人狼物語 三日月国


174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】

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3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a0) 2022/09/10(Sat) 0:04:13


おはようございます…?

[何かを抱き締めていた感覚が空を切って、
どうしようもない空虚な気持ちを抱えたまた目を開く。
能天気な声が聞こえたから。*]*

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………。

[抱き締められて。
そして、その体温が、最初から無かったみたいに、全部消えた。

私が欲しいのはその声じゃないのに、天上の鈴を転がすような声が再び響く。

告げられた名前は、工藤さんと朝霞さんのものだった。 >>0 **]
(2) 2022/09/10(Sat) 0:16:33
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a6) 2022/09/10(Sat) 0:19:01


 びょういん…。

[なんとなく、いろいろ思い出す。
夢の中のこと、帰ってきたのだということ。

怪我の具合はと聞かれ>>*1、
体を見たがいくらか擦り傷が手の甲などにある以外は
見当たらなかった。
やはり笑えるほど健康なのだ、自分の体は。
然程嬉しくもなかったけれど。

あの夢が本当なら、
まあ、天使が見えるので本当なのだろうが、
ムーンも病院のどこかにいるのだろう。

後で確かめようと思いながら、
今は何も考えられず、目を閉じた。]*

──夢──

[夢の中で、皆の姿が見れる。>>*3
それは望んでいたはずなのに、見るのがつらいような気もする。

天使の声を聞く皆の姿が見える。
ミサミサとじゅじゅか…。
よかったな、とはいえないのは、二人の顔を見て。
そして先程までの自分と重ねて。
素直に喜べないこと、知っているから。

ああこれで、あいつは女子一人になってしまうな、とか、
そんなことを考える余裕はなくて。

ただ、無言のまま浮かべた表情に
やはりひどく残酷なことを頼んでしまったのだと自覚する。]

 ……、ごめん。

[届かない言葉が虚しく響いて、静寂に吸い込まれた。]**

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………。

[いくつかの微かな話し声にゆるりと顔を上げると、松本さんがレストランから出て行くところだった。 >>11

気付けば朝霞さんもいなくなっていて、なんだか一気に周囲の人の気配が少なくなっていることに気付く。

────ああ、2人、還っていったんだものなあ、
なんて。改めて思い知った。

私も無言で立ち上がり、ここから出て行こうとして。

もしかかる声があったなら、]

 エントランスのあたりで走ってきます。

[くらいは答えられたと思う。]
(17) 2022/09/10(Sat) 5:47:09

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[この奇妙な世界、自我を保つのが大事なのなら──いや、きっと、大事なのだと思う──、今日の天使の"ご指名"が朝霞さん、工藤さんなのは幸いだったと思う。

彼女たちが還るべきとは思わない。
還るべきは全員であることには違いなく、でも、もう既に"残される1人"が決まっているのなら、弱い人から還っていくのは、それこそ"慈悲"なのかもしれない。]

 でも、それじゃあ、武藤が朝霞さんや工藤さんより
 弱いってことになっちゃうね?

[案外と泣き虫なのであるらしい、優しいあの人。

私は大丈夫だよ……と思いながら、静かな館内を歩いて行って。]
(18) 2022/09/10(Sat) 5:57:20

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― エントランス ――


 ……っ…………は、……っ、

[あの時 >>1:318 と同じ場所に置いた、メッセンジャーバッグと新しい水のボトルと、脱いだパーカー。

さすがにカレーを口にしてさして時間が経っていない状態で、100mダッシュを繰り返す気にはなれない。

円形のロータリーの縁に沿いつつ、吊り橋の霧のないところまで足を向けて戻ってくれば、多分1周200mくらい。
そこを緩くランニングしていた。

  還りたい。
  還りたいよ。

  でも、誰が死んで欲しいとも、思わない。

  誰にも死んで欲しくはない。


頭の中、全然真っ白になんてならなくて。

多分、意識せずペースを乱していたんだと思う。

汗が肘を伝うほどまでに心拍数を上げていたことに気付いて慌てて足を緩めようとする前に、強烈な吐き気に襲われた。]
(19) 2022/09/10(Sat) 6:21:39

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぅ、ぐ…………が、は…ッ…!

