人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

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視点:


バンドッグは、予め当番表を用意してあった。
(a0) 2023/12/10(Sun) 22:48:49

看守用 バンドッグは、メモを貼った。
(a1) 2023/12/10(Sun) 22:49:00

#ハノイの塔

「……そモ、別ニ、外に出てかラ、また会ってはいけなイ、
 なんてどこにも書いてませんシ?」

首を傾げた。

「いいじゃないですカ、たまに集まれバ。
 それを許さないって言うなラ、保護団体様ヤ、
 監察官殿ガ、幾らか手助けはするのでしょうシ」

今、見てるのか見てないのかは知らないけど。

「聞く限リ、やはりあなたに足りないのハ、
 誰かを頼る事とカ、そういうものの気がしますヨ。
 ……諦めは楽でス、立ち止まっているのモ、
 仕方なイ、そう言えまス、けド……」

「結局、そうしている限リ、景色は変わりませン。
 自身が腐っていク、良くない気分が溜まル。
 それが一番辛いト、私は感じましタ。
 貴方も同じとは言いませんガ、
 ……まア、なんでス。止まっててモ、
 引きずってくれそうな方ばかりですシ。
 同じ諦めるなラ、前向きに諦めてみてハ?」

存外、気分がいいかもしれませんヨ、なんて添えた。

#ハノイの塔_第2層

どうやら僕はバグってしまったらしい。
たった一人。
誰の手を借りることもなく、送迎用は一人、立ち上がる。

あんなにレーシングゲームシミュレーションをしたのに。
絶対にもう事故を起こさない自信を得ることはついぞできなかった。
これではご主人様のところに帰れない。
この鈍臭さをしっかりと修理するまで帰ってくるなと、言われてるのに。
だから帰れないのに。


#ハノイの塔_第2層

こわい、コワイ、怖い。
――殴らないで。


身が竦む思いでいっぱいになる。
最近はもう、主人家族に対する記憶は、罵倒と暴力しかない。
あの日まではあんなに優しかったのに。
僕に役割の垣根を超えて、美味しいスクランブルエッグの作り方も教えてくれるような人だったのに。
たった一度の事故が、すべてを変えてしまったんだ。

僕が悪い。
そうだ、ずっと。

「僕が悪いんだ……僕が、無傷だから」

だったら、僕を壊してくれる人を探そうか。
残念だ。いや、幸いだ。

僕はただの一度も、誰かと親しくなるようなことをしてこなかった。

それならきっと、誰か喜んで僕を壊してくれるはず。

そう思えば、動かなくなった足が今一度……動くような気がしてきたんだ。

#ハノイの塔

「そーだそーだ!
 みんなで集まって、難しかったら通話でもなんでも…
 絶対やるからね!アトリはやるからね!」

ぶーぶーと後ろから文句が飛んでくる。

「立ち止まるのは悪くないよ。
 ずうっとここにいる、絶対動かない!って決めちゃうのが、
 だめなの。一緒に帰ろうよ…」

「アトリは、アトリはね。
 よくばりでわがままで我が強くて手前勝手なんだから!」

いいよって、わかったって言うまでだだこねるもんね。
絶対絶対諦めてあげないもんね!

すこしだけ悲しみの色が強い声だった。
胸の奥に疼く傷のようなものに触れたのか、それともこの強い思いすらバグの産物なのか。
誰にも分からなくとも、ただ迷子のグレイに届けばいい。

バンドッグは、きっと夕食までには帰れただろう。
(a3) 2023/12/11(Mon) 17:38:05

「…………そっか」

ここはデータの世界だ。
ここで怪我をしようが、死のうが、現実の自分は怪我一つ負わない。
そういう事に気づけないほど、僕の何かがやられてしまっているということだろう。

