人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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【見】 バンカー ストレルカ


「皆さま、おはようございます」

バンカーは今日もいつも通りだ。
この日もメインルームに立ち、
バイタルチェックの提出に来る船員達を待っている。

#メインルーム
(@1) 2024/04/01(Mon) 22:16:19

「だああああ」
「柄にもねェことに寝坊した……!」

ドスンドスン大きな足音を立ててデータ提出へ。

「洒落になんねえ、こんな時によ」

#メインルーム

【見】 バンカー ストレルカ


「おはようございます、アソシエーテ カテリーナ様
 ソルジャー ユウィ様」

首を傾げるアソシエーテと、
それから遅れてやって来たガードマンに目礼を。
アンドロイドが誰かに疑いの目を向ける事はない。


「ちなみにタヌキクモストレリチアの蜜は強酸ですので
 宇宙船の外装に使われる素材をも溶かす酸に耐え得る方以外は
 召し上がらないようお気をつけください」

居るのか?
(@2) 2024/04/01(Mon) 22:54:17
いつも早朝には起きていた。今日はあのドローンの姿すらない。

この日の朝、いつもの元気な声が聞こえない。姿は、見えない。

背後から出てきた仕分人には少しだけ口角を上げて、
それはそれとして、珍しい真似をしたことには苦い顔。

「気が付いたときにはもう結構な時間でなァ……
 知らぬ間に身体の調子が悪くなってるのかもしれ──」

「……そいや船乗ってからメンテしてないな。
 アウレアを見たら任そうと思ってたんだけど」

まだ来てない様子。自分と一緒で寝坊でもしたか?

#メインルーム

【見】 バンカー ストレルカ


「…いえ、様子を見に行くのであれば私が行きましょう
 ちょうどちょっとした用件もあったのです」

「皆さまは入れ違いにならないよう、
 ここでお待ちいただければと」

#メインルーム
(@3) 2024/04/01(Mon) 23:10:38
ストレルカは、ありがとうございます、と一礼をして。メインルームを後にした。
(t0) 2024/04/01(Mon) 23:24:23

「ナル……痛みだけじゃなくて、
 少しでも変なところがあったらしっかり言うんだぞ。
 後で悔やむより杞憂で済んだ方がマシだ」

それにそこな船医の腕は確かだから。
お節介を焼くまでは行かないが、それなりに心配は寄せる。

「……
妙に居心地が悪いな、なんか


#メインルーム

「オマエは夜通しの賭け事にも付き合ってくれるしな」

まだやったことはないが。
かつて己が掛けていたサングラスを見る。やはり似合っている。

#メインルーム

やりとりをからかう声も、聞こえない。 聞こえない。

「ジャコモお前……」

AIに張り合うのか。可愛げ7割、困惑2割。
残りは確かにと思わんでもなかった気持ち。

「いやオマエもこんな時に無茶を考えるなって……
 オレもなるべく睡眠はとるようにしてるしさあ」

「もっと時間が取れるときにやろう」

#メインルーム

【見】 バンカー ストレルカ


「ご報告いたします」

果たして、メインルームを後にしたバンカーは、
暫しの後に戻って来る。
手袋や服のあちらこちらを血で汚して。

そうして、静かに事実だけを述べる。
AI機械が嘘を吐く事は無い。

「メイドマン アウレア様
 アソシエーテ エーラ様」

「以上二名は、争った形跡を残して
 それぞれご自身の部屋で亡くなられていました」

「バンカー・ストレルカから報告できることは、以上です」

緊急事態に際しては、
バンカーは中立を守らねばならないという規則によって。

そして何より、死者の尊厳を守る為に。

#メインルーム
(@8) 2024/04/02(Tue) 8:10:21

【見】 バンカー ストレルカ


「私もある程度のメンテナンスは教えていただきました。
 故障やトラブルの際はお申し付けください」

「…ご遺体は、それぞれの自室に。そのままにしてあります。
 死亡時刻等と行動記録を照らし合わせれば
 おおよそ何があったかはわかるでしょう」

「検死をされるのであれば、立ち会いましょうか」

今、一人で行動する事はあまり推奨される事ではない。
何より、きっと一人では辛かろうと。

#メインルーム
(@10) 2024/04/02(Tue) 10:24:25

【見】 バンカー ストレルカ


「争いあったのは、おそらくはアウレア様の自室で。
 そこからアソシエーテ エーラ様の自室まで
 廊下に血痕が続いていました」
「そのことから、死亡時刻には差異があると思われます」

