人狼物語 三日月国


58 【R18】しんこんりょこう

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【人】 ふくろう ホウスケ

[ありがたいことに、亀の少女はかなり親し気に接してくれたし
 幼い瑠璃人のお宝画像をたくさん披露してくれた。>>1:21
 アルバムを持ってこられると、瑠璃人はちょっとひるんでたけど
 そんな瑠璃人を見てもなお、あ、やっぱいいですとは言いたくない。
「……見る」とさっきより積極的に身を乗り出して
 分厚いアルバムを覗き込んだ。

 まだ性が分化していない瑠璃人のリボンタイと半ズボン姿を
 穴が開くほど見つめて「……これ欲しい」思わず本音が漏れる。
 茶色くて子犬みたいなウォーターソーセージ瑠璃人を見たときは
 現瑠璃人をまじまじと見た。
 もふもふ……可愛い……
 ……ちょっとあの姿の瑠璃人も見たかった気がする。
 ウォーターソーセージってあれか、
 よくネズミが巣にしてるあの細長い葉っぱ。
 水場はちょっと苦手だからあんまり近づかないけど……
 たしかに似ていると言えば似ている。

 おれが他愛無く微笑ましい質問をしても
 こちらに飛んでくる質問はえげつなかった。
「……鳥は大抵無い……」とか「…………」別にペニスの大きさがオスの全てじゃないですし、ふくろうは鼻噛みちぎったりしないもん……とチン無い族はちょっといじけたり、性別なんておなかの中で決まってるのになんで生えると思ってたんだ? とか首を傾げたりした、亀は温度で性別が決まるとか知らないし。地球温暖化の影響でメスが増えてるらしいですね。
 そして瑠璃人の胸をじろじろ見始めたのでいたたまれない顔をしながらそっと身を乗り出して少女の視界を遮った、母子だって分かってるんですけど……あまりじろじろ見られたくはない……]
(2) 2021/02/23(Tue) 9:28:26

【人】 ふくろう ホウスケ

[宿を取ってしまっていたので、
 また来ることや、ぜひ今度はうちにも来てほしいなどと伝え
 る暇も無く、瑠璃人がものすごい勢いで引っ張って行かれた。

 そわ、と立ち上がりかけたけれど
 瑠璃人の毛づくろいをしようとしている感じだったので>>1:21
 母娘の時間に割り入るのも無粋だな……と
 落ち着かないながらもとどまった。
 奥さんの実家での立ち振る舞いってわたわたするもんだな……]
(3) 2021/02/23(Tue) 10:07:30

【人】 ふくろう ホウスケ

[しばらくの間は置きっぱなしのアルバムを
 ふくふく眺めていたけれど
 なんかものすごく下世話な話題>>1:22
 ページをめくる手がピタッと止まった。
 いっぱいある、探さないでください。

 いやいやさすがにおれの穢れた心が生み出した幻聴だろうと
 再びお宝画像に視線を下ろそうとすると
 瑠璃人の怒鳴り声まで聞こえてきて
 ぎょっとして彼女たちが消えた方に顔を向けた。
 ……あれは母娘のじゃれ合いなんだろうか……
 ていうかるみかって誰……? お義母さんの名前?

 そして大声の後には瑠璃人の甘い声が聞こえてきた、
 もしかしてまた瑠璃人のおっぱい触ってる!?

 水入らずの時間に婿が行ったら死ぬほど邪魔じゃないかなとか
 ためらう気持ちも忘れて、バタバタと騒がしい部屋に走っ……
 いやもう飛んだ方が速い!]
(4) 2021/02/23(Tue) 10:09:06

【人】 ふくろう ホウスケ


 瑠璃、……え、これどういう状況?


[開けっ放しの扉から部屋に失礼すると
 ウミガメがラッコを轢いていた。>>1:23
 攻撃……はさすがに義母相手にはできないけれど
 できたとしてもあの甲羅には
 爪もくちばしも通らなかっただろう。

 瑠璃人と同じように人間に戻って
 小山みたいなウミガメをどかそうとしたけれど
 ……女性にこんなことを言うのは大変失礼ですが
 重すぎてビクともしない!(アカウミガメ約140kg)]
(5) 2021/02/23(Tue) 10:09:57

【人】 ふくろう ホウスケ



 ちょっと潰れ、……死ぬ! 息詰まって死ぬから!