「じゃ、意味ないな……」

では、バグとやらを生じてしまったらしい自分に、今何が出来るのかを一生懸命考える。
考えて……。
僕はやっぱり。

送迎用としてしか生きられない
のだと思いしらされた。

どれだけ自信がなくともこの手は。
そのための行動しか出来やしないのだ。

一人そっと塔を離れた。

塔を離れはしたが、送迎用は帰還することはない。
いつまでここに居られるかわからない。
それならば、この送迎用には他のことにほうけてる時間は全くない。

1秒すら惜しい。
そんな事をするくらいなら、1回でも多くシミュレーションをするべきだ。

用意できたすべてのコインを、この筐体に使うと決めて。
送迎用は一人、レーシングゲームに居座った。

「――ただいま」

筐体にコインを1枚、ちゃりん―――

「がんばるから。僕に沢山のことを教えてね」

【人】 看守用 バンドッグ


「ふむ……やはり、であったか。」

観測用からの報告。
それを聞いて、番犬は一人顎を擦る。

人間にとっても、グレイにとってもやさしい世界。
きっと誰もが夢見るそれが、
実現すれば、どんなにか良いものだろう。

しかし現実は強行的に、説明も無く
了承も得ずに行われようとしている。

「時には自らの信じる正しさの為に、
 結果的には矛盾した行動を取る事もあろう。
 とはいえ傍から見ればまったく筋の通らん話なのだ。」

「然して通してしまえば道理になるというもの。
 やれやれだ。
 また叱り飛ばしてやらねばならん頑固者が出たらしい」
(2) 2023/12/11(Mon) 23:27:15
「あーもうお腹がぺこちゃんでス。
 今日は美味しいもの食べるまで何もしないと決めましタ」

点燈用グレイ、これでも一応色々、
後衛にも前衛にも何事も無いよう気を張っていたらしく。
拠点に帰るなり武器を仲間の居ない方向へ投げて、
まったく無遠慮にソファにダイブした。

「マージで疲れましたヨ。今難しい話する奴が居たラ、
 アッツアツのランタンをケツに押し付けてやりまス」

そうしてご飯の時間までソファを占領していただろう。
誰か座りにくれば流石に多少は譲るが。

【人】 看守用 バンドッグ


「おお……レインボーケーキなのだ
 話には聞いていたが、本当に実在するのだな…」

見て楽しいやつだ。クリームだけならきっと目にも優しい。
愛玩用なんかは喜びそう。
(4) 2023/12/12(Tue) 0:00:51

【人】 看守用 バンドッグ


「夕食は何にしたものだかなあ」

一旦難しい考え事はやめ。
アッツアツのランタンは遠慮願いたいので。
悩むにしても目先の夕食に悩んでおく事にした。
(8) 2023/12/12(Tue) 1:59:46
愛玩用は帰還次第、順番が来たとかでメンテナンスに引っ張られていった。

「お祝い…ああ〜〜……」

ずるずるずる…

しばらくすれば無事に帰ってきて、お祝いに合流する予定。

レインボーケーキを見て宇宙用トムラビになった。

レーシングゲームを続けている。

「影の黒、土の茶、炎の赤、後は宝石類の色ならなんでモ」

目はばっちりレインボーケーキに釘付けだが、
質問にはそう答えた点燈用は、ソファの上で
警戒している猫のようなポーズになっている。

「こワ〜……」

【人】 看守用 バンドッグ


「ふむ……好きな色、と言われると
 なかなかぱっと出て来ないものだな」

レインボーケーキを警戒している
宇宙用(宇宙用ではない)を見ている。

「強いて言うなら、
 やはり白黒はっきりしていた方が好ましいな。
 後は黄色だろうか。目視しやすいゆえな」
(10) 2023/12/12(Tue) 18:11:26

【人】 看守用 バンドッグ


チャコ殿のリクエストだったのか……

 …む、ライトと遊んでやっていたのか。世話を掛けるな」

犬っぽいのは大人しく抱えられています。
そのまま看守用の言葉に何度かLEDを点滅させはした。
(12) 2023/12/12(Tue) 18:52:46
「そこは虹色が好きなんじゃないんですネ……」