「第三者の介入に関しては、なんとも。
 指紋や足跡からは確認できませんでしたが、
 通信などによるものであれば
 ログを解析する必要があるでしょう」

「立ち入りの許可は……
 メイドマン以上の権限を持つ方の承認が必要になるかと」

#メインルーム
(@11) 2024/04/02(Tue) 10:32:01
「……」「そうか」

「思うことは反吐吐くほどあるが、
 これで収束してくれたら何よりだ」

こちらの声色は平坦だ。人は死ぬ時に死ぬ。
バックアップを取っているなら必要以上に心を割く必要はないし、
そうでないなら、やはりその死に深く感傷を寄せる意味はない。

──第三者の介入がなければ、
討つ仇が既にいない、というのなら尚更。

「オレは……まあ、下手に動かないでおく。
 備えるよ。何かあった時のために」

#メインルーム

【見】 バンカー ストレルカ


「…しっかりと、葬儀を行えるといいのですが」

人格バックアップサービスが普及し、
人類は死さえも克服した今日に及んでも。
形式として、葬儀というものは残ったままだろう。
遺体がしっかりと保管できるに越した事はない。
そして、その葬儀ができるに越した事も。

#メインルーム
(@12) 2024/04/02(Tue) 10:47:24

【見】 バンカー ストレルカ


「幸いにして、オトモ君は無事だったようです」

ひょこ、と白い球体状のドローンが
ストレルカの後ろから顔を出す。
けれど主人が居ないためか、今日は口数は少ないようだ。

「中身はまだしっかりと検められていませんが…
 アソシエーテ ナル様。以前お約束したこともありますが
 お聞きしたいことがございますので、
 のちほどお時間頂ければと思います」

#メインルーム
(@13) 2024/04/02(Tue) 11:01:24

【見】 バンカー ストレルカ


仕分人の言葉には、では、そのように。
そう返したあと。

「アソシエーテ ジャコモ様……」

バンカーは中立であらなければならない。
だから誰かに肩入れするような事は言う事ができない。
だから、あなたの苦々しい言葉に答えられない。

#メインルーム
(@14) 2024/04/02(Tue) 15:30:17
「……見せていたものが全てではないのはきっとそうだ。

 普通なら、誰だって隠し持つものがあるし。
 そして垣間見てから後悔することだってある。
 まして、オレらの生業は幾つもの業で満ちている」

オレたちはそんな話をした筈だ。
結末は変えられたかもしれない。けれど、
それが望む方へ向かったかどうかも考えなくてはならない。

アウレアのことを考え。
それから、先日のエーラのことを思い返した。

「……"やっぱり"、か」

考え込む。直に仔細が出るのかもしれないが、
今の次点でも幾つか出せそうな答えがある気がした。

#メインルーム

【見】 バンカー ストレルカ


「カポ・レジーム マンジョウ様」
「メイドマン アウレア様 アソシエーテ エーラ様
 二名共に自室にて外傷による死亡が確認されました」

「よって現場立ち入り、および検死の許可をいただきたく」

バンカーは静かに許可を求める。口火を切るのは
感情の発露の少ないAIが最適だろうと判断した。

#メインルーム
(@15) 2024/04/02(Tue) 17:44:46

【見】 バンカー ストレルカ


「承知しました」

許可が下りたなら、返答は簡潔に。
船医とガードマンの準備が整い次第、
二人の自室へと向かい、遺体を回収し
安置室へと向かうだろう。

#メインルーム
(@16) 2024/04/02(Tue) 18:08:45
ヴァ ベーネはいはい

あなたがそう言うなら文句はなく。そんな威勢で業務を受け持つ。
残りの奴らの警護を任されるよりかは気が楽だ。

いつでも身一つで出られるつもり。

#メインルーム

メモを貼った。

ストレルカは、カンアに廊下の掃除を頼んでいた。二人の部屋の間に、血痕が続いている。
(t1) 2024/04/02(Tue) 18:25:05

【見】 バンカー ストレルカ


遺体の回収に部屋へと向かえば、
二人の遺体はどちらも寝台に寝かされ
胸の前で手を組んだ状態で安置されていた。
おそらくは様子を見に行った際にバンカーがそうしたのだろう。

