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【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》 ……! ……わかりました!! ともに、歌いましょう! [そのお願い《ワガママ》を、叶えないわけにはいきませんね!! 大きく頷いて] ここの天井辺りに落としさえすれば、 幻影月にアクセスして、真っ黒に墜とせるはず!! ……正直に言うと、五分五分、といったところですが。 やってみます!! (111) 2018/12/21(Fri) 21:57:29 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》 望月……さん? それが、本当の名前なんですか? 望月さん、望月さん。 はい。覚えました!! [噛みしめるように何度か呼んで。 にっこり笑うと、 ――もう一つマイクを作り出して、口を開くのです!] (112) 2018/12/21(Fri) 21:59:47 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》[覚醒めはいつもひどく悪いもの とても穏やかな悪夢が頭に残るから 「もういいのよ」と優しい声が言うけれど わたしがほしいのは幻影じゃなくて 暖かな手のぬくもりなの] [だから今 Phantom lunar eclipse 月を殺して《あいして》 たとえ安らぎを捨てることになっても わたしは生き続ける] [……少し歌い上げた直後! わたしは左手首の望月さんの布に、キスを落とします。 瞬間、はらりと解けて、それは大きく白く膨れ上がります。 ――やがて現れたのは、大きな白い鳥。 不死鳥、と呼ぶには物足りませんが、今はこれで充分!] 行って、上へ――!! [ 大きな鳥によじ登り、アナベルさんのいる上空へ、 幻影月に攻撃できる天井辺りへ――!!*] (113) 2018/12/21(Fri) 22:02:42 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベル一つ、忘れているようだけれど。 幻影月蝕《Phantom lunar eclipse》を歌うとして。 私が黙って見ているとでも思ったのかしら? [地下書斎に溢れている力。 それがアナベルの両手に集まって行く。] (114) 2018/12/21(Fri) 22:04:21 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベル世界記憶十字《アカシック・クルス》 [アカシックレコードから溢れる情報の奔流。 それらを力に変換すると。 右手と左手に収束させて。 無造作に力を交叉させていく。 十字架の中心部にはとてつもないエネルギーが殺到していく。 まさに、セカイの力そのものを束ねたアナベルにしか扱えない力――] (115) 2018/12/21(Fri) 22:04:46 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[かつて、天界にて『黒の乙女』と呼ばれた先代の黒山羊と 偽天使とのあいだに交わされた言葉を>>2:35>>2:41>>2:42 わたしは知らない。 それでも、富嶽の山の頂で彼女の亡骸が焼かれたあの日、 その遺灰から白と黒の不死鳥が生まれ出でたのは。 己が支えたこの世界を守りたいと、 あの黒山羊が、そう願った故だろうとわたしは思っている。 わたしにあの人からの手紙を送ってくれた>>2:308 名前も顔も、知らない誰か。 彼女がヒトの持つ有限の命に価値を見出したことも、 命が尽きるその刹那まで、使命を全うしようとしたことも わたしは知らないけれど。 ――でも、今、巡り巡ってその手紙は確かにここに在る。] (116) 2018/12/21(Fri) 22:08:21 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[あの富嶽《タイランペディア》を生み出した男と、 ミルフィーユとのあいだに交わされた言葉と想いを わたしは知らない。 あの男と繋がっていた星の数ほどのイシを わたしは知らない。 でも、彼らが自分たちの存在を賭して戦ったことを わたしも、ミルフィーユも忘れない。 あの綺羅星の姫とは、最後まで分かり合えなかった。 己の存在と誇りを全力でぶつけてきた彼女に、 きちんと向き合えた気がしない。 後悔は尽きない。 ……今も、思い出すと胸が痛むけれど。 でも、それで膝をつくわけにはいかないから。 彼女が最後まで精いっぱい戦ったのならば、 わたしだって、負けるわけにはいかない。 