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【恋】 ダアト[でも… 今は、私のものだ。 確かめるように 生涯、離さないと決めた手に さらにもうひとつの手を重ねながら 続きに耳を傾ける。] (?2) 2022/02/07(Mon) 23:38:13 |
【恋】 ダアト[でも、まだ 約束も果たしていないし、 あなたとしたいことも山積みだ。 必要なら、心臓の変わりを作ることだって 私にはできるのだし いくつも予備を準備しておいて 誓いのとおりに、 寿命尽きるまで共に駆け抜けていこう。] (?5) 2022/02/07(Mon) 23:44:37 |
【恋】 ダアト[そう決めて、大きく息を吸い込むと] 鹿鍋、ですよね? ご馳走になれる日がすごく楽しみです…! [喜びに弾んだ声で、あなたに返す。] (?6) 2022/02/07(Mon) 23:47:26 |
【恋】 ダアト星屑の谷にも、ぜひ連れて行ってください…! あなたの、はじまりの場所。 あなたが、生きてきた世界。 目で、耳で、肌で、…全身で感じたい。 でも、星々が 如何に美しく煌こうと あなたの輝きには敵わないでしょうけれど。 [眩しそうに見つめて 力を込めてくださる手を外側から 慈しむように撫でながら、 お世辞でも社交辞令でもない本心で語る。 澄んだ空気 冴え冴えとした星空を背景に 立つあなたも、さぞかし素敵だろうと、 想像するだけで溜め息が出た。] (?7) 2022/02/07(Mon) 23:48:25 |
【恋】 ダアトそのためにも、世界一の腕を 早く完成させなければいけませんね。 お話を聞いて、益々 あなたの命をずっと支え そして、みんなを救って来た その腕の再現を任せてもらえることを 誇りに思うようになりました。 私にこの才能があって、本当に良かった。 [うずうず、する。 あなたとの未来を思い浮かべると 早く早く、作り上げたくて 仕方なくなる。 その気持ちが隠しきれないとでもいうように 視線が、あなたの 今は空洞の袖をなぞった。]* (?8) 2022/02/07(Mon) 23:49:54 |
【恋】 ツァカリ期待している その為にも、資本たる身体に 栄養を補給せねばな さあ、これも飲んでくれ 薬草と香辛料が入っていて芯から温まる [名残惜しいが重なる手を解くと 空になっていたカップへ 用意していた葡萄酒を注ぎ勧めた。 疲れがあれば眠気を催す酒だ。 彼に決して無理ができぬように。*] (?12) 2022/02/09(Wed) 9:39:54 |
【恋】 ダアト[前のめりになって、熱く語れば 少しばかり気合が入りすぎている私を 気遣ってくださってか、 新しい飲み物を注いでくださった。>>?12 夢中になると、自分のことは 疎かになってしまいがちなのは理解しているので いただきますと、ありがたく口を付ける。 口の中で転がして、喉の奥に落とし込むと とろり、とろり、と溶け落ちそうな 心地よさが広がっていく。] あぁ… これも独特な良い香りがしますね。 なんだか、もうすでに 体が温まってきた感じがして… ぽわぽわします、 ふふ、すごく美味しいなぁ、 [赤みを増した顔で、ふにゃりと笑い掛ける。] (?14) 2022/02/12(Sat) 11:13:54 |
【恋】 ダアト[普段、アルコールを嗜まないせいで 酒に弱い自覚もないまま カップの中身を飲み干してしまえば、 まぶたが自然と落ちかかり、 夢路へ漕ぎ出そうとする。 (大好きなあなたの、顔を見つめていたいのに… 緞帳が降りて、邪魔を、する まだ…、お話もしたい…し 腕だって…早く… 仕上げ…て、…) そんな気持ちが引き止めて うつら、うつら、前へ後ろへ頭が揺れる。 気持ちとは裏腹に 休息を求める体は喜んで甘受して、 だから、この抵抗も そう長くは保たなかっただろうけれど。]* (?15) 2022/02/12(Sat) 11:29:05 |
【恋】 ツァカリ[愛しいひとが、夢の世界に誘われていく。>>?14>>?15 葡萄酒がよく効いたようだ。 前の仕事の疲れが溜まっていたのか それとも自分の到着を待つ間 気を張って摩耗してしまったのだろうか。 何れにせよ、彼に必要なのは休息だ。] ……ああ。……口に合ってよかった …………ふふ。眠気に抗わなくて良い ……………… ベッドへ連れて行こう ……[彼の言っていた食事とシャワーの後の時間>>4:?10を 期待していなかったわけではないけれど 如何なるときも無理はさせたくない。 刺激を与えぬよう穏やかに相槌をうち、 舟を漕ぎ出した身体をそっと片腕で支えた。] (?16) 2022/02/14(Mon) 9:19:43 |
【恋】 ツァカリ[そうしたままゆっくり部屋の奥へ進み、 寝台をふたつ見つける。 使用感のある一方が、普段使っているものに違いない。 もう一方は、新品にも見えた。 己のようにリハビリに来た者へ貸すのだろう。 自分はもうただの依頼人ではないから、 そちらを使う気はないけれど。 布団を捲って彼を寝かせると、食器類を片付け、 シャワーを借り身を清めてから戻ってくる。 無断で自分だけ悪いとは思うけれど、 一日中草原を駆けてきた身体で 寝具を汚してしまうよりは良いだろう。 汗を流してさっぱりした。 彼もシャワーを浴びたかったかも知れないが 彼が何日もそれをしていなかったとしても 構わず顔を埋めて抱き締められる自信が自分にはある。] (?17) 2022/02/14(Mon) 9:19:55 |
【恋】 ツァカリ[普段寝る時の姿で彼の眠るベッドに潜り込んだ。 眼鏡をかけたままであることに気付けば そぉっと外して枕元に置いた。 彼の首の下に腕を差し入れ腕枕をして横になる。 睫毛の付け根すら見える距離。 赤く染まる頬が色っぽくてドキドキする。 酒器の回し飲みで酔うものは幾人も見てきたが こんな風に惹かれるのははじめてだ。 自分が彼を好いているから余計にだと思うが 斯様な扇情的な姿を他人には見せたくない。 里の皆の前で飲ませるのは控えなくては。 俺だけの大切なひと。] (……このひとと想いが通じたのだ) [じぃんとする。 告白をし、彼からもして貰った。 彼の声で伝えられた宝石のような言葉たちが 今聞かされたように己の中を巡っている。 それにはじめて知った感触────口づけも。 明日こそは、自分からしよう。ああ、きっと。 心の宝物庫からは眩い光が溢れんばかり──…。] (?18) 2022/02/14(Mon) 9:23:11 |
【恋】 ツァカリ[────そんな風、久方ぶりに ぐっすりと眠れたものだから、 翌朝は自分にしては珍しく寝坊をしてしまう。 朝を迎えても、腕枕をする左腕は離すまいと 彼の身体に絡みついたまま。 短い右は、軽く肩に乗っているだけだが。 豊かな胸に彼の頭を抱え 安らかな寝顔を晒しているだろう。 因みに、裸眼の彼に どの程度見えるか知らないが、全裸である。 そうして眠るのが一番暖かいとは遊牧民の知恵。 全身剃毛してあるのは感染症等の予防ゆえ。 彼の薄い腹を押し上げるように 硬く漲る雄の徴は、朝の生理現象だ。*] (?19) 2022/02/14(Mon) 9:38:14 |
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