「──では、まずはメイドマン アウレア様から。」

「部屋にもあった通り、死因は夥しい量の出血。
 身体には銃創がみられます。口径は拳銃のもの。」

「現場の遺体付近には煙草の箱、
 また、使い古された槌が落ちていましたね」

遺体の手の平には黒く乾いた血が擦れたように。
黄金の十字が刻まれた槌には、べったりと血が付着していた。

「そして、次」

「アソシエーテ エーラ様。
 メイドマン アウレア様の部屋から
 アソシエーテ エーラ様の部屋まで血痕が続いており、
 扉の先からは這いずったような跡に。」

#安置室
(@17) 2024/04/02(Tue) 19:04:31

【見】 バンカー ストレルカ


「死因はこちらも失血死。原因は腹部に
 杭のようなものを打ち込まれたことによるもの。
 杭はメイドマン アウレア様の自室に落ちていた槌から
 メイドマン アウレア様の所持品と見ていいでしょう」

こちらは部屋に荒れた形跡は無く。
必要最低限の家具、カゴいっぱいの飴、血で汚れたタブレット。
タブレットの電源を入れれば、それは初期化されている。
緩く弧を描いた口元は、
その最期が凄絶なものではなかった事を物語っていた。

「総じて、状況から見るに
 今回起きたことはメイドマン アウレア様の自室にて
 何らかの理由による交戦が発生。」

「メイドマン アウレア様は攻撃のち自室で死亡。
 アソシエーテ エーラ様も攻撃を受け、
 その時点では辛うじて生きてはいたものの
 自室へ辿り着いたところで力尽きたとみられます」

「……以上が、AIである私による見解です」
「アソシエーテ ベルヴァ様。
 あなたの目から見た見解は、どうでしょうか。」

#安置室
(@18) 2024/04/02(Tue) 19:09:10

【見】 バンカー ストレルカ


「不測の事態と意図的なもの」

「……メイドマン アウレア様と、
 アソシエーテ エーラ様は仲がよろしかったのですよね」

エンジニアである彼女は新しい作品を作っては、
一緒になって遊んでいた。そんな記憶がある。

「それが関係あるのかもしれません。
 とはいえ、憶測の域を出ませんが」

「少なくとも、メイドマン アウレア様の遺体の傍には
 煙草の箱が落ちていました。
 初めから一触即発の雰囲気ではなかったはずです」

何があって、どちらが仕掛けたのか、まではわからないが。
死人に口無し、遺体は語らない。
できる事は結果から推論するだけだ。

「…検死は以上になるでしょうか。
 後ほど見解を纏め、カポ・レジーム マンジョウ様へ
 私から提出しておきましょう」

#安置室
(@19) 2024/04/02(Tue) 19:43:32
黙って双方の見解を聞いていた。素人が口を挟むものではあるまい。#安置室

【見】 バンカー ストレルカ


「承知しました」

「はい、そのように。
 この場はお任せします……と言いたいところですが
 状況が状況です。三人で向かいましょうか」

遺体の行先に確認をされれば、肯定を返して。
検死が終われば、遺体を運び込む為に
医務室へと移動し、またメインルームへ戻るのだろう。

#安置室
(@20) 2024/04/02(Tue) 21:27:35
「ひとつだけ、確信をもって言えることがあるとしたら」

黙っているつもり、ではあったが。
思案が実を結べば一言二言は発したくもなるものだ。

「拳銃でモロに失血死するトコ撃たれて、
 逆に殺し返せるほどの力で悠々と杭を打てるかって言われたら、ウチん護送団の野郎どものレベルでようやくだろ。我らがエンジニア様の印象以上に、あいつの体格じゃできないと思う」

こと戦場において己は只の素人ではない。
火事場の馬鹿力が存在しているとして、
更なる隠し種がなければあり得ないことだ。

「仲良しだからこそ、こと殺し合いに話が至っても会話の流れがまとまって。エーラが敢えて釘を打たせてから、アウレアを撃ち殺した、とか。
 二人の言う通り不意打ちなどはなかったと思われる」

