人狼物語 三日月国


251 【身内村】on a Snowy Day

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視点:


【人】 ??? 癒月

 

  このままじゃあぶない

  たすけて……だれかたすけてく

  うおっ!?

 
(1) 2024/03/11(Mon) 10:07:08

【人】 バイト 癒月

 
[折り畳みベッドの上で寝転んだ姿勢のまま
 音読していた漫画雑誌からガバッと顔を上げた。

 一瞬やべっという表情をしたあと目を丸くする。
 鍵をかけていない部屋の扉を開けたのは
 オーナーではない別の誰かだった。]


  えっなに誰、お客さんっ?
  部屋間違えてまっせー
  あそれとも新しいバイト仲間かなっ?
  何年振りだろなあ〜
  よろしく、おれ癒月ゆづきだよお


[漫画雑誌を「人」の形で伏せて体を起こし
 その場で胡座をかくと笑顔で右手を差し出した。
 立ち入り禁止の令など知らず握手をしようと。]
 
(2) 2024/03/11(Mon) 10:10:44

【人】 バイト 癒月

 
[因みに部屋の中は客室とは大きく異なる。
 年季が入って薄汚れた木壁を覆うように
 掛け軸や様々な地方、国のタペストリーが貼られ
 色が抜けたカーペットの上には
 雑誌の山やギターや信楽焼の狸など
 まとまりのない大量の物が
 崩れないギリギリのバランスを保って置かれている。
 入り口からベッドまで辛うじて足の踏み場はあった。*]
 
(3) 2024/03/11(Mon) 10:11:36

【人】 バイト 癒月

 
[部屋に足を踏み入れ
 扉を閉め
 こちらに向かってくるのを

 手を差し出した時の
 笑顔のまま

 ただ

 見ていた。]
 
(6) 2024/03/11(Mon) 20:52:19

【人】 バイト 癒月

 
[見上げる形で握手を交わす。
 頼りない手を大きな手でがっしりと握って
 軽く揺すってから離した。]


  いやもーぜーんぜんお気になさらず〜
  この部屋フリー素材ですからね〜

  なーんだお客さんだったか、ちぇ〜
  先輩風吹かせてやろーと思ったのに

  あっ嘘だよ、ようこそようこそ
  月代くんてゆーの、つき仲間だね
  つっきーってよぶね! よろしくぅ!


[訊ねられれば、起き上がったことで空いていた
 ベッド上のスペースをぽんぽん叩いて
 どーぞと座るよう促す。
 立ったままでも構いやしないけど。]
 
(7) 2024/03/11(Mon) 20:52:33

【人】 バイト 癒月

 

  さっきって、えっ聞こえた? はずっ
  あっもしかしてそれでドア開けてくれた感じ?
  つっきーアータいいこねえ〜〜!

  今日はここのバイト午後からだけど
  早く着いたからこれ読んでたんだよ

  こう、生命の危機に瀕した人間の
  葛藤的なやつがすきなんだよねおれ


[これ、で雑誌を鷲掴んで伏せていた頁を彼に向けた。
 無人島に流れ着いた男女のうち一人が病に倒れ
 もう一人が来るとも思えない助けを呼ぶシーンだ。
 彼が聞いた台詞がそのまま紙面に載っている。]


  つっきーは一週間も何しにきたの? 湯治?


[首を傾げる。
 スキーやスノボーをしにきたなら
 こんな所にいては勿体無い。**]
 
(8) 2024/03/11(Mon) 20:53:36

【人】 バイト 癒月

 

  え〜〜つっきーもそう思う〜〜?
  男前だしぃ? 歌って踊れるしぃ〜?
  いっちょめざしたろっかな〜〜

  なーんて
  おれはこの町離れらんないんだよねえ


[残念、と大袈裟に肩を落としつつ
 つっきーアナタお上手なんだからあ
 なんて品を作って笑った。]
 
(11) 2024/03/11(Mon) 23:11:10

【人】 バイト 癒月

 
[彼の目的は取材であると。
 求めるものを聞いた途端、顔が得意げなものになる。]


  にゃぁるほどね

  おれはこの町結構長いほうなんだ
  隅から隅まで知らないとこはねーんだぜ

  良かったら案内してやろーか?


[親指だけ立てた拳を自分に向けてドヤっている。
 けどまあ、一人で行きたいようなら邪魔しないし
 地図を持ってきて印をつけてあげるくらいはするつもり。**]
 
(12) 2024/03/11(Mon) 23:11:39

【人】 バイト 癒月

 
[めっちゃ食いつくじゃ〜ん。]


  もーつっきーったら
  ホントそれにしか目がないんだからあ
  知らない所がないなんてゆづ君すごーい!
  イケメーン! とか言ってよお
  褒めて、讃えて、持て囃してえっ!

  あジブン明日行けるっす
  イチオシの場所はちと遠いから朝でよろっす


[おふざけは自分で切り上げてビシッと敬礼した。
 あんまりしつこい男は嫌われるってね。]
 
(15) 2024/03/12(Tue) 14:36:38

【人】 バイト 癒月

 

  おけまる水産〜
  エッもう行っちゃうの〜?
  ゆづ君さ、み、し、い〜〜

  いいえいいの、わかってるの
  アーシがアータの一番になれないのは
  もうずっと前からわかってたから

  じゃっ、また明日ねダーリン!


[部屋を出ていく彼のことは投げキッスで見送った。

 また明日と言った通り
 この日その後二人が会うことはなかっただろう。]
 
(16) 2024/03/12(Tue) 14:38:18

【人】 バイト 癒月

 
[翌朝は約束通り102号室に迎えに行った。

 朝食サービスどころか日の出より早くに訪れ
 コンコンコンコン、と他の客を起こさぬよう
 (気持ち)控えめにドアをノックしたのである。

 起きてたかな?]


