人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【人】 口に金貨を ルチアーノ

街中で噂されている三日月島の温泉の話題に足を止める。
レジャーとしても観光としても人気のそこは老若男女問わず行きかう場所になっているが、自分が向かうとなれば人より少しだけ足が重かった。

「温泉には興味があるんだがなあ」

ため息を吐いていると突如聞こえてきた
ねこ!
という声に反射で跳ねて思わず足元を見る、流石に居たりはしない。
代わりに聞いたことのある声が続けて聞こえてきたので顔をあげれば、視線の先に随分明るめの二人組が目に入った。
あいつ眼鏡……かけるんだな。


「……驚いた」

ふと時計を見れば次の約束の時間が着実に迫っている。
彼らの話は気になったが立ち聞きも悪いだろうと、一度伸びをすれば欠伸をかみ殺し街中を再び歩きだした。

#街中
(35) 2023/09/12(Tue) 8:02:17

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>38 テオドロ

「おわっ、テオドロか?」 

まさか知り合いに独り言を聞かれてると思わず足を止めた。
そもそも後で連絡をしようとしていた相手だ、少しの都合など融通させるかいつもの店で会う約束を取り付けようと体を向ける。

「Ciao,その姿は久しぶりに見たが今日もいかしてるな。
 しかし悪いなあ、温泉よりも三日月島に因縁があるもんだから一人ではお断りなんだ。
 テオドロが一緒に付き合ってくれでもすれば話は別だがなあ。
 こういう時は気を張るような女相手より、お前みたいなやつと行くほうがほうが気分が晴れる」

先程までのまごつきを誤魔化すように口の端を上げて調子良く話す。
あなたが行かないのなら行かない、とわかりやすい主張。機嫌良さげに植木鉢に向き合うその姿に目を細めた。

#街中
(62) 2023/09/12(Tue) 18:12:52

【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>64 テオドロ

「文句なんて言うもんか。
 むしろそんな貴重な時間を貰えることが光栄だなあ」

表の顔は放浪息子、休みを合わせる方向にすんなり了承するし、あなたの言い分は正しいと心地よく言葉を返してみせた。
たとえ日付が遠い日になろうと、そこが温泉地でなくなったとしても、共に出掛ける為の口実が残っただけ上々である。

「酒か食事を奢るぐらいの礼は用意するさ。
 デートできる日を待っているよ園芸の君、ああそうだ」

立ち去る前に思い出したとても大事なことを伝えておこう。
自分と違って貴方は真摯で真面目な男であるから、予め。

「俺の約束より女の誘いが入ったらそっちを優先させろよお。
 前に聞いてきた贈り物を送りたい女の件でも、何でもな」

#街中
(86) 2023/09/13(Wed) 0:19:48