人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:氷解 ──

 ユグも来たんだね。
 うん、僕達だけなら心配だろうからね。
 僕がユグの立場なら、そうしてもおかしくないと思うから。

 君にもたくさん心配かけてきたからね、
 大丈夫、もし一触即発状態になったとしても、
 僕もタナトスも君は巻き込まないようにするから。


[ なんて気休めにもならない冗談を掛ける。>>4:155
 思えば、タナトスとユグが二人で居る時に
 話をするのは初めてかもしれない。
 それもそのはず。ずっと避け続けてきていたのだから。

 ユグがタナトスにぴったりくっついているのは>>4:154
 ただ単にボディーガードの意味合いだと思っている。
 危害を加えようとしたら前に出てくるような。
 のでこちらも微笑ましいと思いながら眺めていた。]
 
(81) 2022/12/23(Fri) 1:08:03

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 七年もの間避け続けてきた
 魂が苛立ちを覚える男の言葉は>>4:152
 まるで羽毛のように柔らかく感じた。]


  残念。それに僕が勧誘するとしたら
  もっと話しやすい人に言ってるよ。
  ……正直、滅びてもいいとは思ってたよ。
  七年前の僕なら、即決だっただろうね。

  今なら、箱庭に行くだけで世界はそのまま、なら
  行く選択をしていたかもしれない。

  でも、色々な人たちと話をして
  このまま箱庭に行っても、
  きっと幸せにはなれないだろう、と思ったんだ。

  そういう君は、どう考えてる?


[ 『死神』としてではなく、『君』に問う。
 僕がカルクドラであると同時に、彼はタナトスだ。
 
 
長年覆われ続けていた氷塊を徐々に崩していく。
 中身まで傷つけないよう、刺激を与えないように。
]  
 
(82) 2022/12/23(Fri) 1:08:21

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ と思えば、急に立ち上がったので
 切り上げられたか、と察し
 それも当然。むしろ長続きした方だ

 ── と、思いきや。>>4:153]


  
……ふぁ!?

  

[ 万に一つも予測出来なかった不意打ち。

 夜の空、冷えているはずなのに、どこか温かさを感じる
 指先が頬に触れると
 君は勿論───ユグも見たことのないような
 吃驚の表情、瞬間情けない声が漏れてしまう。]
 
(83) 2022/12/23(Fri) 1:08:52

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  それを云うなら、君だって……そうじゃないか。
   
  ……僕は良い人なんかじゃないからね。
  

[ 人の好さそうな笑顔に、温厚な気質。
 彼に嫌われる要素がない人物であるのは知っている。

 
 ただ前に歩めなかっただけ。
 向き合う勇気が無かっただけ。 

 向き合うことなど出来ないと思っていた。
 何て言えばいいのかわからなかった。
 
 しかし、いざ口に出してしまえば──……。
]
 
(84) 2022/12/23(Fri) 1:09:14

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  
…………う、う……。



[ 間もなく頭に手が伸びていた。
 この洋館に来てから、彼が僕の頭に
 手を乗せる時が来るとは思いもしなかった。
 不思議な感覚に変な声が漏れてしまう。

 
 恥ずかしいから止めろ、と言いたかったけれど
 これが本当のタナトスなんだ、って
 今まで知らなかった姿を見ることが、知ることが出来て。

 ──何だか。]



  ふ、ふふっ……。
  ……ありがとう。 


[ 照れ隠しの笑みが、零れた。

 七年と魂を凍結させていた氷は、静かに融け始めた。
 まだ歩み始めたばかりだけれど
 初めて彼のことを“普通の”“一人の人間として”
 見ることが出来た、記念すべき時。*]

 
(85) 2022/12/23(Fri) 1:09:32

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 僕は僕だ、と言いながらも、
 文献に残っている記録、胸に刻まれた証が
 『教皇』との繋がりを断ち切れない。

 だから、もし君が要らないと言っても
 過去のことは、いつの日か謝るつもりでいる。

 この証を背負った者のけじめとして。
 過去の、運命の精算として。
 新たな一歩を進む為に。
 それが終わった日がスタート地点リバースデイなのだろう。

 もしかしたら、菜園の手伝いをする未来があるかもしれない。
 おすそわけを貰う日が来るかもしれない。
 実現するかは別として、今までまず有り得なかった話が
 有り得るようになるのかもしれない。

 ……でも。
 
 世界が滅んでしまえば
 全てただの絵空事になってしまうけれど。

 最後に和解出来て、世界と共に心中するのも悪くは無い。*]