  おはよん、はりきってくぜー!


[ペンション前の停留所で始発を待ち
 バスに揺られること数十分。
 杉林の林間を滑らぬよう歩くこと約二時間。

 なだらかだが、然し確実に昇っていく。
 木の背が高いせいで日が出てもやや見づらいが
 踏みしめる雪に自分たち以外の足跡はない。]
 
(17) 2024/03/12(Tue) 14:40:38

【人】 バイト 癒月

 
[天然の迷路を迷わず進んだ先に
 洞窟──鍾乳洞の入り口が見えてきた。
 鍾乳洞を丸ごとぐるりと覆うように太い注連縄が
 頭より高い位置で張られている。]


  どうどう? こん中は町の人でも
  入っちゃいけねーことになってる
  おれのとっておきだよ

  ……と、大丈夫?
  ちょっと休んでからにする?


[自らは疲労を微塵も滲ませずに。
 歩くペースは相手に合わせていた。**]
 
(18) 2024/03/12(Tue) 14:45:28

【人】 バイト 癒月

 

  ははっ、んなもんねーよー
  まず電気がきてねえ
  そーゆーキカイ的なものを持ち込むと
  神域が穢れるとかってさ


[ついでに携帯の電波も入らなければ
 GPSも正しく動作しない、そんな山奥だ。
 振り返っていた彼に前を見るよう顎をしゃくる。
 彼が懐中電灯で照らしたままの先を。]


  あれを見ろよ
  あの石があの長さになるまで二万年ちょっと
  何万年と昔からここは自然として存在してんだ

  あとからやってきて近くに町つくって
  たった数百年住んだだけの人間が
  所有を主張して立ち入りを制限するだなんて
  おかしな話だとおもわねえ?


[僕が入っても良いのかに対する答え。
 侵入を阻むものはここには居らぬということ。]
 
(21) 2024/03/12(Tue) 23:03:02

【人】 バイト 癒月

 

  さーて思い残すことがなければ行くぜ
  お足下にご注意下さい**


 
(22) 2024/03/12(Tue) 23:03:17

【人】 バイト 癒月

 

  ……。


[伺いに対する返事は特になかったようだ。
 懐中電灯を手に前を行く彼に着いていく。
 上着のポケットに無造作に突っ込んだ両手は然し
 万が一彼が転ぼうものなら未然に支えることができる。]


  ここで神として祀ってるものの正体は
  不明ってことになってる
  もとは空を自由に飛び回ってたそいつを
  鍾乳洞を祠とすることでこの地に縛り付けた


[右、左、そこ右上頭気をつけて、
 進む方向と注意点を的確に指示して進みながら。
 話す内容は殆どがネット上にはない情報だ。]
 
(26) 2024/03/13(Wed) 10:34:52

【人】 バイト 癒月

 

  来月湯の気祭りってのがあるのは知ってるか?


[土地について調べたなら
 これは知っていておかしくない。]


  表向きは観光客を呼ぶためのどんちゃん騒ぎな
  褌一丁で温泉かけあって露店が出て超たのしい

  その裏ではごくごく限られた人間だけが
  この祠に籠って願い事を叶えてもらったり
  少し先の未来を教えてもらったりする日になってる
  町の権力者が国のエライ人をこっそり呼んだりもしてな

  町を内外の人間で賑やかせて釣れば
  神ってやつが喜んで祠に降りてくると考えられてんだ
  おれなら祭り会場の方に惹かれていっちゃうけどね〜

  どうつっきー、こゆ話きょーみあった?


[外の光届かぬ洞内。
 明るく話す声が常に一歩後ろにいることを教える。*]
 
(27) 2024/03/13(Wed) 10:37:15

【人】 バイト 癒月

 

  あえてズラす? へぇ、ははっ


[可笑しそうに笑った。]


  おっ、つっきー良い質問だねーえ
  ゆづ君ポイントを10点進呈しよう
  一万点集めると良いことあるよん

  そりゃ人はいつか必ず死ぬが
  どういうわけかこの町での人死は
  祭りの当日や前後に集中している
  なんとそれは今でもだ

  多くが身寄りの少ない高齢者だから
  自然死で処理されて大事にはならねー
  遺族の方も気が狂うか失踪するかで
  騒ぎにする口を持たない


[全く不思議だねえとの呟きは、呆れた声色で。]
 
(29) 2024/03/13(Wed) 20:12:20

【人】 バイト 癒月

 

  おっゴールだね
  落ちたらあぶねーから
  ちょっとそのまま待ってなぁ


[開けたところに出た。
 手慣れた様子で灯りを灯していく。
 置かれたままの松明があるのだ。
 照らされる空洞は果てがわからぬほどに広く
 二歩先の地面から先が地下水に浸かっている。]
 
(30) 2024/03/13(Wed) 20:13:10

【人】 バイト 癒月

 

  この地底湖が神さんとの
  対話の間ってことになってる

  願えば叶えてくれる代わりに
  大事なものを失うってな

  足下の水には真実が映るらしーぜ
  なぁつっきー、アンタには何が見える?


[背中をぽんと押して見下ろすよう促した。
 水面には、隣に立つ男の姿だけが映らない。]
 
(31) 2024/03/13(Wed) 20:13:29

【人】 バイト 癒月

 
[再び顔を上げる頃には
 バイトを名乗った誰かの姿は消えている。**]
 
(32) 2024/03/13(Wed) 20:13:54