愛玩用がリクエストしたのかナ?と思っていた点燈用。
まさかの首謀者に宇宙用状態が継続した。

「どんな味なのでしょウ……」

【人】 看守用 バンドッグ


「食べてみてからのお楽しみなのだなあ…」

クリームが着色されただけのものなら
普通のココアスポンジのケーキなのだろうが。
それはそれで視覚と味覚がバグりそうだ。

「うむ、決めたぞ。今日の夕食はスープパスタを作ろう」

祝いの席に相応しいものができるかはわからないが。
とはいえ当番は当番、自分に出来る限りのものを作るとしよう。

呟いて、袖を捲りキッチンへ向かっていく。
ただ食事を作りに行くだけなのだから、
肩に乗せている方のポッドも飼育用に預けてしまってもいいか。
(13) 2023/12/12(Tue) 20:08:15
看守用 バンドッグは、メモを貼った。
(a10) 2023/12/12(Tue) 20:19:27

【人】 看守用 バンドッグ


「わからんぞ……
 案外カラーコードやRGB値で答えられるかもしれん」

どんな答え方でも黒は黒です。
(17) 2023/12/12(Tue) 23:31:36
「存外、『ないです!』と即答されるやもしれませン……」

謎が多い存在、点燈用はブラックをそんな風にとらえている。

ところでバンドッグ、このスープパスタ美味しいですネ。量3倍にしてくれまス?

【人】 看守用 バンドッグ


「承知した、3倍……
3倍!?


3倍。
おかわり持って来ますよ。

「うむ…口に合ったなら何よりなのだ。
 やはり料理は時間と分量を計るのが一番だな……」
(18) 2023/12/12(Tue) 23:59:19
「運動してお腹が減ってるんですヨ!
 ベーコン多めでお願いしまス」

鎖つきの鉄球を振り回したのを思えば、
それなりにカロリーが必要なのかもしれない。

「むしろこれくらい食べないでどうやって皆、
 体力などを維持しているのですカ」

【人】 看守用 バンドッグ


「それはもう
気合でだな……


嘘。
ちゃんとお腹空いてる。

「ベーコン多めだな。承知した
 ちゃんと野菜も食べるのだぞ」

ベーコンとキャベツが同じくらいのおかわりをよそって出した。
よっそいよっそい…
(19) 2023/12/13(Wed) 0:18:00
「根性論振りかざしてないデ、ちゃんとご飯食べなさイ」

急に正論。
よっそいよっそいして頂いたおかわりを引き寄せると、
ベーコンとキャベツを交互にフォークで刺して、
ひと口で頬張った。齧歯類宜しく頬袋が膨らんでいる。

「んム、んム……んッ、ぷハ。遊ぶにしてモ、
 戦うにしてモ、考えるにしてモ、エネルギーは要りまス。
 灯が輝くのに燃料が要るのと同じでス。
 燃料なくしテ、美しい灯はありませン。
 わかったラ、貴方方も食べなさイ。さもないト、
 レインボーケーキを含むデザートは私が全て頂きまス」

小気味いい音をさせながらキャベツを齧り、
女子によるデザート独り占め宣言をした。
嫌ならば戦うしかない。食器を手に席につきたまえ。

【人】 看守用 バンドッグ


「根がどうもなあ……」

ベースが軍事用ゆえに根性論で押す所はチョトアル。
欲しがりません勝つまではなのである。
とはいえ一先ずは勝ち取って来たので食べるのだが。

「トムラビ殿の言う事も尤もだ。
 まだ解決せねばならん問題もあるが、先ずは腹拵えとして
 後の事は後で考える事にしよう」

自分の分をよそってもしゃもしゃ食べ始めた。
食べる人の分もよそっていきますよ。
(20) 2023/12/13(Wed) 0:42:47
実はかなりゲームがへたっぴらしい……。

【人】 看守用 バンドッグ


「事態やその原因の把握、そして策も無しに
 闇雲に動く事こそ無駄骨であると言えよう。
 しかし、今はすべき事がはっきりとした」

「無論、一朝一夕に成したものではない。
 各々の協力あってこその成果だ。ゆえに」

「監察官殿が出ると言うのであれば、小官も赴こう。
 非力な人間を守る為ではなく、
 人とグレイが支え合い、協力し合う為にな」
(21) 2023/12/13(Wed) 20:20:06