 
(86) 2022/12/23(Fri) 1:09:40

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 途中、ユグからの提案には>>4:157
 気遣ってくれているのだろう、と理解した上で]


  ふふ、気遣いありがとう。
  でも三つなら誰かがハズレを引いてしまうからね。
  誰が当たっても悲しいことになるから
  今回は普通のものにしようか。


[ 丁重に断ることにした。
 
僕の引きが悪いから逃げた訳ではない。
]


  そうだね。君が来た時には既に
  僕とタナトスは、お互い接触してはいけない、
  暗黙の了解があって。

  これでも、大分鎮静化した方だったんだよ。


[ ね、とタナトスの方を向き苦笑する。]
 
(87) 2022/12/23(Fri) 1:10:06

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  うん、僕も君と言葉を交わすのは好きだったよ。
  最初に来た時から、徐々に生き生きするようになって。
  本を読みたいと言ってくれて、色々知ろうとして。

  ……こうして、君にも嬉しく思って貰えるだなんて。

  ありがとう。
  君も、タナトスも優しいね。

  ずっと仲介しようとしてくれてありがとう。
  君が途中で諦めてしまったら、
  僕達は何も進展しないまま
  分かり合うこともなかっただろうから。


[ ユグはタナトスが主に世話をしているのを知っていながら
 僕自身も面倒を見ていたり、やはり弟子のような感覚で。
 
 本当に、何故もっと早く歩み寄らなかったのだろうと
 今になって思えてくる。
 きっと君も、喜んでくれているだろうから。]
 
(88) 2022/12/23(Fri) 1:10:29

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  随分遅くなってしまったね。
  時間取らせてごめん。

  改めて……ありがとう。
  君達と話せて良かったよ。


  …………おやすみ。また明日ね。


[ 明日、決断が下される日だが、最初に語った時以降、
 あえて話題も出さず、選択も聞かないことにした。
 
 水を差されたくなかったのが一番。
 気分の良いまま終わりたかったのが二番。

 何の変哲も無い日のように、二人にくすりと微笑んで
 手を振りその場を去っていった。*]    
 
(89) 2022/12/23(Fri) 1:10:40

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:恩人を思う人 ──

[ 倒れ伏したヴェルトを運び込み
 体温も呼吸も特段おかしくはないと確認し
 ほっと胸を撫で下ろした頃。

 少し経つとシンが部屋に入ってきた。
 ホールでは僕たちも必死だったので
 彼の姿は見えなかったが
 きっと、見たことのない様相だったのだろう。>>4:258

 今の表情もまた、いつもの笑顔は無いのかもしれない。]


  シンくん……。

  大丈夫だよ、きっとすぐに目を覚ますと思う。

 
( ──ああ、そうだ。
    シンくんは僕よりもずっと昔からの知り合いで。
    きっと、思うところもたくさんあるのだろうね。)



[ シンの肩にぽんと手を置き、何度か背中を優しく撫でる。
 先程僕を励ましてくれた時のお礼、とは違うけれども。]
 
(118) 2022/12/23(Fri) 19:06:39

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  僕達は一旦出るから、
  ヴェルトさんが目を覚ましたら教えてね。

  ……ふふ、久しぶりにたくさんお話が出来るんだろうね。


[ 大丈夫だよ、と彼を残しエーリクと共に部屋を出た。

 いつも明るく優しい彼が
 今にも泣きそうな表情をしていたのは、分かったから。
 僕はエーリクが隣にいたから堪えることが出来たけれど
 一人だったら、泣いていたかもしれない。

 

 僕も、エーリクにとって
 ヴェルトさんと同じような存在になれるのだろうか。>>4:245]

 
(119) 2022/12/23(Fri) 19:06:59

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 扉を閉めて廊下を歩き始めた頃
 聞き漏らしそうなほどに小さい嗚咽が耳に入った。>>4:263]



( ヴェルトさんが元気になったら
  皆で楽しく話したいね。
  今からその時が楽しみだよ。

  皆、あなたの帰りをずっと待っていたんだよ。
  僕も、あの時より少し大人に、立派になれたと思うから。

   ……その姿を、見て欲しいんだ。*)

 
(120) 2022/12/23(Fri) 19:07:19

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  好きじゃなかったのか。どうして?