それが、後悔が尽きないなりにわたしができる、精一杯。] (117) 2018/12/21(Fri) 22:09:25 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[アナベルに従うイシたちが奏でる音楽。 その演奏に、次第に別の音が混じる。 細やかな雑音《ノイズ》のようだったそれは、 次第に明確な音となってイシたちの演奏と重なり、 一つの音楽としてカタチを変えていった。 それは、命の唄。 この地上に数多在るイノチ――…草花や樹木、 鳥や獣、虫や魚たち。 かつて富嶽で燃やされたニグラスの遺灰は、 白と黒の不死鳥を産み落とした後、 灰となって空へと舞い上がり、 やがて雲と混じりあい雨となって地上に降り注ぎ――そうして、 長い年月をかけて万物へと宿ったもの。 その命が共鳴し合い、音を奏でている。] (119) 2018/12/21(Fri) 22:13:19 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[普段、ヒトとして生きていれば 恐らく生涯聞くことのない、 誰に顧みられることのない、 だがたとえようもなく尊い、地上の命の唄。 それが、地上を覆い尽くさんばかりに鳴り響いている。 この異界に届けとばかりに、 ミルフィーユの夜を、 夜明け前よりなお暗い夜闇《ヨル》を支えんばかりに わたしの"活性化"と混じりあい彼女の力を倍化させていく。 彼ら《イノチ》は、知っている。 命とは闇より生まれ出て、そして光と闇とを 受け入れながら生きていくものだと。 片翼の鳥が一羽だけでは飛べないように、 片方ばかりでは、理は成り立たない。] (120) 2018/12/21(Fri) 22:17:53 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》[鳥の上、 しがみつくように伏せた頭の上を十字架が破壊してきます!] くっ、記録をそのまま武器にするなんて! 冒涜にも程がある……! [思わずわたしたちの声まで漏れます とにかく中心を避けて、それでも最高速度は維持します! 月蝕の力を練るために、反撃は出来ません。 今はただ幻影月《ファントム・ルナ》へとたどり着くことを全力で!*] (121) 2018/12/21(Fri) 22:32:15 |
【人】 戦闘偽天使《マキナ・アンゲルス》 メギド[メギドは槍を思い切り床につき立てる。 深々と刺された槍は輝きを増す。 ようやく口が解放された。] 俺は天使だからな、 お前達のイシを、導く。 [この書斎≪セカイ≫はアナベルの舞台。 この舞台自体を動かす事は出来ないが。 その上にさらに俺たちの舞台を重ねる事はできるはず。] (122) 2018/12/21(Fri) 22:34:20 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ (123) 2018/12/21(Fri) 22:37:40 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[>>113なんのために生まれたのか 答えなどない孤独の中巡りあえた命 繋ぐ手のぬくもり、君の笑顔を 守りたくて、偽りにしたくなくて だから運命《さだめ》に抗うと決めた] [だから今 Phantom lunar eclipse 月を殺して《あいして》 終わらせるんじゃない、変えていくんだ 共に生きていくために] (124) 2018/12/21(Fri) 22:38:57 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベル邪魔はさせないわよ―― [世界記憶十字《アカシック・クルス》を発動させながら。 再び、イシ達は奏でる。 ノイズに負けないように。 そして、セカイをこちら側の力で埋め尽くそうと。] これは…… [そして、それだけではない。] (125) 2018/12/21(Fri) 22:40:24 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベルスピカ……貴女まで。 [アカシックレコードに刻まれた 偶像《アイドル》 の声。それも一緒になって響き渡る。] (127) 2018/12/21(Fri) 22:41:06 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》[斬り合うことでしかぬくもりを得られなかった日々 刃を向ける間だけはみんな見てくれたの でもあなたに手を握られて思ったの これが生きることだって もう少し今 Phantom lunar eclipse 月を殺して《ゆるして》 モノクロに返り血あびただけだったわたしに 色彩《いろ》を注いでくれたのはあなた] (128) 2018/12/21(Fri) 22:42:45 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》闇よ、闇よ、我が闇《セカイ》よ! 今こそ新たな月を飲み干すのです! [上がりながら、左手に黒い球体を浮かべます。 それはだんだんと大きさを増していきます。 妨害があればわたしや鳥は傷つきますが―― 球体だけは攻撃すら取り込んで、大きくなっていきます。 命《イシ》の唄響くここでは、わたしはともかく、 闇《ヨル》を止めるものはいないはず!] (129) 2018/12/21(Fri) 22:43:36 |
