人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【人】 薄荷 アンジュ

ここカイザラルック皇国での成人とされる適齢を過ぎたとはいえ、神官様に集められた一同の中には同年代と見られる人はそう多くない。たぶん、みんな自分より年上だ。
この国での滞在の折の注意点はどれも他国へ渡った際には聞く程度のものが多いものの、習わしに則り名を刻まれる経験というのはそう多くないはずで。
だから名を呼ばれ、諸注意と共に説明を受けるべく呼び出されるのは、罪を犯した者か、こうして聖女の祝福を受ける栄誉ある賜物くらいであろう。

「あ、ありがとうございます」

神官様に向けた声は少々緊張気味ではあったものの、説明を受ける前に見知った顔がチラホラいたことに安堵していた。
(4) 2024/01/26(Fri) 22:10:03

【人】 薄荷 アンジュ

一通りの説明を聞き終えた矢先。
口火を切って自己紹介をする者、そして踵を返して教会を背に歩く者。
皇国にあるギルドへの顔出しに自分の露店の準備と色々あれど、そう急ぐものでもない。

「アンジュと言います。薬師をしていて……祭りが開催した際は中央通りの外れで薬の露店も開く予定です。
 同じ縁を得た者同士、ご入用のものがあればお買い得な値段で商品を提供します。
 なにとぞ、なにとぞ」

軽妙な男の自己紹介に乗る形で、ついでにちゃっかり店も宣伝もするのだった。
(5) 2024/01/26(Fri) 22:24:34

【人】 薄荷 アンジュ

跳び跳ねる投げキッスに関しては、自身のような子供が向けられるものでも受け止められるものでもなかろうと我関せずの様相。

「商いをしている方もそれなりにいますし、冒険者であれば口を回すのも仕事ですから。報酬の交渉などは多いですし」

低いトーンで短く発するグノウの声に、頷きながら同意を示す。

「薬草……お花……おぉ」

プリシラの言に興味深そうな反応を示していた。
(13) 2024/01/27(Sat) 4:34:15

【人】 薄荷 アンジュ

「あ、いつもいつもご提供ありがとうございます」

自分を含めた薬師ギルドの者たちは薬草や花を自分で採取したり、詳しい専門家から譲ってもらう、買って仕入れることは珍しくない。
森に住まう魔女であれば尚の事、良い材料として活用できるだろうという信頼もありましょう。

「私も育てる方はあまり得意とは言えませんので……その際はまたお声掛けします」

店を開き、定期的に遠征する傍らで薬を作る都合上、育てる時間は難しいしコストもかかる。
料理人が農家に感謝するのと同じで、しかし興味を示す羨望の眼は変わらずに。
ぎこちなく口許は線を結んだ。
(24) 2024/01/27(Sat) 13:12:15

【人】 薄荷 アンジュ

「ドレス……お食事……ご飯……。オトナって感じがする」

ここではともかく、他所の国ではまだ未成年として扱われる年齢だ。
祝福を受け、こうした祭り煌びやかな服を着て、ちょっとオシャレなお食事とか。
憧れがないわけではないけれど、親睦を深める意図もあるのだろう。

「現に一人は足早に去って行きましたから、咎められることもなさそうなので。自由にして良いのだと思います。
 ご飯に行ったり、お散歩したりしても咎められないかと」

自分以上に緊張と不安の面持ちのファリエへと。自分の方は幾分か和らいできたのでそう語り掛けた。
(25) 2024/01/27(Sat) 13:13:23

【人】 薄荷 アンジュ

「私たちは選ばれた立場、と言っても真摯な態度であれば、きっとお許しになられると思います」

慌てている人を見ると途端に冷静になることもある。似たような感じで幾分か緊張が解けた自分は「そうですよ」と続けた。

「あくまで自然に、普段通りにしたら良いかと」
(39) 2024/01/27(Sat) 18:40:02

【人】 薄荷 アンジュ

「私は首や手のように見せやすい場所に痣は出てこなかったですが、出すのは少々恥ずかしいのですけど……隠していても大丈夫なのでしょうか。
 出すようにとは言われてはいませんけど」

着飾るアクセサリー、ワンポイント。
なるほど服飾と合わせると結構至れり尽くせりな縁となっているのだなと考えた。
(40) 2024/01/27(Sat) 18:48:31

【人】 薄荷 アンジュ

「本当に偉い方に出せと言われたなら仕方ありませんけど……なら私も同じようにしておきます。
 少なくともここに集められたということは、同じような痣があるということですから。
 ならば私もその時は声を上げましょう。頼もしい限りです」
(42) 2024/01/27(Sat) 19:35:59

【人】 薄荷 アンジュ

「はい。それもまた聖女様へのお返しとなりましょう。
 同じ選ばれた者同士、一緒に素敵な聖女祭りにしていきましょう、ファリエさん」
(47) 2024/01/27(Sat) 20:24:54

【人】 薄荷 アンジュ

「私は腹部に浮かんでいます。胸元も服さえあれば隠せるので楽ではありますが、確かに他人に見せるというわけにはいきませんね……。
 痣を隠すという点では需要も少なそうですが……傷隠しにも流用はできそうですね。
 冒険者向けともなれば、彼らは生傷の堪えないお仕事ですから」
(52) 2024/01/27(Sat) 22:29:27

