【人】 クラヴィーア[見苦しいところを、と言われれば、緩く頭を振った。>>67 咎められなかったのに少し安堵しつつ。 頭を撫でられるのなら、目を閉じてそのままに。 以前は怖かったそれも、アマミさんなら この人の手ならただ心地いいだけ。 その後どうなっているかは言われない限り聞いていない。心配しない訳じゃないが……踏み込んでいいのか迷っているのが正直なところだ。 ─────だって私は、この人の…… まぁそれでも、こっちからは関わらないが万が一あの女性がこっちに絡んでくることがあるのなら。 全力でお相手するつもりではあるがな。 それはそれ。 これはこれだ。 ] (99) 2021/04/01(Thu) 9:00:00 |
【人】 クラヴィーア[アマミさんの冗談に思わず目を丸くした。>>68 そしてくすくす笑う。] あら、なら介護しないとですわね。 [冗談には冗談で。軽口を叩ける距離感がくすぐったい。 気遣いが相手を何度も助けていたとは、未だ知らず。 狐さんのお面がずれた下から覗いた素顔。>>69 ……心臓に悪い。 柔らかい表情に顔が自然と真っ赤になった。] え、あ、そ、そうか? 美味しいならよかった、 よ…… [ だから心臓に悪い!!! ろくな返答が出来てないぞ自分!! わかりやすく真っ赤になって少し俯く。 あー……なんかダメだ。本当、鼓動が速くて。 何度だってこの恋を実感してしまう。 幸せ者なんて言葉が、期待を膨らませる。] (100) 2021/04/01(Thu) 9:01:07 |
【人】 クラヴィーア……好きだよ。 私も傍にいれて、幸せ者だ。 [一度伝えてからは惜しみなく、何度も言っている。 またか、と呆れられることもあるかもしれない。 それでも好きだから、好き。 理屈も何もない。傍にいるだけで幸せなのに、そう伝えて貰えたのがどうしようもなく嬉しくて。 伝えたいままに言葉に出して伝えるんだ。] (101) 2021/04/01(Thu) 9:03:29 |
【人】 クラヴィーア[家での扱いについて教えた時の表情を見た時>>70思ったのは、 ああ、やっぱり嫌な話だったよな。 だった。楽しくない話をしたわずかな後悔。 体の痕も、その話の類だとわかっていたけれど 伝えないままの方が不誠実だと思ったから口を開いたんだ。 >>71 貰った言葉は正直、驚いた……。 そして…… 腰を抜かしてへたりこんだ。 こ、こ、この人は だから!!! 何度私の心を落とせば気が済むんだ!!! ちょっと待ってくれ、と必死に懇願しつつ へたりこんだまま、真っ赤な顔のまま、涙を拭って心を強く、強く捕まれていた。 そうして、今の保護者の親戚には何の問題はないから。とちゃんと言っておきつつ感謝をなんとか述べた。最終的にやっぱり私はアマミさんが好きだよって負け惜しみのように呟いたんだ。] (102) 2021/04/01(Thu) 9:07:54 |
【人】 クラヴィーア[うちのシーモア家は昔からお人よし、という異色の貴族だった。 その異色の貴族は人々を大事にして、交流もたくさんして。 そしてお人よしが何故か遺伝する家系。 そんな中で育った私は元から貴族としては異色の考え方や発想をしていると思う。 自覚しているが己を曲げることはなかった。 うちの家の弱点は騙されやすい。それに尽きる。 父は狡猾で残忍だった。愛する人の為ならなんでもする。 ……少しだけ、私もそこは似てる気がしてそれに気づくと嫌な気分で一杯になった。 その家族の話をするとなると、どうしても許せないとか、ドロドロした気持ちを思い出して気分が悪くなる。 だから私は父や継母、妹の事については当時の新聞を渡すことにした。 主観より人の視点で書かれた記事の方が伝わると思ったから。 継母はもう少しで刑期が終わる。妹は修道院。 そして、父はもう…… いない。 その新聞に目を通したかどうかはこっちからはわざわざ聞いたりしなかった。 体だけじゃない。私は身内が犯罪を犯していた。 経歴にも傷を持っているということ。 それに対して思うところが出来ても、私は責めたりは出来ない……。 ] (103) 2021/04/01(Thu) 9:10:44 |