「あとは」
「先のロボがハチャメチャ沙汰に一番必死こいて対処してたのはアウレアだろ?あいつがそれらを含めての下手人だったとしたら大ボケが過ぎる」

冗談交じりだが本気だ。メイドマンであるならば、
もう少ししっかりしていて欲しいという願望も混ざっている。

「……まあ、憶測は憶測だがな……」

#安置室

【見】 バンカー ストレルカ


「憶測は憶測ですが、事実に基づいた憶測は
 単なる推論よりも的を射ている可能性も否めません」

「…そうですね。ただ殺し合いが起きた、
 というだけではないと推測できます」
「どちらがこの事態の引き金を引いたとしても…
 何か考えはあったのでしょう」

二人の言葉に、頷いて。
戻る道の道中は検死結果とそれによる考察を纏める為に
リソースを割いていた。

#安置室
(@21) 2024/04/02(Tue) 21:54:20
ストレルカは、言い切った。
(t4) 2024/04/03(Wed) 0:35:56

【見】 バンカー ストレルカ


「…………」

「すっかり考慮の外でした」


未だに手袋から衣服まで血まみれである事を。
人間であれば違和感などで気付いたのだろうが、
生憎このアンドロイドは流体金属製。触覚はちょっと怪しい。
メインルーム前で一度Uターンした。

#廊下
(@22) 2024/04/03(Wed) 0:52:30

【見】 バンカー ストレルカ


「ただいま戻りました」

そうして、着替えを済ませた後。
メインルームに戻ったバンカーは、
この場では簡潔な報告だけをする。

「船医監督のもとによる検死の結果、
 亡くなられた二人の間で交戦があった可能性が高い
 そう判断されました」
「ゆえに、討つ仇は居ないと結論付けられます」

「お二人のご遺体は医務室に。
 実況見分も終えましたので、
 お二人の自室にも入って問題はないでしょう」

#メインルーム
(@23) 2024/04/03(Wed) 0:53:27
ストレルカは、大人しくぽんぽんされている。
(t5) 2024/04/03(Wed) 11:47:27

【見】 バンカー ストレルカ


「承知しました」

バンカーは格納庫を守る最後の砦として、
一定の戦闘能力を有している。とはいえ。

もし誰かが捨て身で事を起こしたなら、
バンカーのシステムを破壊し、格納庫の開閉を不可能にし
今回の輸送を無理矢理失敗に終わらせる事もできる。
用心に越した事はない、と首肯いた。

「三人……三機ですとカンアに乗った場合
 一人は振り落とされますね」

ついでにカートとして利用しようとしている?

#メインルーム
(@25) 2024/04/03(Wed) 12:19:57

【見】 バンカー ストレルカ


「素で並走することになりそうですが」

どういう状況?

「付け根に座るには私は些か重いかもしれません。
 反重力装置で軽減してはいるのですが」

流石に流体金属製、重さはしっかりきっちりある。

「格納庫への入出は私のみになりますね。
 アルバトロス、カンアにはその間
 調査権限を行使される方の様子を見ていていただきます」

#メインルーム
(@27) 2024/04/03(Wed) 13:08:54
ストレルカは、n人分。可動部に置くにはちょっと不安な重さ。
(t6) 2024/04/03(Wed) 13:33:34

ストレルカは、またしても、言い切った。
(t8) 2024/04/04(Thu) 1:51:16

【見】 バンカー ストレルカ


娯楽室に並んだ楽器。そのうちのひとつ。
そっとピアノの鍵盤に手を触れれば、
ぽろん、ぽろん。チューニングの行き届いた音がする。

ゆっくりと、静かにアリアが流れ出す。
プログラムに刻まれた、自動演奏のような、淀みない音。

「Ave Maria...」

たった一語だけの歌詞。
カッチーニのアヴェ・マリア。
そう知られているが、実際は他の音楽家の作品である。
システムθが居たならそんな雑学が披露されていたのだろう。

荘厳で慰めに満ちた音色。
二人の死者がせめて束の間安らかであらんことを。

#娯楽室
(@28) 2024/04/04(Thu) 10:32:50