[なんとか義母(ウミガメ)を傾ければ
 瑠璃人がずるずると這い出してきた。
 髪の毛を梳いてもらっていたはずの瑠璃人は
 さっきよりも乱れた髪でぎゃんぎゃんと喚いていた。>>1:24

 少女は気にした様子も無く楽しそうに笑っていたけれど
 おれは情けなくおろおろしながら
 結局は帰り支度をしただろう。]
(6) 2021/02/23(Tue) 10:10:45

【人】 ふくろう ホウスケ

[見送りの際、お祝いを頂いた。>>1:24
「そんな……すみません」とちょっと眉を下げて
 申し訳なく思ったけど、返すのも違う気がしたから
 ありがたく受け取った。

 だけど心苦しい。
 順番もへったくれも無く大急ぎで籍を入れたものだから(犯人)
 瑠璃人を育ててくれた少女に、
 瑠璃人の花嫁姿も見せられていないし……

 人に見せびらかしたいとは思わなかったし
 そもそも誰呼ぶんだ問題があるから
 式のことはつい後手に回っていたけれど
 一つの区切りとして、ごく小さな式や、
 式とまでは行かなくとも写真は撮りたいな。
 そして何より瑠璃人の花嫁姿はおれも見たい。

 初めて瑠璃人の名前を呼んだるみかさん? は
 おれの呼びかけには答えなかったけれど
 微笑みを返してくれた。

 ちょっといきなりお義母さん呼びは
 図々しすぎましたかね……(気にしい)]
(7) 2021/02/23(Tue) 10:20:59

【人】 ふくろう ホウスケ

[だけど、また来てねと言ってくれたから]


 ……ぜひ、うちにもいらしてください……


[さっき言いそびれた言葉を、今度こそ伝えた。]*
(8) 2021/02/23(Tue) 10:21:19

【人】 ふくろう ホウスケ

[今夜の宿へ向かう途中、
 瑠璃人はぽつぽつとおばちゃん呼びのわけを話した。>>1:25
 だけど、いつもは得意げにおしゃべりする彼女は
 それ以上は言葉を続けず、自然の音に耳を傾けていた。
 夜は基本的にふくろう姿でいることが多かったから
 人間の足で歩くと、時間の流れがゆっくりに感じる。
 彼女の隣ならそれも悪くないな、としみじみしつつも
 人影が増えてくるにつれて、時間も普段の速さを取り戻すか。
「……気に入られてた? 大丈夫だった?」と気にしいな姿を見せたり、渡し忘れたお土産に一緒になって「あー」頭を抱えたり、包みと言えば「……そういえば、何もらったの?」世話話に瑠璃人が受け取っていたものに話題を移したりしたか。
 歩いてる途中で包みを剥がすと戻せなくなりそうで
 結局中身を見ることは無かったけれど。

 宿ではやたらと鮮度の良い海鮮が出てきた。
 瑠璃人は海鮮続きでおれが飽きないか心配してたみたいだけど
 一年中生チュウ(鳴き声)丸呑みの身なので飽きるとか無い。

 食べている間、何度も瑠璃人と視線が合った。
 たくさん美味しいもの教えてもらったけど
 お返しにとおれのグルメ情報をお勧めしても
 あんまり瑠璃人にウケないんだよな……
 それこそ秋や春のねずみは
 毛も柔らかくて脂乗りも良くておいしいんだけど。
 メスよりもオスの方が滑らかで美味い。
 たぶん子供に栄養取られないからだと思う。]
(9) 2021/02/23(Tue) 15:38:05

【人】 ふくろう ホウスケ

[二人だけの空間に入って、瑠璃人にお風呂を勧めて
 ……だけど、一緒に入る? と尋ねれば
 あっさりと躱された>>1:26

 まぁ、嫌というか、嫌ではないけど、
 恥ずかしいのは確かなんだけど……
 ちょっと残念。

 客室露天風呂は大人が三、四人ぐらい入れそうだけれど
 当然室内にも普通のお風呂がある、
 寒すぎる日は外の風呂なんかは入れないからだろう。
 だけど、室内のお風呂もベランダに接していて
 体を洗ったらすぐに露天風呂を楽しめるようになっていた。
 ベランダからは中も外も丸見えだけど、
 施設の作りが工夫されているから
 よそ様からは見えない、念のため。

