人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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視点:


坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a5) 2021/12/10(Fri) 7:27:08

【人】 坊っちゃん バラニ

――昨日・噴水広場――

[そういう設定と思われたままなのはもう仕方がないとして>>3

なんだかんだ言っても頭ごなしに否定されずにすむのは
此方としては有難い]

そりゃあね。
僕の知ってる勇者だって、生まれたその瞬間から
そういう存在だったじゃないし。
むしろ、そうでなかった頃のほうが長かったよ。

[彼ら亡き後の数百年の歳月は、
人間にとってはとてもとても長いもので。

今もなお吟遊詩人に語られる話だって、
彼らが実際に生きた時間のほんの一欠片に過ぎない。
人の言の葉に載らない時間のほうがずっと、長い]
(52) 2021/12/10(Fri) 21:31:44

【人】 坊っちゃん バラニ


だから、君もいつか数百年後の未来では
伝説の魔剣使いとして語られていたりするのかもね。

[はは、と冗談めかして。

尤も、この魔剣が活躍するような時代が訪れるのは
個人的にちょっと、ご遠慮願いたいが。

――そうして、彼を見送れば。>>4

祝祭に向けて一層短くなった
陽の傾きを感じる頃だったかもしれない]<aqua></aqua>
(57) 2021/12/10(Fri) 21:34:48

【人】 坊っちゃん バラニ


…さて、そろそろお姫様たちも家に帰ったほうがいい。

『えーやだー』
『お祭りなんだしいいじゃんかー』

だーめーでーすーぅ。
僕では君たちを送っていくには力不足なんだから
陽が出てるうちに帰りなさい。

お話はまた今度、お休みのときに沢山聞かせてあげるからさ。

『じゃあ、そのときは王子様の話もね』

…わかったよ。
あとほら、これも渡しておくから。ね?

[むすーとなっている子供たちに、駄賃代わりに小さな紙を握らせる。
支払先に僕の名前を記入したパイ屋の引換え券だ。
こういうとき、下手に人前でお金を渡すと子供たちが危ない目に合うかもしれないから]
(58) 2021/12/10(Fri) 21:37:51

【人】 坊っちゃん バラニ

[そうして彼らが去るのを見送れば>>0:462
いい商談になった?なんて此方が話しかけるより先に
幼馴染に話しかけられる]

えー。
折角楽しみにしてたのになぁ。

[むぅ、と今度は此方が膨れ面になる番。
とはいえ、半分は冗談のつもり、だったのだけど。
意味深な顔で差し出された『妙薬』の、それが何かに気づけば]
(59) 2021/12/10(Fri) 21:42:08

【人】 坊っちゃん バラニ



……は?
いやポル、なんでこれ……?

[自分の頬が湯沸かしの魔法さながらに赤くなっていくのを感じる]

……、なんでポルがこんなの持ってるんだよ……。

[誤魔化すように片手で顔を覆うものの、
旬の林檎さながらに染まった耳まではとてもじゃないが隠し切れない。

……悪かったな、この程度で赤くなる童貞で。

ついでにこんな情けない男でも、
街一番の大店の一人息子ってだけで確かに縁談は来るよ。
なんのかんのと言い訳をしてのらりくらり躱してはいるけど、
それもいずれ時間の問題だろう。]

……。
(60) 2021/12/10(Fri) 21:45:58

【人】 坊っちゃん バラニ

[正直今も実感がわかないけれど、
僕もポルもカストルも、今年でもう成人だ。
いつまでも子供のままでいられないことくらい、
頭では、わかってる。

――商家の跡取りとして、いつまでもほら吹きだなんて
周りから笑われるような奴ではいられないことも。

たとえ周りの男たちと比べて腕力で劣っていても、
意気地のない臆病者でも、…それをどんなに情けなく感じていても。
それでも、少しでも前に進まなければいけないと]
(61) 2021/12/10(Fri) 21:50:14

【人】 坊っちゃん バラニ

[……それでも]

ポルは、さ。

もし、行商人になる以外の道があったとしたら。
なりたいものになれるとしたら、何になりたい?

[思えば三年前、彼が行商人になると
家族の下を飛び出していったときは少なからず驚いた。
物心ついて、家の外で遊ぶようになってから
ずっと傍にいることが当たり前だった彼。
いつの間にか彼のことをなんでも知っているような
そんなつもりでいた癖に。

実際は、彼が考えていること、思っていることの半分も
自分は知らなかった]
(62) 2021/12/10(Fri) 21:52:59

【人】 坊っちゃん バラニ


……僕は。

[言いかけた言葉は、ぐっと飲み込んだ。

いつだったか、子供の頃の言葉を思い出す>>0:412

あの頃の僕は、今よりもずっと、自分のことに精一杯で
彼の言葉を上手く飲み込むことができなかった。
それでもずっと、此方の言葉を受け止めて信じてくれた彼の言葉を、今度は此方が受け止められたらと、そんなことを思う]*
(63) 2021/12/10(Fri) 22:05:20

