人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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厨房担当 那岐が参加しました。

【人】 厨房担当 那岐




[――夜に働く飲食業界の仕事は、帰りが思いの外遅い。]



 
(109) 2023/03/01(Wed) 21:05:57

【人】 厨房担当 那岐

[最後の客を送り出し、閉店時間を過ぎてようやく片付けに入る。
 酒を出す店であれば尚更その時間は遅く。
 自宅に辿り着く頃には、日付を超えるのは割とよくある話だ。

 疲れ切った身体をシャワーで癒やし、
 濡れた髪をおざなりに吹きながら、缶ビールを一つ。
 冷蔵庫から取り出して、アレクサに声を投げる。]


  アレクサ、ラジオを掛けて。


[音声認識をしたAIから流れ始める深夜のラジオ>>28
 妙に落ち着く若い男性の声。
 缶を傾けながら、そんな何でもない一日を終える日常。]
(110) 2023/03/01(Wed) 21:06:25

【人】 厨房担当 那岐

[人の声に耳を傾けることは好んでいても、
 自身が話すことはあまり、得意ではない。

 営業のような仕事には着けず、
 手に職を持つ職人のような仕事なら、
 あまり人と話すこともないだろうか、と。
 
 料理専門学校を経て、この『Madam March Hare』に
 身をおいたのは何年前のことだったか。

 皮を剥く。パスタを茹でる。野菜を切る。
 単純作業のようで、中々に繊細な指先の仕事。

 理由は料理に纏わることではなかったが、
 いざ仕事を初めてみれば、割りと性に合っていた。

 たまに人手が足りず、ホールに駆り出されることも
 あるにはあるが、話すことは仕事に関することに
 大体限られているから、成り立っている。]
(111) 2023/03/01(Wed) 21:06:56

【人】 厨房担当 那岐

[後輩の面々も増えてきて、賑やかになっていく店は
 今日もランチから繁盛しているようで。

 速崎や大咲、時に黒原が表に立っているようだ。
 女性陣が表立ってホールやカウンター業務を
 買って出てくれている為、俺はと言えば。

 いつものように裏方に徹するように、
 黙々と下準備や、後片付けの皿洗いに落ち着いている。

 店の決まりであるトレードカラーは、
 キャスケットの深い紺。

 その色を知っている客は、どれくらい居るだろう。**]
(112) 2023/03/01(Wed) 21:07:08
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(a29) 2023/03/01(Wed) 21:11:17

【人】 厨房担当 那岐

[さて、本日のランチは。

 ミートボールのボロネーゼにカルボナーラ。
 それにジェノベーゼ。
 よく出ているのはボロネーゼだろうか。
 ミートボールもついているからお得感があるのか。

 カウンターの向こうを見てみれば、
 珍しく昼に見ない顔の同僚までちらほらと。>>197>>199

 目が合うようなら軽く会釈に留め置いて。
 手は動かし続ける。
 すごく混雑している、という訳でもないがランチタイムも中々に戦場だ。

 じゃが芋は皮を剥いて角切りに。
 トマトは敢えて皮を残したままじゃが芋と同じサイズに。
 海老は背わたを取って、片栗粉と塩と水でよく揉み込んでから、塩と酒で火にかける。
 海老は、殻を剥かないまま茹でた方が味が出る。]
(220) 2023/03/02(Thu) 0:15:54

【人】 厨房担当 那岐

[ジェノベーゼに必要なにんにくは、
 匂いを気にする方もいるからできるだけみじん切りに。
 ベーコンは塩気が味を引き締めるだろう。

 先に具材たちをフライパンに放り込んで炒めると、
 厨房中に香りが漂っていく。
 トマトの酸味が鼻を擽って、自身もまだ食事をしていないことを思い出した。
 だが、それはランチが終わってからの話。
 今はお客様に楽しんでもらうために、腕を振るう。

 塩、こしょう、黒胡椒。
 バジルにグレープシードオイル。

 茹でたパスタはどのソースにも合うという2.0mm。

 仕上げは中央にバジルの葉を一枚乗せて、
 少しだけ粉チーズをちらして。]


  ジェノベーゼ、出来たから持っていって。


[手の空いている誰かに、運ぶことを頼んだだろうか。
 それが終われば、カルボナーラか、ボロネーゼか。
 次のオーダーに取り掛かるだろう。*]
(221) 2023/03/02(Thu) 0:17:13

【人】 厨房担当 那岐

[厨房に立っていても、カウンターが開けているから、
 時折店内の声は聞こえてくる。
 聞き慣れた従業員たちの声、メニューに迷うお客さんの声。
 どれも程よく、耳に入ってきて心地が良い。

