出来る。
単純に、嬉しかった。

けれども、二年など、あっという間だった。
自分はいよいよ研究テーマのまとめの時期に入り、彼は…友人はグラジアを離れる時が近かった。

この旅を、研究テーマの大きな柱にしたいのと同時に、彼がこの二年以上、この街を拠点にしていた「旅」を、彼の旅立ちの前に一緒に味わってみたかった。]
(62) 2021/09/26(Sun) 22:47:09

【人】 学生 ガラーシャ

 
お金は…もう少し、近場への旅と、そんなにかわらなそうです。
あとは、日にちの余裕があれば…なんですが。
アンディさんの、いつもの、「旅」に、一度一緒に行ってみたい、な、と思っていた、ので。


[最後に、とか、思い出に、とはあえて言わない。
そもそも、一度グラジアを離れるとはいえ、仮にも王都。
他国への中継地という意味でも、案外アンドレアスもすぐに戻ってくるかもしれない。

と、そこでふと思い出したように加えた。]


あと、アンディさん…
腰痛って、ない、ですよね。
夜は、中継地の宿に、泊まるとはいえ、3日近く…ぶっ通しの馬車旅に、なりそうなので…
いや、腰痛ありそうとか、思ってるわけではなくて。
うちの祖父が、半日以上の馬車NGだったりする、ので…


[年上を気遣ったつもりが、ややどつぼにはまっていた。]**
(63) 2021/09/26(Sun) 22:49:48
村の設定が変更されました。

宝石コレクター(村建て人)

時間になりましたので、編成を確定させて頂きました。
引き続きよろしくお願いいたします。


それでは、良い旅を。
(#4) 2021/09/26(Sun) 23:14:51

宝石コレクター(村建て人)

時間になりましたので、編成を確定させて頂きました。
引き続きよろしくお願いいたします。


それでは、良い旅を。
(#5) 2021/09/26(Sun) 23:14:51

【人】 紅柱石 アンドレアス

―国境の街への誘い―

[更に時は過ぎ、青年は成熟期の訪れを自覚していた。
それを示すように、胸の宝石が僅かに熱を持っている。
魔力が満ち、新たに子を生む為の準備が始まった証拠だ。
それは、同時にグラジアを発ち、故郷に戻らなければならない事を示している。

青年はガラーシャにそろそろ出立する事を告げようと考えていた。
故郷に戻れば、会う事はないだろう。
いつも通り、再会は約束せずに別れるのがいい。
二十年後、仮に旅立つ機会があったとして、全く姿の変わらない自身を彼に見せたくはない。
ガラーシャなら受け入れてくれるかもしれないが、柄にもなくその逆の可能性を考えてしまう。
折角友人になれた彼を自身の手で失いたくなかった。
もっと早くグラジアに来ていれば良かった。
三年などすぐに過ぎ去ってしまう。

様々な事を考えるとつい先延ばしにしてしまい、言えずじまいになっていた。]
(64) 2021/09/26(Sun) 23:52:41

【人】 紅柱石 アンドレアス

[>>60表通りを歩いていると、声がかかった。
耳に馴染んだその声はガラーシャのもの。]

やぁ、ガラーシャ。

[いつもの笑顔で、彼に応じるように手を上げてみせる。
折しも、そこは青年が彼を誘った喫茶店の前だった。]

……え?
あぁ、勿論。

[そこは、青年の帰郷に通る予定の街だった。
パルティローネ王国に訪れる旅人には馴染み深い場所。
差し出されたチラシに視線を落としながら、そう答える。]
(65) 2021/09/26(Sun) 23:53:16

【人】 紅柱石 アンドレアス

……今月末。
へえぇ、って、一緒に?

[>>61グラジアから定期で馬車は出ているが、それとは別に出す馬車らしい。
人数が多ければ、その分、費用を安く抑える事が出来る。
青年もそういった馬車に相乗りする事はあったのだが。
一緒に、と言われて一瞬頭がついて行かなかった。]

……そうなんだ。

[彼にとっての思い出の深い精霊を見たという砂漠。
学生の身のガラーシャでも、この馬車に乗れば訪れる事が叶う。]
(66) 2021/09/26(Sun) 23:53:30

【人】 紅柱石 アンドレアス

うん、実はそろそろ発とうかと思っていたんだ。

[>>62しまい込んでいた言葉がまろび出た。
別の場所に──正確には故郷に戻る為に。
彼は喫茶店でした話を律儀に覚えてくれていたらしい。
そうして、一緒に旅をしたいと思っていたのだと告げられれば、胸が熱くなった。]

そうだね。
サルハドには私も向かう予定だったから、一緒に行こうか。

[>>63青年は笑んで応じた。
もう少しだけ、この友人と共にいられる。
降って湧いたような幸運。
最後の旅路に同行者が出来るとは思っていなかったが、このまま別れるのはあまりに惜しいと思っていたので乗らない手はなかった。
そうして叶うなら砂漠にも行ってみたい。]
(67) 2021/09/26(Sun) 23:53:44

【人】 紅柱石 アンドレアス

うん、実はそろそろ発とうかと思っていたんだ。

[>>62しまい込んでいた言葉がまろび出た。
別の場所に──正確には故郷に戻る為に。
彼は喫茶店でした話を律儀に覚えてくれていたらしい。
そうして、一緒に旅をしたいと思っていたのだと告げられれば、胸が熱くなった。]

そうだね。
サルハドには私も向かう予定だったから、一緒に行こうか。

[>>63青年は笑んで応じた。
もう少しだけ、この友人と共にいられる。
降って湧いたような幸運。
最後の旅路に同行者が出来るとは思っていなかったが、このまま別れるのはあまりに惜しいと思っていたので乗らない手はなかった。
そうして叶うなら砂漠にも行ってみたい。]
(68) 2021/09/26(Sun) 23:53:44

【人】 紅柱石 アンドレアス

……え?


大丈夫だよ。
旅暮らしだから馬車には慣れているさ。

[まさか腰痛の心配をされるとは思わずに、思わず食い気味に応えていた。
こうして、サルハド行きが決まったのだった。]**
(69) 2021/09/26(Sun) 23:54:52
 




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54回 残----pt

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ガラーシャ
46回 残----pt

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