  ……なるほど。
  気にしなくても、いつでも僕は君を選ぶから大丈夫だよ。
  昨日は心配してたんだよ、ずっと。


[ エーリクと二人になった廊下で語る。
 続く言葉を聞けば、嫉妬のようなものだろうか。>>29
 すぐに嬉しい、と出て来たので穏やかに微笑み返し]


  いや、何だか踏ん切りがついたように見えて。
  どうであれ、今日から世界が変わっていくだろうからね。
      

[ 話題が神とのふれあいの件になると
 逆に僕の方が苦い顔をするかもしれない。

 食事に関しては、昨日の帰りが遅くなったこと、
 目覚めも悪かったことから
 がつんと食べたい気分だった。>>30
 レストランに行くと聞けば歓迎、その足で歩き出す。]
 
(204) 2022/12/24(Sat) 3:27:30

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 街へと向かう道、幸いこの近辺は
 被害があまり出ていなかったのか大雨程度で済んだらしく、
 レストランも通常通り営業していた。
 運ばれたハンバーグ定食を堪能しながら
 昨日の出来事を、相槌を打ちながら聞く。]


  ……あの時、エーリクとシトラが一緒に居て
  一緒に泣いている姿、実は見えてたんだ。

  本当なら僕が手を差し伸べに行かなければいけないのに
  行けなくて、自分が情けなかった、と後悔してね。
  シトラがいてくれて良かったよ。
  シトラにとっても、エーリクがいてくれて良かった。
 
  優しいシトラが言いそうなことだね。 
  でも、良い結果、満足のいく結果を出せたなら良かった。 


[ 何も出来ずとも声だけでも掛けていれば>>31
 少しでも安心させられたのかもしれない、と未だ思う。
 この件については、シトラに会った時にも謝るつもりだ。]
 
(205) 2022/12/24(Sat) 3:27:47

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ チェレスタとの話を聞けば、表情や感情が
 普段より出ているような感じがして>>31>>32]

 
  ……チェレスタがそんなことを言っていたのか。
  でも、分かり合えたなら良かった。

  実は、僕も同じようなことをしてね。
  最後かもしれないから、と
  タナトスと腹を割って話をしてきたんだ。

  うん、僕も君も、もちろん皆も。
  降った雨もいつかは止むように
  生きていれば、きっと必ず良いことがあるから。
   

[ チェレスタにエーリクが綺麗だと言っていた、と
 伝えておくよと穏やかに笑う。

 彼と同様、昨日の出来事を語る姿は
 僕から見た彼の姿のように
 窓から覗く雨上がりの青空>>205の如く
 晴れやかに見えたかもしれない。>>33]
 
(206) 2022/12/24(Sat) 3:28:56

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ この先の話になると、表情に真剣さが戻り
 彼の顔をじっと見て、聞く]


  僕はそうは思わないかな。
  神がああ言った以上、暫くは僕達に干渉しないと思う。
  少なくとも、僕達の世代が生きている間には。


  僕達は人の親から生まれたただの人間なんだ。
  だから、自由に生きる権利はあると思う。

  ……いや、あるんだよ。 


[ 隔離されていた方が安全、には願望を込めた否定を。

 次の世代の証持ちがまた生まれることがあれば
 同じように苦しむ思いをすることは無くなって欲しい。

 それはこの代で証持ちとして生まれた使命であり
 解決を後回しにする者としての責務と考えているのは
 今も変わらない。>>2:137]
  
 
(207) 2022/12/24(Sat) 3:29:21

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  ……そうだね。 
  僕も小さい頃には、家族で旅行もよく行ってたから
  洋館に来てから世界の広さを実感できなくなっていた。

  世界は広いから、自分の足で回り目で見て知りたいし
  エーリクがまた役者に戻るなら、
  舞台に上がる時は必ず呼んでね。
  ……いや、絶対に行くよ。


[ 君が未来への願望、夢を語る姿は
 朝露を浴び芽吹いた植物のように瑞々しく>>36
 僕が今まで見た君の表情の中で、一番“生”を感じられた。]
 
(208) 2022/12/24(Sat) 3:29:48

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  もし、僕に手伝えることがあるなら何でもするから
  遠慮なく頼って欲しい。

  僕達は、そんな薄っぺらい関係じゃないだろう?