 どっちにしても、おれがここにいると
 瑠璃人が寛げないだろうから大人しく部屋に戻った。]
(10) 2021/02/23(Tue) 16:20:03

【人】 ふくろう ホウスケ

[しばらく部屋でじっとしていると
 湯気をたてた瑠璃人が上がってきた。>>1:27
 ガウンはくつろぐことを優先しているからか
 胸元が心もとないというか、
 歩くたびに足もちらちら見えているし
 落ち着いた色合いの間接照明が
 湯上りの肌をひときわ美しく見せていて
 なんだか妙に艶めかしい。
 歯切れ悪くお風呂を勧められても、
 ちょっと目のやり場に困ってしまって
「あ、ありがと……」同じように歯切れ悪い返事をした。

 夫婦なんだから、付き合う前みたいな
 遠慮はいらないんだろうけど……
 正直、その気はすごくすごーくあるんだけど
 だからあんな誘い方をしたんだけど。
 いわゆるラグジュアリーな雰囲気を纏った奥さんに
 ちょっと気を飲まれて、いったんお風呂に入ることにした。

 それに、おれだけ風呂入らないのも臭そうじゃん。]
(11) 2021/02/23(Tue) 16:20:56
ふくろう ホウスケは、メモを貼った。
(a0) 2021/02/23(Tue) 16:23:17

【人】 ふくろう ホウスケ

[露天風呂も内風呂もやけに豪華だ。
 体を洗う、湯船に入る、だけじゃなくて
 お風呂の中でも徹底的に寛げるようになっている。

 そのまま外の風景が見れる内風呂には
 寝ころべるようなソファとか、ハンモックまである。
 おれにはハンモックを吊るしている木の棒の方が
 居心地良さそうに見えるけど。

 身を清めたら、まだ瑠璃人の足跡の残る床を歩いて
 折角なので露天風呂に入ってみた。
 壁の穴から湯気と音を上げて、温泉が噴出している。
 薄く濁ったお湯はとろとろと気持ちよく包んでくれて
 上がるときにはなんとなく肌がつるつるになった気がした。]


 お待たせ、瑠璃……人?


[お待たせ、と言っても風呂は短い方だから(梟の行水)
 そう待たせなかったとは思けれど
 瑠璃人は何をしていただろうか。

 ひょっとしたら、極寒の地でも氷をごりごり頬張る瑠璃人に
 さすがラッコ、なんて感心したかもしれない。]**
(12) 2021/02/23(Tue) 16:36:25

【人】 ふくろう ホウスケ

 ── 余談・回想 このへん>>0:26とか ──

[仕事上がりの瑠璃人は、がらりと雰囲気が変わる。
 奥様は背が高いので、
 ウエストラインのある服をお選びになると
 足が更にきれいに見えますよ……なんて
 店員に勧められるがままに買った服は、
 確かに瑠璃人のしゅっとしたシルエットをよく見せていた。
 ふわふわの髪の毛を下ろせば
 春の日差しにきらきらと輝いて
 つい、眩しさ以外の理由で目を細めてしまった。

 ……抜け毛がペンになるよ、なんて
 血迷ってるとしか思えない戯言を
 瑠璃人はしっかり覚えていた。
 気恥ずかしかったけどちょっと嬉しい。
 抜け毛使ってもらって喜んでも
 別に変な趣味ではないと思いたい。
 ほら人間だって赤ちゃんの髪の毛筆にしたりするし……]
(13) 2021/02/23(Tue) 17:38:56

【人】 ふくろう ホウスケ

[瑠璃人が連れて行ってくれたのは文房具屋だった。
 色々と揃っていて
 えんぴつとかシャーペン以外にも
 万年筆とかガラスペンとか売ってる。
 羽ペンはおれの翼よりも立派な鷲のとか孔雀のとかもある。
 ちょっと悔しかったので、
 瑠璃人から見えないようにこっそりと背中に隠した。

 インクは色んな種類があって
 瑠璃人が前に履いていた
 ハイヒールみたいな形のインク瓶を買った。

 彼女の書いた手紙こそ読まなかったけど、
 瑠璃(海色)という名前のその色を
 おれも少し見せてもらった。
 はっきりとした青色なのに、書いてしばらく置いておくと
 インクだまりの部分が赤い光の膜を張る。
 おれの抜け毛、じゃなかった乾いたペン先も
 赤くなっていて、奥深い色だなと感心した。
 美しい貝殻の便箋に、海の色はよく映えただろう。]
(14) 2021/02/23(Tue) 17:40:07