[汚すのはせめて路面じゃなく……と、咄嗟に傍らの植え込みへと上体を傾け、嘔吐く。

眼は閉じていたけど、間違いなく、吐瀉物が喉を焼いていく感覚が走っていった。

なのに、周囲に広がったのは────濃密な、林檎の匂い。

それは、"限界まで熟した、腐り落ちる寸前の林檎" >>3:330 のものに違いなかった。]

 …………は、……、……?

 ────ッ!?

[全身が総毛立つ気がした。

木の根元に散らばっていたのは、胃液に塗れた林檎の欠片。
林檎の欠片しか無かった。

タイミング的には、出てくるものは豆と野菜のカレーと、私が作った炒め物でしかあり得ないはずなのに。

林檎を最後に食べたのは、それよりも、ずっと前のことだったのに。]
(21) 2022/09/10(Sat) 6:26:46

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……………………。

[だめ。揺らいじゃ、だめ。
自我を強く持たなきゃ、だめ。

泣かないって、決めた。約束もした。

水、飲んで。顔、上げて。
こんなこと、なんでもないって、顔、しなきゃ。]

 ……………………。

[足をふらつかせながら置いた荷物の元に辿り着き、腰を下ろす。

でも、ペットボトルには手を伸ばせなかった。

今、これを開けたら、林檎の匂いがまた広がる気しか、しなくって。**]
(22) 2022/09/10(Sat) 6:28:47
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a12) 2022/09/10(Sat) 6:30:26

[天使にじゅじゅの名前が呼ばれて思うのは徹っちんのことだが、大丈夫だろうか。

皆がいるレストランから最後に会った第14展示室に行ってみる。]

 ……、ちゃんと話せると良いな。
 後悔ないように。

[聞こえない声をかけてみるけど、それは心から願うことでもあって。

この展示室で伝えたのも本音だったが、オレの言葉では響いていなかった気がしたし。

名前を呼ばれてから消えるまでに、皆と話して、伝えたいことも伝えて。
できる限りはしたつもりだが。
徹っちんのあからさま沈んでるような雰囲気に、オレでは役に立てなかったのが少し心残りで。

多分それを何とかしてやれるのは彼女くらいだからと、レストランに戻れば、徹っちんへとだろう電話をかけているじゅじゅに]

 徹っちんをよろしくな。

[と改めて、声をかけておいた。
聞こえないとはわかっていても、オレはどうやら、"誰かと話してないと死んじゃうマン"らしいので。
と、くっきーがムーンに対して言っていたオレのことらしい謎の呼称を思い出したりとしていた。]*

[最後に送ったLINEを先輩が見ているのを覗き込む。
何を言わずとも何となく、先輩なら「武藤もな」とか思ってるのだろうなって。
そういや徹っちんには個人的にもメッセージを送ったが気づいたろうか、とか。

自分が残してきた痕跡が本当にあるのかという不安がどこかにあって。
とりあえず研究室LINEには残ってたことに安堵した。

消える間際くらい、ミサミサへのまつもっちゃんからの優しい冗談、還ってオレに問い詰めろという言葉が本当になるとは、その会話は最早あの時は意識を向けられてはなかったオレには知らない話だけど。

知ることがあるなら、戻ってきたミサミサには存分問い詰められてやってもいいと思うだろう。

無事に還るならなんでも嬉しいからと。
どこかいつもとは違う何かを思わせる無表情に、彼女にとっても何か得たものがこの夢の中であるならば、最後の時間も有意義に過ごして欲しいと思うのだ。
オレからくだらないジョークを学んでくれたみたいに、きっと、いろんなことを周りから少しずつ教えられているのだと、そうなら良いなと思うから。]*