【人】 戦闘偽天使《マキナ・アンゲルス》 メギド[夜果ての槍≪ロンギヌス≫を手にした者は新世界を創る事が出来るという。 だがその力を俺には託してくれないようだ。] それでも俺は。 [夜果てを迎えるための夜。 そして、メギドという名は、光の勢力と闇の勢力が最終決戦≪ハルマゲドン≫の地という意味。 この槍と俺の存在を掛けて。 二人のステージを創り上げる。] (130) 2018/12/21(Fri) 22:46:56 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》[やがて鳥は急停止。 そのくちばしの先に球体が移動します。 大人三人は平気で飲み込める大きさになったそれを、 幻影月《ファントム・ルナ》の力が感じられる場へと向けて] 月喰らいの名をその身に刻んでください――! 月蝕処刑機構《マトリクス・イクリプス》、解錠――!! [月蝕球体が――上へと突き抜ける!! 富獄のように即喰らうことはできず、時間が掛かるでしょうが。 邪魔されるようならば、全力でわたしが抗います!!*] (131) 2018/12/21(Fri) 22:48:39 |
【人】 夜のみなしご 千夜一夜《ミルフィーユ》[スピカさんの唄が響いた時、 敵の援護のはずなのに、少しうれしくなりました。 彼女の唄に罪などなく。 その唄はただ純粋に、輝いていたのだから――*] (132) 2018/12/21(Fri) 22:50:55 |
【人】 ダーク·ブラックデス·フェニックス アナベル幻影月《ファントム・ルナ》が――月蝕に飲まれていく? [歌声が。 光と闇が煌めいていた。 そして、幻影の月は。 静かに沈んでいく――] (134) 2018/12/21(Fri) 22:52:57 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[千と一の夜を越えてきた君に差し伸べられた温もりが 凍った心を溶かしてくれたんだ 闇のなか過ごした一万と二千の孤独より あなたがいてくれる今を選ぶよ もう少し今 Phantom lunar eclipse 月を殺して《みらいへ》 大切な誰かと共に生きる未来がほしい 色彩《ねがい》をくれたのは君だから] (135) 2018/12/21(Fri) 22:54:50 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[ボクにこの瞳があるのは 君と同じ景色《セカイ》を見るため ボクの口が減らず口を叩くのは 君と日々を語り合うため、喜びを分かち合うため ボクが君に手を差し伸べるのは 君と手と手をつなぐため、君を抱き締めるため ボクに二本の足があるのは 君と同じ歩幅で世界を歩くため 特別なことなんかじゃない 君と同じ世界を生きる、ただそれだけの日常を 守るためにボクは戦う 特別なチカラなんていらない ただ君が笑っていてくれるなら それだけでいい それだけでいいんだ] (136) 2018/12/21(Fri) 22:55:16 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[ボクらは変わらなければならない 一秒一秒と景色を変えるセカイで生きていく この胸の痛みを 悲しみを なかったことにはできない 痛みを抱えて そして変わっていかなければ] (137) 2018/12/21(Fri) 22:56:17 |
【人】 戦闘偽天使《マキナ・アンゲルス》 メギド[彼女達の足元が黒く、白く光り輝く。 たとえどんな世界でも。 自分たちが主役であるために。] (138) 2018/12/21(Fri) 22:58:22 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[ぴしり、ぴしりと罅割れは徐々に大きくなっていく。 ――ああ、もう少しだけ。 もう少しだけ、歌わせてほしい。] [刹那聞こえた、スピカの声>> なんだろう、なんだか酷く温かい気持ちになって、 気がつけば笑みを浮かべている自分に気づいた。] (139) 2018/12/21(Fri) 22:59:04 |
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