【人】 ふくろう ホウスケ

[……瑠璃人の細い指先がおれの羽をつまんで
 じっと眺めるものだから、少しそわついてしまった。
 大丈夫ですかね、その、枝毛とか……縮れ毛とか……
 以前はじろじろ見られた時に抜け毛に嫉妬したけど
 今回はそんなことない、まぁそわつくけど。

 わざわざ木製のトレイを用意して置いてくれるのなんて
 月並みなようだけど、瑠璃人からの愛情を感じてしまう。
 そんなわけで、単純なおれは
 いい感じの羽が抜けるたびに、こっそりそこに足しておいた。
 ……たまに換気をミスって舞い上がったりもする。]
(15) 2021/02/23(Tue) 17:40:16

【人】 ふくろう ホウスケ

[荷物は取り返してあげられなかったから
 住所の記録なんかも無くしてしまったみたいで
 彼女の育て親に手紙が届くか賭けだったけれど……
 そして頼みの綱が消えれば転職は難しかったのだけど。

 幸い、やがて返事が届いた。>>0:28
 その返事も瑠璃人から聞いた部分しか知らないから
 まさか女の子だと思われてるとは夢にも……

 飛行機は乗ったことない。遠くに行く必要も無かったし。
 瑠璃人はここに来るときに乗ったみたいで
 先輩らしく色々と教えてくれた。頼もしい。
 時間があるときに北海道の名物を調べたりして
 名物が多すぎてびっくりした。昆布だけで三種類もある。
 瑠璃人の名前も昆布から取ったらしいけど
「羅臼」を選ばないでくれてよかった、
 名前変える時に何枚も何枚も何枚も日高って書かされたから……]**
(16) 2021/02/23(Tue) 17:41:22

【人】 ふくろう ホウスケ

── 回想・このへん>>0:38とか ──

[武骨な手袋を瑠璃人に差し出すと
 女性へのプレゼントにしては武骨なデザインだったけど
 瑠璃人は喜んで受け取ってくれた。

 喜んでくれてよかった……
 ちなみに鹿野皮でできてます。

 瑠璃人は想像以上の笑顔になってくれて
 渡すとすぐに手にはめてくれた。
 サイズもぴったりだ。良かった。
 大きさがずれると擦れちゃうかもしれないから……

 エガケは消耗品だ。
 おれの爪は鋭いからやがてぼろぼろになるだろうし
 ねずみを捕まえた直後だと血で汚しちゃうかもしれない。
 そしたらまた作ろう。

 新たなルーティンができたことをこっそり喜ぶと
 おいで、と呼んでくれる瑠璃人に頷いて
 しゅるしゅると縮んだ。]
(17) 2021/02/23(Tue) 18:05:47

【人】 ふくろう ホウスケ

[音も無く羽ばたいて、瑠璃人の指先に止まる。
 ふわふわの髪の毛の中にくちばしを突っ込んで
 思う存分じゃれ付いた。]**
(18) 2021/02/23(Tue) 18:06:01

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[お互いこっそり不安を抱えて搭乗し>>1:28
お互いの存在に少し救われたり、
小さな事かもしれないけれど確かな思い出を作って終えた飛行機の旅。>>1:29

その末にまず辿り着いた洋館の手前で、
亀のおばちゃんは俺を驚かせつつ、ホウスケに「はちゃめちゃだ」という印象を与えた様だ。>>1:30
でも本人はそんなのお構いなし。
感動の再会シーンなにそれおいしいのお寿司の方がおいしいわってな具合でホウスケに持たせた寿司>>1:31をリビングのテーブルの上に広げ、喋りながらも上品にひょいひょい口に運んだ。

ふくろうは美味しいのかとか聞いておきながら今食べているエビの方がおいしいと言わんばかりにスルーして、ホウスケが何も言えないのをいい事に調子よく喋る。
相変わらずマイペースだなとこっそりため息をつく俺は、
その姿が自分と似ている事には気付かない。

ホウスケが嬉しそうに頷くかわいい姿>>1:32もおばちゃんはスルーしたから、またひとつ零れそうになるため息を、いくらで流し込んで飲み込んだ]
(19) 2021/02/23(Tue) 19:16:36