 言葉を返すことはないが、声を聞くのは楽しく。
 フライパンを持ちながら、少しだけ目元が緩んだ。

 デザートはランチの前に仕込んであることが多い。
 今日は黒原がベイクドチーズを作っていたか。
 
 ボロネーゼだけを食べるなら胃が重いだろう。
 副菜には、キャベツ、にんじんを千切りに。
 きゅうりを輪切りにしておく。
 りんごは皮ごと一口大にしてから5mm幅に揃える。

 マヨネーズとヨーグルト、それにレモンを絞って。
 甘さを出すために少し練乳を足したソース。

 それらを具材に敢えてかき混ぜ、
 最後は塩こしょうで味を調える。

 りんごと野菜のコールスロー。
 少量ならば女性でもパスタに添えて食べ切れるだろう。]
(226) 2023/03/02(Thu) 0:53:34

【人】 厨房担当 那岐

[次々とパスタと副菜を出していきながら、
 デザートに移り変わっていく人たちには、飲み物の準備も。

 パスタに合う紅茶。
 カルボナーラならばアッサムティーを。
 湯を沸かしつつ、葉の用意をする。

 その合間に生のりんごと水をミキサーで摩り下ろす。
 レモン汁を入れておくのがいい。
 グラスの縁には少し塩を乗せる。

 ニンニク入りのジェノベーゼには、
 りんごジュースなどの匂いを消す飲み物があってもいいだろう。
 そう思ってのこと。]
(227) 2023/03/02(Thu) 0:54:05

【人】 厨房担当 那岐

[サービスのことを考えるのは割りと嫌いではない。
 喜んでくれる顔を考えながら、想像をするのが好きだ。

 何品目かの皿を用意していれば、
 洗い場にいつもの服装ではない沙弥さんの姿。>>224

 座っていた時は解らなかったが、
 今日は少し出で立ちが違うことに少し目を丸くした。]


  サヤさん。
  今日休みじゃ……?


[そう、応えながらも仕事の話になれば口元を引き締めた。]


  大丈夫です、多分、足りる。
  デザートは……、急ぎます。


[賄える人数のはずなのに、少し遅れているのは。
 やはりいつもより混雑しているからか。]
(228) 2023/03/02(Thu) 0:54:30

【人】 厨房担当 那岐

[お皿を洗うということは。
 その姿のまま厨房に入るということだろうか。]


  味見は構いませんけど、汚れますよ。
  その格好じゃ。


[褒めるよりもまず先に、口にしてしまうのはそのことで。
 暗に、汚すのは悪いと言いたいことなのだけれど。
 真意が相手に伝わったかは分からない。

 サヤさんは、従業員の中では俺よりも前に此処にいる。
 先輩が少しずつ減っていき、後輩たちが増えていく中で、
 唯一、オープンスタッフから居る人だ。

 夜がメインの人だから、昼間の明るい時間に。
 こうして姿を見かけるのは、慣れた人でも
 少し新鮮な気分になる。*]
(229) 2023/03/02(Thu) 0:55:31

【人】 厨房担当 那岐

[デザートのベイクドチーズケーキには、
 ブルーベリーかストロベリーのどちらかを
 添えることが出来るようになっている。

 ストロベリーは半身に切ったものを、
 ブルーベリーは丸みを帯びたままころころと。
 どちらも生のままと、ソースにしたものを、
 皿に描くように描いて、生クリームを乗せる。
 
 生クリームは甘すぎないように控えめに。

 どちらかと言いながら、選べないという人が居たならば、 こっそりとどちらも乗せることも出来るだろう。

 待っている人が居るならば、店員の誰かが運ぶはず。>>219
 誰の手も空いていなければ、自ら向かったかもしれない。]
(232) 2023/03/02(Thu) 1:25:26

【人】 厨房担当 那岐

[ミートボールは、合い挽き肉を使ったものだ。
 玉ねぎとにんにくを混ぜて、一口サイズより少し大きめのサイズに丸める。
 一口で食べ切れるより、少し大きいぐらいが食べた気分になっていいだろう?
 