【人】 坊っちゃん バラニ

[どうやら此方の反応は、相手のお気に召した様子>>70
ぐぬぬ、と睨んでみせるものの、未だ収まらない頬の熱は
その迫力の大半を削いでいる。

そうして、半ば諦めにも似た気持ちで、
問いかけへの返答を待っていたその刹那、
応えた幼馴染の顔は、斜陽に隠れて見えない。

ただ、林檎の色が残る耳がとらえたその言葉に]

 
―――…。
 
 
[どうして、僕のほうが顔を隠したくなるんだろうね。
いや、その答えは自分自身、よくわかっているけれど]
(87) 2021/12/10(Fri) 23:10:03

【人】 坊っちゃん バラニ

[どうやら此方の反応は、相手のお気に召した様子>>70
ぐぬぬ、と睨んでみせるものの、未だ収まらない頬の熱は
その迫力の大半を削いでいる。

そうして、半ば諦めにも似た気持ちで、
問いかけへの返答を待っていたその刹那、
応えた幼馴染の顔は、斜陽に隠れて見えない。

ただ、林檎の色が残る耳がとらえたその言葉に]

 
―――…。
 
 
[どうして、僕のほうが顔を隠したくなるんだろうね。
いや、その答えは自分自身、よくわかっているけれど]
(88) 2021/12/10(Fri) 23:10:03

【人】 坊っちゃん バラニ

[浮かんだ自分の考えに、その狡さにくらりと眩暈がする]


……ばか。


[此方の胸中を知ってか知らずか、
おどけてみせる幼馴染の額をこつんと指の先で弾く。>>73

手加減なんてしなくても、きっとちっとも痛くはない。
仮にそのへんの子供と腕相撲をしたとしても、十中八九勝てやしない。それが、今の『僕』なのだ]
(89) 2021/12/10(Fri) 23:23:26

【人】 坊っちゃん バラニ



……僕の、なりたいものはね。


[幼馴染をそっと此方に引き寄せて、囁いた言葉は
きっと降り始めの雪と雑踏に掻き消されたことだろう]*
(90) 2021/12/10(Fri) 23:25:36
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a28) 2021/12/10(Fri) 23:35:17

【人】 坊っちゃん バラニ

――祝祭一日目――

[ふああぁ…とベッドに寝転がったまま大きく伸びをする。

ひさしぶりの朝寝坊。
こんな時間まで寝ていられたのは彼是数か月ぶりか。

今日明日は使用人たちの殆どが暇を貰っていることもあって
屋敷の中はいつもよりずっと静かだ。
……と、いうことにしておこう。

使用人たちが使っている棟のほうから
なんだか得体の知れない香が漂ってきたり、
艶のある声が男女ともにしているなんていうのは
そっと目を瞑るのが、大人というものだ]

――さて、と。

[自分で身形を整えてから食堂で珈琲を一杯。
それで朝食をすませたことにして、屋敷を出て街へと繰り出すとしようか]*
(96) 2021/12/10(Fri) 23:38:00

【人】 坊っちゃん バラニ

――ある御伽噺――

[子供たちに物語を聞かせるとき、
特に饒舌になるのは、結婚式のときの話だ。

魔王を倒した勇者と、彼に救われた王国のお姫様が
生き残った仲間たちと国民に祝福される幸福な結末。

実をいうとそのときの僕は、もうこの世にはいない。
だからそのときの光景をさも見てきたように語るのは
僕のほら吹きとしての本領発揮というかなんというか。

きっと、素敵だったのだろうなと
目一杯脳裏に夢を描きながらその光景を語り聞かせる。

誰もが純粋に、恋人たちを祝福する世界。
恋に破れた王子なんていない、そんな美しい世界


子供たちのお気に入りの物語の後は、
いつもほんの少しだけ、胸に穴があいたような気持ちになる]*
(99) 2021/12/11(Sat) 0:04:15
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a34) 2021/12/11(Sat) 1:29:56

【人】 坊っちゃん バラニ


……。

[囁いた言葉に、彼の反応はどうだったろう。

にこ、と浮かべた笑みは先程の意趣返し。
に、なっているかはともかくとして]

ほら、行こう?

[彼に手を差し出して促してみせる]*
(132) 2021/12/11(Sat) 12:17:50
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a45) 2021/12/11(Sat) 12:23:12

【人】 坊っちゃん バラニ

 
……ふふん。

[>>133自分でもびっくりするくらい、悪い顔ができたと思う。

時に――というより殆どの場面で、
この幼馴染には助けられたり、時にしてやられたりしたけど。
こんなふうに逆転する機会なんて滅多にないから。
つい上機嫌でその手を取って道を歩く]
(227) 2021/12/11(Sat) 23:49:55

【人】 坊っちゃん バラニ

[それでも、ふと横目に見たその顔に]

……。

[あ、やばい]
 
……その顔は、ずるい。
 

[なんて、耳の先を林檎の色に染めて呟くくらいには
こくんと頷くその表情が、堪らなく愛おしくて

僕が知らない君の表情に、ときめいてしまうんだ]
(228) 2021/12/11(Sat) 23:50:45
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a70) 2021/12/12(Sun) 0:13:49