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[おばちゃんの整った文字が書かれた転職への切符。
俺は所在地をざっとチェックしたが、
ホウスケは俺よりじっと長らく眺めている。>>1:33
自然にホウスケの方に紙を渡したが、
何の動物かとか、勝てるかとか想像しながら名前を見ているとは夢にも思わない。おばちゃんが
「わからない事があったら後日でもまた聞いてね。……そろそろ電話持とうかしら」とか呟いたりしていた。

前科ゲロとかジェンヌ大鑑賞会>>0とかでホウスケは(物理的にも)すり減っていたけれど、俺はそれにあまり気付けなかった。音量は自分の為に下げた。
マイペースな二人に挟まれたホウスケを、部外者が見たらちょっと同情するのかもしれないが、残念な事にここには他に見ている者がいない。やりたい放題だった。

女装を見たみたいと言うとまんざらでもない様子のホウスケ>>1に、もう少しふふっと笑った。俺は別にそんな趣味はない。
ただホウスケならどんな姿でも見てみたいと思うだけ……

でも自分の色んな姿を見られるのは正直気恥ずかしい。
亀のおばちゃんが持って来たアルバムに食い付くホウスケ>>2を見たら、尚更]


 「あらいいわよ、一枚五万円ね。
  って言いたいところだけど
  一万円にまけてあげるわ!」


[亀のおばちゃんはアルバムからホウスケが見つめていた写真を取り出し、ホウスケの目の前にひらひらさせ、ホウスケが財布を開けようとするまで粘ってにやにやしていた。「冗談よぉ!」とハスキーな声で笑い飛ばして、ホウスケに写真を押し付けた。
その一連のやり取りだけでも俺は気恥ずかしかったけれど、
ウォーターソーセージ時代の写真を見た後にホウスケがこっちをじっと見つめて来て、それも何だか照れくさい。
何だよかわいいだろ、と言ってやりたかったけど、
ウォーターソーセージって言われてる事を思うといつもみたいに声が張れない。なんの呪いだよ、ウォーターソーセージ]
(20) 2021/02/23(Tue) 19:16:44

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[質問を投げ返されて、何か言いたげでも言葉少なになるホウスケ>>2の横で俺はもぐもぐ寿司を食べていたが、ラッコに比べて大きいかはわからないけど俺にはホウスケの大きかった……とかこっそり考えていたらこっちに矛先が向いた。
彼女の目線なんてどうでもよかったから、ホウスケがちょっと身を乗り出した事に首を傾げた。
亀のおばちゃんはあらあらって感じで微笑んでいて、
俺はますます首を傾げた]
(21) 2021/02/23(Tue) 19:16:48

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[帰る前にドレッサーのある部屋に連れて行かれて、
下世話な事をしだするみかに抵抗してどろんどろんしていたら、
ホウスケもやってきてアニマル大運動会が一瞬だけ開催された。
ラッコの時は決して人語を喋らない(かわいくないから)自分ルールに則り、ホウスケの姿を認めても「ぎゅ、きゅ」と鳴いた。

食物連鎖の上の方に位置するもの達の運動会だが、
単純に重くて大きいのが勝った。
「大丈夫よ手加減してるから〜」と、ホウスケに傾けられたウミガメがごろんと転がったと思えば、愛らしい少女の姿に化けてけらけらしている。
まぁ確かに本気で潰されそうになった事は多分ないんだけど……

いらいらと荷物をまとめたせいでホウスケに礼を言いそびれたが、おろおろするホウスケを力強く「帰るぞ」と言葉で引っ張った]
(22) 2021/02/23(Tue) 19:16:51

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[怒りも冷めやらぬ間に見送りに出て来られても、お祝いを渡されても、俺は何も言えなかった。
でも感謝はしているから、素直に受け取った。
ホウスケは大人だなぁ、と彼の対応を横目に見る。
彼が思い浮かべた夢も、俺には考え至らないものだった。

初めて名前を呼んでくれたるみかの見送りには憤りを溶かして、手紙による"次"の約束を口にした。
そこにホウスケがもうひとつ約束を重ねてくれた>>8から、
実家に背を向けて先に歩き出してから、
ふふ、とこっそり笑った]
(23) 2021/02/23(Tue) 19:16:55

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[静かに、どこか情緒を感じる道を下り、
人々の賑わいに紛れて獣の匂いを隠してゆく。

