人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオが参加しました。

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

「……というわけだ。現在島の上は不安定な情勢になっている。
 今は大きな動きも見られず穏やかな状態にはなっているが、
 引き波があった後には必ず寄せ波が来るということを忘れてはならない」

シトロンの香りも爽やかな三日月島は、陽気な風ばかりを吹かせているわけではなかった。
三日月島支部では、いつもは帽子の下に笑顔を携えている警察官達が、
事態の緊張感をよくよく思い知るかのように表情を引き締め朝礼にあたっている。
普段はどことなく緩んだ雰囲気の者であっても、警察としての意識を呼び起こしていた。

「マフィアに強いマスコミは、既に情勢の動きを予見して記事を挙げつつある。
 こちらの動きを注視されもしている、味方であるとは思わないように」

必ず何かが起こるという予感を誰もが大なり小なり持っていながら、
しかし警察というのは後手で動くことこそが本意であるようなもの。
何も起こらないようにするための準備というのは身を削るほどにせざるを得ず、
しかし無辜の者たちの両分を侵してはならない存在だった。
――……今はまだ。

「では、解散。本日も怪我のないようにね」
(27) 2023/09/02(Sat) 13:23:49

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

名前:ヴィンセンツィオ・ベルティ・デ・マリア
性別/年齢:男/45
身長:200cm
所属組織/立場・肩書:警察/上級警部
表向きの仕事:同上

得意武器:Px4 Storm

ひとこと:「治安の維持が私達の目的だ。いつでもそれを忘れてはいけないよ」
(28) 2023/09/02(Sat) 13:24:22
(a13) 2023/09/02(Sat) 13:24:35

(a14) 2023/09/02(Sat) 13:28:56

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

橋の上を夕方の空気が掠めていく。
業後の余暇のある日というのさえ珍しいほどに慌ただしい昨今、
街の空気をゆったりと楽しむことが出来たのは夕日が隠れつつ有る頃だった。
夏の暑さも峠を超えてきた今は、やがて早々に涼しさに見舞われるのだろう。

「……もうじき秋になるのか、そうか」

投じられた石が生んだ波紋は未だ消えない波として残っている。
それでも未だ誰もが、それが端まで広がったなら消えるものだと信じている。
夜はバーにでも顔を出すか、なんて考えながらに、
働き疲れてしゃがんだ跡の寄ってしまった革靴は橋の上を進む。

#街中
(140) 2023/09/10(Sun) 18:50:44

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>145 テオドロ
掛けられた声が見知ったものであると気づいたなら、男はゆっくりと振り向いた。
秋風に長い髪を吹かせる表情は、いつも目下に向ける穏やかな笑みだ。
立ち話、歩きがてら。どちらにせよ貴方に合わせるように足は動かされる。

「人生の中の印象深い出来事が、秋口だったものでね」

風の行方を見つめるように流した視線は河の向こうへと掠めた。
高い橋脚の上からでも島の縁は伺えない。この島で一番高いビルからなら或いは、だろうか。
内心でどんなイメージを持たれているのか、素知らぬ男は柔らかく言葉を返す。

「随分私は良い印象を持たれているらしい。
 ……君は帰りかな。それとも署に戻るところだったりしたかい」

#街中
(165) 2023/09/11(Mon) 7:33:43

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>170 テオドロ

「まあ、いつにしたって季節なんて毎年来るものだろうけれど。
 それでも年を食えば食うほど、こういうのは噛み締めてしまうものだからね」

この街の特産の花は一年に何度も白い花を咲かせる。

「それは嬉しいな。
 君みたいに優秀な人にも慕ってもらえるなんてのは、こっちとしても誇らしい。
 ……土? それって君の家の庭とかで使う用のものかな」

背の高さのためにゆっくりと前に差し出されるつま先は、そのまま商店街のほうへと向く。
ついで、程度の気軽さ。上司と歩く気まずさを相手が見せたならば、
革靴はすぐに向こうの通りへとさりげなく逸れるのだろう、それくらいの気負わない追走。

#街中
(178) 2023/09/11(Mon) 15:36:48