【人】 クラヴィーア ― 王子様のいない灰かぶり ― [父の事はよくある話なんじゃないかって思う。 身分と地位を手に入れる為に母に取り入って、結婚して 胸糞悪いがな……。 踏みつけられ、生かさず、殺さずをされ 何度心が折れかけたことだか。 政略結婚の道具の価値の為に、女としては綺麗なままなのはせめてもの救いなのか。 物語の王子様なんて存在しない。 それを痛感した私は残りの力を振り絞って島に飛び出した。 そこで貰った物全てに私は救いあげられた。 記憶を代償に叶う願い。 自分で願わないといけなかったのに、何を思ったのか会ったばかりの人間に願ったアマミさん。 あの時貰った願いに家族との別離まで相当に救って貰ったのも事実だ。 それ以上に……ちっぽけでつまらないと思っていた自分が……『それだけで十分な理由だ』と その言葉がずっとずっと 私を支える大事なものになっていた───── ]** (104) 2021/04/01(Thu) 9:15:17 |
【人】 クラヴィーア[>>110 あの島にいた時は私は一番精神が追い詰められていた時だったもあって、人との距離をとっていたのはお互い様だったのだろう。大人げない態度に同じだけ大人げない返答を返すくらいには子どもだった。余裕もなかった。 でも大人げないな、と感じた時言い返せた事は、私の中でのこの人への遠慮が少し外れる切欠に無意識になっていたのかもしれない──── ]今、アマミさんが思っていた言葉を聞いたのなら。 「アマミさんがいい」と今の私なら即答する。 あの時助けて貰ったから今がある。一番弱って困っている時、傍にいて貰うならこの人がいいからな。 (118) 2021/04/01(Thu) 19:30:06 |
【人】 クラヴィーア ― 回想:過去を伝え ― [腰を抜かしたのには流石に驚かれた。>>111 まぁ当然だろう。だがどうしようもなかったんだ。 父親の性格を多少は伝えた事はある。じゃないと話が通じないだろうからな。 私は父に似てない。それもまた、私の救いになっている。桃色の髪も、赤い瞳も、外見は全て母譲りだ。 性格は……どっちにも似てない気がする。 昔からこうだった。そうとしか言えない。 人を利用しようとするのは、考えたこともない。 頼る事すら苦手なのに。 私は島にいた時、リンゴ園の彼女に差し伸べてもらった優しい手を受け入れることすらなかったのだから。 日をまたいで新聞を返して貰った。>>114 そして、言われた言葉に目をまんまるにした。] どこをどうしたらその結論にいきついたんだ? [私の経歴に他に思う事はないのか? 全く理解が出来なかった。] (119) 2021/04/01(Thu) 19:33:43 |
【人】 クラヴィーア ― 現在 ― ふふ、任せてくれて構わない。 やり方はこれから勉強になるがな。 [冗談のまま続けたが、勉強はいつか本当にしていいな。なんて考える位には私は真面目だった。] ……そうか。 うん、アマミさんにそう言って貰えると自信出るな。 お世辞は嫌いだもんな。 [前に私が突っかかる切欠になった言葉を冗談交じりで笑って言った。 自分の分のそれを食べてみる。うん、なんか……美味しく感じる。 食べるものというのは、一緒に食べる人次第で味が違って感じると私は思う。この人との食事はいつだって美味しい味がする。 それが、嬉しい。 感謝の言葉も、素直に嬉しく受け取っている。] (120) 2021/04/01(Thu) 19:35:36 |
【人】 クラヴィーア[お茶を飲み干して少し休む。 ……もう少し一緒にいたいな。 そんな感情がわいてきた。] 今日夕飯なにか仕込みとか準備あったりします? なければ私作っていっていいです? [許可が出るのなら、相手の仕事の邪魔にならないよう食材を買いにいったりとかしようか。 いや、一緒に買い物に行くのも悪くないんじゃないか? デートみたいじゃないか。うん、したいぞ。なんて算段を頭の中で考え出すんだ。 無論帰った方がいいと言われるのなら、それを受け入れるつもりだが。邪魔にはなりたくないしな。] (121) 2021/04/01(Thu) 19:36:49 |