 焼き色がつくまで揚げ焼きにするには、
 焦がさないように十分目を向けておかなければならない。

 まあ、そこまではランチの間に準備を終えているのだが。
 トマトを潰したミートソースと煮込むのは、
 ランチの間に済ませることになる。煮込んだほうが
 味は染み渡るが急ぎの時間なので20分ほど。

 この後パスタを入れることになるが、味見ならここまでで良いだろう。

 煮込んだミートボールを小皿に取り寄せて、
 パセリをちらしてから、沙弥さんに手渡すつもりで。]
(233) 2023/03/02(Thu) 1:26:22

【人】 厨房担当 那岐

[そんな一幕を入れながら、やはり。
 ホールも人手が足りていないのか。

 出来上がったボロネーゼを、届ける役目は自身となり。
 期待の目でカウンターを覗く好機の目に負けて>>225

 コトリと皿を、見慣れた顔の前に置いた。]


  お待たせ。


[アイスティーを先にとの注文ではあったが。>>199
 結局アイスティーとボロネーゼは共に運ぶことになってしまったか。

 冷えたグラスが汗をかく前に。
 どうぞ、召し上がれ。*]
(234) 2023/03/02(Thu) 1:26:41

【人】 厨房担当 那岐

―― 厨房 ――

[腕まくりする様子にやはり裏方をするつもりなのだろうと察して、小さく頭を下げた。
 折角の休みの日に手伝わせるのは気が引ける。]


  休みなのに、すみません。
  ありがとうございます。


[己の視線が引き寄せたのか、自らの姿を見下ろす様に。
 ああ、と小さく声を漏らした。]


  いや、変って意味じゃなくて。
  ……似合ってますよ、スカートも。
 

[珍しい、という言葉は避けた。
 仕事上がりに何度か彼女の普段着も見たことはあるだろうが、それでも普段どんな様相を好んでいるかは、詳しくない。
 メイクも控えめな姿は、やはり中性的な印象を覚えるが、髪を手慣れた様子で結わえていくのは、どこか、少しやはり、女性らしさを思わせただろうか。*]
(237) 2023/03/02(Thu) 1:45:14

【人】 厨房担当 那岐

[洗い仕事に掛かる沙弥の声をBGMに、また一皿と料理を盛っていく。
 ミートソースの油汚れはしつこいだろう。
 汚れやしないかと少し気にかけながらも、こちらは手は貸せないまま。>>236
 不意に振られた話に、一つ瞬いた。]


  ……犬ってパスタ食えるんですか?


[聞き覚えがない。興味を惹かれたのはそちらの方で。
 返答から知らないことは知れただろう。

 洗っている姿を見れば、やはり、少し跳ねたらしい。
 泡の汚れが彼女のシャツを濡らしていた。
 自分が汚した訳でもないのに、少し眉尻が下がる。]
(241) 2023/03/02(Thu) 2:14:34

【人】 厨房担当 那岐

[一皿また準備が終われば、腰元のエプロンで己の手を拭う。
 そうして先程用意した小皿を持って、沙弥さんの元へ近づいたなら。]


  ……やっぱり、汚れるから俺がやりますよ。
  ミートボール、用意したんで。
 
  味、見てください。


[そうして、仕事を取り上げようか。*]
(242) 2023/03/02(Thu) 2:14:55

【人】 厨房担当 那岐

―― 深夜のラジオ ――

[ラジオから聞こえるのは、タカノという男の声。>>203

 テレビは家にない。元から見る癖もあまりないせいか、
 情報はいつも視覚より耳に頼る事が多い。

 古い口説き文句だという声に、
 釣られるように笑って、窓の外へと視線を移した。
 月は出ているのだろうか。
 確認してみても良かったが、缶ビールを片手に
 腰を据えてしまったものだったから身体が重かった。

 見えない分、想像に頭の中に輝く月を想う。

 ミニコーナーというものは何か。
 新しいものが始まるようだが、SNSを見るような人間じゃないから、どんなものかは分からなかった。

 ただ、タカノという男が演者だということは把握できる。

 動いている姿はファンにはきっと喜ばれるだろう。
 メディアがテレビなら、見ることはなさそうだが。]
(246) 2023/03/02(Thu) 2:29:02

【人】 厨房担当 那岐

[サウンドドラマがどういったものかも、
 聞いてみたところでよくわからなかった。
 ドラマというからには、演技をするのだろうか。

 どんなものだろう。

 何気なくかかったラジオは、
 大体同じようなシフトになる深夜の同じ時間。
 定期的に耳にすることになっていく。

 覚えた名前は、タカノということ。
 気兼ねなく話しているような声音の奥に、
 少し繊細な音が聞こえたこと――。]
(247) 2023/03/02(Thu) 2:29:15