[皆が幸せになることを願ってて、
周りにばかり気を回して、
気づけばふらっと消えているまつもっちゃんは、
呼ばれなかったことを安堵しているのだろうか。

たくさんかけてほしい言葉を貰って、背中を押されて。
なにも返せてないこと、返す機会はあるんだろうか。
気にすんなと言うだろうけど。
オレは忘れてないから。
オムライス、食いに来いって言ってくれたこと。
くっきーと徹っちん、それから全員連れて。って。
でも全員連れてける場所ってさ…、あの時詰まった言葉の先、考えるのはやめておく。

そうやって、残してきた皆を見て。
思うところ、願うこと、たくさんあるのだけど。

手は二本しかないからと、
その手で掴めるものだけでも守れと言われたから。
一人外に出ていく一番心配な、消える時、一番負担をかけた相手の後を追う。]

[館内を歩きながら小さく独りごつのが聞こえた。
零れ落ちる前に何か思考していたのだろう。
「でも」の前にあった言葉は文脈から想像するしかなかったが。]

 肉体的には確実にあの二人より強いが

[これまでの出来事を思えば脆い部分、不安定なものを抱えていそうだった後輩たちのことを思えば、精神的な話だろうとはわかるので]

 ……、どうだろうな、
 少なくともオレ的には"そっち"にいた時の方が安定していた。

[独り言に独り言で返しながら隣を歩く。
独り言は零しても涙を溢す様子はないことに少し、安心する。

ただ、無理をさせているなら。
泣いた方が楽になるものがあるなら。
泣くなよと取り付けてしまった約束を申し訳なくも思う。]

[あの時と同じように、一人で走る姿を美術館エントランス前で座りながら眺める。
今のオレの体、形はあってもおそらく意識だけなのだろう、幽霊のような姿は疲れたりはしないかもしれないが、一緒に走るのはしんどそうだし。

くっきーが走っているところを見るのは好きだ。

ぼんやりと見ながらどうにも走る様子が前とは違うとは思っていた矢先、植え込みに向かい体を曲げるのが見える。

嘔吐しているところを女子が見られるのは嫌だろうとは思ったがそのようなことを考えてる暇はなくて駆け寄った。
オレの姿は見えないのだから気にしなくて良いのだろうけど、まあ、心情的に。]

 ……、

[緩く背中をさする仕草をしてみてもそこに温度は感じない。
驚愕を孕んだ声に視線を移すと、吐き出されたそれらは林檎の残骸だった。
正しく夢の中なのに、果実の腐り落ちたような香りは感じられた気はして。

林檎そんなに食ってたっけ、なんて思ってもカレーとか他のもの食ってたのは知ってるし。

異常現象のひとつなのだろうとは理解して。
これらが何を表すのかわからないけれど、この中を生きてる皆の精神に優しくないのはわかるから。
添えた手で背を軽く叩いた。]

[ふらふらと荷物の方へ向かい座り込んだ先、隣に腰をかけて苦しげな顔を見つめる。

水飲まなくて平気だろうかとは、その心の内までは知らないから心配になるけれど。
無理をしているのは明白で、何故オレはそばにいてやれないのだろうと思う。]

 帰ったら、泣ける映画でどちらが先に泣くか競争だっけ。
 いや、泣かないでいられるか、だったか。

[ぽつぽつと小さく話したことを思い返して呟く。

あの時はもう時間がなくて、意識の薄れゆく感覚に抗いたくて、あの場所から消えたくなくて、咄嗟に抱きしめてしまったけど。]


 ……あー、映画の勝負なら多分、
 負けないとは思うんだがな、

 ………、

 この場では、オレの負けで良い、……、

[隣で座り込み、声を殺す必要もないのに口元に当てた自分の手の甲の下、唇を噛み締める。

代わりに泣いてやれれば、なんて思ったけど。

結局のところ自分が寂しいだけで。
何もしてやれないのが歯痒いだけで。
言葉が届かないことが、触れられないことがもどかしくて。]

