でも、この気持ちには気付かなかったことにしよう
せっかくの楽しい学園祭に水を差したくないから
みんなで笑って過ごしたいから

叶うはずのない恋なんて、蓋をしてしまおう

それで、自分はいいんだ


─　家庭科室　─
［一番乗りを目指して来たのに既に人影があるのに驚きつつ >>0>>1 いつもと変わらないおっとりとした笑顔で挨拶する］

新くん、澪くんおはよう！
いい天気になってよかったねえ
さてさて、なにからはじめようか？

［冬城の言葉に>>5にっこり頷く］

任せておいて、新くんもいるしなんとかなるよ！

［そう言って意外な手際のよさでイチゴのへたをとっては鍋に入れていく
この調子なら、さほど時間もかからず用意できるだろう
コンフィチュールならジャムよりも浅く煮ればいいし時間も短縮できる
まあこの程度の知識はある］

［準備しながら時計に目を遣って］

あっという間に時間って過ぎちゃうね。
柚杏くんが屋台の準備してくれてるし、早くそっちにも行かなきゃ！

…あっ

［と焦った途端に手のひらが熱せられた鍋に当たってしまう
痛い、という言葉は圧し殺して皆に気付かれないように流水で冷やす
だがすぐに赤く腫れ上がってくる

こういうとき、どんくさい自分が本当に嫌になる］

お、俺、柚杏くんの手伝いしてくるね！

［やけどに気付かれる前に慌てて調理室を抜け出す
事実、柚杏の手伝いもしたかったし
同時に皆に余計な心配をかけたくなかった］

**

［いつものように気合い十分な世良の声に>>19
自然と笑顔になって］



［一緒になって拳を突き上げた
いつもムードメーカーになってくれる元気な世良が好きだ
そういえば、この学園に来て初めて声をかけたくれたのも彼だった
あのときの喜びは大袈裟ではなく、一生忘れないだろう］