【人】 厨房担当 那岐

―― ホール ――

[忙しいと言えば、忙しいが回らないわけでもない。>>239


  まあ、いつも通り。


[気にするな、という意味で言った、つもり。
 りんごのコールスローもそっと添えて置いておく。

 気にかけながらも、視線はパスタに一直線のようで。
 同僚からとはいえ『おいしそう』と聞けば、料理人として悪い気はしなかった。

 感想を聞いていたい気はしたが、客足が引いたわけでもない。
 すぐに厨房に戻らなければならないだろう。
 ボールのように弾む合掌の声を聞きながら、身を引いていく。]
(248) 2023/03/02(Thu) 2:29:38

【人】 厨房担当 那岐

[さて、昨今のにんにくは匂いが随分と控えめになっているとはいえ、料理に入っていると敬遠されがちなのは仕方のないこと。

 りんごジュースや、コーヒーなどでいくらか軽減は出来るだろうが、それでも落ち着かないというのであれば。

 ホールから厨房に戻る前に、レジに立ち寄っていく。
 レジの内側に置いてあるエチケットガムとフルーツキャンディが入ったバスケットを取り出して、お会計のトレイの横に置いておいた。

 
 『ご自由にどうぞ』


 と、書かれてあるプレートをバスケットに差して。
 レジを通るお客様たちが手にとることが出来るように。

 そうして厨房に戻る頃、ホールへと視線を戻せば、
 ミートボールに舌鼓を打つ知恵の姿が見えた。>>240

 ふ、と思わず小さく笑みを零しながら、ホールを抜けていく。
 きのせいか、その中に聞き覚えのある声を聞いた気がした。>>164**]
(249) 2023/03/02(Thu) 2:30:30
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(a45) 2023/03/02(Thu) 2:37:11

【人】 厨房担当 那岐

―― 厨房 ――

[裾、と聞いて思わず足元を見た。>>244
 なるほど、容易にしゃがんだら広がるだろうか。
 その感覚は分からないけれど。
 ただリアクションを楽しみにされているとは予想外で、不思議に思い首を傾ける。]


  期待に応えられるか分かりませんけど。
  イメチェンはいいんじゃないですか?


[裾を気にしても着たい服、というものもあるだろう。
 それでモチベーションが上がるなら、止めるつもりもなく。似合っているのなら尚更だ。
 沙弥さんのようにスラリとした背丈なら映えるだろう。]

  
  パスタの代わりに、
  なるものがあればいいんですけどね。


[塩分は良くないと言うのならと、代わりに提案はしてみたものの。
 犬を飼ったことがないから何を好むのかは分からない。]
(253) 2023/03/02(Thu) 8:29:51

【人】 厨房担当 那岐

[引き取った皿を冷水で洗い流して行く。
 後片付けもまた、仕事の一つ。冷水は手が冷えるが、意識がはっきりするようでそれもまた嫌いじゃなかった。
 小皿を渡せば明るくなった表情。

 そういえば油物はあまり好んでいないのか、フライの前に立つ沙弥の姿は見かけたことがなかったが。
 口に運ぶなら食べられないことは無いのだろう。

 天国、と称される慣れ親しんだ厨房。>>245
 確かに食べるものなら何でも用意できるだろう。
 よっぽど難しいものでなければ。
 感想には、微かに目尻が緩む。>>250


  食感が分かるように、
  みじん切りの感覚を少し大きめに。


[細部の変化に気づくのは流石といったところか。
 直接聞けた感想は、微笑ましく。
 少しずつ彼女の小皿が減っていくのを横目に見ながら、洗い物は進んでいく。**]
(254) 2023/03/02(Thu) 8:30:20

【人】 厨房担当 那岐

 
  爆げ……、ラーメンの種類か何かですか?


[ファッションの話だとばかり思っていたが沙弥の口から出てきたのは、魚雷だとか想像出来なさそうなもの。>>263
 まあ、止めはしないが。
 店のレギュレーションに引っかからない限りは。

 洗い終えた皿を丁寧に並べていく。
 もちろん後で拭きあげる作業も忘れない。
 言葉からとても想像できそうにない沙弥の新規開拓があるなら、自身のリアクションよりそちらの方が面白そうだと思ったのは口には出さないまま。
 麺状の肉とはまた難しいものを思いつく。]


  ハムを細切りにするとかなら出来そうですけどね。
  そもそも、麺状のもの啜れるのか。


[あくまでフィクションの話だろうが、行き着く先は妙に現実的な考えに至る。]
(294) 2023/03/02(Thu) 12:50:30

【人】 厨房担当 那岐

[ミートボールは好評のようで、改良点も納得してもらえた。]