 
[ 君が在るべき場所で、有るべき姿で輝く時を見てみたい。
 穏やかで優しい月の光が放つ光を。

 もし君が黙って消えようとするならば
 君の光を支える影となり、
 帳となり覆い支えることが出来れば良い。

 魂に、痣に刻まれた絆は離れても消えはしないのだから。
 はいさようなら、で関係を切る心算は毛頭無い。*] 

 
(209) 2022/12/24(Sat) 3:30:09

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 休憩室 ──

[ 神が去った翌日、まず着手したのは祈祷室の模様替え。
 既に祈りを捧げることのない
 元倉庫元祈祷室は、ただの休憩室と名を変えた。
 信仰を止めた日から、宗教関係の品は
 必要が無くなった為取り払ったが、一部を除き
 資料として図書室にや展示室に寄贈した。

 とはいっても変わったのはこの程度。
 クロから貰った紫色の愛らしい羊のぬいぐるみも
 貰い物のドライフラワーも、ゼロの私物の一部もそのまま。


 神が現れ、去るまでの数日間は、文字通り驚天動地だった。

 この先、何をするべきか。

 考えたのは“証持ち”が平穏に過ごせる世界を作ること。
 後世、痣を持ち生まれる者が現れるかもしれない。
 その時に証持ちが、家族や周囲の人間が
 人間らしく暮らせる道筋を整えておきたいと願う。] 
 
(438) 2022/12/25(Sun) 20:45:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 神が去った影響か、理解し合えたからか。
 数日前までが嘘のように、
 タナトスへの苦手意識は消えてなくなった。

 エーリクを気に掛ける意識は勿論残ったまま。
 こちらは魂関係無く、何年も共に過ごしていたからだろう。]

 
(439) 2022/12/25(Sun) 20:46:10

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 茶葉類の補充を終え、帰り道に食堂近くを通りかかると
 チョコレートの甘い香りについふらりと扉を潜る。
 そこにシトラはいただろうか>>64]

  
  頑張ってるね、折角だからホットチョコレート一つ。


[ 少し前に端末で知らせがあったので、気に掛かっていたが
 元気な姿で出迎えてくれただろうか。]


  シトラ、君には謝らないといけないことがあるんだ。
  君が困って不安で泣いていた時、僕は何も出来ずにいた。
  声を掛けることも出来なかったんだ。
  
  ごめんね。声を掛けるだけでも
  少し安心させられていたかもしれないのに。


[ 彼女が落ち着いている頃合いを見て、
 数日前エーリクと共に泣いていた時のことを。
 その時に見ているだけで何も出来なかった
 不甲斐なさを詫びた。>>2:135]
 
(440) 2022/12/25(Sun) 20:46:20

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 湯気立つ熱々のホットチョコレートが届くと、
 甘さと共に温もり、日常が帰ってきた安堵を流し込む。]


  たまには甘いものも良いね、美味しい。
  また飲みに来るよ。

  この先、色々大変かもしれないけれど頑張ろうね。
  皆がいるから大丈夫。


[ 男は皆が箱庭に行かないものだと自然に思い込んでいた。
 故に、出会った者達にも、これからの話をしていたのだが。*]

 
(442) 2022/12/25(Sun) 20:48:12

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ その日だったか、それとも翌日以降だったか。
 部屋に戻ると、一通の手紙が届いていた。

 この時期に誰からだ、と疑問を抱きながら開けると>>216]


  …………。


[ 差出人はクロからの、
別れの手紙。

 休憩室の紫の羊に目を遣り、彼の姿を思う。
 自室には彼が来て一年目の誕生日に貰った
 黒い羊のぬいぐるみが
 翌年にも希望を聞いてくれるものだから、
 色違いの紫が欲しいと頼み、一つずつ置かせて貰っていた。

 この部屋で昼寝をしていた姿、珍しいお菓子があるから
 どうぞ、と渡した時、彼は喜んで食べてくれたかな。]
 
(452) 2022/12/25(Sun) 21:28:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 

  ……君なら、本当に神様とも
  友達になれるかもしれないね。
  きっと神様、本心では寂しがっているだろうから。
  

  ……僕が分かり合えなかった分まで
  神様と楽しく過ごしてほしい。よろしく頼むよ。


[ 神に神経を逆撫ですることを言ってしまったが
 きっと神も寂しかったのだろう。

 僕達を愛しているという言葉にも
 嘘は無かったのだろう。
 それを否定され、子供のように拗ねた姿を見て
 当時の僕は頭に血が上っていたのもあったが
 結果、悪態が最後の別れの言葉となってしまった。]

 
(453) 2022/12/25(Sun) 21:28:13

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 今は未だ実感が沸かないけど
 きっと数日、数週間、数か月と日が経つに連れ
 現実を感じていくのだろう。

 尤も、この洋館から出る者も居るかもしれない。
 僕自身、数か月後のことなど未だ分からない。

 それでも────……。]