［保冷剤の包まれたハンカチを渡してくれ、そそくさと調理室に戻る斉京の背中に>>10小さく］

ありがとう…

ー屋台設置場所ー

［保冷剤とハンカチはそっと隠し、飾りつけを確認している桜庭に声をかける］

柚杏くんおはよう！
材料の準備が片付いたから来たよ
うんうん、すごくいい感じ

もうすぐ開店時間だね
今日はめいっぱい楽しもうね

［そう言って法被に袖を通して楽しそうに笑った］

**

［世良の円陣という言葉に満面の笑みで頷く
自分は部活は個人競技(薙刀部)だから今までこういう機会がなかったから、胸が高鳴る］



［円陣がとけると、冬城の手をとり］

澪くん、一緒に頑張ろうね

［そしていつもよりもずっと大きな声で客引きをはじめた
興奮しているからか、それとも斉京の心遣いのおかげか、やけどの痛みは感じない］

*

*

［やけどを気遣ってくれる冬城に>>34
てへへと照れ笑いを浮かべ、少し小さな声で］



［冬城は細かいところまでいつもよく見ていてくれて気遣ってくれる
とても優しい大切な大切な友達

恥ずかしがり屋な彼の負担が少しでも軽くなるように、声をはりあげる］

いかがですかー！

…澪くんの考えてくれた名前にみんな惹かれてるみたい！
やったね！

［自分のことのように嬉しくて誇らしくて、くしゃくしゃっと笑顔を浮かべた］

［屋台が盛況な分、作る方の担当は大変だろう
客が並びはじめたのを見て、一度客引きから離れて氷水を作って作ってくれている仲間たちに渡す］

無理しないで休憩もしてね

［そして自分は客引きに戻った
この賑わいはしばらく続きそうだ］

**

［冬城の言葉にはにかみながら>>38 >>39］

大丈夫だよ、いま、すっごく楽しい！
みんなで考えたアイデアが成功して、お客さんが喜んでくれて…みんな笑顔で

あっ、いまのたい焼きで完売だ…

すごい！すごい！完売したよ、やったね！

［冬城の両手をとって大輪の笑みを浮かべた
こんなにも楽しくて幸せな体験は初めてだ

心から思った］

［たい焼きも完売し、ちょうど午前の部と午後の部、入れ替わりの時間になったようだ
斉京の言葉にいつものようなぽやんとした笑顔に戻って］

本当だ、そういえばお腹すいたねえ…
お客さんを呼ぶのに一生懸命でお腹すいたの忘れてた

［てへへ、と笑って頬を掻く］

今度は俺たちが美味しいものを食べに行こうよ
なに食べよっかな〜

［ことを疑わないキラキラとした期待に満ちた目で全員の顔を見回した］


**

［そう、食べたかったのだ！>>46
気の利く世良に心から感謝をして>>47
たい焼きにかぶりつく］


このあんこと芋あん…ふわあ、美味しくて幸せになる…


［和尚が焼き芋大会と称して冬になると大量に焼いてくれた芋をふと思い出し、懐かしくて笑みが零れた］

風磨くんありがとう
自分達のたい焼き、食べれてよかった

［そしてテニス部がレストランをやっていると聞けば >>47］

あっ、いいな！行きたいな
ちょっとしたらお邪魔していい？
澪くんたちも行かない？

［そう言って期待の眼差しで皆を見た］

［いつも控えめな冬城が綺麗な瞳をちょっとうるませて嬉しそうにみんなに抱きついてきたのに>>44
驚くと同時にそれ以上にやっぱり嬉しくて］

澪くんのおかげでもあるよ！
呼び込みも仕込みも作るのもいっぱいありがとう
澪くんと一緒にこうやって屋台が出来て、俺、すっごく楽しかったし嬉しかった！

［冬城が他人と少し距離を置きたがることさえ忘れてしまって、思わず頬に頬を寄せた］

［部活は？という斉京の問いに>>49
首をふるふると横に振り］

薙刀部は人数が少な過ぎて出し物はないんだよね…
だから、テニス部のレストランに俺も行きたいな

［少し寂しそうに笑ってから、でもすぐにそんなことは忘れたようににこにこして
斉京の少し後ろをちょこちょことついて歩き出す］

［いらっしゃいアリス、という看板に目を丸くする>>52
レストランがそもそもあまり馴染みがない文化なのに、さらにアリスとは？
もじもじしながら並んでいると、やがて店内に招き入れられる
そして目にした見慣れた友人の見慣れない姿に驚いて］


［なんだか分かったような分からないようなことを叫んだ］

［呆然と呟く横で、斉京が世良をスマホで連写している>>55］



いまさら、思い出したように火傷がズキズキと疼く］

風磨くん、似合ってるよ、可愛いなあ…

［それでもにこにこと(表面上は笑って)メニューを手にする］

(2)^1d4

1.着ている服を1枚脱ぎたくなる柳川鍋^food
2.髪をかき上げて決め顔をしたくなる肉豆腐^food
3.自分が思う可愛いポーズをしたくなる水道水^drink
4.自分が思うあざといポーズをしたくなるバター茶^drink

それじゃあ、この「ハートの女王直伝！？スプラッタ肉豆腐」にしようかな

［運ばれてきたやけにな肉豆腐を意を決して口にすると］

………

［感想をごまかすようにふと髪をかきあげ、視線を遠くに遣った
それはもう、遥か遠くへと］

**

［皆の反応に>>71>>76>>78
ハッと我に返り］

だ、大丈夫大丈夫…
ちょっと刺激が強かったかな…はは…

［額から吹き出す汗をぬぐいながら、へらっと笑った］

癒しがほしいから、猫ちゃんゴロゴロしたい…


*

［少し遅れてやってきて一緒の席についた桜庭の提案に>>84
ぱっと顔を輝かせる］

う、うん！
よかったら今度、みんなにうちの寺に遊びに来てほしいなって思ってたんだ！
たい焼きも作れるし…和尚たちも絶対に喜ぶよ

［実家に友人を招きたいと思うのは初めてだった
自分がお寺の子だって、みんなは絶対にバカにしないし、田舎のちょっとした不便さもきっと楽しんでくれる
そんな仲間を得ることができた、それがなにより幸せなのだ
］

*