【人】 クラヴィーア[あの島に行った時後悔したのは、自分に力がないことだった。 貴族が通う学校で身につけた物は、貴族社会に生きるなら必要不可欠だけれどあの時の自分を守ってくれるものじゃなかった。 だから家族の事が片付いた後に始めたのは、自分の出来ることを増やす事だった。 名ばかりの貴族になった私はどうするか考えた。 貴族としての生活を続ける方法だってあった。 でもその選択肢を私は蹴っ飛ばした。 私の幸せを願い、我慢しないよう願ってくれた人がいた。 私はそれを叶えたい。 自分が望んだ幸せに足を進めるために、無力でいない為に。身近な事から一つずつ始めた。 紅い髪を持つ人がほめてくれた字を活用して代筆業をしてみたり。 長い髪をした 少々変わった人だった 学者さんが教えてくれたお片付けの仕方を使用人にも教えて貰ったり。料理もそうだけど、そういった事を覚えるのは楽しかった。 私自身貴族社会に合わない性格をしているという事なんだろうな。 その努力を認めて貰えるたのは正直結構嬉しかった。>>69 貴族らしくない自分のまま、受け入れてもらえれるここはとても、心地がいい。]** (122) 2021/04/01(Thu) 19:38:58 |
【人】 クラヴィーア ― 回想:記憶を伝えて ― [血縁というのは切っても切れない縁だ。 家族という枠は本気になれば切ることも出来るのだろう。ただ血の繋がりだけはどうにも出来ない。 家族というのは似たりするもの。一番傍にいて影響を与え合い、血のつながりがそうさせるものもある。 貴族だけでなく、庶民だって誰だって 罪を犯した人間の血縁を疎む感情があったって仕方ない。どれだけ別の人間でも他人でない存在と同じ枠で見られたとしてそれを責める事は出来ない。 それなのに、意味がわからなかった言葉の返答は……>>142] ……うん。 そっか。アマミさんはそう思ってくれるんだな。 [変わってるなぁ。そう思っても心の奥の不安が一気に溶かされたのも事実で。 涙がこぼれるのを止めることは出来なかった。 それでも笑いかける。この涙は悲しい涙じゃないと伝わってくれるといい。] (147) 2021/04/02(Fri) 8:42:36 |
【人】 クラヴィーア ― 現在 ― そっか。私もだから同じですわね。 [>>143 貴族出身同士がそれでいいのか。 なんて思わなくもないけど、そんな変な部分が同じなのがただ嬉しくてくすくす笑う。 続いた言葉にきょとん、となった。] いいや、別に? ただ島の時の言葉をふっと思い出しただけだよ。 [ほんの冗談交じりの言葉が心配に繋がるなんて思いもよらなかった。 確かに私は嘘は苦手だけど誤魔化すのは慣れている。 別の人間同士が一緒に居続ければ隠しているだけで不満が出るのでは、と思う発想は自然なものかもしれない。] 本当に大丈夫だよ。 そっちも、何か私にあったら言って大丈夫だからな。 [……もしかして、図々しく押しかけ続けて何を今更だったりするのか? そこはほら、うん。 相手も許可を出しているし……。 ]うん。 (149) 2021/04/02(Fri) 8:45:46 |
【人】 クラヴィーア[提案が受け入れられてぱぁっ、とわかりやすく嬉しい、という感情が顔に出る。>>144 離れがたい。もっと傍に、近くにいたい。 その感情は日々募って、段々抑えがきかなくなり始めている。わかっていてもどうにも出来ない。] うん、任せてくれ。 [窓の外へ向いた目線を追いかければ、空模様はご機嫌が悪くなっていきそうな色をしていた。 ─────……これだと作ったら帰らないといけなくなるのかな。 そう思うと少し、 寂しい。 ほんの少しでも時間が削れる可能性だけでこの始末。 食器を片付けるのを手伝おうか迷ったが、あくまで自分は客人。ここはお任せするのが筋だろうとやめておく。 続いた言葉は、まさに自分が望んだことで。 なんだ? これ以心伝心でもしたのか? なんて顔が熱くなった。] 行く! そうですわね。天気がもってる内に済まさないと [ぬれないよう気遣うのはお互い様。 雨衣はあっても家だ。でも濡れて帰ったところであまり私の方は気にしないんだがな。] (150) 2021/04/02(Fri) 8:48:32 |
【人】 クラヴィーア[買い物に外に出て隣を歩く。 お面をつけ続ける奇人の隣を幸せそうに歩く私もさぞ変わった人間に見える事だろう。 それでも、そんな事は一切気にせず音楽の溢れる都市を幸せな気分で歩く。 私たちは今、どんな関係に見えるだろうか。 恋人か、それとも年齢的に夫婦なのか。 そんな事を考えていたら手が重ねられた。>>146 私には見える素顔。その顔は笑っていた。 ……なんか、この人は ずるい。 好いてほしいと頑張っている私より、相手の方がずっとずっと簡単に人の心を掴んでしまうのだから。] ちょっと濡れたくらいで風邪ひくほど弱くはないよ。 [うーん、可愛げが足りないな。 だが実際唐突にサバイバル生活してもなんとかなってたくらいだしなぁ。] (151) 2021/04/02(Fri) 8:50:38 |