  困ったな、君がいないと
  洋館が随分と寂しくなってしまうだろうね。

  
  そして……今も存在するはずの神よ。
  
  僕達の大事な仲間をよろしく頼みますよ。 
  僕達は、君達の分までこの地上で生きるから。
 
  ……と、よろしければお伝え下さい。


[ やがて、箱庭に行く者が他にもいることを
 知ることになるだろう>>225

 ──真っ直ぐで真面目で、見てて心地良い『正義』。
 彼もまた、信念の為に箱庭へと向かったのだろうか。]
 
(454) 2022/12/25(Sun) 21:28:29

【人】 X『教皇』 カルクドラ


[ 既に届かない声。
 それでも神が居るのなら
 もしかしたら聞こえているのかもしれない。
 様子を見に来ているかもしれない。

 信仰心を捨てた傍から愚痴と願い事。
 神に対する最後の祈りにしては、酷いものである。

 それでも、彼らをお願いします、との思いは
 心からの願いであることは、間違いない。*]
 
 
(455) 2022/12/25(Sun) 21:29:23

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 懐かしい客が訪れたのは>>396
 部屋の改装も順調に過ぎた頃だったか。]


  やあゼロ久しぶり。
  ちょっと整理中だから汚れてるけど
  物を避けて好きな場所に座ってくれるといいよ。


[ 他の人に対しての対応より、
 明らかに扱いが雑に見えるかもしれない。
 しかし表情は穏やかで、嬉しさが滲み出ていただろう。
 これも気を許した者──悪友への対応。]


  そうなんだ……君が居なくなると寂しくなるね。
  普段には行かない場所に遊びに行くの、楽しかったよ。
 
  ふふ、外の世界では悪いこともイカサマも出来ないから
  気を付けるんだよ。

  ……まあ、大丈夫だろうけどね。


[ ベルと共に行く話は聞くことが出来ただろう。
 彼女と行くならば、悪いことはしないのは分かりつつも
 過去、共に賭場へ行った時のことを思い出し、
 癖になっているかもだから気を付けて、と笑う。>>389]
 
(498) 2022/12/25(Sun) 22:37:08

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  もしスティド教会行くことがあれば……。
  司教にこれを渡してくれるかな。

  勿論、無理に行けとは言わないし
  ……もしかしたら、例の崩壊時に
  何かあったかもしれないから。


[ 南、更には実家の教会の話になれば
 白い封筒に入った手紙を渡す。
 もし渡せなければ破棄してくれても良いから、と言付けて。

 他にも、南地域の観光名所や土産等も教えておいた。
 田舎だから交通が不便やら、様々なアドバイスを添えて]
 
(500) 2022/12/25(Sun) 22:37:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  
  これは……。 うん、ありがとう。
  役立つ時が来るかもしれないね。


[ 餞別のカードを受け取れば、まじまじと眺めて受け取った。
 ──彼が去っていくならば、
 馴染みの店にも挨拶に行かなければ、と脳裏に浮かぶ。]


  じゃ、気を付けてね。
  君達の人生に、幸多きことを──。


[ そして悪友の旅立ちを見送った。
 部屋には変わらず、置きっぱなしの彼の私物が
 幾つか残ったまま。

 今更だから中身を開けてみるか。
 面白いものもあるかもしれないし
 大事なものが残ってて、
 慌てて取りに戻ってくるかもしれないからね。*]
 
(503) 2022/12/25(Sun) 22:38:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:街のレストラン ───

[ 母親を取られた長兄、と聞くと笑う。>>433
 父親じゃないのか、と。
 でも母親という表現も分からなくもない。

 僕にとっては、エーリクはずっと守るべき対象であり
 実際、彼が泣きながら部屋の扉を叩くことが減れば
 ほんの少し寂しさを感じたのも事実だったから。

 
──本当に母親じゃないか、


 彼はまだ若く、人生も長いのだから
 巣立ちは喜ぶべきなのに。]


  なるほど。結果的には良かったということかな。
  でも、僕としては力になれず何も出来ず
  申し訳なかった、って思ったのも事実なんだ。

  ……そうだね。世界は広いから。
  色々な場所を見て回るだけでも面白いだろうし
  これから、僕達が自由に出回れる日も、きっと来るよ。


[ 洋館から自由に出て、普通の人として過ごせるように。
 答えを出せたかと呟いた君の疑問には、肯定で答えよう。
 
 「だからこそ今の君が居るんだよ」と。]  
 
(518) 2022/12/25(Sun) 23:30:49