 ………、っ、
 、ああもう、くそダセェ…

[目頭に溜まった熱いものが頬をつたう感覚だけはリアルで。

融通の効かない夢だなと思うけれど。
おそらく現実で眠る自身の感覚をそのまま感じているのだろうと思えば、涙を流しているだろう寝顔は誰にも気づかれなければ良い。]**

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― エントランス ――


[結局ペットボトルに口はつけられないまま。

汗も引いたしパーカーを着るべきだろうと思いつつ、それも億劫になってしまい、私はエントランスのコンクリートの上、仰向けに寝転がっていた。

元来ここが営業している状態だったなら、常識的に許されない行為。

ゆるりと左手を持ち上げ、目の上に翳すと、うっすら血色が透けて見える。絆創膏に滲んでいるものと、同じ色。

鉄臭いはずのそれは、なのに未だに甘ったるい匂いを零している気がしてしまう。]

 …………"悲鳴"だとすると、誰の悲鳴……?

[工藤さんはこの傷を、あるいはこの匂いを?"悲鳴"と言った。>>30

林檎の悲鳴なんだろうか。
それとも傷を負ったわたしの?
それともこの夢をみている誰かの?]
(40) 2022/09/10(Sat) 9:35:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 負けたく、ないな……。

[こんな、揶揄いとも悪ふざけともつかないような、おかしな現象。

料理だって、作って食べている間は"普通"なんだし、腹の中で林檎に化けてもどってようが、気にしなければ良いだけのこと。

平静を取り戻そうと、色々思考を回すのに。

それでも、まだ水は飲めそうにない。**]
(41) 2022/09/10(Sat) 9:36:42
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a17) 2022/09/10(Sat) 9:37:33

──現実・病院──

[やけに開きづらい瞼を無理矢理押し上げ、目元を擦る。

オレの怪我は大したことないどころかほぼないのだが、
一応いろいろ調べたりは必要なようで、
すぐに元の生活に戻れるというわけではなさそうだ。
実家の両親が着替えやら何やら持ってきてはくれたらしい。

スマホを開くとLINEの未読バッジが大量に増えていて。
ああ、時間が動いている、と思う。

 『大丈夫?』
 『武藤死んだってマジ?』
 『なんで昨日の飲み会来なかったの』
 …

自分に関する話題だけ探そうとしても、ほかの話題も入り乱れていて面倒くさい。
とりあえず上から順に、虎の寝ているスタンプを送信していく作業をした。

研究室LINEはかなり下の方に置いやられていて、最新は集合写真で止まっていた。
それを見てまた目の奥がズキンと痛んだから、スマホを閉じてベッドから降りた。]


 とりあえずムーンの病室探すか…

[病院の廊下を歩き、売店で菓子や飲み物を買う。
それから病棟に戻り、『香坂柚月 様』と書かれたプレートを探した。
ムーンのいる病室を見つければ、入って声をかける。]

 おはよ、ムーンも天使にはいろいろ聞いたか?

[と話しかけながら、買ってきたカレー味のスナックを渡したりとしておこう。]*

メモを貼った。

メモを貼った。

[くっきーとミサミサがガールズトークしていた時はオレは別のことしてたと思うから、まさか飲酒のことで問い詰められていたとは知らない話。

一緒に問い詰められてやらなかったのは幸い、いや、くっきーには申し訳ないが、もしその場にいたなら、酒のというよりは飲み会の楽しさとかをとうとうと説いていたかもしれない。

飲みの席みたいな場にミサミサの姿を見たことはあったろうか、あまりない気もする。
面白そうなやりとりは知らない話ではあれど、ミサミサが起きたらいろいろと話したいことはあるな、と思っている。
まあ、ジョークのルールの件の弁解が先だろうけど。]**

──夢──

[地べたに寝転がっているくっきーの隣でしばらくその様子を眺める。]

 悲鳴?