「気に入ってただろ、遊んでたもん、ホウスケで」とるみかの態度を思い出して苦笑したり、一緒に頭を抱えた後に包みの話になって「なんだろ」とちらっと隙間から覗いたら何やら煌びやかな、それでいて外に出すには憚られる様な色が僅かに見えて、ここで開けてはいけない気がして「後で開けてみる」としまい込んだ。

着いた宿では、るみかがご馳走してくれた寿司とはまた違った美味しさの海鮮を楽しんだ。
ホウスケのふくふく笑顔と一緒に、
極上の味をひとつ思い出に刻む。
ホウスケのとっておきのグルメ情報には「ねずみってあまり人間も食べないじゃないか」なんて返して、今までもこれからも「食べてみよう」なんて気は一切起こさなかったけれど]
(24) 2021/02/23(Tue) 20:19:07

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[お風呂を勧められて、
一緒に入るのを嫌がった訳ではないけど、
結果として断ったかたちになったんだろう。
あの日ホテルで同室を避けたみたいに。

でもあの時とは随分違った関係になった。

もう婚姻も結んだし一緒に住んでいるのに、
何だかぎくしゃくして俺は部屋に戻って来た。
いや完全に今ガウンの下に着ているもののせいなんだけど。
ホウスケの視線には気付かなかったけれど、
彼も返事に詰まったみたいで一層変な空気になった気がする。

え、なに、俺変じゃないよな、と部屋にある鏡の前に立ってみたけど、ガウンが透けてる訳でもないしちょっと胸元ゆるいかもしれないけど何もはみ出てないし素足だって今更だろ強いて言えば頬が火照ってるかもしれないけど正常な現象だろうと早々にベッドに移動した。

氷をぼりぼりしながらこうしよう、とか、あれは?とか、でもその前にどうしたら?とか、悶々考えてたら何か変な気分になってきた。

ベッドに珍しくうつ伏せに寝転んで、
う〜〜〜と枕に顔を埋めて呻いていたら、ホウスケが戻って来た。早いな!]
(25) 2021/02/23(Tue) 20:19:12

【人】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人

[心の準備ができていないんだけど。
でもむくりと身を起こしてベッドに座ったまま、ホウスケを振り返る。ほっぺつやつやだな……
ごり、と音をたてて口の中に残っていた氷を砕いた。

どきどきと緊張が高まる一方だけど、
このままではいられなくて、
なるべく平静を心掛けて口を開いた]


  ホウスケ、こっち、来てくれ。


[氷のせいでちょっともごもごしたからかっこつかないけど。

彼は髪を乾かし切っていただろうか。
まあ、俺は自身や寝具が濡れるのは構わない。
そんな身勝手な気持ちで、
近付いてくれたホウスケの手を引いて、ベッドに上がらせた]
(26) 2021/02/23(Tue) 20:21:11

【人】 ふくろう ホウスケ

[よく食べるのは母娘とも一緒のようで
 小さな体のどこにってな勢いで
 少女は寿司をひょいひょい飲み込んでいく。
 まぁ後にその姿を見れば納得したけど……
 さすがの瑠璃人も押され気味で
 どこか疲れた様子で寿司を食べていたけれど>>19
 それはそれで物珍しかったから、まあ良しとしよう。

 ふくろうのおいしさはいまいち伝わらなかったみたいだ、
 今度うちに来てもらった時に振舞ってもいいかもしれない。
 ちなみにがっつり同種のウラルフクロウは流石に獲れない、
 小型種が精々だ。
 同じようにおれがもっと大きなふくろうに食われることもある、
 本州では敵になるほど大きなのはそんなにいないけど……
 北海道はでっかいカラフトフクロウがいるのがちょっと嫌……]
(27) 2021/02/23(Tue) 20:24:56

【人】 ふくろう ホウスケ

[転職先のリストについて、質問も受けてくれる様子の少女に>>20
「おれが勝てそうなのどれ?」って聞きたかったけど
 電話持とうかなとか言い出したので一旦やめておいた。

 そしてその後はそれどころじゃなくなった。
 木の幹に擬態するように細くなったけど
 洋館の中では意味がない、全く。

 ちなみにおれも女装の趣味は無いです念のため。
 そんなわけで世話話が実現することは無かったと思う。

 一万円で愛娘の生写真を売ろうとする母亀に]


 ありがとう


[躊躇うことなく財布を開くと笑い飛ばされた、
 そしてくれた。え、いいの?

