人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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視点:


【人】 かれがれ ユメカワ


職員室の横、来客用の玄関。

普段は使う事が無いし、せっかくだから。
そんな理由でそこを通って校庭へ向かう。

その途中、ふと廊下に設えられた大きな鏡が目に入って。
夜の学校、鏡、いかにもな組み合わせだな。
ほんのすこし足を止め、そんな事を一人思った後。
鏡から視線を外し、その前を通り過ぎていった。

通り過ぎていった。その後も、
鏡の中の夢川は、暫し立ち止まったままそこにいた。
(3) 2022/07/07(Thu) 0:54:01

【人】 かれがれ ユメカワ


ざりざりと、校庭の砂を靴底が踏む。

足音は今はひとつきり。
夢川深雪という人間はきっと自他共に認める寂しがり屋で、
普段から、基本的に他者の存在する場に居る事が大半だけど。
今は誰かと居ても物寂しいばかり、一人とそう変わらない。

だから構わないのだと自分に言い聞かせて。
未だ姿を見掛けない友人は、
単に何か忘れ物でも取りに戻ったのではないか、と。
そんな些細な疑問を解消すべく、一人校庭へ向かう事にした。
(4) 2022/07/07(Thu) 0:55:03

【人】 かれがれ ユメカワ


そうして、校庭に停められた自転車の前まで来たけれど。

……はて、いったいどれが誰の自転車だっただろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これでは皆で捜している友人が、
今ここに居るのか居ないのかさえ定かじゃない。

「…………あれ、」

そもそも、なんで探してるんだっけ。

そういえば。皆でここに遊びに来て随分経った気がするのに
今日の月は、まだ随分高い所にある気がするような。


────ざあ、

湿気を帯びた風が一つ吹いて、空を見上げた。
答えの無い疑問は、ひと気の無い校庭に転げていくばかり。
(5) 2022/07/07(Thu) 0:58:01
ユメカワは、校庭から見上げる視線の先、校舎の屋根の上。
(a9) 2022/07/07(Thu) 12:11:12

ユメカワは、小さな影が動いた、ような気がした。見間違えかもね。
(a10) 2022/07/07(Thu) 12:11:28

【人】 かれがれ ユメカワ


自転車が停められた校庭の一角を後にして。
今度は生徒用の昇降口から、
再び校舎の中へと戻ろうとした、その時だった。

「────、」

そう遠くない場所から。がらんとした校舎に響く音。
聞き慣れた声の、聞き慣れない叫び。大きな物音。
不意に誰かに脅かされたとか、何かにびっくりしただとか、
そういった、日常の中で聞くものとは明確に異なる音。

暫しの逡巡の後。
誰かが玄関口に立て掛けた金属の棒を片手に、
少し早足に、音のした方向へと向かった。

全て杞憂であればそれでいい。
それでも。軽率に廃墟に立ち入ってはいけないとされる本当の理由が、
その実幽霊などではなく、生きた人間なのだと、知っているから。
(36) 2022/07/08(Fri) 1:41:41
ユメカワは、「──どうしたの」。
(a34) 2022/07/08(Fri) 1:42:18

ユメカワは、廊下に見える人影に、少し離れた所から声を掛ける。
(a35) 2022/07/08(Fri) 1:42:33

ユメカワは、疎らに鳴り続ける通知音を聴いて。
(a39) 2022/07/08(Fri) 2:14:44

ユメカワは、それから、顔を出した少女の様子と、その場に漂う雰囲気に。
(a40) 2022/07/08(Fri) 2:14:52

ユメカワは、楽しい時間は、終わってしまったのだとわかった。
(a41) 2022/07/08(Fri) 2:15:01

ユメカワは、流れていくメッセージをぼんやりと眺めている。
(a45) 2022/07/08(Fri) 12:13:54

ユメカワは、頬の辺りを何度か擦った。
(a46) 2022/07/08(Fri) 12:15:17

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】

こういう時、どうするのが正解なんだろうな。

なんてぼんやり思うけど、結局は麻弓の言う事が正しくて。
子どもにできる事なんてたかが知れているから。
事態を把握さえしていれば、現場を見に行く必要は無い。

交番でも何でも、この事を大人に伝えに行くのも
一度皆で合流してから、その後の方が良いはずで。

「…………」

だから教室前の廊下で周りの動きを待っている。
付かない既読の数が増えた事に、どこか不安を覚えながら。

教室の中を覗き込もうとはせず、物音だけで様子を窺って。
何か頼み事であったり、手を引いたり、必要があるようであれば
できるかぎり手を貸すけれど、そうでなければ。
明かりを持って、皆で一度、空き教室へ戻る道を先導するだけ。
(44) 2022/07/08(Fri) 12:17:15
ユメカワは、連絡を送って、周りを見渡した。見慣れた虎柄は──今は何処に居るだろう。
(a47) 2022/07/08(Fri) 12:45:38