[何の話かは知らない独り言には首を傾げて、その後しばらくして呟いた一言に、薄く笑みを浮かべた。]

 ……そうだな、大丈夫だよ。

[逃げるのはやめた彼女なら、逃げることから引き留めてくれた彼女ならきっと、大丈夫だと、負けないでいてくれると信じる。

おいてきてしまったもう一人、手が2本しかないなら掴みたいもう一人は大丈夫だろうかと姿を探す。

どうにもほっておけないアイツが結構悪いモードに入ってるなって別れ際思ってたから。]

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― エントランス ――


[展示品もなければ、屋上ほどの眺めも──加えて人目に付きづらく独りになれるという特典も──見込めないエントランス周りなど、誰も来ないと思っていたから、かけられた声 >>61 には少なからず驚いた。]

 小泉、さん?

[穏やかな優しい声音はいつも通り。

その、"○○するといい、けどお前が××したいなら××してもいい"みたいな、少しもったいつけた言い回しも、いつも通り。]
(65) 2022/09/10(Sat) 11:02:20

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[なんだっけ、"あの時"もそう思って……と、一瞬浮かんだ思いは、己の状態が全くもって行儀のよろしくないものだと気付くと同時にかき消えて、少し慌てて起き上がる。]

 や……気分転換に走ってて。

 ちょっとペース間違えて飛ばしすぎました。

[寝てはいませんよ?と笑顔を作り。]

 ……でも、外の方が、いくらか気分は良いですね。

 美術館の、建物から一歩も出られないっていう
 状況だったら、多分、息詰まって大変でした。

[そうなっていたら、もう、あの林檎の香からは逃げられないような気がするし。*]
(66) 2022/09/10(Sat) 11:04:05
[時間の概念が曖昧だが、くっきーを追って外に出る前だったと思う、まつもっちゃんを引き留めるミサミサを見て足を止める。
おっ、湿布のお礼を言うのか?とオレは期待する。
したんだが、唐突な「武藤先輩は私をハメました」に慌てた。]

 待て待て待て、ハメてない!
 ジョークを言うミサミサは面白いのであれは必要な教えだった!
 おかげでオレは酸欠で死にかけたくらいだ、誇って良い。

[とか、彼女の無表情の前に顔を突き出して騒いだ。
その鉄面皮から湿布の話が出れば、おとなしく見守る。]

 いや、オレの言うこと全部悪質な罠みたいに思ってないか??
 武藤先輩は良い人だぞ、優しくてイケメンだ。
 って唱えたら上書きされてくんねえかな…。

[くらいの口は挟んだが、実際挟めることはないので問題ない。
お礼を言うこと、ちゃんと覚えてくれてたのだと思うと嬉しいと思ってしまっての照れ隠しのようなものだ。隠す必要もないのだが。]*

3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。
(a23) 2022/09/10(Sat) 11:08:17

[徹っちんを探しに行こうとして、やってきたよっしー先輩がくっきーの側にしゃがみ込み、話しかけるのを見て少し安心する。

徹っちんに彼女を任せたとは言ったが、多分徹っちんは徹っちんで大変なのはわかっているから。
じゅじゅが目を覚ますことがわかった今ならば、尚更。
恋愛と友情と信頼の違いとか小難しい話、二人がしてるのを見かけたとしても、詳しくは聞かないだろうけど。
そういうのを盗み聞きするのはなんか、趣味ではないし。

ただもしその命題を何かの機会にでも問われたとしたら、どう答えるだろう。
感覚でしかわからないから説明が難しい気はする。
こう、胸が苦しくなったり意味もなく切なくなったり、緊張したり脈拍が上がったり、そういうのが恋愛感情なのかな、とは。
友情は、って考えて。徹っちんの顔が浮かぶと思うけど。説明にならないか。

今徹っちんがもしもオレの頼み事を気にしてるのなら、
オレのことは気にしなくて良いんだって、
自分のこと大事にしてほしいって、なんとなく、
オレのことも思い出してくれてるなら良いって願望込みで思った。]*

メモを貼った。

[それから徹っちんを探して屋上に来れば、行き倒れになってるみたいな姿を見つけるだろうか。]

 ?!???!
 徹っちん?!大丈夫か?!