【人】 薄荷 アンジュ

「子供の頃にうっかりつけた傷が大人になっても残るのもありますよね。火傷で少々大きな傷を作ったという話もありますし。

 そうですね……いっそ傷を目立たなくさせるために模様つきのシースルーやレースとか。女性向けではありますが、それでもオシャレしたいヒトというのはいると思いまして」
(54) 2024/01/27(Sat) 22:58:46

【人】 薄荷 アンジュ

>>60 エリー

「おぉ、さすが手が早い。
 植物を模した形であれは目立ちにくく、柄としても楽しめるので良さそうですね」

じっとモノクロで描かれたデザイン案を見ながらこくこくと頷いた。
(61) 2024/01/28(Sun) 1:50:01

【人】 薄荷 アンジュ

>>64 エリー
「はい。色々貰いに来る方は多いのですが、外傷で大きいのだと火傷、裂傷で駈け込んで来る方もいらっしゃいます。
 あとは解毒薬に頭痛薬、お腹の薬と内側から効能のあるものが殆どですけれど。
 一般の方以外にも冒険者を相手にすることも多いので、だんだん見慣れて来ています」
(74) 2024/01/28(Sun) 12:34:15

【人】 薄荷 アンジュ

「嗚呼そうだ。痣といえば――私も特に気にはしていませんでしたが――何か痣を通して痛みがあったり違和感がいつでもあれば仰ってくださいね。
 鎮痛薬くらいなら出せますし……症例としても気になるので」
(75) 2024/01/28(Sun) 12:36:41

【人】 薄荷 アンジュ

>>78 エリー
「なんと魅力的なご提案。よろしければ是非お願いします。
 多方面での評価を得られれば私としても助かるので……ご紹介する形で繁盛できればお互いに良いこと尽くめですね。
 エリーさんは良き人柄、良き商人です。よろしくお願いしたいです」
(79) 2024/01/28(Sun) 15:25:09

【人】 薄荷 アンジュ

>>81 ロキ
「お、おぉぉ。聖女様に賜りし証を侮辱するような意図は無かったのですが。
 診たことのない作用が現れると流石に気になるサガと申しますか……」

意地悪なロキの声にぷるぷると瞠目して委縮した。

「だからこそ気になるもの、なので。
 ……はい、その時は是非いらしてください。それ以外のことでも何かあれば相談に乗りますので」
(87) 2024/01/28(Sun) 17:58:23

【人】 薄荷 アンジュ

>>82 エリー
差し出された手を握って返した。商談成立の握手の瞬間はちょっとだけ息を呑む。

「分かりました。入用のお薬も教えていただければ見繕います。
 お時間がある時でしたらいつでもご案内しますので……といってもここでは露店形式ではありますが」

ちゃんとした土地と店を持って構えるのは、資金も何もかもが足りない。
とはいえ店先にならば多様な薬を置いているから、来ていただく方が都合が良かったりもするけれど。

「物はともかく人を見る目は……これから鍛えることにします」

 素材の品質を見極めるために目を肥やしたけど、悪人にのせられたことは今まで無かったから。
 そうならないように気を付けたいものだ。
(88) 2024/01/28(Sun) 17:58:39

【人】 薄荷 アンジュ

>>91 エリー
「勿論です。こっそり教えていただければ問題ないので。
 そうですね……まだ祭り開始まで日数はありますから……明日適当なタイミングで来て頂いた方が良いかと。
 薬屋はそれほど人が来ることはないと思いますけど、本格的に始まる前にしておきたいので」

こうして店同士の繋がりがあれば、エリーの店や商品を買うことも相応にあるかもしれない。
持ちつ持たれつとはかくあるべきだ。

「頼りになりますね。未熟な身ですがそうならないようにしたいところですが……本当に困った悪人と契約を交わしてしまったら頼らせていただきます」」
(94) 2024/01/28(Sun) 19:48:27

【人】 薄荷 アンジュ

>>92 >>93 ロキ
「……? はい」

首を傾げていると、あなたの身体がすぐ傍にあった。
小さな足が瞬間的に後ずさろうとして……囁かれた声に停止する。

「……うわさ、ですか」

どこか引っかかりを覚えて肩を窄めた。
困惑を浮かばせてあなたの眼を見ていた。
(96) 2024/01/28(Sun) 19:55:37

【人】 薄荷 アンジュ

>>99 エリー
「分かりました。でしたら……商業通りにカフェがあるので、そちらでも良いでしょうか。場所はここから――」

そう続けてカフェの場所をあなたに伝えた。

「信用も資金も足りていない若輩ではありますが……そう言って頂けるのは嬉しいです。私は良い先輩に恵まれました。
 期待して貰えるくらいには、頑張りたいです」
(101) 2024/01/28(Sun) 21:54:02

【人】 薄荷 アンジュ

>>102 エリー
「ありがとうございます。あ、朝から待っていただかなくても大丈夫ですけど……ああでも、露天への案内やお薬の事を考えたら早い方がいいので、朝の方が合理的かも。うん……それでお願いできれば」

冗談だろうとは思ってもそう真面目に返してしまう。大人相手というのもあるけど、礼節あってこそ商人たるものだから。
そこへ真面目な考えに接続してしまうのもユーモアがない、と自認している。

「は、はい。なにとぞ、よしなに!」
(103) 2024/01/29(Mon) 1:28:59