  美味かったなら、良かった。
  食えそうなら黒原のタルトも食べてってくださいよ。


[食べ終わった小皿も受け取って洗い終え、キュ、と水道を停めれば蛇口が鳴った。
 少し伸びてきた前髪を腕の裏で避けながら、差し出されたおしぼりに気づけば、苦笑を浮かべる。>>264
 正直、冷えた手には助かる一品。
 どうも、と短く謝辞を告げて、有難く受け取った。]
(295) 2023/03/02(Thu) 12:50:57

【人】 厨房担当 那岐

[程良く、外気に晒されたおしぼりは手に心地よく、少しざらりとしたタオル地が肌を撫でていく。
 束の間の立ち話をしていれば、かかる元気な声は速崎のもの。>>266
  
 
  ん、デザート遅れてるみたいです。


[先輩からの手伝いの申し出ならば素直に受け入れておく。
同じ先輩でも沙弥はオフ、速崎は勤務中の違い。
明るいイヤーカフがオーブン近くで動くのを確認したら、自身はデザートの仕上げの方を任されるつもりで巨大な冷蔵庫に向かおうか。*]
(296) 2023/03/02(Thu) 12:51:24

【人】 厨房担当 那岐

[先程ホールに出た際に、掛けられた声はグルメ通のライターである神田から。>>284
 名前で呼ばれることに抵抗はないが、“ちゃん”付けはそれなりの成人であるから多少面食らったことも、出会い頭の話。
 今はその呼び名にも慣れてきてはいるけれど。]


  コールスローとタルトですね。
  かしこまりました。

  タルトのフルーツはブルーベリーとストロベリーどちらにします?


[その場では、短く了承の旨を伝えるだけ。
 他の従業員に比べれば、やはり口数が少ないのは目立ったかもしれない。
 口数が少ない分は後で手数で補おうか。
 神田から特に希望がなければ、任されるつもり。**]
(297) 2023/03/02(Thu) 12:52:29
厨房担当 那岐は、メモを貼った。
(a51) 2023/03/02(Thu) 13:11:56

【人】 厨房担当 那岐

[神田の答えは予想通りの回答。>>300
 ウィンクまで飛ばされたら期待に応えない訳には行かないだろう。
 厨房に戻ったあと、出来上がっているコールスローをスートの描かれた小皿に盛り付けていく。
 歯ごたえがいいように少し、野菜を多めに。
 タルトと一緒と言うならば、盛り付けた後に少し塩気を足しておく。
 
 速崎が焼き上げたタルトを平皿に載せる。少し端に置いてあるのはこれから彩りを飾るため。
 ブルーベリーソースでスペードを、ストロベリーソースでハートを描いた後は、タルトから零れそうな程のブルーベリーと苺を乗せて、最後にホイップした生クリームを添えれば、見栄えも良くなっただろう。
 彼が料理の写真を撮っている姿は、時々、厨房からも見えていたから。
 ならば、“映え”というものになっていれば良い。]
(359) 2023/03/02(Thu) 18:17:19

【人】 厨房担当 那岐

[出来上がった皿を運ぼうとホールに向かえば、大崎と擦れ違う。>>311
 裏の仕事は寧ろ好んでしている為大歓迎だ。]


  問題ない。
  ホール回してくれる方が助かる。


[速崎や大咲のような愛想のいい人選ならば、客にも受けがいいだろう。それは常日頃から感じている。
 同僚と短く言葉を交わしながら、ホールへと戻れば神田が知恵の方に移動していたか。>>349
 会話に口を挟むのも気が引けるので、呼吸が落ちるタイミングで、神田の前にサーブする。]

  お待たせしました。
  林檎のコールスローと、
  チーズタルト『神田さんバージョン』です。


[名前はそのままだが、ご期待に添えるだろうか。
 サーブする目元は少し可笑しそうに、弧を描いている。

 厨房からは、速崎の声ホールまで響き渡っている頃だろう。>>320*]
(360) 2023/03/02(Thu) 18:19:59

【人】 厨房担当 那岐

―― 幕間 ――

[その日は、遅番で。私用でシフトに入るのが遅かった。
 すぐに働けるようにと、規定の黒のパンツに白シャツを合わせた上に、同じように黒のコートを羽織っていれば、夜目には見つかりにくかっただろう。

 店の裏口に向かいながら、話し合う声が聞こえて。>>329
 内容までは聞こえてこなかったが、人気のいない場所に珍しいと思い、ふと視線だけを投げかけた。ら。]



  お、俺は葉月さんのこと好き!!



[……と、告白めいたものが聞こえたもので。>>346
 姿見なりからどちらも男性のように見えたので、思わず小さく口笛を鳴らして、裏口の扉をぱたりと閉めたものだった。**]
(365) 2023/03/02(Thu) 18:35:22