[誰か呼ぼうにもオレには人を呼ぶことは出来ず。
駆け寄っても何もしてやることはできない。

だから、誰か来るまでか徹っちんが自力で人のいるとこまで行けるまでかわからないけど、そっと痛そうな腹に手を添えることしかできない。]


 何かあれば助けに行く、って言ったのにな。
 ごめんな。

[倒れた姿の横に座り込み、なんの役にも立たない手を腹の辺りに触れさせて、ぽつぽつと聞こえない声を一番の友達にかける。]

 徹っちんはさ、諦めちゃうとこあるだろ。
 ほっといてくれって、気にしないでくれって。

 あのとき、オレが怒鳴って周りが険悪になった時…、
 悲しかった理由を話してくれたみたいに、
 もっと口に出していいんじゃないか。

[オレみたいに言われなきゃわからない奴もいるから。
いや、多分大体の奴がほんとの気持ちとか、言わないとわからないのは当たり前なんだと思うから。]

 諦めて一人になって、 
 それで傷ついてる徹っちんを見るのは…
 多分、その原因かもしれないと自覚してる相手はつらいからさ

[と、独り言の最中にまつもっちゃんが現れて、心底安心する。 オレの手をすり抜けてまつもっちゃんの手が傷口らしき箇所を圧迫すれば、少し離れて様子を見た。]*

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― エントランス ――


[ああ、そうだ、と思い出した。

"あの時"。そう、まさにこのエントランスで、もう聞きたくない、言ってくれるなとばかり、小泉さんの言葉を、私は遮り、逃げ出してしまって >>0:418

────そういえばあれ以来、小泉さんとは当たり障りのない言葉しか交わしてなかったなと思い出す。

本来は、そんな関係で必要充分なはずだった。

週に数度顔を出す研究室、既に4年の小泉さんとは、次の春にはもう会わなくなる、その程度の関係性でしかないのだから。

でも今は、この異常な環境下、夢の持ち主は、私かもしれないし、小泉さんなのかもしれなくて。

それはつまり、遠くない未来に、永遠の別れが来るということを意味していた。]
(77) 2022/09/10(Sat) 13:38:59

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 え、と…………。

[だから、伝えようと思った。伝えねばと思った。

明らか、これまでは耳にしたことのなかった事を告げてくれようとしている先輩に。
こういうことが苦手なのだと言葉を選んでいる、いつだって気遣いの塊みたいな、穏やかな人に。]

 私、あの時……、
 "そんな、教科書みたいな言葉は聞きたくない"って
 思いました。

 正論だけれど、綺麗事ばかりだなあ……って。

 "タイミングを計れば" >>0:406 なんて言われても、
 今がその時だと冷静に見極められるようなものなら、
 そもそもそんなに悩んだりはしない……って。

 思ったんだと思います。

[小泉さんの事は、勿論、嫌いとかではなかった。

私が何ものであるかを知って、なお、態度を変えることのなかった稀有な人。
面白半分な興味でこちらに踏み込んで来るような事はしない人。

ただ、なんだろう、遊園地の着ぐるみの熊に定型文を繰り返されているみたいな、そんな、居心地の悪さはいくらか感じていたのかもしれない。

顔が見えない。本当の姿も見えない。繰り出す言葉は自動音声……みたいな。]
(78) 2022/09/10(Sat) 13:46:05