ユメカワは、そんな事を思った後。ふと聞こえた声。
(a48) 2022/07/08(Fri) 12:46:35

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】 >>46 ライカ

教室の中から、足音ひとつ。
弱々しく名前を呼ばれて振り向いた先。

「……夏彦」

眉尻を下げて君を呼ぶ。
最後にまともに話したのが、あんな形になってしまって。
こうして顔を合わせても、互いにぎこちなくて。

だからどうにも、こんな状況である事にかこつけたように。
厚かましく言葉を吐いて、手を差し伸べるのは憚られたのだけど。

「一緒に戻ろう。きっと皆、待ってるから…」

それでも、今にも泣き出しそうな君を放っておけなくて。
片手に握っていた金属の棒を壁に立て掛けて、
その場から一歩、踏み出して。空いた片手を君に差し出した。

思えばいつも──君に水を向けるのは、自分の役目だった。
(47) 2022/07/08(Fri) 13:09:52

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】 >>52 ライカ

遠慮がちに手と手が触れ合って、
これまでずっと取れずに居た手を、壊れ物みたいにそっと握った。

「…………」

殆ど無意識に──以前のように手を繋ごうとする動きは。
きっと途中で固まって、実に半端な繋ぎ方になったんだろうな。

「仕方ないよ。
 冷静でいられなくたって…多分、それが普通の事だから」

「だから……少し安心したんだ、俺」

知人の死に動揺するのは、まったく普通の事だから。
努めて冷静であろうとする事だってきっと正常なのだろうけど、
不安を無理に心の内に押し込めてしまったり、或いは。
すっかり割り切ってしまえる事の方が、何だか恐ろしい。

夢川が取り乱さずに居られたのはきっと、現場を直視していないから。
白間だって、連絡から察するに幾らかの動揺はあっただろう。
栗栖や麻弓であれば──あの光景を客観視する事ができただろうか?


詮無い考えに耽っていても、仕方ない。
だから今は君の方に意識を向けて、これまでのように手を引いて。
きっと少し前を行く二人の後に、ふたり続いて行った。
(55) 2022/07/08(Fri) 22:27:23
ユメカワは、約束ひとつ。待ってるよ。
(a56) 2022/07/08(Fri) 23:28:07

ユメカワは、今でも、きっとこれからも、君の事が好きだ。
(a65) 2022/07/09(Sat) 3:51:34

ユメカワは、もしかしたら、その想いが一方的でない事さえ伝えられたなら。
(a66) 2022/07/09(Sat) 3:55:19

ユメカワは、あの日も、それで十分だったのかもしれない。
(a67) 2022/07/09(Sat) 3:56:00

ユメカワは、スタンプで返信。👍。
(a70) 2022/07/09(Sat) 18:50:41

ユメカワは、皆と居る日々が好きだった。なんでもない日々がよかった。
(a71) 2022/07/09(Sat) 21:43:14

ユメカワは、変わらずにいたかった。叶うなら、いつまでも。
(a72) 2022/07/09(Sat) 21:43:46

ユメカワは、腕の中の君に囁きかけて。
(a76) 2022/07/10(Sun) 4:55:53

ユメカワは、静かに笑っていた。
(a77) 2022/07/10(Sun) 4:55:59

ユメカワは、大好きな君と、もう一度。
(a80) 2022/07/10(Sun) 15:11:42

ユメカワは、同じ夢が見たい。
(a81) 2022/07/10(Sun) 15:11:48

ユメカワは、迷わない。ただそれだけを願って──手を伸ばした。
(a82) 2022/07/10(Sun) 15:12:17

ユメカワは、君が好きだ。
(a88) 2022/07/10(Sun) 19:58:05

ユメカワは、君とずっと一緒に居たい。それだけなのに。
(a89) 2022/07/10(Sun) 19:58:20

ユメカワは、暫しの間、廊下に一人茫然と立ち尽くしていた。
(a90) 2022/07/10(Sun) 20:00:34

ユメカワは、君の背を追えなかった。
(a91) 2022/07/10(Sun) 20:00:41

ユメカワは、───君の事が、好きなのに。
(a92) 2022/07/10(Sun) 20:00:47