 ひらひらの写真を満面の笑みで受け取って
 しばらくその一枚と、隣の瑠璃人を見ていたけれど
 ……一枚もらうともっと欲しくなってくる……
 ウォーターソーセージの呪いにかかったみたいに声の小さな瑠璃人に「うん、可愛い……」と頷き返して次の獲物を物色……失礼。めくってもめくっても次々出てくるベストショットに食い入っていた。そしてウォーターソーセージウォーターソーセージ聞いてるとなんだかソーセージが食べたくなってきて、一番それっぽかったなまこを一人で丸呑みした。後からなまこの値段を知って申し訳なく思った。]*
(28) 2021/02/23(Tue) 20:25:52

【人】 ふくろう ホウスケ

[さて、どうぶつのおちんちん学に一方的に花を咲かされて
 話題を変えるほどの話術も無く黙り込んでいたら
 少女自ら話題を変えたけど相変わらず下世話だった、
 この人下ネタ好きなのか……いやおれも嫌いじゃないけど。
 自分とか奥さんが対象になるのはいささか反応に困る。
 というかこの亀に育てられて、
 瑠璃人はよくあんなに性に無頓着でいられたな。
 流石に瑠璃人が子供の時は話題を選んでいたのかもしれない。

 音も無く部屋に飛んでいくと
 真・瑠璃人は轢かれていた。>>22
 瑠璃人はラッコの時は人間の地鳴きをしない、
 声帯が違うのかもしれない。
 おれはしゃべるけど。
 そして瑠璃人の養母のウミガメもしゃべってるけど。
 びくりともしなかった亀がごろんと仰向けに転がって
 あ、やば……起きられるかな……起こせる気がしない……
 とちょっと焦ったけど、少女の姿になって起き上がった、
 良かった。

 帰り際、脳裏に勝手に花嫁姿を思い描いたりしつつ
 瑠璃人の実家を後にすると、小さな笑い声が聞こえた気がした。]*
(29) 2021/02/23(Tue) 22:31:02

【人】 ふくろう ホウスケ

[帰り道、瑠璃人はちらっと包みを覗き込んだけど
 おれが横から首を伸ばす前にしまい込んだ。>>24
 海鮮は美味しかった、なんかフレンチ? とかにしたらしくて
 よくわからない緑色の美味しい汁がかけてあった、
 ジェノベーゼソースとか言うらしい。
 植物全般はどうでもいい味だと思ってたけど
 肉とか魚とかにかけるとおいしいんだな。

 新たな味を教えてもらったから、
 瑠璃人にもぜひともねずみのおいしさを伝えたかったけど
 全然食べてくれそうな気配は無かった、
 肉食同士でも好みが違うみたいだ。]
(30) 2021/02/23(Tue) 22:37:36

【人】 ふくろう ホウスケ

[どことなくいつもと違う雰囲気の瑠璃人に気圧されたけど
 困惑した表情>>25なんかは、初めて抱いた時を思い出して
 そんなところは、ちょっと性に疎いいつもの瑠璃人だ。
 顔が火照っているのは湯上りだからだろう。
 湯に入ってないおれまでちょっと赤くなってしまったけど……

 そして全く湯冷めしないままに上がってくると
 ラッコの瑠璃人がベッドにうつ伏せになっていた、珍しい。

 おれの姿を認めると、身を起こしてベッドに座りなおした。
 うちにあるやつよりも広くて、
 二人で寝転んで大の字になってもまだ余裕がありそうだ。

 ごりごりと瑠璃人のほっぺたから石みたいな音が聞こえる、
 ラッコの時はポケットに石つめたりしてたけど
 人間だと頬袋につめるんだろうか……]
 
 
 ……うん


[もごもごと呼び掛けられればこくっと頷いて
 誘われるままに瑠璃人の手を握ると
 ベッドの上に上がらせてくれた。
 
 ちなみに髪は乾かしてある、濡れたままでいるの嫌いだし。
 髪は乾きやすい方だ、
 別に素で忘れてなんかいない。]
(31) 2021/02/23(Tue) 22:47:47
 




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くるみくるみ

ホウスケ
1回 残----pt

くるまれふくふく

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フォウ(2d)
0回 残----pt

 

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阿手内(4d)
0回 残----pt

 

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