人狼物語 三日月国


238 【身内】幽谷廊へようこそ

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視点:


【人】 春山宮 霞

[そうして、数日もしないうちに幽谷楼の雪はやみ、彼岸と此岸が再び分かたれる時が来る。

その前には、花枝に告げておいた。]

仕事の手はずでやっておきたいことがあるんでしたね。
文での何らかの言伝てなら簡単にできるでしょう。
そうでなしに直にあちらでしておきたい事があるなら…
念の為に私が鳥居の前で待っておきます。

あまり時間は多くないので気を付けて。

戻ってきたら、私の住まいに案内します。
人の世と比べればいささか退屈かもしれませんが、景色はとても良いところですよ。
春には花を咲かせ、秋には大社に顔を出し、時には人の願いに応えることもありますが…冬にはまたここに。
そして、其方をいつも愛し続ける。

そんな在り方を花枝、其方と共にできるならそれだけで構いませんから。

[花枝が人の世から隠れてしまう支度ができるまで、私は待っていよう**]
(0) 2024/01/04(Thu) 12:54:07
春山宮 霞は、メモを貼った。
(a0) 2024/01/04(Thu) 21:45:59

【人】 春山宮 霞

[すぐに戻ると言って花枝は人の世に一度戻っていった。
私はこの場所へ続く門が知らぬ間に消えてしまわないように、鳥居の前で待ち続けていた。
百花が時々様子を見に来たけれど、私は動かなかった。

…ほんの少しだけ、花枝はこのまま戻ってこないかもと思った事もないではなかった。
あれだけはっきりと口にしたものの、やはり、彼女は知った人と顔を合わせて、
人の世にとどまる事を選ぶのではないか、とか。
…その方がやはり彼女には良いのではないか、とも。

ただ、私はその場を動かずに、待ち続けていて。
神代から在り続ける身には、ほんの数日どころか数年でもあっという間であるはずなのに、
その間はひどく、ひどく長かった。]
(4) 2024/01/04(Thu) 22:32:09

【人】 春山宮 霞

……………

花枝?

[声に顔を上げれば、見えるのは藤紫の髪飾り。
私が彼女に最初に会った時にあげたもの。
花束のように腕の中に投じられた姿を私は抱き留めた。
春の花のように柔らかく咲き香る、私だけの花。]

おかえり、花枝。

[春の山にたなびく霞のように、私はその名の通り、温かく柔らかな笑みでそれを迎える。

そして、共に、私の住まう処へと彼女を導いた。]
(5) 2024/01/04(Thu) 22:34:37

【人】 春山宮 霞

[そうして、私は彼女を妻に迎え、共に在り続けるだろう。
春には藤の花を咲かせ、夏には病魔を祓い、秋には他の神々と顔を合わせ、冬にはあの場所を訪れる。

その傍にはきっと常に花枝の姿があって、
私は人の世ではほとんど名を知られることもなく、本当の名前すら忘れ去られてしまったけれど、
それでも愛する女性が傍にいてくれる限り、
私は彼女を愛し続け、ただそこに在るだけではない者として、
心で、体で、彼女を愛する者として、在り続ける事ができるだろう。]


愛しています、花枝。

私と其方がこの世に在る限り、ずっと、きっと、果てまでも。**
(6) 2024/01/04(Thu) 22:41:48